レクサス RZは、レクサスブランド初のEV専用車として、2022年4月に世界初公開された、クロスオーバーSUV型のバッテリー式電気自動車(BEV)です。SUBARUと共同開発したBEV専用プラットフォーム「e-TNGA」を採用しています。日本では2023年3月に発売され、四輪駆動の「RZ450e」から始まり、その後、前輪駆動の「RZ300e」や特別仕様車が加わりました。2025年12月の改良で、グレード体系が3種類に再編されています。この記事では、年式・グレードごとの違い、EVならではの確認事項、選び方、注意点を、公開情報をもとに整理しました。
📋 この記事の要点
✔ 2022年4月20日に、レクサスブランド初のEV専用車として世界初公開。日本では2023年3月30日に発表・発売(当初はRZ450eのみ)
✔ RZ450eは、四輪駆動力システム「DIRECT4」を搭載。2023年11月30日に、前輪駆動(FWD)の「RZ300e」を追加(トヨタ公式ニュースリリースでは、RZ450eより約100kg軽量化と記載)
✔ 前輪駆動(FWD)のグレードもある(RZ300e、2025年12月改良後のRZ350e)
✔ 2025年12月24日の一部改良で、グレードは「RZ350e version L」「RZ500e version L」「RZ550e F SPORT」の3つに。BEVシステムを改良し、高出力化・航続距離の伸長・充電所要時間の短縮を図ったと記載
✔ 公式のWLTCモード一充電走行距離は、2025年12月の改良後がRZ350e 733km(18インチ)・RZ500e 579km(20インチ)・RZ550e F SPORT 582km、改良前はRZ450e 494km(20インチ)・RZ300e 599km(18インチ)
✔ レクサス公式の長期バッテリー保証は10年20万km・容量70%(メーカー保証8年16万km+BEVバッテリーサポートプラス2年4万km)。中古車への継承条件は、販売店で書面確認が必要
✔ 特別仕様車「RZ600e F SPORT Performance」は2026年3月2日に発売。レクサス公式サイトでは、2026年10月7日時点で「生産台数分の受注受付は終了(一部販売店を除く)」と告知
✔ レクサス公式には、RZが対象のリコール4件・サービスキャンペーン1件が掲載(2026年10月7日時点で確認できた範囲。第3章の表)。対象かどうかは、車台番号で確認
✔ 駆動用バッテリーの保証・状態、急速充電の使用状況、自宅・行動範囲の充電環境の確認が、購入前の大前提
📑 目次
1. 年式・グレードの早見表
📊 RZの年式・グレード別早見表
| 時期 | 主なグレード | 駆動・パワートレイン | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 2023年3月30日〜 | RZ450e(最初の500台は特別仕様車「First Edition」、以降は「Version L」) | DIRECT4(四輪駆動)。前輪:後輪の駆動力配分を100:0〜0:100の間で制御 | e-TNGAを採用。スピンドルグリルがボディと一体になった「スピンドルボディ」。ステアバイワイヤは、2025年12月のRZ550e F SPORTがレクサス初採用(公式)のため、この年式には搭載されていない(下の補足を参照)。公式の航続距離は494km(WLTC・20インチ)、総電力量71.4kWh |
| 2023年11月30日〜 | RZ300e(FWD)を追加。RZ450eも一部改良 | RZ300eは、高出力モーター(最高出力150kW)をフロントに搭載した前輪駆動。電池急速昇温システムをRZ全モデルに採用 | RZ300eは、リアサスペンションメンバーがFWD専用品で、車両重量がRZ450eから約100kg軽量化。フロントモーターのインバーターにSiC素子(シリコンカーバイド)を採用し、公式の航続距離は599km(WLTC・18インチ)、総電力量は71.4kWh。電池急速昇温システムは、低外気温下での急速充電時間の短縮を図る(冷間時のバッテリー暖気性能を向上) |
| 2024年1月12日〜 | 特別仕様車「RZ450e F SPORT Performance」(100台限定・抽選発売) | RZ450eがベース | 東京オートサロン2023の「RZ SPORT CONCEPT」がベース。開発に佐々木雅弘氏、空力開発に室屋義秀氏が参加と記載 |
