Photo: LuvsMG481 / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0
マツダ MAZDA2は、日本では2019年まで「デミオ」の名前で販売されていた、マツダのコンパクトカーです。2019年7月18日の一部改良の発表にあわせて、車名がデミオからMAZDA2に変わりました(発売は2019年9月12日)。中古車市場には、デミオ時代の世代と、MAZDA2の名前になってからの車が並びます。この記事では、デミオ時代との関係・世代ごとの違い・選び方・確認したい注意点を、マツダ公式の発表(ニュースルーム・リコール等情報)と公的情報をもとに整理しました(2026年10月6日時点で確認できた範囲)。
📋 この記事の要点
✔ 日本国内向けの車名は、2019年7月18日発表の一部改良で「デミオ」から「MAZDA2」に変更(発売は2019年9月12日)。中身は同じ4代目(DJ系)の改良モデル
✔ デミオは、初代DW系(1996年)・2代目DY系(2002年)・3代目DE系(2007年)・4代目DJ系(2014年)。MAZDA2はDJ系の後期の呼び名
✔ ガソリンエンジンは、2018年8月(マツダ公式発表)に1.3Lから1.5Lへ換装。ディーゼル(1.5L)は、日本国内向けの生産が2024年9月に終わったと報じられている(マツダ公式の発表は確認できず)
✔ 2023年1月27日に大幅な商品改良(マツダ公式発表。グレード体系も変更)。国内生産は2026年8月末で終了と報じられている(マイナビニュース2026年5月12日。マツダ公式の発表は確認できず)
✔ マツダ公式のリコール等情報(2026年10月6日確認)では、4代目(DJ系)が対象のリコール13件・改善対策1件、サービスキャンペーンなどがある(第3章の一覧)。直近のリコールは2024年1月26日届出の5436(低圧燃料ポンプ)。対象かどうかは車台番号で必ず確認
📑 目次
1. デミオからMAZDA2までの世代早見表
📊 デミオ〜MAZDA2の世代別早見表
| 世代・型式 | 販売時期 | エンジン・駆動 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 初代 DW系(デミオ) | 1996年8月〜2002年8月 | 1.3L・1.5LのSOHC16バルブ。FFのみ | 2列シートの小型ステーションワゴンとして開発。1999年12月のビッグマイナーチェンジで、エアバッグ・ABS・EBDが標準装備。フォード店向けに「フェスティバ・ミニワゴン」としてOEM供給 |
| 2代目 DY系(デミオ) | 2002年8月〜2007年7月 | 新開発のMZR系1.3L・1.5L(DOHC)。FF。2003年11月にe-4WDを追加 | 新プラットフォームを採用。2005年4月のマイナーチェンジで、電動パワーステアリングに変更。グレードはCasual・Cozy・SPORTの3つでスタート |
| 3代目 DE系(デミオ) | 2007年7月〜2014年9月 | 1.3L・1.5Lのガソリン。CVTと5速MT。2011年6月からSKYACTIV-G 1.3とアイドリングストップ(i-stop)搭載車 | 全長3,885〜3,895mm、全幅1,695mm(5ナンバー)。2007年度RJCカー・オブ・ザ・イヤー。2011年6月の「13-SKYACTIV」は10・15モード燃費30.0km/L |
| 4代目 DJ系(デミオ) | 2014年9月〜2019年(9月に車名がMAZDA2へ) | 1.3L SKYACTIV-G(92PS)。1.5Lディーゼル SKYACTIV-D。FF/4WD。6速AT、5速MT(1.3L)、6速MT(ディーゼル) | 全長4,060mm、全幅1,695mm、ホイールベース2,570mm。2014-15日本カー・オブ・ザ・イヤー。ディーゼルの最大トルクは、AT車250N・m、MT車220N・m |
| MAZDA2(DJ系のまま車名変更) | 2019年9月12日〜(2019年7月18日に発表) | 1.5Lガソリン(2018年8月〜)、1.5Lディーゼル。FF/4WD | GVCプラスを標準装備。マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)を全車速追従機能付に変更。2023年1月に大幅な商品改良 |
