メルセデス・ベンツ CLAシューティングブレーク中古車完全ガイド|選び方・弱点・維持費まとめ

Mercedes-Benz CLA Shooting Brake

Photo: Tokumeigakarinoaoshima / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0

メルセデス・ベンツ CLAシューティングブレークは、CLAのワゴンボディ(ステーションワゴン型)です。日本では初代(X117型、2015年6月発表)、2代目(X118型、2019年8月発表・同年12月納車開始)、3代目(X178型、2026年7月導入)があり、中古車市場の中心は初代と2代目です。3代目は日本ではハイブリッドモデルのみが導入されており、EV(BEV)ワゴンの日本での販売は確認できていません。この記事では、世代ごとの違い、選び方、輸入車として確認したい注意点を、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに整理しました。

📋 この記事の要点

✔ 初代(X117型)のシューティングブレークは、2015年6月18日に日本で発表。後席のヘッドクリアランスをクーペより42mm拡大し、ラゲッジルームは通常時495L(VDA方式)、後席バックレストを倒すと最大1,354Lと記載

✔ 2代目(X118型)は2019年3月にジュネーブモーターショーで発表され、日本では2019年8月27日に発表、シューティングブレークの納車は同年12月から。「Mercedes-AMG CLA 45 S 4MATIC+ Shooting Brake Final Edition」(30台限定)が2025年12月18日に追加された

✔ 2023年9月25日のマイナーチェンジで「CLA 180」は4ドアクーペのみとなったと記載。それ以降のシューティングブレークの構成は、車検証・カタログで確認

✔ 3代目は、日本では2026年7月9日に「CLA 180 Shooting Brake」「CLA 220 Shooting Brake」(1.5L直4+48Vハイブリッド)が販売開始。BEVのシューティングブレーク(X174)は2025年7月15日に欧州で発表されたが、日本での販売は情報源に記載なし

✔ 輸入車として、正規販売店の整備記録・保証・並行輸入車かどうかの確認が大切

1. 世代の早見表

📊 CLAシューティングブレークの世代別早見表

世代・型式 日本での販売時期 エンジン・グレード(日本仕様) 主な特徴
初代 X117型 2015年6月18日に発表(同年6月下旬から発売と記載)。世代としては2013年〜2019年と記載 「CLA180 Shooting Brake」「CLA250 Shooting Brake」「CLA180 Shooting Brake Sports」「CLA250 SPORT 4MATIC Shooting Brake」の4グレード(発売時)。2015年11月26日に「Mercedes-AMG CLA45 4MATIC Shooting Brake」を追加 ルーフラインをリアエンドまで緩やかな曲線で延ばし、後席のヘッドクリアランスがクーペより42mm拡大。ラゲッジルームは495L(VDA方式)、後席バックレストを倒すと最大1,354L。EASY-PACK自動開閉テールゲート(一部グレードを除く全車)、後席バックレストは2:1の分割可倒。2016年8月24日のマイナーチェンジで「CLA250 Shooting Brake」を廃止し、CLAと共通のグレード体系に
2代目 X118型 2019年8月27日に日本仕様を発表。シューティングブレークの納車は同年12月から 「CLA 200 d」(2.0Lディーゼルターボ OM654q型)、「CLA 250 4MATIC」(2.0Lターボ M260型)(発売時)。2020年2月に「CLA 180」(納車は5月)、「Mercedes-AMG CLA 35 4MATIC」(納車は5月)などを追加。「Mercedes-AMG CLA 45 S 4MATIC+」もラインナップ 10.25インチのワイドスクリーンコックピット、MBUXを全グレードに装備。2020年9月17日以降は、レーダーセーフティパッケージが全モデル標準装備。2023年9月25日のマイナーチェンジで、「CLA 180」は4ドアクーペのみとなったと記載
3代目 X174型(BEV)/X178型(ICE) 日本では2026年7月9日に販売開始(2026年6月30日にオンラインショールームで先行予約開始) 日本導入は、1.5L直4エンジン+48V高効率ハイブリッドの「CLA 180 Shooting Brake」「CLA 220 Shooting Brake」(全車右ハンドル)のみと記載 新開発「MMA」プラットフォーム、独自OS「MB.OS」を初採用。BEV版シューティングブレーク(X174)は2025年7月15日に発表、欧州で2025年11月25日に受注開始。内燃機関版(X178)は2026年3月20日に欧州で受注開始と記載