| 2025年12月24日〜 | RZ350e version L、RZ500e version L、RZ550e F SPORT(3グレード) | RZ350eはFWD、RZ500eとRZ550eはDIRECT4 | 全グレードでBEVシステムを改良し、高出力化・航続距離の伸長・充電所要時間の短縮を図ったと記載。RZ550e F SPORTは、レクサス初のステアバイワイヤシステムとインタラクティブマニュアルドライブを搭載。公式の航続距離(WLTC)は、RZ350e 733km(18インチ)・RZ500e 579km(20インチ)・RZ550e 582km |
| 2026年3月2日〜(受注受付終了) | 特別仕様車「RZ600e F SPORT Performance」 | RZ550e F SPORTがベース | 全高を20mmダウン、電池の出力限界などを見直し(システム最高出力313kW)。21インチのマットブラック塗装アルミホイールとブレーキ大型化など。価格は12,165,000円(ブラック&ニュートリノグレー)・12,440,000円(ブラック&HAKUGINⅡ)(税込、2025年12月24日の公式発表時)。公式の航続距離は525km(WLTC)。レクサス公式サイトでは、2026年10月7日時点で「生産台数分の受注受付は終了(一部販売店を除く)」と告知 |
※表は横にスクロールできます
📌 補足
ステアバイワイヤは、トヨタ公式の2025年12月24日付ニュースリリースで、「RZ550e F SPORT」にLEXUSとして初採用と明記されています(特別仕様車のRZ600e F SPORT Performanceも搭載)。このため、2025年12月より前のRZ450e・RZ300eには、ステアバイワイヤは搭載されていません。日本語版Wikipediaの「概要」欄には異形ハンドルの説明がありますが、公式の記載と食い違うため、この記事では公式を優先しています。年式・グレードごとの装備は、販売店・レクサス公式サイトで確認してください。
📊 公式スペックの比較(航続距離・電池・出力)
| グレード | 駆動 | 総電力量 | 一充電走行距離(WLTC) | 最高出力 | 新車価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|
| RZ300e(2023年11月〜) | FWD | 71.4kWh | 599km(18インチ) | 150kW | 8,200,000円(発売時) |
| RZ450e(2023年3月〜) | AWD | 71.4kWh | 494km(20インチ) | 前150kW+後80kW(システム最高出力は公式表に記載なし) | 8,800,000円(version L・発売時) |
| RZ350e version L(2025年12月〜) | FWD | 74.69kWh | 733km(18インチ)/648km(20インチ) | 165kW | 7,900,000円 |
| RZ500e version L(2025年12月〜) | AWD | 74.69kWh | 579km(20インチ)/629km(18インチ) | 250kW | 8,500,000円 |
| RZ550e F SPORT(2025年12月〜) | AWD | 76.96kWh | 582km(20インチ) | 300kW | 9,500,000円 |
| RZ600e F SPORT Performance(2026年3月〜・受注受付終了) | AWD | 76.96kWh | 525km(21インチ) | 313kW | 12,165,000円/12,440,000円 |
※いずれもトヨタ公式ニュースリリース・レクサス公式サイトの発売時の記載(価格は税込・リサイクル料金別)。総電力量は、車両に搭載した電池のエネルギー量(国連危険物輸送勧告の定義に基づく値)で、使える容量そのものではありません。航続距離はWLTCモードの試験値で、気象・渋滞・運転方法で大きく変わります。RZ450eの発売時の公式表記は「J-WLTCモード・20インチ装着車」です。出典:RZ450e発売(2023年3月30日)・RZ300e追加(2023年11月30日)・新型モデル(2025年12月24日)・RZ600e(2025年12月24日)・公式主要諸元表(RZ350e/500e/550e)・レクサス公式RZ
📊 型式(車検証の「型式」欄)の対応
| 型式 | 通称名 | 時期の目安 |
|---|---|---|
| ZAA-XEBM10 | RZ300e | 2023年11月〜(リコール届出書記載の製作期間:令和5年11月1日〜) |
| ZAA-XEBM15 | RZ450e | 2023年3月〜(同:令和5年2月1日〜) |
| ZAA-XEBM20 | RZ350e | 2025年12月〜(同:令和7年11月10日〜) |