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📌 補足
日本語版Wikipediaの「MAZDA2」の項では、2002年発売のDY系を「初代」と数えるため、日本での「デミオ」の数え方(DW系が初代)とは1つずれています。この記事では、日本での「デミオ」の数え方で書いています。中古車の広告で「〇代目」と書かれているときは、型式(DE系・DJ系など)もあわせて確認しましょう。
※初代〜3代目の販売時期・仕様や、4代目の細かな出力・トルクの値は、日本語版Wikipediaの記載にもとづきます(マツダ公式では未確認)。4代目デミオの発売時期、2019年の車名変更、MAZDA2の改良などは、マツダ公式のニュースリリースで確認しています(出典は記事末尾)。
📊 主な改良の年表
| 時期 | 4代目デミオ〜MAZDA2の主な改良(マツダ公式ニュースリリースで確認できた内容) |
|---|---|
| 2016年10月 | 10月14日発表(発売は11月17日予定)。G-ベクタリング コントロール(GVC)を全機種に標準装備。アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)を新設定 |
| 2017年4月 | 4月20日発売。スマート・シティ・ブレーキ・サポート(前進時)、AT誤発進抑制制御(前進時、AT車)、ブラインド・スポット・モニタリング、リア・クロス・トラフィック・アラートを、全機種に標準装備(全機種が「サポカーS・ベーシック」に該当) |
| 2017年11月 | 11月9日発表(12月7日発売)。歩行者も検知する「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」、車線逸脱警報システム、ハイビーム・コントロール・システムを全機種に標準装備し、全機種が「サポカーS・ワイド」に該当。後退時のスマート・シティ・ブレーキ・サポートとリアパーキングセンサーも全機種に標準装備 |
| 2018年8月 | 8月30日発売。ガソリンエンジンを「SKYACTIV-G 1.3」から「SKYACTIV-G 1.5」へ換装(公式発表の価格表では、グレード名が「13」から「15」になり、WLTCモード燃費も併記) |
| 2019年7月(発売は9月) | 7月18日に予約受注を開始(発売は9月12日予定)。車名をデミオからMAZDA2に変更。GVCプラスを採用、MRCCを全車速追従機能付とし、マツダコネクトをApple CarPlay・Android Autoに対応。なお、公式発表の注記によると、「デミオ」は2019年6月末で生産を終了 |
| 2021年6月 | 6月24日発売。一部のガソリンエンジン搭載車で圧縮比を12から14に高め、WLTCモード燃費が従来のガソリンエンジンから最大6.8%向上。ワイヤレス充電(Qi)・Apple CarPlayワイヤレス接続をオプション設定 |
| 2023年1月 | 1月27日発表(発売は3月下旬予定)。大幅な商品改良。フロント・リヤバンパーやグリルのデザインを変更し、内装も見直し。機種体系を見直し、新機種「15 BD」「XD BD」、「15 SPORT」「XD SPORT+」、「15 Sunlit Citrus」を設定(同年9月の発表時点では、「15C」「XD」「15MB」も設定) |
| 2023年9月・2025年11月 | 2023年9月21日発表(発売は12月下旬予定):コネクティッドサービス対応のマツダコネクト(8.8インチ)を設定(「15 SPORT」「XD SPORT+」は標準、「15C」「XD」「15 BD」「XD BD」はメーカーオプション)し、「15 Sunlit Citrus」を廃止。2025年11月20日発表(販売開始は12月上旬予定):機種体系を変更し、「15C II」「15 BD i Selection II」「15 SPORT II」に(「15MB」「15 SPORT+」と助手席回転シート車は装備・価格とも変更なし) |
📌 補足
