メルセデス・ベンツ GLA中古車完全ガイド|選び方・輸入車の注意点まとめ

Mercedes-Benz GLA

メルセデス・ベンツ GLAは、Aクラスをベースにした高級SUVです。日本の中古車市場では、初代(X156型、日本発売2014年5月)と2代目(H247型、日本発売2020年6月)が中心で、2026年7月には3代目もワールドプレミアされました。輸入車のため、正規販売店の整備記録や保証、並行輸入車かどうか、年式ごとの装備の違いなど、国産車とは少し違う確認ポイントがあります。この記事では、世代ごとの違い、選び方、輸入車として確認したい注意点を、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに整理しました。

📋 この記事の要点

✔ 初代(X156型)は2014年5月29日に日本で発表・販売開始。Aクラス(W176)をベースに、日本仕様で全長140mm・全幅25mm・全高70mmを拡大した専用設計と記載

✔ 2代目(H247型)は2020年6月25日に日本でフルモデルチェンジ。発売当初は2.0Lディーゼルターボ+4MATICの「GLA 200 d 4MATIC」のみで、2021年4月に前輪駆動の「GLA 180」が追加された

✔ 2代目は2021年9月の仕様変更でテレビ機能がオプションから切り離され、12V電源ソケット(ラゲッジルーム)やワイヤレスチャージングなどの標準設定が停止。2023年9月26日にはマイナーチェンジ。年式で装備が異なる

✔ 3代目は2026年7月29日にワールドプレミア(BEVが先に発売され、内燃機関=ハイブリッドは後から)。日本での発売時期・仕様は、情報源に記載がなく要確認

✔ 輸入車は、正規販売店での整備記録・保証の内容・並行輸入車かどうかを、購入前に書面で確認しておくと安心

1. 世代の早見表

📊 GLAの世代別早見表

世代・型式 日本での販売時期 エンジン・グレード(日本仕様) 主な特徴
初代 X156型 2014年5月29日〜(世代としては2013年〜2020年と記載) 1.6L直4 Blue DIRECTターボ「GLA 180」、2.0L直4 Blue DIRECTターボ+4MATIC「GLA 250 4MATIC」、AMG 2.0L直4直噴ターボ「GLA 45 AMG 4MATIC」(最高出力360PS・最大トルク450Nm)。2017年4月に「GLA 220 4MATIC」を追加(9月以降販売開始予定と記載) Aクラス(W176)ベースの専用設計。発売時は各グレードに、ローダウン仕様の「Sports」と、オフロードコンフォートサスペンション・ルーフレール等を備える「Off-Road」を用意。2017年4月19日のマイナーチェンジで「パンチドグリル」を採用し、フットトランクオープナーを標準装備
2代目 H247型 2020年6月25日〜 M282型ターボ「GLA 180」(前輪駆動・7速DCT)、2.0L直4ディーゼルターボ OM654q型(150PS)+4MATIC「GLA 200 d 4MATIC」、AMG「GLA 35 4MATIC」(2.0L M260型)・「GLA 45 S 4MATIC+」(2.0L M139型・421PS・500N・m) 10.25インチのメーターパネルとメディアディスプレイ(タッチパネル式)をつなぎ合わせたワイドスクリーンコックピットを全グレードに装備。新世代インフォテインメント「MBUX」搭載。発売時からレーダーセーフティパッケージを標準装備と記載。先代と比べ、全長は短く、全幅・全高・ホイールベースは拡大と記載
3代目 H244(BEV)/H248(ICE) 日本での発売は情報源に記載なし(2026年7月29日にワールドプレミア) BEV(H244)が先に発売され、その後に内燃機関(ハイブリッド)モデル(H248)が販売されると記載 先代(2代目)およびEQAの後継という位置づけ。新採用の「アイコニックグリル」、左右一体式テールランプ。生産はドイツのラシュタット工場と記載

※表は横にスクロールできます

📊 2代目の改良の流れ(年式ごとの装備差の目安)