| ZAA-XEBM25 | RZ500e・RZ550e(RZ600e F SPORT Performanceも同型式) | 2025年12月〜(同:令和7年10月8日〜) |
※型式は、レクサス公式のリコール情報・公式主要諸元表・次世代自動車振興センターの補助対象車両一覧に記載の表記です。製作期間は車両の製造時期で、購入・登録の時期とは異なります。出典:リコール(届出番号5711)・リコール(届出番号5833)・公式主要諸元表
2. 目的別の選び方
📊 目的別の選び方
| 重視すること | 考え方の目安 |
|---|---|
| 四輪駆動の走りを重視 | DIRECT4を搭載する、RZ450e(2023年3月〜)・RZ500e・RZ550e(2025年12月〜)。前後の駆動力配分を、100:0〜0:100の間で制御と記載 |
| 軽量・前輪駆動 | RZ300e(2023年11月〜)・RZ350e(2025年12月〜)。RZ300eは、RZ450eより車両重量が約100kg軽量(足回りも前輪駆動用に最適化。トヨタ公式ニュースリリース) |
| 低温時の急速充電を重視 | 2023年11月30日の一部改良で、電池急速昇温システムがRZ全モデルに採用された(トヨタ公式。低外気温下での急速充電時間の短縮を図る)。それ以前の個体は、年式ごとの仕様を販売店で確認 |
| 航続距離・充電時間を重視 | 2025年12月の改良後は、公式のWLTCモードでRZ350e 733km(18インチ)・RZ500e 579km・RZ550e 582km(上の表)。レクサス公式サイトでは、150kW(350A)の充電器で電池温度約25℃のとき、約10%から約80%まで約28分(社内測定の目安)と案内。改良前の個体は、RZ450e 494km・RZ300e 599km(いずれも発売時の公式値) |
| 最新技術・走りの個性を重視 | 2025年12月に新設された「RZ550e F SPORT」は、レクサス初のステアバイワイヤシステムとインタラクティブマニュアルドライブを搭載(トヨタ公式ニュースリリース)。特別仕様車「RZ600e F SPORT Performance」(2026年3月2日発売)もあるが、公式サイトでは生産台数分の受注受付が終了(一部販売店を除く) |
| 特別仕様車を選びたい | 「First Edition」(最初の500台)、「RZ450e F SPORT Performance」(100台限定)、「RZ600e F SPORT Performance」(生産台数分の受注受付は終了)など、限定台数の仕様がある。専用装備は、車ごとに確認 |
💡 ポイント
RZは、2023年3月の発売からグレード名・構成が変わっています(RZ450e → RZ300e追加 → 2025年12月に3グレードへ)。同じ「RZ」でも、年式で駆動方式・電池・充電関連の仕様が異なります。広告のグレード名だけで判断せず、車検証の初度登録年月と装備を、販売店に確認しましょう。
3. 弱点・注意したいポイント(EVならでは)
📊 注意したいポイント
| 項目 | 内容 | 購入前の確認方法 |
|---|---|---|
| 駆動用バッテリーの状態・保証 | EVの中古車では、駆動用バッテリーの劣化度合い(残存容量)と保証内容が、最も重要な確認事項。レクサス公式(LEXUS Electrified Program)では、バッテリーに不具合が発生した場合、10年20万kmまで無償修理、新車時と比べて容量が70%未満になった場合は無償交換を保証と案内(バッテリー保証期間は10年20万km・容量70%=メーカー保証8年16万km・容量70%+BEVバッテリーサポートプラス2年4万km。車両の新車保証は5年10万km)。ただし、中古車でこの保証をどの条件で引き継げるか、起算点は、公式ページでは確認できなかったため、認定中古車・販売店保証も含めて、販売店で書面確認が必要 | 保証書・保証継承の可否・保証の範囲(バッテリー、モーター、高電圧系)と残り期間を確認。可能なら、バッテリーの状態(残存容量)の診断結果を確認 |
| 急速充電の使用状況・充電環境 | 急速充電の使用頻度や、使用環境は、個体ごとに異なる。自宅・行動範囲内に充電環境があるかで、使い勝手が大きく変わる | 前オーナーの充電の使い方(可能な範囲)と、自分の生活圏の充電設備(自宅の普通充電・外出先の急速充電)を確認 |
| 年式によるBEVシステムの違い | 2023年11月に電池急速昇温システム(RZ450e)、2025年12月にBEVシステムの改良(高出力化・航続距離の伸長・充電時間の短縮)が行われている | 車検証の初度登録年月と、装備一覧・グレードを照合 |
