メルセデス・ベンツ GLB中古車完全ガイド|GLAとの違い・選び方まとめ

Mercedes-Benz GLB

メルセデス・ベンツ GLBは、GLAと同じ世代コード「247」を持つSUVで、日本仕様は7人乗りのみと記載されている3列シート車です。初代(X247型)は2020年6月25日にGLAと同時に日本で発表され、現在の中古車市場もこの初代が中心です。この記事では、GLAとの違い、グレード・年式ごとの違い、輸入車として確認したい注意点を、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに整理しました。

📋 この記事の要点

✔ 初代(X247型)は2019年6月に発表され、日本では2020年6月25日に、2代目GLAと同時に発表(予約注文受付開始)

✔ 日本仕様は発売当初「GLB 200 d」(2.0Lディーゼルターボ)と「GLB 250 4MATIC Sports」(2.0Lガソリンターボ+4MATIC)の2グレード。全車8速DCTで、7人乗りのみの設定と記載(欧州仕様は5人乗りまたは7人乗りを選べる)

✔ 2021年1月にAMG GLB 35 4MATIC、2021年4月にエントリーの「GLB 180」(前輪駆動)と「GLB 200 d 4MATIC」を追加。2023年11月17日にマイナーチェンジ

✔ 2021年9月の仕様変更では、テレビ機能がオプションから切り離され、12V電源ソケットやワイヤレスチャージングの標準設定が停止と記載。年式で装備が異なる

✔ 3列目シートの使い勝手は、乗る人・使う頻度で感じ方が異なる。実車での試座と、シートの作動確認が大切

1. グレード・年式の早見表

📊 GLB(初代 X247型)の日本仕様グレードの流れ

グレード(日本仕様) 発表・追加の時期 エンジン・駆動 主な特徴
GLB 200 d 2020年6月25日(発表) 2.0L直4ディーゼルターボ OM654q型、8速DCT 発売時の2グレードの1つ。7人乗りのみ
GLB 250 4MATIC Sports 2020年6月25日(発表) 2.0L直4ターボ M260型+4MATIC、8速DCT 発売時の2グレードの1つ。WLTCモードの排出ガス・燃料消費率に対応し、「平成30年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得と記載
Mercedes-AMG GLB 35 4MATIC 2021年1月12日(発表) M260型を306PS・40.8kg・mの高出力・高トルク仕様で搭載。AMG 4MATIC(前後100:0〜50:50の範囲でトルク配分を変化) 「AMG RIDE CONTROL サスペンション」、大径ドリルドベンチレーテッドディスクブレーキを装備と記載
GLB 180 2021年4月5日(発表)。納車は同年7月予定と記載 1.4L直4ターボ M282型、7速DCT、前輪駆動 エントリーモデル。超小型・軽量で動・静剛性に優れたエンジンと記載
GLB 200 d 4MATIC 2021年4月5日(発表)。納車は同年6月予定と記載 既存の「GLB 200 d」に4MATICを搭載 ディーゼル+四輪駆動
GLB 180 / GLB 200 d 4MATIC Edition Black Stars 2024年10月2日 「GLB 180」「GLB 200 d 4MATIC」ベースの特別仕様車 「ナイトパッケージ」を特別装備。GLB 200 d 4MATIC側は「AMGラインパッケージ」を標準装備、Burmesterサラウンドサウンドシステムも標準装備と記載
GLB 180 / GLB 200 d 4MATIC Urban Stars 2025年8月22日 「GLB 180」「GLB 200 d 4MATIC」 従来型では有償オプションだった「AMGラインパッケージ」「AMGレザーエクスクルーシブパッケージ」の大部分を標準装備しつつ、価格上昇を抑えたモデルと記載。20インチAMGアルミホイールはグロスブラック塗装

