ダイハツ タフトは、2020年に登場した、大型ガラスルーフ「スカイフィールトップ」が特徴の軽クロスオーバーSUVです。車名は、1974年から1984年まで販売された、ジープタイプの小型商用車にも使われていましたが、現行のタフトは、その名前が約36年ぶりに復活したモデルです。この記事では、現行タフトの年式ごとの違い・選び方・確認したい注意点を、公開情報をもとに整理しました。
📋 この記事の要点
✔ 現行タフト(LA900S/LA910S型)は、2020年6月10日に発売。初代(1974年〜1984年)とは別のクルマ
✔ 全車が、大型ガラスルーフ「スカイフィールトップ」(ガラスは固定式・手動シェード付)、電動パーキングブレーキ、グリップサポート制御を標準装備
✔ グレードは、発売時「X」「G」「Gターボ」の3つ。2021年5月に「Xターボ」を追加
✔ 2023年12月に出荷停止となり、2024年5月6日に生産が再開された(日本語版Wikipediaの記載)
✔ 2026年7月15日にも一部改良があり、スマートアシストの検知範囲拡大、メーターの7インチTFT化などが実施された
1. 年式ごとの早見表
📊 タフトの年式別の主な変更
| 年月 | 主な変更 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 2020年6月 | 発売。グレードはX・G・Gターボ。KF型660cc(NA/ターボ)、CVT(ターボはD-CVT)、FF/4WD。DNGAプラットフォームを採用 | 初期型。装備はグレードで異なる |
| 2021年5月 | 一部改良。「Xターボ」を追加。特別仕様車「クロム ベンチャー」を発売 | ターボ車の選択肢が拡大 |
| 2022年9月 | 一部改良。ボディカラー変更、9インチスマホ連携ディスプレイオーディオを設定。燃費基準の達成状況が向上。NA車の排出ガス性能は「平成30年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆☆)」に変更。特別仕様車「ダーククロム ベンチャー」 | NA車は、改良前後で排出ガス性能の記載が異なる |
| 2023年4月 | アイドリングストップ(eco IDLE)レス仕様を追加(2025年5月31日に生産終了) | アイドリングストップの有無を確認 |
| 2024年11月 | 一部仕様変更。安全性能を向上 | 安全機能は年式で異なる |
| 2026年7月 | 一部改良。スマートアシストの検知範囲拡大、7インチTFTメーター、新色「スパークオレンジメタリック」。特別仕様車「ラギッド ベンチャー」「アクティブモード」 | 最新の年式の内容。中古では、流通が限られる場合あり |
📌 補足
「スカイフィールトップ」は、前席の上に広がる大型ガラスルーフです。ガラス自体は開かない固定式で、開閉できるのは手動のシェードだけです。ダイハツ公式サイトでも、スーパーUV&IRカットガラスの対象として「スカイフィールトップ」が挙げられており、ガラスが開く装備としては紹介されていません(ダイハツ公式サイト タフト 快適装備)。開発責任者も、フロントガラスと同じ構造にして重量と価格を抑えたため開く仕様にはしなかった、と説明しています(Response 2020年6月11日)。中古車を見るときは、シェードの動きとルーフまわりの状態を実車で確認しましょう。
2. 選び方(目的別)
📊 目的別の選び方
| 重視すること | 考え方の目安 |
|---|---|
| 開放感を重視したい | 全車が、スカイフィールトップを標準装備。ガラスルーフ・シェードの動作と状態を、実車で確認 |
| 走りの余裕を重視したい | ターボ車(Gターボ・Xターボ)は、D-CVTを採用。NA車との違いは、試乗で確認 |
| 雪道・悪路を走る機会がある | 4WDを設定。タイヤ外径は165/65R15の大径タイヤ、最低地上高は190mm(日本語版Wikipedia)。グリップサポート制御は、FFを含む全車に標準装備 |
| 安全装備を重視したい | 発売時から、ステレオカメラ方式のスマートアシスト、電動パーキングブレーキ、全車速追従機能付ACCなどを搭載。2022年9月・2024年11月・2026年7月に安全性能・機能が更新されている。年式を確認 |
| 最新の仕様を重視したい | 2026年7月の改良では、対横断自転車・交差点右折時の対向車などの検知が追加され、対歩行者の最高速度条件が80km/hに変更された。特別仕様車も設定 |
💡 ポイント
タフトは、発売から数年のモデルです。同じ年式でも、グレード(X/G/Gターボ/Xターボ)と特別仕様車で、装備が大きく異なります。ルーフレール・シートヒーター・ADB(アダプティブドライビングビーム)などは、グレード別の装備のため、現車の仕様を確認しましょう。
3. 弱点・注意したいポイント
📊 注意したいポイント
| 項目 | 内容 | 購入前の確認方法 |
|---|---|---|
| スカイフィールトップ | 大型のガラスルーフとシェードを備えるため、シェードの動作・ルーフまわりの状態は、個体・使用状況で異なる(一般的な傾向) | シェードの開閉動作、ルーフまわりの水漏れ・汚れの跡がないかを確認 |
| CVT・D-CVT | ターボ車は、ベルトにスプリットギアを追加したD-CVTを採用。変速の感触は、個体・使い方で異なる | 試乗で、発進・加速時の異音・変速の違和感を確認 |