※表は横にスクロールできます

📊 2代目の改良の流れ(年式ごとの装備差の目安)

時期 2代目(X118型)シューティングブレークの日本仕様の主な流れ
2019年8月27日 日本仕様のフルモデルチェンジを発表(CLA・シューティングブレーク共通のグレード体系)。納車はCLAが同年10月、シューティングブレークは同年12月から
2020年2月27日 「CLA 180」と「Mercedes-AMG CLA 35 4MATIC」の追加を発表。納車はクーペが3月、シューティングブレークが5月
2020年9月17日 一部改良。「CLA 180」「CLA 200 d」「CLA 250 4MATIC」(シューティングブレークを含む)で「レーダーセーフティパッケージ」が標準装備化
2021年9月3日 一部仕様変更(10月配車分から順次適用)。ナビゲーション機能などが一部モデルで標準装備化。テレビ機能はオプションから切り離してオンラインストア「Mercedes me Store」での販売に移行、12V電源ソケット(ラゲッジルーム)やワイヤレスチャージングなどの標準設定を停止
2023年9月25日 マイナーチェンジ。外観を刷新し、ステアリングのハンズオフ検知用静電容量式センサー、アダプティブハイビームアシストの全車標準装備などを採用。「CLA 250」を廃止し、「CLA 180」は4ドアクーペのみとなった
2025年12月18日 「Mercedes-AMG CLA 45 S 4MATIC+ Shooting Brake Final Edition」を追加(シューティングブレーク30台限定。クーペ100台と合わせて合計130台)

📌 補足

メルセデス・ベンツでは、サッシュレスの4ドアハードトップを「4ドアクーペ」、ステーションワゴン型を「シューティングブレーク」と呼称していると記載されています。日本語版Wikipediaでは、3代目のうち日本で販売が始まったのはハイブリッドモデルのみで、BEV版シューティングブレーク(X174)の日本での販売時期は、情報源に記載がなく確認できていません。年月・グレードは日本語版Wikipediaの記述に基づいており、仕向け地・年式・個体で異なる場合があります。

2. 目的別の選び方

📊 目的別の選び方

重視すること 考え方の目安
荷室・後席の広さを重視 シューティングブレーク。初代の記載では、後席のヘッドクリアランスがクーペより42mm拡大、ラゲッジルームは通常時495L(VDA方式)、最大1,354L。2代目の荷室容量は、情報源に記載がないため、実車・カタログで確認
長距離・トルクを重視 2代目の「CLA 200 d」(2.0Lディーゼルターボ、日本仕様で初設定)。軽油仕様で、燃料費は走り方や使用環境で変わる
ガソリン+4WD(4MATIC) 2代目の「CLA 250 4MATIC」(2019年8月〜、2023年9月に廃止)、初代の「CLA250 SPORT 4MATIC Shooting Brake」など
前輪駆動でシンプルに 2代目の「CLA 180」(2020年2月追加、シューティングブレークの納車は同年5月)。2023年9月以降はクーペのみと記載
走りを重視(AMG) 2代目の「CLA 35 4MATIC」「CLA 45 S 4MATIC+」、初代の「Mercedes-AMG CLA45 4MATIC Shooting Brake」。「CLA 45 S 4MATIC+ Shooting Brake Final Edition」(2025年12月、30台限定)もある。維持費が上がりやすい傾向(一般論)
新しめの装備を求める 2023年9月25日のマイナーチェンジ以降。アダプティブハイビームアシストの標準装備、ハンズオフ検知用センサー付きステアリングなど。ただしシューティングブレークの構成は、車検証・カタログで確認
新型(3代目)を検討 日本では2026年7月9日から、ハイブリッドの「CLA 180 Shooting Brake」「CLA 220 Shooting Brake」が導入。中古車としての流通は、店頭・検索サイトで確認

💡 ポイント

「シューティングブレークは荷室が広い」と思い込まず、ルーフラインが緩やかな曲線のため、高さのある荷物・自転車・ベビーカーなどは、実車で積み込みを試すのが確実です。荷室の使い勝手(段差、テールゲートの開閉、後席の倒し方)を、必ず確認しましょう。