2024年6月3日、マツダは、型式指定申請に関する国土交通省への調査報告を公表しました。MAZDA2(1.5Lガソリンエンジン搭載の、2021年6月以降の商品改良モデル。国内向けの生産実績42,240台)は、出力試験で、点火時期補正機能の一部を停止させたエンジン制御ソフトを使っていた試験実績があったとして、5月30日から出荷を一旦停止しました。6月28日には、国土交通省が基準に適合していることを確認し、出荷停止の指示が解除されて、出荷・生産が再開されています(マツダ公式発表)。マツダは、この試験は安全性に関連せず、該当車両に引き続き安全に乗れると説明しています。対象の型式・車台番号は、5BA-DJLFS(750001以降)と5BA-DJLAS(250001以降)です。国内向けのディーゼルは、2024年9月に生産を終了したと報じられています(マイナビニュース2026年5月12日。マツダ公式の発表・正確な日付は確認できていません)。
2. エンジン別の特徴と、選び方
📊 エンジン別の目安
| エンジン | 時期 | 出力・トルクなど(マツダ公式発表と日本語版Wikipedia) | 確認したいこと |
|---|---|---|---|
| SKYACTIV-G 1.3 | 2011年6月(3代目)〜2018年8月(4代目) | 4代目のP3-VPS型は92PS(68kW)/12.3kgf・m(121N・m)(日本語版Wikipediaの記載。公式発表の本文には記載なし) | 2018年8月に1.5Lへ換装されたため、「13」がつくグレードは旧型エンジン |
| SKYACTIV-G 1.5 | 2015年10月に「15MB」(競技ベース)。一般グレードは2018年8月〜 | 現行の一般グレードは、マツダ公式の主要諸元(2025年11月時点)で81kW(110PS)/142N・m、圧縮比14.0、レギュラーガソリン。2018年8月〜2021年6月の圧縮比12のエンジンの値は、公式では未確認。「15MB」は2015年の公式発表で85kW(116PS)/148N・m、プレミアムガソリン指定(現行の主要諸元は149N・m) | 「15MB」は競技のベース車。装備が一部簡素で、6速MTのみ |
| SKYACTIV-D 1.5(ディーゼル) | 2014年9月〜(予約受注の開始は2014年9月11日)。国内向けは2024年9月に生産終了と報じられた(公式発表は未確認) | AT車の最大トルクは250N・m(2014年の公式発表)。MT車は220N・m(日本語版Wikipedia)。2014年の発表時、MT車はJC08モード燃費30km/L(公式発表) | 国内の新車では選べなくなった。整備記録・使われ方を重点的に確認 |
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📊 目的別の選び方
| 重視すること | 考え方の目安 |
|---|---|
| 予算を抑えたい | デミオ時代の3代目(DE系)・4代目前期(1.3L)は選択肢が広いが、年式が古い分、整備記録・消耗品・リコール対応を重点的に確認 |
| 安全装備を重視したい | 4代目は、2017年4月・11月に、衝突被害軽減ブレーキなどが全グレード標準になった。2017年11月以降が、装備の充実した年式の目安。年式ごとの装備は、グレード表で確認 |
| 長距離・高速道路が多い | ディーゼル(トルクの太さが特徴)を検討。ただし国内向けの生産は終了しており、使われ方・整備記録の確認が大切 |
| MAZDA2の名前の新しい年式がよい | 2019年9月以降が対象。2023年1月の大幅改良後は、外観・グレード体系が変わっている |
| 運転する楽しさを重視 | 6速MT車(ガソリン「15MB」・「15S」の一部、ディーゼルMT)は流通が限られる。「15MB」は競技向けの仕様のため、装備をよく確認 |
💡 ポイント
同じ「デミオ」でも、3代目(DE系)と4代目(DJ系)ではボディサイズ(全長は、3代目の3,885〜3,895mmに対し、4代目は4,060mmで、約165〜175mm長い)もエンジンも大きく違います。車名だけでなく、型式・年式・エンジン(排気量)で確認しましょう。
3. 弱点・注意したいポイント
📊 注意したいポイント
| 項目 | 内容 | 購入前の確認方法 |
|---|---|---|