| ステアバイワイヤ・操舵系 | ステアバイワイヤは、RZ550e F SPORT・RZ600e F SPORT Performance(2025年12月〜)に搭載(トヨタ公式ニュースリリース)。ステアバイワイヤ用ステアリングホイールは、操作感が一般的な車と異なる可能性がある | 搭載の有無・警告灯・操作感を、試乗で確認。点検・修理に対応できる店舗も確認 |
| 高電圧系・整備体制 | 高電圧系の点検・整備は、対応できる店舗が限られる可能性がある | 購入予定の販売店と、近くの整備拠点が、RZの点検・修理に対応できるかを確認 |
| 大径タイヤ・ホイール | 一部の仕様は、20〜21インチのホイールを装着(例:First Editionは20インチ、RZ600e F SPORT Performanceは21インチ)。大径タイヤは、交換時の費用が高くなる傾向がある | タイヤの残り溝・偏摩耗、ホイールのガリ傷・曲がりを確認 |
| リコール・改善対策 | 2026年10月7日時点で、レクサス公式にRZが対象のリコール4件・サービスキャンペーン1件が掲載されている(下の表)。対象は型式・車台番号・製作期間で限定される | 車台番号で、国土交通省・レクサスのリコール検索、販売店に確認 |
⚠️ 注意
充電環境が整っていない状態でRZを購入すると、毎日の使い勝手が大きく変わります。購入前に、自宅の充電設備、行動範囲の急速充電スポット、駆動用バッテリーの保証と状態を、必ず確認してください。
📊 RZが対象のリコール・サービスキャンペーン(2026年10月7日時点で確認できた範囲)
| 種別・番号 | 届出日(開始日) | 内容(公式の表記を要約) | 対象(型式・車台番号の範囲・製作期間・台数) |
|---|---|---|---|
| リコール(届出番号5497) | 2024年6月14日(令和6年6月14日届出) | パノラミックビューまたはバックガイドモニターのカメラ。溶着設備の管理が不十分で、カメラケース接合面の防水性が確保できず、雨水等が浸入して回路が腐食し、カメラ映像が映らなくなるおそれ。改善内容は、当該カメラの製造番号を点検し、該当する場合は良品と交換 | RZ450e(ZAA-XEBM15)。車台番号XEBM15-0001633〜XEBM15-0001972の範囲、製作期間 令和5年6月15日〜令和5年7月21日、対象車の台数19台(RX・NX・UX・LS・ES・LXなどとの共通届出。RZ分のみ記載) |
| リコール(届出番号5711) | 2025年9月4日(令和7年9月4日届出) | エアコンシステム。関連部品の故障時の制御プログラムの検討が不十分で、特定の故障診断コードを検出すると、ヒータを停止する過度なフェールセーフ制御を行うことがあり、デフロスタの性能が低下して前面ガラスの曇りや霜が取れにくくなるおそれ。改善内容は、エアコンアンプリファイアのフェールセーフ制御プログラムを対策仕様に修正 | RZ450e(ZAA-XEBM15):XEBM15-0001001〜XEBM15-0002874の範囲、令和5年2月1日〜令和7年6月5日、1,848台。RZ300e(ZAA-XEBM10):XEBM10-0001001〜XEBM10-0001389の範囲、令和5年11月1日〜令和7年6月11日、389台 |
| サービスキャンペーン(番号の記載なし) | 2025年9月5日(令和7年9月5日より実施) | エアコン用の電動コンプレッサ。作動時に想定以上に内部圧力が上昇することがあり、内部の部品が破損して、エアコンの性能が低下するおそれ。改善内容は、全車両のコンプレッサのプログラムを対策仕様に修正し、点検して損傷しているものは新品と交換(無料修理) | RZ450e(ZAA-XEBM15):XEBM15-0001001〜XEBM15-0002874の範囲、令和5年2月1日〜令和7年6月5日。RZ300e(ZAA-XEBM10):XEBM10-0001001〜XEBM10-0001389の範囲、令和5年11月1日〜令和7年6月11日(台数の記載なし) |