※表は横にスクロールできます

📊 年式ごとの装備差の目安

時期 主な改良・仕様変更
2020年6月25日 日本仕様を発表。ワイドスクリーンコックピット(10.25インチ×2)、MBUX、レーダーセーフティパッケージを全車標準装備
2021年9月3日 一部仕様変更(10月配車分から順次適用)。アンビエントライトを「GLB 180」「GLB 200 d 4MATIC」に、ナビゲーション機能を全モデルに、AMGドライビングコントロールスイッチを「Mercedes-AMG GLB 35 4MATIC」に標準装備化。テレビ機能はオプションから切り離してオンラインストア「Mercedes me Store」での販売に移行、12V電源ソケット(ラゲッジルーム)やワイヤレスチャージングなどの標準設定を停止
2023年11月17日 マイナーチェンジ。外観デザイン(フロントグリル・バンパー・ヘッドライト、リアのディフューザー・LEDリアコンビネーションランプ)を刷新、18インチアルミホイールを装着。ステアリングのハンズオフ検知用静電容量式センサー、「アダプティブハイビームアシスト」を標準装備。Burmesterサラウンドサウンドシステムをオプション設定

📌 補足

2019年4月にオート上海で発表されたコンセプトGLBの寸法は、全長4634mm・全幅1890mm・全高1900mm・ホイールベース2829mmで、Aクラス(W177)よりホイールベースを約100mm延長と記載されています。これはコンセプトカーの数値のため、量産車(日本仕様)の寸法は、諸元表で確認してください。年月・グレードは日本語版Wikipediaの記述に基づいており、仕向け地・年式・個体で異なる場合があります。

2. GLAとの違いと、目的別の選び方

📊 GLAとGLBの主な違い(日本語版Wikipediaの記述による)

項目 GLA(2代目 H247型) GLB(初代 X247型)
コードネーム・共通点 H247。「247」はBクラス(W247型)、GLBにも共通 X247。ワイドスクリーンコックピット・MBUX・レーダーセーフティパッケージを全車標準装備(発売時)
日本での発表 2020年6月25日(フルモデルチェンジ) 2020年6月25日(日本導入を発表)。GLAと同時
発売時のグレード 「GLA 200 d 4MATIC」のみ 「GLB 200 d」「GLB 250 4MATIC Sports」の2グレード
乗車定員 情報源に記載なし(車検証で確認) 日本仕様は7人乗りのみと記載
前輪駆動グレード 「GLA 180」(2021年4月5日追加)。2代目で唯一の前輪駆動 「GLB 180」(2021年4月5日発表)。前輪駆動
AMGモデル 「GLA 35 4MATIC」「GLA 45 S 4MATIC+」(2020年10月22日追加) 「Mercedes-AMG GLB 35 4MATIC」(2021年1月12日発表)
マイナーチェンジ 2023年9月26日 2023年11月17日

📊 目的別の選び方

重視すること 考え方の目安
3列シート・7人乗りが必要 GLB。日本仕様は7人乗りのみと記載。3列目の座り心地や乗降性は、乗る人の体格・使う頻度で感じ方が異なるため、実車で試座
長距離・トルクを重視 「GLB 200 d」「GLB 200 d 4MATIC」(2.0Lディーゼルターボ)。軽油仕様で、燃料費は走り方や使用環境で変わる
ガソリン+4WD(4MATIC) 「GLB 250 4MATIC Sports」(2.0Lターボ、2020年6月〜)。モデルの新しさやグレード構成は、年式・仕様で異なる
前輪駆動でシンプルに 「GLB 180」(2021年4月発表、1.4L直4ターボ・7速DCT・前輪駆動)
走りを重視(AMG) 「Mercedes-AMG GLB 35 4MATIC」(2021年1月〜)。タイヤ・ブレーキ・保険の維持費が上がりやすい傾向(一般論)
新しめの装備を求める 2023年11月17日のマイナーチェンジ以降。アダプティブハイビームアシストの標準装備、ハンズオフ検知用センサー付きステアリングなどと記載
取り回しを優先したい GLB(コンセプト値で全長約4.6m・全幅約1.9m・全高約1.9m)は大きめの可能性。実際の寸法は諸元表で確認し、駐車場に合うか確かめる