| ディーゼル車の使われ方 | 短距離の走行が多い使い方は、ディーゼルエンジンに向かないとされる(一般的な傾向)。排出ガス浄化装置まわりの整備も大切 | 整備記録簿で、オイル交換・点検の履歴と、使用状況を確認 |
| ガソリンエンジンの換装 | 2018年8月に、1.3Lから1.5Lに換装され、グレード名も「13」から「15」に変わった | 年式・グレード名で、排気量とエンジンを確認 |
| 競技ベース車・教習車 | 「15MB」は競技のベース車で、一部のオプションが設定されない(公式発表)。法人向けの「マツダ教習車」は、リコール等情報で、「デミオ/MAZDA2」とは別の通称名(型式4BA-DJLFJ)で届出されている | 販売店に、グレードと使用歴を確認 |
| 古い年式(デミオ時代)の消耗品 | 3代目・4代目前期は、年式が進み、足回り・ゴム類・バッテリーなどの消耗が進んでいる個体が増える(一般的な傾向) | 整備記録簿で交換履歴を確認し、試乗で異音・ふらつきを確認 |
| 装備の年式・グレード差 | 2017年4月・11月に標準装備が拡大。特別仕様車ごとにも装備が異なる | 装備表・保証書で、安全装備の有無を確認 |
| 公表リコールの有無 | マツダ公式のリコール等情報に、4代目(DJ系)が対象のリコール13件・改善対策1件、サービスキャンペーンなどがある(下の一覧)。直近のリコールは、2024年1月26日届出の5436(低圧燃料ポンプ) | 車台番号で、マツダ公式・国土交通省のリコール情報検索、ディーラーに確認 |
📊 デミオ/MAZDA2(4代目・DJ系)が対象のリコール・改善対策(マツダ公式の記載より、2026年10月6日確認)
| 届出番号 | 届出日 | 内容(マツダ公式の記載を要約) | 対象台数(デミオ/MAZDA2の行の合計) |
|---|---|---|---|
| 5436 | 2024年1月26日届出(リコール開始 2024年4月12日) | ガソリン車の低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)の成形条件が不適切で、燃料により膨潤して変形し、ポンプが作動不良となって、最悪の場合、走行中にエンストするおそれ。改善措置は、低圧燃料ポンプを対策品に交換。 | 60,598台(製作期間 2017年6月19日〜2019年9月17日) |
| 5043 | 2021年11月12日届出(全車の開始は2022年5月25日) | 5436と同じ、ガソリン車の低圧燃料ポンプ(インペラの変形)による作動不良・最悪エンストのおそれ。改善措置は、低圧燃料ポンプを対策品に交換。マツダ公式ページは、台数の誤りを訂正した版。 | 17,871台(製作期間 2018年4月19日〜10月30日)。このほか「マツダ教習車」が354台 |
| 4289 | 2018年7月5日届出(開始 2018年7月6日) | i-ELOOP搭載車のDC-DCコンバータの制御プログラムが不適切で、電気回路の故障時のバイパスモードが解除され、内部のショート・充電不良・バッテリー上がり・エンスト、最悪の場合は火災に至るおそれ。ディーゼル車(型式DJ5)が対象。改善措置は、点検のうえ部品交換・プログラム書き換え。 | 3,571台(製作期間 2014年8月5日〜2017年4月24日) |
| 4172(1) | 2018年2月1日届出(開始 2018年2月2日)。台数の訂正版 | ディーゼルエンジンの保護制御が不適切で、無負荷でアクセル全開時に燃焼異常が起きても保護機能が作動せず、最悪の場合、エンジンが破損するおそれ。改善措置は、エンジン制御プログラムの修正と、エンジン・DPFの煤の清掃。 | 86,839台(製作期間 2014年8月5日〜2017年10月25日) |
| 4172(2) | 2018年2月1日届出(開始 2018年2月2日)。予見性リコール | ディーゼルエンジンで、低車速での加減速を繰り返すと煤が排気バルブ周辺に堆積し、加速不良・車体振動・警告灯の点灯、最悪の場合はエンジン停止のおそれ。改善措置は、警告灯の点灯などの際の点検入庫を促し、バルブスプリング・インジェクタの交換と煤の清掃。 | 86,958台(製作期間 2014年8月5日〜2017年10月30日) |