時期 2代目(H247型)の日本仕様の主な流れ
2020年6月25日 フルモデルチェンジ(同日から予約注文の受付開始)。当初は「GLA 200 d 4MATIC」のみ
2020年10月22日 ハイパフォーマンスモデルの「Mercedes-AMG GLA 35 4MATIC」「Mercedes-AMG GLA 45 S 4MATIC+」を追加
2021年4月5日 「GLA 180」を追加(1.4L直4ターボ M282型、7速DCT)。2代目で唯一の前輪駆動と記載
2021年9月3日 一部仕様変更(10月配車分から順次適用)。アンビエントライト、ナビゲーション機能、AMGドライビングコントロールスイッチなどが一部モデルで標準装備化。一方でテレビ機能はオプションから切り離され、オンラインストア「Mercedes me Store」での販売に移行。12V電源ソケット(ラゲッジルーム)、ワイヤレスチャージングなどの標準設定を停止
2023年9月26日 マイナーチェンジ。フロントフェイス(グリル・バンパー・ヘッドライト)とリアのデザインを刷新、ホイールを全面刷新。ステアリングにハンズオフ検知用の静電容量式センサーを採用、「アダプティブハイビームアシスト」を標準装備、Burmesterサラウンドサウンドシステムをオプション設定。特別仕様車「GLA 200 d 4MATIC Night Edition」も発表
2025年6月26日 「GLA 180 Urban Stars」「GLA 200 d 4MATIC Urban Stars」を追加。AMGラインパッケージとAMGレザーエクスクルーシブパッケージの大部分を標準装備しながら、価格上昇を抑えたモデルと記載

📌 補足

GLAは、当初「GLAクラス」と呼ばれ、2015年の車名変更で「GLA」に改称されたと記載されています。2代目のコードネーム「247」は、Bクラス(W247型)、GLB(X247型)にも共通です。なお、2代目の1.4L・M282型ターボは、日本語版Wikipediaで「1.3L」と「1.4L」の両方の表記があるため、排気量は車検証で確認してください。年月・グレードは日本語版Wikipediaの記述に基づいており、仕向け地・年式・個体で異なる場合があります。

2. 目的別の選び方

📊 目的別の選び方

重視すること 考え方の目安
初めての輸入SUVを試したい 初代・2代目ともAクラスをベースにしたSUV。2代目は先代より全長が短い一方、全幅・全高・ホイールベースは拡大と記載。実際の寸法は諸元表で確認し、自宅や職場の駐車場に合うかを確かめる
長距離・トルクを重視 2代目の「GLA 200 d 4MATIC」(2.0Lディーゼルターボ、150PS、4MATIC)が候補。軽油仕様で、走り方や使用環境によって燃料費は変わる
前輪駆動でシンプルに乗りたい 2021年4月以降の「GLA 180」。2代目で唯一の前輪駆動と記載。初代の「GLA 180」は1.6L直4 Blue DIRECTターボ
4WD(4MATIC)を選びたい 2代目は「GLA 200 d 4MATIC」など。初代は「GLA 250 4MATIC」「GLA 220 4MATIC」。4MATICの仕組みやトルク配分は世代・グレードで異なる可能性があるため、カタログで確認
走りを重視(AMG) 2代目の「GLA 35 4MATIC」「GLA 45 S 4MATIC+」、初代の「GLA 45 AMG 4MATIC」。タイヤ・ブレーキ・保険など、維持費が上がりやすい傾向(一般論)。個体の使われ方もよく確認する
新しめの装備・デザインがよい 2023年9月26日のマイナーチェンジ以降が候補。アダプティブハイビームアシストの標準装備、ハンズオフ検知用センサー付きのステアリングなどが特徴と記載
3列シート・7人乗りが必要 GLAではなく、日本仕様が7人乗りのみと記載されているGLB(当サイトのGLB記事を参照)を検討

💡 ポイント

同じ「GLA」でも、初代と2代目ではエンジン・グレード名・装備が大きく異なります。さらに2代目は、2021年9月の仕様変更や2023年9月のマイナーチェンジで装備が変わっています。広告のグレード名だけで判断せず、車検証の初度登録年月と装備一覧を、販売店に確認しましょう。

3. 弱点・注意したいポイント(輸入車として)

