マツダ CX-3中古車完全ガイド|選び方・弱点・維持費まとめ

Mazda CX-3

Photo: Alex Neman / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0

マツダ CX-3は、2015年2月に発売された、マツダのコンパクトクロスオーバーSUVです。発売時はディーゼル(1.5L)のみでしたが、その後2.0Lガソリン・1.8Lディーゼル・1.5Lガソリンなどが順次設定されました。国内向けの生産は2026年2月末で終了するとされており、中古車では年式ごとのエンジンの違いを知ることが大切です。この記事では、公開情報をもとに、年式ごとの違い・選び方・確認したい注意点を整理しました。

📋 この記事の要点

✔ 2015年2月27日に発売。当初はディーゼル1.5Lのみで、2017年6月に2.0Lガソリンを追加

✔ 2018年5月の大幅改良で、ディーゼルが1.8Lに換装(116PS/270N・m)、2.0Lガソリンは150PS/195N・m

✔ 2020年5月に1.5Lガソリンを追加、2021年10月に2.0Lガソリンを廃止。2023年9月の改良で、全機種が6速ATのみに

✔ 2022年6月に防府工場での生産を終了し、以後はタイ工場製の車が日本へ逆輸入される

✔ 2026年2月末で国内向けの生産が終了。公表リコールの記載は取得した情報源になし

1. 年式ごとの違い(早見表)

📊 CX-3の年式ごとの早見表

時期 エンジン・駆動 主な変更点(日本語版Wikipediaの記載)
2015年2月27日〜 1.5Lディーゼルターボ(S5-DPTS型)。6速MT・6速AT。FF/4WD グレードは「XD」「XD Touring」「XD Touring L Package」の3タイプ。2016年5月に、2015年度JNCAPで最高得点のファイブスター賞を受賞
2016年10月14日 同上 G-ベクタリング コントロールを全車に標準装備。歩行者も検知する「アドバンストスマートシティブレーキサポート」を全車に標準装備。グレード名を「XD PROACTIVE」「XD L Package」に変更
2017年6月28日 2.0Lガソリン(PE-VPS型)を追加。6速ATのみ。FF/4WD グレードは「20S」「20S PROACTIVE」「20S L Package」。先進安全技術のi-ACTIVSENSEを全車に標準装備(ガソリン車の発売は7月27日)
2018年5月17日 1.8Lディーゼルターボ(S8-DPTS型)に換装。2.0Lガソリンは2WDに6速MTを追加 ディーゼルは116PS(85kW)、最大トルク270N・m。2.0Lガソリンは150PS(110kW)/195N・m。電動パーキングブレーキを採用。全車速追従のMRCC(AT車)、夜間歩行者検知機能付きのSCBSに
2020年5月18日(6月4日発売) 1.5Lガソリン(P5-VPS型)を追加。6速ATのみ。2.0Lは「20S PROACTIVE S Package」のみに WLTCモードに対応。Apple CarPlay・Android Autoに対応。「i-ELOOP」のオプションを廃止。2.0Lの2WD・6MT車を廃止
2021年10月14日 2.0Lガソリンを廃止し、ガソリンは1.5Lのみに マツダコネクトのセンターディスプレイを7インチから8インチに大型化。AWD車にワイパーデアイサーを標準装備。「XD PROACTIVE S Package」を「XD Touring」に名称変更
2022年6月 生産拠点の変更 防府第1工場での生産を終了し、タイ・メキシコ工場でのみ生産。日本へはタイ工場で生産した車を逆輸入(マツダでは、OEM・教習車を除いて初と記載)
2023年9月21日(2024年2月発売) 全機種6速ATのみに コネクティッドサービス対応のマツダコネクト(8.8インチ)を全車に標準装備。「15S」「XD」を廃止し、「XD Touring」の6MT車も廃止。「SKYACTIV-D 1.8」は出力を向上
2025年12月11日 機種体系の変更 「15S Urban Dresser II」(ガソリン)と「XD Vivid Monotone II」(ディーゼル)の2種類に集約
2026年2月末 国内向けの生産終了 マツダのホームページで、国内向け車両の生産を2026年2月末で終了すると告知(注文数が上限に達し次第、受注締切)と記載