| 4027 | 2017年4月13日届出(開始 2017年4月14日) | 後付け用品のLED前部霧灯を取り付けた車両で、取り付けハーネスが不適切なため、右側の前照灯・車幅灯が不灯となるおそれ。配光可変型前照灯装着車が対象。改善措置は、灯火の点検とハーネスの交換。 | 97台(製作期間 2016年10月4日〜2017年2月16日)。ほかに交換用部品の用品4個 |
| 3885 | 2016年9月1日届出(開始 2016年9月2日) | ディーゼルエンジンの吸入空気量制御が不適切で、煤が排気バルブ周辺に堆積し、加速不良・車体振動、最悪の場合は走行中のエンジン停止のおそれ。改善措置は、制御プログラムの修正と煤の清掃。 | 70,059台(製作期間 2014年8月5日〜2016年8月3日) |
| 3856 | 2016年7月13日届出(開始 2016年7月14日) | エンジンの燃料パイプのコネクタボルトの締め付けが不足し、燃料漏れ、最悪の場合は火災に至るおそれ。改善措置は、燃料パイプ・パッキン・ボルトの交換。 | 3台(製作期間 2015年2月25日〜9月3日) |
| 3796 | 2016年4月7日届出(開始 2016年4月8日) | ディーゼル車の燃料フィルターのドレンプラグ取付部の平面が確保できていないため、定期点検で再締め付けするとシール性が低下し、燃料が漏れるおそれ。改善措置は、燃料フィルターまたはドレンプラグ・ガスケットの交換。 | 12,808台(製作期間 2014年12月17日〜2016年3月7日) |
| 3795 | 2016年4月7日届出(開始 2016年4月8日) | ディーゼル車のDC-DCコンバータで、部品の検査指示が不適切なため内部基板がダメージを負ったものがあり、ショート・充電不良、最悪の場合は火災に至るおそれ。改善措置は、DC-DCコンバータを良品に交換。 | 1,016台(製作期間 2014年8月5日〜2015年7月8日) |
| 3721 | 2015年12月10日届出(開始 2015年12月11日) | マニュアルトランスミッション車のクラッチリザーブホース接続部のOリングの材質が不適切で、亀裂からオイルが漏れ、最悪の場合は変速できなくなるおそれ。改善措置は、クラッチリザーブホースの交換。 | 95台(製作期間 2014年7月11日〜10月10日) |
| 3705 | 2015年11月26日届出(開始 2015年11月27日) | ディーゼル車の燃料フィルターのドレンプラグ取付部の平面が確保できず、製造時に過大なトルクで締め付けるとガスケットが変形・割れ、燃料が漏れるおそれ。暫定措置として燃料フィルターを点検し、のちに対策品へ交換。 | 48,202台(製作期間 2014年8月5日〜2015年10月16日) |
| 3704 | 2015年11月26日届出(開始 2015年11月27日) | ディーゼル車のエンジン補機ベルトの芯線の張力が不均等で強度が低下しているものがあり、ベルトが破断すると警告灯の点灯、最悪の場合はエンジンが停止して再始動できなくなるおそれ。改善措置は、補機ベルトの交換。 | 42,341台(製作期間 2014年8月5日〜2015年7月28日) |
| 改善対策 474 | 2015年5月21日届出(開始 2015年5月21日) | フロントフェンダー裏のレインレールの端部処理が不適切で、パネルエッジのバリに手が触れると切創するおそれ(改善対策)。措置は、パネルエッジ部にプロテクタを装着。 | 44,654台(製作期間 2014年7月1日〜2015年3月19日) |
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※件名・内容・対象台数・製作期間は、マツダ公式サイトの各届出ページの「対象車両」の表にもとづきます。対象台数は、通称名が「デミオ」または「デミオ/MAZDA2」の行を当サイトで合算した数で、同じ届出にはCX-3・アクセラなど他車種も含まれます(国土交通省の届出一覧に出る台数は、他車種を含む全体の数です)。型式・年式・製作期間は届出ごとに異なり、対象車の含まれる車台番号の範囲には対象とならない車両も含まれます(公式の注記)。対象かどうかは、車台番号で確認してください。4172(1)(2)は、マツダ公式ページ上は同じ届出番号の表示で、国土交通省では4172-1・4172-2の2件として届出されています。国土交通省のリコール情報検索で、型式(DJ3AS・DJ3FS・DJ5AS・DJ5FS・DJLAS・DJLFS・DJLFJ)から検索しても、同じ14件(リコール13件・改善対策1件)が確認できました。