💡 ポイント

3列目シートは、普段使わなくても、使うときに「起こす・倒す」操作がスムーズにできるかが大切です。試乗の際に、3列目の乗り込み、折りたたみ、荷室との兼ね合いを、実車で確認しましょう。

3. 弱点・注意したいポイント(輸入車として)

📊 注意したいポイント

項目 内容 購入前の確認方法
輸入車の整備・部品 メルセデス・ベンツを含む輸入車は、一般に国産車より部品代・整備工賃が高くなる傾向がある。整備を任せる先が近くにあるかも重要 整備記録簿(点検記録)の有無と内容、購入店のアフターサービス体制、近隣の整備拠点を確認
正規輸入車か並行輸入車か 日本仕様の正規輸入車か並行輸入車かで、保証・リコール対応・整備の受けやすさが変わる場合がある(一般論)。欧州仕様は5人乗り/7人乗りを選べるが、日本仕様は7人乗りのみと記載 車検証や販売店の説明書面で、正規輸入車かどうかと乗車定員を確認
3列目シートの作動・状態 3列シート車は、2列目・3列目のシート機構や、ヒンジ・ロックまわりを使う頻度が高いと、動きや状態に差が出ることがある(一般論) 3列目の起こす・倒す・座る動作、ヘッドレスト、シートベルトの動作を、実車で確認
年式ごとの装備差 2021年9月の仕様変更で、テレビ機能がオプションから切り離され(Mercedes me Storeでの販売に移行)、12V電源ソケット(ラゲッジルーム)やワイヤレスチャージングなどの標準設定が停止と記載 車検証の初度登録年月と、装備一覧(ナビ・テレビ・ワイヤレス充電・電源ソケットなど)を照合
ディーゼル車(GLB 200 d / 200 d 4MATIC) クリーンディーゼルターボ搭載。排出ガス浄化装置まわりの状態は、走行条件や整備状況で異なる(一般論) 整備記録簿での点検歴、警告灯、始動時・走行時の状態を確認
安全装備のセンサー・カメラ レーダーセーフティパッケージ(自動加減速、レーンチェンジ、ブラインドスポットの警告など)を全車標準装備。センサー周辺の損傷や修理は、作動確認・調整が必要になる場合がある(一般論) 事故歴・修復歴、警告灯の点灯、各支援機能の作動を確認
ワイドディスプレイ・MBUX 10.25インチのメディアディスプレイ(タッチパネル式)とMBUXを搭載 試乗時に、タッチ操作・音声認識・画面表示の反応を確認
リコール・改善対策 公表リコールの有無は、車台番号ごとに異なる。ここでは特定の内容を断定しない 車台番号で、国土交通省・メルセデス・ベンツ日本のリコール情報、正規販売店に確認

⚠️ 注意

3列シートは「あると便利」ですが、使わない場合は荷室の使い方や、重量・維持費の面で不利になることもあります。乗る人数・頻度を先に整理し、それに合うグレードを選びましょう。

