日産 ノートは、コンパクトカーの定番として長く販売されてきたモデルで、2016年11月に「e-POWER」を設定したことでも知られます。中古車市場には初代(E11型)・2代目(E12型)・3代目(E13型)が混在し、世代によってパワートレインが大きく違います。この記事では、世代ごとの違い・選び方・確認したい注意点を、公開情報をもとに整理しました。
📋 この記事の要点
✔ 初代(E11型)は2005年1月、2代目(E12型)は2012年9月、3代目(E13型)は2020年12月に登場
✔ 2代目は2016年11月のマイナーチェンジでe-POWER搭載車を追加。ガソリン車とe-POWER車が混在する
✔ 3代目(E13型)はe-POWER専用で、ガソリン車の設定は廃止。4WD車は2021年2月に追加
✔ 上級モデル「ノート オーラ」(2021年8月〜)は、別ガイドで詳しく解説
✔ ガソリン車かe-POWER車かで、確認するポイントが変わる
📑 目次
1. 世代の早見表
📊 ノートの世代別早見表
| 世代・型式 | 販売時期 | パワートレイン | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 初代 E11型 | 2005年1月〜2012年9月 | HR15DE型 1.5L、HR16DE型 1.6L(いずれもガソリン) | 前輪駆動/四輪駆動。2008年1月にフロントデザイン変更とECOモード機能を追加。2012年12月にECOモードを全車に搭載 |
| 2代目 E12型 | 2012年9月〜2020年11月 | HR12DE型 1.2L 3気筒ガソリン(スーパーチャージャー付きの設定もあった)。2016年11月からe-POWER(EM57型モーター)を追加 | ガソリン車とe-POWER車が混在。2016年11月の4度目のマイナーチェンジでe-POWER搭載車が追加。NISMO/NISMO Sの設定もあった |
| 3代目 E13型 | 2020年12月〜現行 | e-POWER専用(発電用HR12DE型 1.2L 3気筒。フロントモーターEM47型 116PS) | ガソリン車の設定は廃止。4WD(e-POWER 4WD)は、リアにMM48型モーター(68PS)を搭載し、2021年2月に追加。2023年12月にデジタルVモーションを採用するマイナーチェンジ |
※表は横にスクロールできます
📌 補足
3代目をベースにした上級モデル「ノート オーラ」(FE13型)は2021年8月の発売です。この記事は、標準のノートを中心に解説します。オーラは、別記事の「ノート オーラ中古車ガイド」をご覧ください。
2. 世代ごとの違いと、おすすめの選び方
📊 目的別の選び方
| 重視すること | 考え方の目安 |
|---|---|
| 電動フィールを楽しみたい | 2代目後期(2016年11月〜)のe-POWER車、または3代目が候補。エンジンは発電に使われ、駆動はモーターが担う方式。加速や走行感は、試乗で確認 |
| ガソリン車で価格を抑えたい | 初代・2代目前期はガソリン車。年式が古いほど、整備記録・消耗品の状態を重点的に確認 |
| 4WDが必要 | 3代目は、2021年2月から4WD(e-POWER 4WD)を追加。降雪地域の場合は、4WDの有無とタイヤの状態を確認 |
| 安全装備を重視したい | 3代目は、2025年8月にインテリジェント エマージェンシーブレーキの検知範囲拡大と、後席リマインダーを追加。年式・グレードで装備は異なるため、装備表で確認 |
| 新しいデザイン・質感を求める | 3代目は、2023年12月にデジタルVモーションを採用。上質さを重視する場合は、ノート オーラも比較 |
💡 ポイント
同じ2代目でも、ガソリン車とe-POWER車では、部品構成もメンテナンスの考え方も異なります。まず「どちらのタイプか」を、車検証・グレード表記で確認することから始めましょう。
3. 弱点・注意したいポイント
📊 注意したいポイント
| 項目 | 内容 | 購入前の確認方法 |
|---|---|---|
| e-POWER車の駆動用バッテリー | ハイブリッド系の車は、年数・走行距離とともにバッテリーが劣化する。劣化の度合いは個体差が大きい | メーカー保証・販売店保証の有無と残り期間、交換歴、警告灯の点灯を確認 |
| ガソリン車のCVT | 変速時のショックや異音が出ることがある(個体差) | 試乗で、発進・加速・減速時の変速フィーリングを確認 |
| 電装品・電動パワーステアリング | 年式が古いほど、経年で作動不良が出ることがある | 試乗時に、ステアリングの重さ・各種スイッチ・警告灯を一通り確認 |
| リコール・改善対策 | 公表リコールの有無は、車台番号ごとに異なる(今回確認した公開情報には、ノートのリコールの記載はなかった) | 車台番号で、国土交通省のリコール情報・ディーラーに確認 |