📌 補足

取得した情報源(日本語版Wikipedia)では、CX-3は2015年2月の発売から、フルモデルチェンジの記載なく改良を重ねた1つの世代として説明されています。世代交代がないぶん、年式ごとにエンジンや装備が大きく違う点が、中古車選びでは重要です。

2. エンジン別の特徴と、選び方

📊 エンジン別の目安

エンジン 主な時期 出力・トルクなど(日本語版Wikipediaの記載) 確認したいこと
1.5Lディーゼル(S5-DPTS型) 2015年2月〜2018年5月 最大トルクは270N・m(1.8Lに換装後も「変わらず」と記載)。6速MT・6速AT 2018年5月の換装前の仕様。年式・グレード名で判別
1.8Lディーゼル(S8-DPTS型) 2018年5月〜 116PS(85kW)/270N・m。6速MT・6速AT(MT車は2023年9月に廃止) ディーゼルの使われ方・整備記録を確認
2.0Lガソリン(PE-VPS型) 2017年6月〜2021年10月 2018年5月の改良後は150PS(110kW)/195N・m。6速AT(2018〜2020年のみ2WDに6速MT) 2021年10月に廃止。流通台数が限られる可能性
1.5Lガソリン(P5-VPS型) 2020年5月〜 WLTCモードに対応。6速ATのみ(出力の数値は取得した範囲では記載なし) 装備・グレードの違いを確認

※表は横にスクロールできます

📊 目的別の選び方

重視すること 考え方の目安
長距離・高速道路が多い ディーゼルを検討。使われ方と整備記録を、あわせて確認
街乗り中心・維持しやすさ重視 1.5Lガソリン(2020年5月〜)が候補。試乗で加速感を確認
走りの余裕を求める 2.0Lガソリン(2017年6月〜2021年10月)が候補。数が限られるため、条件を広げて探す
MTで乗りたい 1.5Lディーゼル・1.8Lディーゼルと、2.0Lガソリン(2018〜2020年の2WDのみ)に6速MTがあった。流通台数は限られる
安全装備を重視したい 2016年10月に歩行者検知機能付きの衝突被害軽減ブレーキが全車標準に、2017年6月にi-ACTIVSENSEが全車標準に。2018年5月以降は、全車速追従MRCC(AT車)なども
新しい年式・通信機能 2023年9月の改良(2024年2月発売)以降は、コネクティッド対応のマツダコネクトが全車に標準

3. 弱点・注意したいポイント

📊 注意したいポイント

項目 内容 購入前の確認方法
ディーゼル車の使われ方 短距離の走行が多い使い方は、ディーゼルエンジンに向かないとされる(一般的な傾向) 整備記録簿で、オイル交換・点検の履歴と、使用状況を確認
年式によるエンジン・装備の違い 2018年5月の1.8L換装、2020年5月の1.5Lガソリン追加など、年式で仕様が大きく変わる 年式・グレード名・エンジンを、車検証と装備表で確認
タイ工場製の車(2022年6月以降) 国内工場の生産終了後は、タイ工場で生産した車が逆輸入されている 生産国・年式を確認し、保証・部品供給・整備の対応を、販売店で確認
大径タイヤ・足回り 2016年10月以降は18インチアルミホイールの車が多い。SUVはタイヤ・足回りの消耗品が高くなる傾向(一般的な傾向) タイヤの残り溝・摩耗の偏り・足回りのブッシュ類を、実車で確認
後席・荷室の広さ コンパクトSUVのため、乗車人数・荷物の量によっては、余裕が少なく感じることがある(使い方による) 家族・荷物を想定して、実車で後席・荷室を確認
公表リコールの有無 取得した情報源(日本語版Wikipedia)に、具体的なリコールの記載はなし 車台番号で、国土交通省・ディーラーに確認