| リコール(届出番号5731) | 2025年10月30日(令和7年10月30日届出) | パノラミックビューモニター。制御プログラムの検討が不十分で、始動直後に後退する等の操作を行うと、車両周辺の映像がずれたり、一時的に停止または映らなくなることがあり、保安基準に適合しないおそれ。改善内容は、パノラミックビューモニター用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正 | RZ300e(ZAA-XEBM10):XEBM10-0001001〜XEBM10-0001368の範囲、令和5年11月1日〜令和7年4月8日、368台。RZ450e(ZAA-XEBM15):XEBM15-0001001〜XEBM15-0002865の範囲、令和5年2月1日〜令和7年4月9日、1,839台(NX・RX・LBX・UX・LM・ES・LX・LS・LC・GXなどとの共通届出。RZ分のみ記載) |
| リコール(届出番号5833) | 2026年6月18日(令和8年6月18日届出) | バッテリEVシステムの駆動用バッテリコンピュータ。制御プログラムの検討が不十分で、特定の条件下でバッテリ制御状態を正しく認識できなくなり、異常と誤判定することがあり、警告灯が点灯するとともにシステムが停止して走行不能となるおそれ。改善内容は、全車両の駆動用バッテリコンピュータの制御プログラムを対策仕様に修正 | RZ350e(ZAA-XEBM20):XEBM20-0001001〜XEBM20-0001054の範囲、令和7年11月10日〜令和8年1月14日、54台。RZ500e(ZAA-XEBM25):XEBM25-0001002〜XEBM25-0001299の範囲、令和7年10月8日〜令和8年1月14日、48台 |
※2026年10月7日に、レクサス公式のリコール・サービスキャンペーン一覧(リコール・サービスキャンペーン)でRZが対象のものを確認し、各公式ページの表記(件名・届出日・番号・台数)に沿って整理しました。対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれます。以降に追加される場合があるため、最新情報は必ず公式で確認してください。公式ページ:5497・5711・サービスキャンペーン・5731・5833
⚠️ 注意(リコール)
リコールの対象かどうかは、車台番号(車検証に記載)でしか判定できません。この表は個体の状態を保証するものではありません。中古車を買う前に、販売店で対策済みかを確認し、可能なら整備記録簿・実施書を見せてもらいましょう。届出番号5833のリコールでは、レクサス公式が、EVシステム異常警告灯が点灯してシステムが停止し走行できなくなった場合は、ハザードランプで後続車へ合図し、安全な場所に停止してからレクサス販売店へ連絡するよう案内しています。
4. 購入前チェックリストと、進め方
📝 実車を確認するときのチェックリスト
☑️ 駆動用バッテリーの保証内容と、残り期間を確認した(公式の長期バッテリー保証は10年20万km・容量70%。中古車への継承条件も確認)
☑️ バッテリーの状態(残存容量の診断結果など)を確認した
☑️ 急速充電の使用状況(可能な範囲)と、充電履歴を確認した
☑️ 自宅・行動範囲内の充電環境(普通充電・急速充電)を確認した
☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認した
☑️ 認定中古車(CPO)か、一般の中古車販売店経由かを確認した
☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した
☑️ グレード(RZ300e/RZ450e/RZ350e/RZ500e/RZ550e)・型式(XEBM10/15/20/25)と駆動方式(FWD/DIRECT4)を確認した
☑️ ステアバイワイヤの有無と、試乗での操作感・警告灯を確認した
☑️ リコール・改善対策の対応状況を、車台番号で確認した
☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した
🧭 購入の進め方
充電環境を確認する
自宅の充電設備の有無、行動範囲の急速充電スポットを確認します。
年式・グレードの目安を決める
駆動方式(FWD/DIRECT4)・BEVシステムの世代・装備のバランスで考えます。
保証と状態を書面で確認する
駆動用バッテリーの保証内容・残り期間と、状態の診断結果を確認します。
実車確認と試乗をする
チェックリストに沿って、警告灯・操作感・充電の動作を確認します。
総額で判断する
車両価格+諸費用+充電設備の設置費用(必要な場合)+次回車検の費用を比べます。
5. 維持費の考え方
📊 維持費の主な項目
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 電気代(充電費用) | ガソリン代の代わりに、電気代がかかる。自宅の充電・外出先の急速充電の料金体系で変わるため、当サイトでは具体額を断定しない |