3. 弱点・注意したいポイント(輸入車として)

📊 注意したいポイント

項目 内容 購入前の確認方法
輸入車の整備・部品 メルセデス・ベンツを含む輸入車は、一般に国産車より部品代・整備工賃が高くなる傾向がある(車種・整備内容で異なる)。整備を任せる先(正規販売店、輸入車に対応できる整備工場)が近くにあるかも重要 整備記録簿(点検記録)の有無と内容、購入店のアフターサービス体制、近隣の整備拠点を確認
正規輸入車か並行輸入車か 日本仕様の正規輸入車か、並行輸入車かで、保証・リコール対応・整備の受けやすさが変わる場合がある(一般論) 車検証や販売店の説明書面で、正規輸入車かどうかを確認
テールゲート・荷室まわり 初代は、EASY-PACK自動開閉テールゲート(一部グレードを除く全車)を採用。開閉に電動部品が使われるため、作動の状態を確認したい(一般論) テールゲートの開閉(ボタン・キー)、開口角度の調整、荷室の内装・後席バックレストの倒し方を確認
年式ごとの装備差(2代目) 2021年9月の仕様変更で、テレビ機能がオプションから切り離され(Mercedes me Storeでの販売に移行)、12V電源ソケット(ラゲッジルーム)やワイヤレスチャージングなどの標準設定が停止と記載。2019年11月には、Apple CarPlay/Android Autoが当初は日本仕様で使用できず、権利購入が必要と記載 車検証の初度登録年月と、装備一覧(CarPlay・ナビ・テレビ・ワイヤレス充電・電源ソケット)を照合。権利購入が必要な機能の有無も確認
サッシュレスドア 4ドアハードトップ(サッシュレス)のため、窓枠がない構造。ドアの閉まり方・窓のシール・風切り音の状態は、個体で差が出ることがある(一般論) ドアの開閉・窓の上下・ゴムシール、風切り音、雨漏りの形跡を試乗・実車で確認
ワイドディスプレイ・MBUX 2代目は10.25インチのメディアディスプレイ(タッチパネル式)とMBUXを搭載 試乗時に、タッチ操作・音声認識・画面表示の反応を確認
ディーゼル車(CLA 200 d) クリーンディーゼルターボ搭載。排出ガス浄化装置まわりの状態は、走行条件や整備状況で異なる(一般論) 整備記録簿での点検歴、警告灯、始動時・走行時の状態を確認
リコール・改善対策 公表リコールの有無は、車台番号ごとに異なる。ここでは特定の内容を断定しない 車台番号で、国土交通省・メルセデス・ベンツ日本のリコール情報、正規販売店に確認

⚠️ 注意

BEV(電気自動車)版のシューティングブレークは、欧州では発表されていますが、日本での販売は情報源で確認できていません。「EVワゴンが日本で買える」という前提で選ばず、日本仕様のグレード・パワートレインを、販売店で確認してください。