📊 デミオ/MAZDA2(4代目・DJ系)が対象のサービスキャンペーンなど(リコールではない無料の点検・修理・保証延長)
| 区分 | 開始日 | 内容(マツダ公式の記載を要約) | 対象 |
|---|---|---|---|
| サービスキャンペーン(右側・左側のリヤシートベルト、2件) | 2025年6月6日開始 | リヤシートベルトのリトラクター(巻き取り装置)の製造工程が不適切で、異音や、巻き取る力が弱まり巻き取りにくくなるおそれ。該当する現象が出た場合、リヤシートベルトを改良品に交換。右側・左側それぞれに案内があります(左側はこちら)。 | 台数の記載なし。対象型式はDJ全型式(製作期間 2014年7月〜2020年11月の範囲) |
| サービスキャンペーン | 2020年7月10日開始 | エアコンのコンデンサチューブの防食性能が低下しているものがあり、融雪剤などで腐食して冷媒が漏れ、冷え不良となるおそれ。コンデンサの部品番号を点検し、該当すれば交換。 | 台数の記載なし(製作期間 2014年7月〜2016年11月の範囲) |
| サービスキャンペーン | 2019年9月20日開始 | ガソリン車で、電動可変バルブタイミング(S-VT)の制御プログラムが不適切なため、アクチュエータが損傷し、エンジン警告灯の点灯・出力低下・加速不良となるおそれ。制御プログラムの修正と、故障コードによってはアクチュエータの交換。 | 台数の記載なし(型式DJLFS・DJLAS、製作期間 2018年7月〜2019年6月の範囲) |
| サービスキャンペーン | 2018年2月2日開始 | ディーゼルエンジンの制御プログラムを最新化し、アクセル操作に対するトルクの応答性、ノック音の低減、駐車時のi-stopの繰り返しの抑制などを向上(商品性向上の内容)。 | 台数の記載なし(製作期間 2014年8月〜2016年10月の範囲) |
| サービスキャンペーン | 2016年11月11日開始 | ディーゼルのエンジン制御コンピュータの失火判定の閾値が不適切で、燃焼のばらつきを失火と誤判定し、エンジンチェックランプが点灯するおそれ。制御プログラムの修正。 | 台数の記載なし(製作期間 2014年8月〜2016年10月の範囲) |
| サービスキャンペーン(福祉車両) | 2016年9月23日開始 | 助手席回転シート付き車で、回転シートの取扱説明書が搭載されていなかったため、取扱説明書を搭載。 | 台数の記載なし(製作期間 2015年12月〜2016年7月の範囲) |
| サービスキャンペーン | 2016年4月8日開始 | コンビネーションメータの燃料計の制御プログラムが不適切で、燃料を満タンまで給油しても「F」を表示しない、燃料が残っていても「E」を表示するなど、残量を実際より低く表示するおそれ。制御プログラムの修正。 | 台数の記載なし(製作期間 2014年7月〜2016年3月の範囲) |
| サービスキャンペーン | 2015年5月21日開始 | マツダコネクトのナビゲーション・オーディオの制御プログラムが不適切で、通信不良や画面が消えて再起動するなどのおそれ。コネクティビティー・マスター・ユニットなどの制御プログラムの書き換え(ナビ装着車はSDカードも交換)。 | 台数の記載なし(製作期間 2014年7月〜2015年4月の範囲) |
| 保証期間の延長(オルタネータ・プーリー) | 2021年11月 | ディーゼル車のオルタネータのプーリー内部のグリースの耐熱性が不十分で、異音や、プーリーが損傷して発電できず充電警告灯が点灯するおそれ。保証期間を、新車登録から5年・10万km以内から、10年(走行距離は無制限)に延長。 | 型式DJ5FS・DJ5AS(製作期間 2014年8月〜2019年4月の範囲)。台数の記載なし |