⚠️ 注意

リコールの対象や内容は、車台番号ごとに異なります。「対象外だから安心」「対象だから避ける」と決めず、対応済みかどうかを、記録簿や販売店で確認してください。

4. 購入前チェックリストと、進め方

📝 実車を確認するときのチェックリスト

☑️ 年式・グレード・エンジン(排気量、ガソリン/ディーゼル)が、希望どおりか確認した

☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認した

☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した

☑️ リコール・改善対策の対応状況を確認した

☑️ ディーゼル車は、オイル交換・点検の履歴と、警告灯の点灯を確認した

☑️ i-ACTIVSENSE等の安全装備の有無と、警告灯を確認した

☑️ 試乗で、異音・振動・変速感・ハンドリングを確認した

☑️ 2022年6月以降の車は、生産国(逆輸入か)と保証内容を確認した

☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した

🧭 購入の進め方

1

世代と予算の目安を決める

安全装備・装備の新しさ・価格のバランスを考えます。

2

候補を複数探し、条件をそろえて比べる

同じ世代・グレード・走行距離で、車両状態を比べます。

3

実車確認と試乗をする

チェックリストに沿って確認します。

4

総額(車両価格+諸費用+次回車検)で判断する

見積もりの内訳を、必ず確認します。

5. 維持費の考え方

📊 維持費の主な項目

項目 考え方
自動車税(種別割) 排気量・登録時期によって税額が異なる。具体額は、当サイトの税額表の記事で確認。登録から長期間が経過した車は、税額の扱いが異なる場合があるため、あわせて確認。1.5L・1.8Lディーゼル・2.0Lで、排気量の区分が異なる
車検費用 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わる。詳しくは、SUV・大型車の車検費用の記事を参照
任意保険 型式・等級・使用状況で異なる。複数社の見積もりで比較
燃料代・電気代 燃料は、ガソリン車とディーゼル車(軽油)で異なる。燃費は、年式・グレード・使い方で変わる。取得した範囲では、CX-3の燃費の原文数値の記載はなし

6. ライバル・兄弟車との比較

📊 ライバル・兄弟車

車種 位置づけ 詳しいガイド
マツダ CX-30 同じマツダの、SUVの別車種 CX-30中古車ガイド
マツダ MAZDA2 4代目デミオ(現在のMAZDA2)とプラットフォームを共有 MAZDA2中古車ガイド
トヨタ ヤリスクロス 同クラスのコンパクトSUV ヤリスクロス中古車ガイド
ホンダ ヴェゼル 同クラスのコンパクトSUV ヴェゼル中古車ガイド

7. よくある質問

Q. CX-3は、新車で買えますか?

A. マツダのホームページで、国内向け車両の生産を2026年2月末で終了すると告知された、と日本語版Wikipediaに記載されています。注文数が上限に達し次第、受注は締め切られるとされており、現在の状況は販売店・公式サイトでの確認が必要です。

Q. ディーゼルとガソリンは、どちらを選ぶべきですか?

A. 長距離や高速道路が多いならディーゼル、街乗り中心ならガソリンという見方があります。ディーゼルは使われ方と整備記録の確認が大切です。ガソリンは、2020年5月以降の1.5L、または2017〜2021年の2.0Lが候補になります。

Q. 2018年5月の大幅改良の前後で、何が変わりましたか?

A. ディーゼルが1.5Lから1.8L(116PS)に換装され、2.0Lガソリンも出力が向上しました。電動パーキングブレーキを採用し、MRCCが全車速追従機能付(AT車)になり、静粛性・乗り心地も改良されています。

Q. タイ工場製の逆輸入車とは、何ですか?

A. 2022年6月に防府第1工場での生産が終わり、以降は、タイ工場で生産した車が日本へ逆輸入されています。中古車でも該当する可能性があるため、生産国と、保証・部品供給・整備の対応を、販売店で確認しましょう。

🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)

この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。

マツダ公式(リコール等情報検索) 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます
国土交通省「リコール情報検索」 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます
国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます
日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 メーカーと車台番号を入力して検索できます

まとめ

CX-3は、2015年2月の発売から国内向けの生産が2026年2月末に終わるまで、エンジンや装備が年式ごとに大きく変わったモデルです。特に、2018年5月の1.8Lディーゼルへの換装、2020年5月の1.5Lガソリン追加、2022年6月以降のタイ工場製が、確認のポイントです。年式・エンジンを条件にそろえて比べ、実車確認と総額で選びましょう。

※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。

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