4. 購入前チェックリストと、進め方

📝 実車を確認するときのチェックリスト

☑️ 世代(初代/2代目/3代目)・年式・グレード(180 / 200 d / 250 4MATIC / AMGなど)が希望に合っているか確認した

☑️ 正規輸入車か並行輸入車かを、書面で確認した

☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容(正規販売店の点検記録を含む)を確認した

☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した

☑️ 保証(メーカー保証の継承・販売店保証)の内容と期間を、書面で確認した

☑️ リコール・改善対策の対応状況を、車台番号で確認した

☑️ 荷室(積み込み、テールゲートの開閉、後席バックレストの倒し方)を実車で確認した

☑️ CarPlay・ナビ・テレビ・ワイヤレス充電など、年式で変わる装備の有無を確認した

☑️ 試乗で、ディスプレイ操作・音声認識・安全支援装置・警告灯を確認した

☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した

🧭 購入の進め方

1

世代と用途を決める

初代・2代目・3代目、ディーゼル/ガソリン/AMG、荷物の量と種類を整理します。

2

整備を任せる先を決める

正規販売店か、輸入車に対応できる整備工場か、通いやすさと費用を含めて考えます。

3

候補を複数探し、条件をそろえて比べる

同じ世代・グレード・年式・走行距離で、車両状態と保証を比べます。

4

実車確認と試乗をする

荷室の積み込みと、装備・警告灯を確認します。

5

総額で判断する

車両価格+諸費用+次回車検・整備の費用を比べます。

5. 維持費の考え方

📊 維持費の主な項目

項目 考え方
自動車税(種別割) 排気量ごとに税額が決まる。具体額は、当サイトの税額表の記事で確認(登録時期によって扱いが異なる場合がある)。2代目は1.3L(CLA 180)・2.0L、3代目の日本導入モデルは1.5Lと記載。車検証で確認
車検費用 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わる。輸入車は整備費用が国産車より高くなる傾向がある(一般論)。詳しくは普通車の車検費用の記事を参照
任意保険・車両保険 型式・等級・使用状況で異なる。輸入車は車両保険料が高めになることがあるため、複数社で見積もりを比較
燃料代 ガソリン車と、ディーゼル(軽油)の別、走り方で変わる
タイヤ・消耗品 ホイールのサイズ・仕様はグレードで異なる。大径タイヤは交換費用が高くなる傾向がある

6. 兄弟車・ライバルとの比較

📊 兄弟車・比較検討したい車

車種 位置づけ 詳しいガイド
メルセデス・ベンツ CLA(クーペ) CLAの4ドアクーペ。荷室の使い勝手よりスタイルを重視する場合の選択肢 CLA中古車ガイド
メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン 同じメルセデス・ベンツのステーションワゴン。サイズ・荷室は各ガイドで比較 Cクラス ステーションワゴン中古車ガイド
BMW 2シリーズ 輸入コンパクトの選択肢として比較される。実用性・サイズ・パワートレインは各ガイドで比較 BMW 2シリーズ中古車ガイド
アウディ A3 輸入コンパクトの選択肢として比較される。サイズ・パワートレイン・安全装備は各ガイドで比較 アウディ A3中古車ガイド

7. よくある質問

Q. CLAシューティングブレークと、CLA(セダン)の違いは何ですか?

A. メルセデス・ベンツでは、サッシュレスの4ドアハードトップを「4ドアクーペ」、ステーションワゴン型を「シューティングブレーク」と呼んでいます。初代の記載では、シューティングブレークは後席のヘッドクリアランスがクーペより42mm拡大し、荷室は通常時495L(VDA方式)、最大1,354Lです。2代目の荷室容量は情報源にないため、実車・カタログで確認してください。

Q. CLAシューティングブレークに、EV(電気自動車)仕様はありますか?

A. 2代目(X118型)には、日本語版WikipediaにEV仕様の記載はありません。3代目のBEV版シューティングブレーク(X174型)は、2025年7月15日に発表され、欧州で2025年11月25日に受注が始まったと記載されていますが、日本では2026年7月9日に導入されたのはハイブリッドモデルのみです。日本でのBEVの販売時期は、情報源に記載がなく確認できていません。

Q. 先代と新型、どちらを選ぶべきですか?

A. 中古車市場の中心は、初代(2015年〜)と2代目(2019年〜)です。3代目は日本では2026年7月9日に販売が始まったばかりで、中古車としての流通は、店頭・検索サイトで確認する必要があります。どの世代も、年式ごとの装備差、整備記録、保証を確認しましょう。

Q. 中古のCLAシューティングブレークで、特に確認すべき点は?

A. 整備記録簿の有無と内容、事故歴・修復歴、保証の範囲、荷室・テールゲートの状態、年式による装備差(CarPlay・ナビ・テレビ・ワイヤレス充電)が基本です。リコール対応は、車台番号で確認しましょう。

🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)

この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。

国土交通省「リコール情報検索」 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます
国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます
日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 メーカーと車台番号を入力して検索できます

輸入車は、正規ディーラーに車台番号を伝えて、リコール・サービスキャンペーンの対象か照会できます。

まとめ

メルセデス・ベンツ CLAシューティングブレークは、CLAのワゴンボディで、初代(2015年〜)と2代目(2019年〜)が中古車市場の中心です。3代目は日本では2026年7月にハイブリッドモデルが導入されましたが、EV(BEV)の日本での販売は確認できていません。年式で装備が変わる2代目は、車検証の初度登録年月と装備を照合し、荷室・テールゲートの状態、整備記録、保証、正規輸入車かどうかを確認して、実車確認と総額で選ぶのが失敗しないコツです。

※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。

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