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※この表は、マツダ公式の「リコール・サービスキャンペーン等情報」で、通称名にデミオ・MAZDA2を含む案内のうち、4代目(DJ系)が対象のものです。3代目(DE系)以前が対象の届出は含めていません。たとえば、タカタ製エアバッグ(助手席インフレータ)の届出番号3839(2016年6月30日届出)・4290(2018年6月28日届出)は、3代目(DE系)のデミオが対象で、公式ページには、リコール修理が未実施の場合は車検が通らない措置の対象になる旨の案内があります。3代目以前を検討する方は、マツダ公式の一覧で、車台番号をもとに確認してください。2026年10月6日時点で、マツダ公式のリコール一覧(直近の掲載は2026年7月9日届出のフレアワゴン等)を見た範囲では、デミオ/MAZDA2が対象の新しい届出は、2024年1月26日届出の5436が最新でしたが、すべてを網羅したとは限りません。最新の情報は、マツダ公式のリコール・サービスキャンペーン等情報で確認してください。
⚠️ 注意
リコールの対象や内容は、車台番号ごとに異なります。「対象外だから安心」「対象だから避ける」と決めず、対応済みかどうかを、記録簿や販売店で確認してください。
4. 購入前チェックリストと、進め方
📝 実車を確認するときのチェックリスト
☑️ 車名(デミオ/MAZDA2)・型式・年式・エンジンが、希望どおりか確認した
☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認した
☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した
☑️ リコール・改善対策の対応状況を確認した
☑️ ディーゼル車は、オイル交換・点検の履歴と、警告灯の点灯を確認した
☑️ 衝突被害軽減ブレーキ等の安全装備の有無と、警告灯を確認した
☑️ 試乗で、異音・振動・変速感・ハンドリングを確認した
☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した
🧭 購入の進め方
世代と予算の目安を決める
安全装備・装備の新しさ・価格のバランスを考えます。
候補を複数探し、条件をそろえて比べる
同じ世代・グレード・走行距離で、車両状態を比べます。
実車確認と試乗をする
チェックリストに沿って確認します。
総額(車両価格+諸費用+次回車検)で判断する
見積もりの内訳を、必ず確認します。
5. 維持費の考え方
📊 維持費の主な項目
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 自動車税(種別割) | 排気量・登録時期によって税額が異なる。具体額は、当サイトの税額表の記事で確認。登録から長期間が経過した車は、税額の扱いが異なる場合があるため、あわせて確認。ガソリン(1.3L・1.5L)とディーゼル(1.5L)で、区分が異なる |
| 車検費用 | 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わる。詳しくは、普通車の車検費用の記事を参照 |
| 任意保険 | 型式・等級・使用状況で異なる。複数社の見積もりで比較 |
| 燃料代・電気代 | 燃料は、ガソリン(レギュラー)と軽油で異なる(「15MB」はプレミアムガソリン指定)。燃費は、年式・グレード・使い方で変わる。現行(2025年11月時点)のマツダ公式の主要諸元では、WLTCモード燃費(国土交通省審査値)は、2WDのAT車が20.3km/L、4WDのAT車が18.1km/L。2014年の発表時、ディーゼルMT車のJC08モード燃費は30km/L(公式発表) |
6. ライバル・兄弟車との比較
📊 ライバル・兄弟車
| 車種 | 位置づけ | 詳しいガイド |
|---|---|---|
| トヨタ ヤリス | 同クラスのコンパクトカー。なお欧州向けのMazda2 Hybridは、トヨタ ヤリス ハイブリッドのOEM供給を受けたモデル(マツダ公式発表、2021年12月6日。日本での販売の記載はなし) | ヤリス中古車ガイド |
| 日産 ノート | 同クラスのコンパクトカー。e-POWERが特徴 | ノート中古車ガイド |
| ホンダ フィット | 同クラスのコンパクトカー | フィット中古車ガイド |
| スズキ スイフト | 同クラスのコンパクトカー | スイフト中古車ガイド |