4. 購入前チェックリストと、進め方

📝 実車を確認するときのチェックリスト

☑️ 年式・グレード(200 d / 250 4MATIC Sports / 180 / AMG 35など)が用途に合っているか確認した

☑️ 正規輸入車か並行輸入車かと、乗車定員(7人乗り)を、書面で確認した

☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容(正規販売店の点検記録を含む)を確認した

☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した

☑️ 保証(メーカー保証の継承・販売店保証)の内容と期間を、書面で確認した

☑️ リコール・改善対策の対応状況を、車台番号で確認した

☑️ 3列目シートの起こす・倒す・座る動作を、実車で確認した

☑️ ナビ・テレビ・ワイヤレス充電など、年式で変わる装備の有無を確認した

☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した

🧭 購入の進め方

1

乗る人数と用途を決める

3列目を使う頻度、荷物量、駐車環境を整理します。

2

グレードと年式の目安を決める

ディーゼル/ガソリン、4MATICか前輪駆動か、2023年11月以降の新しい装備が必要かを考えます。

3

候補を複数探し、条件をそろえて比べる

同じグレード・年式・走行距離で、車両状態と保証を比べます。

4

実車確認と試乗をする

3列目の動作、警告灯、ディスプレイ操作を含めて確認します。

5

総額で判断する

車両価格+諸費用+次回車検・整備の費用を比べます。

5. 維持費の考え方

📊 維持費の主な項目

項目 考え方
自動車税(種別割) 排気量ごとに税額が決まる。具体額は、当サイトの税額表の記事で確認(登録時期によって扱いが異なる場合がある)。エンジンは、1.4L・2.0Lなどグレードで異なるため、車検証で確認
車検費用 法定費用に、車検基本料金・整備費用が加わる。輸入車は整備費用が国産車より高くなる傾向がある(一般論)。詳しくは普通車の車検費用の記事を参照
任意保険・車両保険 型式・等級・使用状況で異なる。輸入車は車両保険料が高めになることがあるため、複数社で見積もりを比較
燃料代 ガソリン車と、ディーゼル(軽油)の別、走り方で変わる
タイヤ・消耗品 2023年11月のマイナーチェンジで18インチアルミホイール、AMGラインパッケージ装着車は20インチと記載。ホイールサイズで交換費用が変わる傾向

6. 兄弟車・ライバルとの比較

📊 兄弟車・比較検討したい車

車種 位置づけ 詳しいガイド
メルセデス・ベンツ GLA 2代目は同じコードネーム「247」で、同日に日本発表。GLBは日本仕様が7人乗りのみ GLA中古車ガイド
メルセデス・ベンツ Bクラス コードネーム「247」(W247型)を共有する兄弟車 Bクラス中古車ガイド
メルセデス・ベンツ GLC GLBより上級のSUV(ボディサイズは諸元表で比較) GLC中古車ガイド
BMW X1 輸入SUVとして比較されることが多い。サイズ・パワートレイン・安全装備は各ガイドで比較 BMW X1中古車ガイド
マツダ CX-80 3列シートの国産SUVとして比較する場合の選択肢。維持費・サイズは各ガイドで比較 CX-80中古車ガイド

7. よくある質問

Q. GLAとGLBは、どちらを選べばよいですか?

A. 3列シート・7人乗りが必要ならGLBです。日本仕様のGLBは7人乗りのみと記載されています。GLAは、乗車定員などが情報源にないため、車検証で確認のうえ、取り回しや駐車環境を重視する場合の候補になります。

Q. GLBの3列目シートは、大人でも使えますか?

A. 情報源には、3列目の広さを示す数値の記載がありません。体格や座る時間によって感じ方が異なるため、購入前に実車で、乗る人が実際に座って確認することをおすすめします。

Q. GLBのディーゼルは、中古でも問題ありませんか?

A. 状態は個体ごとに異なります。整備記録簿で点検の履歴を確認し、警告灯の点灯、始動時・走行時の状態を試乗で確認しましょう。

Q. GLBは、どの年式を選ぶべきですか?

A. 年式だけでは判断できません。2021年9月の仕様変更や、2023年11月17日のマイナーチェンジで装備が変わっています。新しめの装備を求めるなら2023年11月以降が候補ですが、整備記録・保証・修復歴・リコール対応の確認が、年式よりも重要です。

🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)

この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。

国土交通省「リコール情報検索」 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます
国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます
日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 メーカーと車台番号を入力して検索できます

輸入車は、正規ディーラーに車台番号を伝えて、リコール・サービスキャンペーンの対象か照会できます。

まとめ

メルセデス・ベンツ GLBは、日本仕様が7人乗りのみと記載されている3列シートSUVで、GLAと同じ世代コード「247」を持ちます。グレードは2020年の発売時から、2021年の追加、2023年11月のマイナーチェンジ、2024〜2025年の特別仕様車・Urban Starsと、年式で装備が異なるため、車検証の初度登録年月と装備を照合しましょう。輸入車として、正規輸入車かどうか、整備記録、保証、3列目シートの動作を確認し、実車確認と総額で選ぶのが失敗しないコツです。

※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。

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