Photo: Tokumeigakarinoaoshima / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0
ホンダ WR-Vは、コンパクトサイズのクロスオーバーSUVです。日本では2024年3月22日に発売され、日本仕様はインドで発表された「エレベイト」の日本仕様車として、全数がインドから輸入されると日本語版Wikipediaに記載されています。この記事では、日本仕様の変遷・選び方・確認したい注意点を、公開情報をもとに整理しました。
📋 この記事の要点
✔ 日本仕様(2代目 DG5型)は、2024年3月22日に発売。全数がインドからの輸入
✔ グレードは「X」「Z」「Z+」。1.5LのL15D型を搭載するガソリン・FF仕様のみの設定
✔ Honda SENSINGを全車に標準装備(フロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーを用いた13機能と記載)
✔ 2025年3月に一部改良と特別仕様車「BLACK STYLE」を発表
✔ Honda公式のリコール情報で、前席シートバックトリムカバーのリコール(2025年5月)を確認できた
📑 目次
1. 世代の早見表
📊 WR-Vの世代別早見表
| 世代・型式 | 販売地域・時期 | パワートレイン | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 初代 GL2型 | 2017年〜2022年(ブラジル・インドで現地生産) | ブラジル:フレックス燃料車(ガソリンとエタノール)+CVT。インド:1.2Lガソリン(5MT)と1.5Lディーゼル(6MT) | フィットをベースに、樹脂製フェンダーやスキッドプレート、ルーフレールなどでSUVの雰囲気を持たせた。日本での発売の記載はない |
| 2代目 DG4型(海外仕様) | 2022年11月にインドネシアで世界初公開 | L15ZF型(1.5L) | グレードはE、RS、RSホンダセンシング。タイやマレーシアなどでも展開 |
| 2代目日本仕様 DG5型 | 2024年3月22日〜現行(全数がインドから輸入) | L15D型(1.5Lガソリン)。FFのみ | グレードは「X」「Z」「Z+」。Honda SENSINGを全車標準装備。ボディカラーは日本初採用のイルミナスレッド・メタリックなど全5色(発売時) |
※表は横にスクロールできます
📌 補足
2025年3月6日には、一部改良と特別仕様車「BLACK STYLE」が発表されました。「Z」「Z+」のインパネ下部にソフトパッドが追加され、「Z+」の内装にはブラウンのフルプライムスムースシートを採用。ボディカラーには「Z」「Z+」専用色のオブシダン・ブルーパールが追加されています。日本語版Wikipediaには、同様にインドで製造して日本で輸入販売するSUVとして、スズキ フロンクスも挙げられています。
2. 世代ごとの違いと、おすすめの選び方
📊 目的別の選び方
| 重視すること | 考え方の目安 |
|---|---|
| 安全装備を重視したい | 日本仕様は、Honda SENSINGを全車に標準装備。フロントワイドビューカメラと、前後8つのソナーセンサーを用いたシステムで、急アクセル抑制機能を含む13機能 |
| グレードで選びたい | 「X」「Z」「Z+」の3種類。発売後の2025年3月の一部改良で、「Z」「Z+」の内装(インパネ下部のソフトパッド、Z+のブラウンのフルプライムスムースシート)が変わっている。年式ごとの装備の違いは、グレード表で確認 |
| ボディカラー・特別仕様で選びたい | 2025年3月に、「Z」「Z+」専用のオブシダン・ブルーパールを追加。「BLACK STYLE」は、外内装の一部をブラック基調で統一した特別仕様車。設定時期・グレードの詳細は、公式情報で確認 |
| ハイブリッド・4WDで選びたい | 日本仕様は、ガソリン・FF仕様のみの設定。ハイブリッドや4WDを希望する場合は、他の車種との比較が必要 |
💡 ポイント
日本語版Wikipediaでは、初代のWR-V(ブラジル・インド向け)がフィットをベースとしたと記載されています。一方、日本仕様は、インドで発表された「エレベイト」の日本仕様車と記載されており、日本で販売されたWR-Vは2代目日本仕様(DG5型)です。海外の記事や、並行輸入車と混同しないようにしましょう。
3. 弱点・注意したいポイント
📊 注意したいポイント
| 項目 | 内容(Honda公式のリコール情報より) | 購入前の確認方法 |
|---|---|---|
| 前席シートバックトリムカバー(2025年5月) | 2025年5月15日に届出。型式5BA-DG5、製作期間は2024年2月21日〜2025年2月3日(4,669台)。運転席・助手席のシートバックトリムカバーの表皮材料の選定が不適切で、燃焼試験時に基準より速く延焼し、保安基準に適合しない。対策品と交換して対応 | 対象か・交換済みかを、車台番号で確認 |
| インドからの輸入車という点 | 日本仕様は、全数がインドからの輸入。日本国内の販売・整備はホンダ販売店で行われる(一般的な確認事項) | 保証・部品供給・整備の体制を、購入する販売店に確認 |
