Photo: Andra Febrian / Wikimedia Commons, CC BY 4.0
日産 キックスは、日本ではe-POWER専用のコンパクトSUVとして展開されているモデルです。日本仕様の初代(P15型)は2020年6月に発表、2代目(P16型)は2026年6月に発売されました。世代が切り替わったばかりのため、中古車としては初代が中心です。この記事では、世代ごとの違い・選び方・確認したい注意点を、公開情報をもとに整理しました。
📋 この記事の要点
✔ 日本仕様の初代(P15型)は2020年6月に公式発表。日本ではe-POWER搭載車のみを導入
✔ 初代はタイ日産で生産。2代目(P16型)は、2026年6月18日に発売され、生産は追浜工場に移管
✔ 2代目(P16型)は、HR14DDe型(1,433cc 直列3気筒・発電用)と、e-4ORCE(4WD)を設定
✔ 2008年〜2012年には、三菱パジェロミニのOEM車の軽SUV「KIX」(H59A型)が販売されていた。中古車を探すときは、別の車
✔ 2代目は発売から間もないため、認定中古車・登録済み未使用車を中心に、流通量を確認
📑 目次
1. 世代の早見表
📊 キックスの世代別早見表
| 世代・型式 | 日本での時期 | パワートレイン | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 初代 P15型(日本仕様) | 2020年6月に発表〜(2026年6月に2代目へ) | e-POWER専用(発電用エンジン+モーター)。日本ではe-POWER搭載車のみを導入 | タイ日産で生産。プロパイロットを搭載。海外では2016年にブラジルで発売され、世界各地で販売 |
| 2代目 P16型 | 2026年6月18日〜現行 | e-POWER専用。HR14DDe型 1,433cc 直列3気筒(発電用)。フロントモーター105kW(143PS)、リアモーター50kW(68PS) | 前輪駆動/四輪駆動(e-4ORCE)。追浜工場で生産。プロパイロット・インテリジェント アラウンドビューモニター・インテリジェント エマージェンシーブレーキ・360°セーフティアシストなどを搭載 |
※表は横にスクロールできます
📌 補足
2代目(P16型)の燃費は、報道によると2WDで最高25.7km/L(WLTCモード)とされています(二次情報)。正確な数値はグレード・仕様で異なるため、メーカー公式カタログで確認してください。
2. 世代ごとの違いと、おすすめの選び方
📊 目的別の選び方
| 重視すること | 考え方の目安 |
|---|---|
| 新しい世代を選びたい | 2代目(P16型・2026年6月〜)は、発売から間もない。中古車の流通は限られるため、登録済み未使用車・認定中古車を含めて探す |
| 初代の中古車を探したい | 初代(P15型)は、日本ではe-POWER専用。駆動用バッテリーの保証・整備記録・装備(プロパイロット等)の有無を確認 |
| 4WDが必要 | 2代目に、e-4ORCE(前後モーターによる四輪駆動)を設定。初代の駆動方式は、車検証・カタログで確認 |
| 電動SUVを比べて選びたい | ヴェゼル(e:HEV)、CX-3、ヤリスクロスなどのコンパクトSUVと、比較検討する |
| 「KIX」(軽SUV)と混同しない | 2008年〜2012年に販売された旧「KIX」(H59A型)は、三菱パジェロミニのOEM車。世代・車格が異なる別モデル |
💡 ポイント
初代と2代目では、外観・装備・生産工場が異なります。型式(P15/P16)を確認し、探している世代と一致しているか、必ず確認しましょう。
3. 弱点・注意したいポイント
📊 注意したいポイント
| 項目 | 内容 | 購入前の確認方法 |
|---|---|---|
| e-POWER車の駆動用バッテリー | ハイブリッド系の車は、年数・走行距離とともにバッテリーが劣化する。劣化の度合いは個体差が大きい | メーカー保証・販売店保証の有無と残り期間、交換歴、警告灯の点灯を確認 |
| 2代目の流通量 | 発売から間もないため、中古車の台数が限られる可能性がある | 複数の販売店・認定中古車で条件を比べる。保証内容も確認 |
| 初代の海外生産(タイ) | 初代はタイ日産で生産されている。部品供給・修理の対応は、販売店・ディーラーで確認 | 整備履歴と、修理対応の可否を、購入前に確認 |
| リコール・改善対策 | 公表リコールの有無は、車台番号ごとに異なる(今回確認した公開情報には、キックスのリコールの記載はなかった) | 車台番号で、国土交通省のリコール情報・ディーラーに確認 |
| 整備記録 | 過去の点検・修理履歴が分からない個体は、状態の判断が難しい | 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認 |
⚠️ 注意
リコールの対象や内容は、車台番号ごとに異なります。「対象外だから安心」「対象だから避ける」と決めず、対応済みかどうかを、記録簿や販売店で確認してください。
4. 購入前チェックリストと、進め方
📝 実車を確認するときのチェックリスト
☑️ 型式(P15/P16)で、世代を確認した
☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認した
☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した
☑️ 駆動用バッテリーの保証内容と残り期間を確認した
☑️ プロパイロット等の安全装備の有無と、警告灯の点灯を確認した
☑️ 試乗で、モーター駆動の加速・減速時の異音・振動を確認した
☑️ 車検の残り期間(または保証の開始時期)と、次回車検の費用の見積もりを確認した
🧭 購入の進め方
世代と駆動方式の目安を決める
初代か2代目か、2WDか4WD(e-4ORCE)かを整理します。
候補を複数探し、条件をそろえて比べる
同じ世代・グレード・走行距離で、車両状態と保証内容を比べます。
実車確認と試乗をする
チェックリストに沿って確認します。
総額(車両価格+諸費用+次回車検)で判断する
見積もりの内訳を、必ず確認します。
5. 維持費の考え方
📊 維持費の主な項目
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 自動車税(種別割) | 排気量ごとに税額が決まる。具体額は、当サイトの税額表の記事で確認(登録時期によって扱いが異なる場合がある) |
| 車検費用 | 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わる。詳しくは、普通車の車検費用の記事を参照 |
| 燃料代 | e-POWER車は、走行の仕方(市街地中心か高速中心か)で燃費が変わる。数値は、グレードと測定モード(WLTC等)を確認 |
| 任意保険 | 型式・等級・使用状況で異なる。複数社の見積もりで比較 |
6. ライバル車との比較
📊 ライバル・兄弟車
| 車種 | 位置づけ | 詳しいガイド |
|---|---|---|
| ホンダ ヴェゼル | 同クラスの、ハイブリッド(e:HEV)を設定するコンパクトSUV | ヴェゼル中古車ガイド |
| マツダ CX-3 | デザインと走りを重視するコンパクトSUV | CX-3中古車ガイド |
| トヨタ ヤリスクロス | ハイブリッドも選べる、コンパクトSUV | ヤリスクロス中古車ガイド |
7. よくある質問
🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)
この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。
| 日産公式(リコール情報) | 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます |
| 国土交通省「リコール情報検索」 | 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます |
| 国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 | 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます |
| 日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 | メーカーと車台番号を入力して検索できます |
まとめ
キックスは、日本ではe-POWER専用のコンパクトSUVで、初代(P15型・2020年6月〜)と、2代目(P16型・2026年6月〜)があります。2代目は発売から間もないため、中古車は初代が中心です。型式で世代を確認し、駆動用バッテリーの保証と整備記録を重点的に見て、実車確認と総額で比べて選びましょう。
※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。


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