| 自動車税・重量税・補助制度 | 税額や、EVに対する優遇制度・補助金の有無・内容は、登録時期・年式で異なる場合がある。最新の制度は、販売店・自治体で確認。税額表は当サイトの記事を参照。なお、国のCEV補助金(令和7年度補正)は、応募要領で「新車新規登録で自家用の車両に限り、中古車は対象外」とされているため、中古のRZの購入には使えません(参考:2026年4月1日以降に登録された新車の補助額は、RZ350e・RZ500e 130万円、RZ550e・RZ600e 104万円。申請受付終了見込みは2026年12月上旬〜12月下旬目処、2026年9月4日公表)。補助金を受けた新車には処分制限期間があり、期間内の譲渡などには事前の承認が必要とされています。 |
| 車検費用 | 法定費用に、車検基本料金・整備費用が加わる。EV特有の点検項目もある。詳しくは普通車の車検費用の記事を参照 |
| 充電設備の設置費用 | 自宅に充電設備を設置する場合は、工事費・設備費などがかかる場合がある。集合住宅は、管理組合・管理会社の許可が必要な場合もある |
| タイヤ・消耗品 | 大径タイヤは、交換費用が高くなる傾向がある。車重の重いEVは、タイヤの摩耗にも注意 |
| 任意保険・車両保険 | 型式・等級・使用状況で異なる。複数社の見積もりで比較 |
6. 関連車種・比較したいEV
📊 関連車種・ライバル
| 車種 | 位置づけ | 詳しいガイド |
|---|---|---|
| トヨタ bZ4X | 日本語版Wikipediaの「関連項目」に挙がる、トヨタのEV。RZと比べて、装備・ブランド・予算で選ぶ | bZ4X中古車ガイド |
| スバル ソルテラ | 日本語版Wikipediaの「関連項目」に挙がる、SUBARUのEV。RZはSUBARUと共同開発のe-TNGAを採用 | ソルテラ中古車ガイド |
| 日産 アリア | 国産のEV SUVとして、比べられることがある | アリア中古車ガイド |
| フォルクスワーゲン ID.4 | 輸入のEV SUVとして、比べられることがある | ID.4中古車ガイド |
| レクサス NX | 同じレクサスのSUV。EVにこだわらない場合の選択肢として、比べられることがある | レクサスNX中古車ガイド |
7. よくある質問
🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)
この記事で紹介しているリコールは、2026年10月7日時点で、レクサス公式の一覧で確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。
| レクサス公式(リコール情報) | 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます |
| 国土交通省「リコール情報検索」 | 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます |
| 国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 | 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます |
| 日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 | メーカーと車台番号を入力して検索できます |
まとめ
レクサス RZは、2023年3月に日本で発売された、レクサス初のEV専用車です。全グレードが四輪駆動ではなく、前輪駆動のRZ300e・RZ350eもあります。公式には、長期バッテリー保証(10年20万km・容量70%)と、RZ対象のリコール4件・サービスキャンペーン1件があるため、中古車では保証の継承条件と車台番号でのリコール確認が欠かせません。2025年12月の改良でグレードが3つに再編されたため、年式ごとの仕様差の確認が大切です。駆動用バッテリーの保証と状態、急速充電の使用状況、自宅や行動範囲の充電環境を確認したうえで、実車確認と総額で選びましょう。
※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに整理し、2026年10月7日にレクサス公式サイト・トヨタ自動車公式ニュースリリース・次世代自動車振興センターの公表資料で確認できた範囲で更新したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。


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