| 整備記録 | 過去の点検・修理履歴が分からない個体は、状態の判断が難しい | 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認 |
⚠️ 注意
リコールの対象や内容は、車台番号ごとに異なります。「対象外だから安心」「対象だから避ける」と決めず、対応済みかどうかを、記録簿や販売店で確認してください。
4. 購入前チェックリストと、進め方
📝 実車を確認するときのチェックリスト
☑️ 車検証・グレード表記で、ガソリン車かe-POWER車かを確認した
☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認した
☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した
☑️ e-POWER車は、駆動用バッテリーの保証内容と残り期間を確認した
☑️ ガソリン車は、CVTの変速フィーリング(試乗)を確認した
☑️ 試乗で、異音・警告灯・ステアリングの状態を確認した
☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した
🧭 購入の進め方
世代とパワートレインの目安を決める
ガソリン車かe-POWER車か、4WDが必要かを整理します。
候補を複数探し、条件をそろえて比べる
同じ世代・グレード・走行距離で、車両状態を比べます。
実車確認と試乗をする
チェックリストに沿って確認します。
総額(車両価格+諸費用+次回車検)で判断する
見積もりの内訳を、必ず確認します。
5. 維持費の考え方
📊 維持費の主な項目
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 自動車税(種別割) | 排気量ごとに税額が決まる。具体額は、当サイトの税額表の記事で確認(登録時期によって扱いが異なる場合がある) |
| 車検費用 | 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わる。詳しくは、普通車の車検費用の記事を参照 |
| 燃料代 | e-POWER車は、走行の仕方(市街地中心か高速中心か)で燃費が変わる。数値は、グレードと測定モード(WLTC等)を確認 |
| 任意保険 | 型式・等級・使用状況で異なる。複数社の見積もりで比較 |
6. ライバル車との比較
📊 ライバル・兄弟車
| 車種 | 位置づけ | 詳しいガイド |
|---|---|---|
| 日産 ノート オーラ | 3代目ノートをベースにした上級モデル | ノート オーラ中古車ガイド |
| トヨタ ヤリス | ハイブリッドも選べる、コンパクトカーの比較対象 | ヤリス中古車ガイド |
| ホンダ フィット | ハイブリッド(e:HEV)を設定する、実用性の高いコンパクトカー | フィット中古車ガイド |
| マツダ MAZDA2 | デミオの後継。走りとデザインを重視する人に | MAZDA2中古車ガイド |
| スズキ スイフト | 軽快な走りが特徴のコンパクトカー | スイフト中古車ガイド |
7. よくある質問
🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)
この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。
| 日産公式(リコール情報) | 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます |
| 国土交通省「リコール情報検索」 | 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます |
| 国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 | 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます |
| 日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 | メーカーと車台番号を入力して検索できます |
まとめ
ノートは、世代ごとにパワートレインが大きく異なり、2代目はガソリン車とe-POWER車が混在しています。3代目はe-POWER専用です。まず「ガソリン車かe-POWER車か」を確認し、e-POWER車は駆動用バッテリーの保証、ガソリン車はCVTの状態を重点的に見ましょう。実車確認と総額で比べて選ぶのがおすすめです。
※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。


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