| 大径タイヤ | 165/65R15の大径タイヤを採用。タイヤの摩耗や、サイズ・銘柄は、購入後の交換費用に関わる | タイヤの溝・偏摩耗を確認し、交換費用は販売店で見積もり |
| 2023年12月の出荷停止 | 2023年12月20日に、ダイハツの不正問題を受け、国内外の全車種の出荷が停止された。2024年3月29日に国土交通省が停止指示を解除(コペンとともに)、5月6日に生産が再開 | 中古車では、車台番号でのリコール・改善対策の対応状況を確認 |
| リコール・改善対策 | 日本語版Wikipediaには、タフトのリコールの記載はなし | 公表リコールの有無は、車台番号で国土交通省・ディーラーに確認 |
⚠️ 注意
リコールの対象や内容は、車台番号ごとに異なります。「対象外だから安心」「対象だから避ける」と決めず、対応済みかどうかを、記録簿や販売店で確認してください。
4. 購入前チェックリストと、進め方
📝 実車を確認するときのチェックリスト
☑️ グレード(X/G/Gターボ/Xターボ)と特別仕様車の装備を確認した
☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認した
☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した
☑️ リコール・改善対策の対応状況を確認した
☑️ スカイフィールトップのシェードの動作と、ルーフまわりの状態を確認した
☑️ 電動パーキングブレーキ・オートブレーキホールドの作動を確認した
☑️ 試乗で、CVT/D-CVTの変速・異音・振動を確認した
☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した
🧭 購入の進め方
世代と予算の目安を決める
安全装備・装備の新しさ・価格のバランスを考えます。
候補を複数探し、条件をそろえて比べる
同じ世代・グレード・走行距離で、車両状態を比べます。
実車確認と試乗をする
チェックリストに沿って確認します。
総額(車両価格+諸費用+次回車検)で判断する
見積もりの内訳を、必ず確認します。
5. 維持費の考え方
📊 維持費の主な項目
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 軽自動車税 | 当サイトの税額表の記事では、自家用乗用の軽自動車は一律10,800円と整理している(登録時期によって扱いが異なる場合がある) |
| 車検費用 | 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わる。詳しくは、軽自動車の車検費用の記事を参照 |
| 任意保険 | 型式・等級・使用状況で異なる。複数社の見積もりで比較 |
| 燃料代 | 燃料タンクの容量や、走行の仕方(街乗り中心か高速中心か)、NA/ターボの違いで変わる。燃費の数値は、WLTCモードなどモード名を確認して比べる |
6. ライバル車との比較
📊 ライバル・兄弟車
| 車種 | 位置づけ | 詳しいガイド |
|---|---|---|
| スズキ ハスラー | 軽クロスオーバーSUVとして、比較検討される選択肢 | ハスラー中古車ガイド |
| スズキ ジムニー | 本格的な悪路走破性を重視する方向け | ジムニー中古車ガイド |
| ダイハツ タント ファンクロス | 同じダイハツのSUVテイスト軽自動車。スライドドア付き | タント ファンクロス中古車ガイド |
| ダイハツ ロッキー | ダイハツの小型SUV(登録車)。軽自動車からのステップアップ候補 | ロッキー中古車ガイド |
7. よくある質問
🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)
この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。
| ダイハツ公式(対象車両検索) | 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます |
| 国土交通省「リコール情報検索」 | 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます |
| 国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 | 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます |
| 日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 | メーカーと車台番号を入力して検索できます |
まとめ
タフトは、2020年6月に発売された、大型ガラスルーフ「スカイフィールトップ」が特徴の軽クロスオーバーSUVです。2021年5月にXターボ、2022年9月・2024年11月・2026年7月に改良が続いており、年式・グレードで装備が異なります。スカイフィールトップのシェードの動作とルーフまわりの状態、リコール対応の確認を含め、実車確認と総額で選びましょう。
※世代・年式・仕様は、ダイハツ公式サイトおよび日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。


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