📊 注意したいポイント

項目 内容 購入前の確認方法
輸入車の整備・部品 メルセデス・ベンツを含む輸入車は、一般に国産車より部品代・整備工賃が高くなる傾向がある(車種・整備内容で異なる)。整備を任せる先(正規販売店、輸入車に対応できる整備工場)が近くにあるかも重要 整備記録簿(点検記録)の有無と内容、購入店のアフターサービス体制、近隣の整備拠点を確認
正規輸入車か並行輸入車か 日本仕様の正規輸入車か、並行輸入車かで、保証・リコール対応・整備の受けやすさが変わる場合がある(一般論) 車検証や販売店の説明書面で、正規輸入車かどうかを確認
年式ごとの装備差(2代目) 2021年9月の仕様変更で、テレビ機能がオプションから切り離され(Mercedes me Storeでの販売に移行)、12V電源ソケット(ラゲッジルーム)やワイヤレスチャージングなどの標準設定が停止と記載 車検証の初度登録年月と、装備一覧(ナビ・テレビ・ワイヤレス充電・電源ソケットなど)を照合。後から権利購入が必要な機能がないかも確認
ワイドディスプレイ・MBUX 2代目は10.25インチのメディアディスプレイ(タッチパネル式)とMBUXを搭載。操作の多くが画面に集約されている 試乗時に、タッチ操作・音声認識・画面表示の反応を確認
安全装備のセンサー・カメラ レーダーセーフティパッケージ(自動加減速、レーンチェンジ、ブラインドスポットの警告など)を備える。センサー・カメラ周辺の損傷や修理は、作動確認・調整が必要になる場合がある(一般論) 事故歴・修復歴、警告灯の点灯、各支援機能の作動を確認
ディーゼル車(GLA 200 d 4MATIC) クリーンディーゼルターボ搭載。排出ガス浄化装置まわりの状態は、走行条件や整備状況で異なる(一般論) 整備記録簿での点検歴、警告灯、始動時・走行時の状態を確認
初代の仕様(Sports/Off-Road) 初代には、ローダウン仕様の「Sports」と、オフロードコンフォートサスペンション・ルーフレールなどを備える「Off-Road」があった(発売時)。乗り心地や足回りの仕様が異なる可能性 グレード名と実車の仕様(サスペンション、ホイール)を照合
特別仕様車・追加グレード 2代目は「GLA 200 d 4MATIC Night Edition」(2023年9月)などの特別仕様車や、AMGラインパッケージの大部分を標準装備した「Urban Stars」(2025年6月)が設定された。標準グレードと外装色・ホイール・装備が異なる 車検証の型式・グレード名と装備一覧で、標準グレードとの違いを確認
リコール・改善対策 公表リコールの有無は、車台番号ごとに異なる。ここでは特定の内容を断定しない 車台番号で、国土交通省・メルセデス・ベンツ日本のリコール情報、正規販売店に確認

⚠️ 注意

輸入車は「新しい年式だから安心」「認定だから安心」と決めつけず、整備記録・保証の範囲・リコール対応を書面で確認してください。保証は、対象部位・期間・距離が販売店ごとに異なります。