| 保証の継承と整備履歴 | メーカー保証や点検の履歴が、次のオーナーに引き継がれるかは、販売店・車両によって異なる(一般的な確認事項) | 整備記録簿・保証書・メーカー保証の残り期間を確認し、試乗で加速・ブレーキ・異音を確認 |
⚠️ 注意
リコール・改善対策の対象は、型式・製作期間・車台番号ごとに異なります。「対象外だから安心」「対象だから避ける」と決めず、対応済みかどうかを、記録簿や販売店で確認してください。ここに挙げたもの以外にも届出がある可能性があるため、最新・全件はHonda公式のリコール等情報と国土交通省の情報で確認しましょう。
4. 購入前チェックリストと、進め方
📝 実車を確認するときのチェックリスト
☑️ 整備記録簿・点検記録簿と、保証書の有無を確認した
☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した
☑️ リコール・改善対策の対応状況(シートバックトリムカバーなど)を、車台番号で確認した
☑️ グレード(X/Z/Z+)と、特別仕様車「BLACK STYLE」の有無を確認した
☑️ Honda SENSINGの警告灯の点灯・作動を確認した
☑️ 試乗で、加速・変速・ブレーキ・異音を確認した
☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した
🧭 購入の進め方
世代と予算の目安を決める
グレード(X/Z/Z+)と、装備・内装の年式による違いを整理し、予算とのバランスを考えます。
候補を複数探し、条件をそろえて比べる
同じ世代・グレード・走行距離で、車両状態と保証内容を比べます。
実車確認と試乗をする
チェックリストに沿って、外装・内装・走行時の状態を確認します。
総額(車両価格+諸費用+次回車検)で判断する
見積もりの内訳を、必ず確認します。
5. 維持費の考え方
📊 維持費の主な項目
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 自動車税(種別割) | 排気量区分で決まります。登録時期によって扱いが異なる場合があるため、当サイトの税額表の記事で確認してください(具体額は本記事では記載しません) |
| 車検費用 | 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わります。詳しくは、当サイトの車検費用の記事を参照 |
| 任意保険 | 型式・等級・使用状況で異なります。複数社の見積もりで比較 |
| 燃料代 | 日本仕様はガソリン車のみです。燃費は、使い方(街乗り中心か高速中心か)や、装備・タイヤなどでも変わります |
6. ライバル・兄弟車
📊 ライバル・兄弟車
| 車種 | 位置づけ | 詳しいガイド |
|---|---|---|
| トヨタ ライズ | 同じコンパクトSUVとして、比較されやすい | ライズ中古車ガイド |
| ダイハツ ロッキー | ライズの兄弟車で、同じコンパクトSUVとして比較される | ロッキー中古車ガイド |
| ホンダ ヴェゼル | 同じホンダのSUVとして、比較されやすい | ヴェゼル中古車ガイド |
| ホンダ フィット | 初代WR-V(海外向け)のベースとなった車種(日本語版Wikipediaの記載) | フィット中古車ガイド |
7. よくある質問
🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)
この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。
| ホンダ公式(リコール情報) | 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます |
| 国土交通省「リコール情報検索」 | 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます |
| 国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 | 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます |
| 日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 | メーカーと車台番号を入力して検索できます |
まとめ
WR-Vは、日本では2024年3月に発売された、インド生産のコンパクトSUV(DG5型)です。1.5Lガソリン・FFのみで、Honda SENSINGを全車に標準装備しています。Honda公式のリコール情報では、前席シートバックトリムカバーのリコールを確認できたため、車台番号で対応状況を確認し、グレード・保証・整備体制を整理して選びましょう。
※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。


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