| マツダ CX-3 | 同じマツダのコンパクトSUV。国内向けの生産は2026年2月末で終了(マツダ公式の工場出荷時期目処のご案内より) | CX-3中古車ガイド |
| マツダ MAZDA3 | 同じマツダの、ひと回り大きなハッチバック | MAZDA3中古車ガイド |
7. よくある質問
🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)
上の一覧は、2026年10月6日時点で、マツダ公式サイトと国土交通省のリコール情報で確認できたものです。その後に新しい届出が出ることもあります。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。
| マツダ公式(リコール・サービスキャンペーン等情報) | 届出ごとの内容・対象台数・対象車の車台番号の範囲を確認できます |
| マツダ公式(リコール等情報検索) | 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます |
| 国土交通省「リコール情報検索」 | 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます |
| 国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 | 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます |
| 日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 | メーカーと車台番号を入力して検索できます |
まとめ
MAZDA2は、日本ではデミオとして販売されてきたコンパクトカーで、4代目デミオ(DJ系)の一部改良にあわせて、2019年に車名が変わりました。中古車では、車名だけでなく、型式・年式・エンジンを確認するのが大切です。特に2018年8月のエンジン換装、2017年の安全装備の標準化、ディーゼルの生産終了、リコール・サービスキャンペーンの対策状況(車台番号で確認)は押さえておきたい点です。条件をそろえて比べ、実車確認と総額で選びましょう。
※2014年以降の日本仕様の発表・改良・車名変更・リコール等情報は、マツダ公式(ニュースルーム、リコール・サービスキャンペーン等情報、工場出荷時期目処のご案内)と国土交通省のリコール情報をもとに、初代〜3代目の仕様や一部の数値は日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに、2026年10月6日時点で整理したものです。ディーゼルの生産終了時期と国内生産の終了は報道による情報で、マツダ公式の発表は確認できていません。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。
出典(2026年10月6日確認):2014年9月11日 新型デミオの予約販売を開始 / 2015年9月24日 デミオ「15MB」 / 2016年10月14日 デミオの商品改良車 / 2017年4月20日 先進安全技術を標準装備したデミオ / 2017年11月9日 デミオの先進安全技術を拡充 / 2018年8月30日 デミオを商品改良(SKYACTIV-G 1.5) / 2019年7月18日 「MAZDA2」の予約受注を開始 / 2021年6月24日 MAZDA2を商品改良 / 2021年12月6日 MAZDA2 Hybridを欧州に導入 / 2023年1月27日 MAZDA2を大幅商品改良 / 2023年9月21日 MAZDA2・MAZDA CX-3を商品改良 / 2024年6月3日 型式指定申請に関する国土交通省への調査報告 / 2024年6月28日 国土交通省の公表について / 2025年11月20日 MAZDA2の機種体系を変更 / マツダ公式 工場出荷時期目処のご案内(2026年10月2日更新) / マツダ公式 MAZDA2 グレード・価格 / マツダ公式 リコール・サービスキャンペーン等情報 / 国土交通省 リコール情報検索 / マイナビニュース(2026年5月12日)MAZDA2の国内生産終了(報道)


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