4. 購入前チェックリストと、進め方

📝 実車を確認するときのチェックリスト

☑️ 世代(初代/2代目)・年式・グレードが希望に合っているか確認した

☑️ 正規輸入車か並行輸入車かを、書面で確認した

☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容(正規販売店の点検記録を含む)を確認した

☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した

☑️ 保証(メーカー保証の継承・販売店保証)の内容と期間を、書面で確認した

☑️ リコール・改善対策の対応状況を、車台番号で確認した

☑️ ナビ・テレビ・ワイヤレス充電など、年式で変わる装備の有無を確認した

☑️ 試乗で、ディスプレイ操作・音声認識・安全支援装置・警告灯を確認した

☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した

🧭 購入の進め方

1

世代と用途を決める

初代か2代目か、ディーゼル/ガソリン、4MATICか前輪駆動かを整理します。

2

整備を任せる先を決める

正規販売店か、輸入車に対応できる整備工場か、通いやすさと費用を含めて考えます。

3

候補を複数探し、条件をそろえて比べる

同じ世代・グレード・年式・走行距離で、車両状態と保証を比べます。

4

実車確認と試乗をする

チェックリストに沿って、装備と警告灯を確認します。

5

総額で判断する

車両価格+諸費用+次回車検・整備の費用を比べます。

5. 維持費の考え方

📊 維持費の主な項目

項目 考え方
自動車税(種別割) 排気量ごとに税額が決まる。具体額は、当サイトの税額表の記事で確認(登録時期によって扱いが異なる場合がある)。エンジンの排気量は、初代の1.6L・2.0L、2代目のM282型・2.0Lなどグレードで異なるため、車検証で確認
車検費用 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わる。輸入車は整備費用が国産車より高くなる傾向がある(一般論)。詳しくは普通車の車検費用の記事を参照
任意保険・車両保険 型式・等級・使用状況で異なる。輸入車は車両保険料が高めになることがあるため、複数社で見積もりを比較
燃料代 ガソリン車と、ディーゼル(軽油)の別、走り方で変わる
タイヤ・消耗品 2代目は、GLA 35が19インチ、GLA 45 Sが20インチのホイールを装備し、2023年9月のNight Edition・2025年6月のUrban Starsも20インチAMGアルミホイールと記載。大径タイヤは交換費用が高くなる傾向がある

6. 兄弟車・ライバルとの比較

📊 兄弟車・比較検討したい車

車種 位置づけ 詳しいガイド
メルセデス・ベンツ GLB 2代目GLAと同じコードネーム「247」で、同日に日本発表。日本仕様は7人乗りのみと記載 GLB中古車ガイド
メルセデス・ベンツ Aクラス 初代GLAは、Aクラス(W176)をベースにした車 Aクラス中古車ガイド
BMW X1 輸入SUVとして比較されることが多い。サイズ・パワートレイン・安全装備は各ガイドで比較 BMW X1中古車ガイド
アウディ Q3 輸入SUVとして比較されることが多い。サイズ・パワートレイン・安全装備は各ガイドで比較 アウディ Q3中古車ガイド

7. よくある質問

Q. GLAの初代と2代目は、どう違いますか?

A. 初代(X156型)は2014年5月29日に日本で発売され、1.6L・2.0Lのガソリンターボ(AMGは2.0Lターボ)でした。2代目(H247型)は2020年6月25日に日本で発売され、2.0Lディーゼルターボの「GLA 200 d 4MATIC」で始まり、のちにガソリンの「GLA 180」やAMGモデルが加わりました。10.25インチのワイドスクリーンコックピットとMBUXが全グレードに備わるのも、2代目の特徴です。

Q. GLAとGLB、どちらを選べばよいですか?

A. GLBは日本仕様が7人乗りのみと記載されており、3列シートが必要ならGLBが候補です。GLAは、より取り回しやすいサイズ感を求める場合の候補です。どちらも2代目は世代コード「247」が共通で、装備の考え方は近いため、乗車人数と駐車環境で選びましょう。

Q. 中古のGLAは、どの年式が安心ですか?

A. 年式だけでは判断できません。2代目は2021年9月の仕様変更や2023年9月のマイナーチェンジで装備が変わっています。装備や安全支援機能が新しいものを求めるなら2023年9月以降が候補ですが、整備記録・保証・修復歴・リコール対応の確認が、年式よりも重要です。

Q. GLAの3代目は、日本で買えますか?

A. 3代目は2026年7月29日にワールドプレミアされ、BEVが先に発売され、その後に内燃機関(ハイブリッド)モデルが販売されると記載されています。日本での発売時期や仕様は、情報源に記載がなく確認できていません。最新の情報は、メルセデス・ベンツ日本の公式サイトや正規販売店でご確認ください。

🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)

この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。

国土交通省「リコール情報検索」 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます
国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます
日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 メーカーと車台番号を入力して検索できます

輸入車は、正規ディーラーに車台番号を伝えて、リコール・サービスキャンペーンの対象か照会できます。

まとめ

メルセデス・ベンツ GLAは、初代(2014年〜)と2代目(2020年〜)で、エンジン・グレード・装備が大きく異なります。2代目は2021年9月の仕様変更と2023年9月のマイナーチェンジで装備が変わっているため、車検証の初度登録年月と装備を必ず照合しましょう。輸入車として、正規輸入車かどうか、整備記録、保証の内容、リコール対応を書面で確認し、実車確認と総額で選ぶのが失敗しないコツです。

※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。

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