Photo: Tokumeigakarinoaoshima / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0
ホンダ ヴェゼルは、フィットをベースにしたコンパクトSUVです。中古車市場には、初代(RU系)と2代目(RV系)が並び、パワートレインや安全装備、グレードの構成が大きく異なります。この記事では、世代ごとの違い・選び方・確認したい注意点を、公開情報をもとに整理しました。
📋 この記事の要点
✔ 初代(RU1〜4型)は2013年12月〜2021年3月、2代目(RV3〜6型)は2021年4月〜現行
✔ 初代のハイブリッドは「SPORT HYBRID i-DCD」(7速DCT)。2代目は2モーター方式の「e:HEV」
✔ 初代は、2016年2月にHonda SENSINGを採用(グレードで標準装備・メーカーオプションが分かれる)
✔ 初代には2019年1月にターボ搭載のTOURINGが追加。2代目のガソリン車は「G」のみ
✔ 日本語版Wikipediaには、ヴェゼル個別のリコールの記載は確認できなかった(車台番号での確認が必要)
📑 目次
1. 世代の早見表
📊 ヴェゼルの世代別早見表
| 世代・型式 | 販売時期 | パワートレイン | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 初代 RU1/2/3/4型 | 2013年12月〜2021年3月 | ガソリン:L15B型 1,496cc(96kW/131PS)。ハイブリッド:SPORT HYBRID i-DCD(7速DCT)。FF/リアルタイムAWD | 2016年2月にHonda SENSINGを採用しRSを追加。2018年2月にマイナーチェンジ、2019年1月にターボ搭載のTOURINGを追加。JC08モード燃費(ハイブリッド2WD):27.0km/L |
| 2代目 RV3/4/5/6型 | 2021年4月〜現行 | ガソリン:L15Z型 1,496cc(87kW/118PS)、グレードは「G」のみ。ハイブリッド:2モーター方式e:HEV。FF/リアルタイムAWD | e:HEVはバッテリーのセル数を増やした構成。発売時からe:HEV PLaYを設定。2024年4月のマイナーチェンジでHuNTパッケージを追加。2025年10月にe:HEV RSの追加を発表 |
※表は横にスクロールできます
📌 補足
ヴェゼルはフィットをベースにしたコンパクトSUVです(日本語版Wikipediaの記載)。2代目は、三重県鈴鹿市で生産されています。特別仕様車やModulo Xなどのバリエーションもあり、年式・グレードによって装備が異なります。
2. 世代ごとの違いと、おすすめの選び方
📊 目的別の選び方
| 重視すること | 考え方の目安 |
|---|---|
| 安全装備を重視したい | 初代は2016年2月にHonda SENSINGを採用したが、グレードにより標準装備とメーカーオプションが分かれる。初代を選ぶ場合は、装備の有無を必ず確認。2代目は、フロントワイドビューカメラを備えたHonda SENSINGを搭載 |
| 価格を抑えたい | 初代は選択肢が広い一方、年式が古いため、整備記録・DCTの状態・リコール対応を重点的に確認 |
| ハイブリッドの方式で選びたい | 初代はi-DCD(7速DCT)、2代目は2モーター方式のe:HEV。変速フィールや走りの印象が異なるため、試乗で比較 |
| 走りに余裕がほしい | 初代の2019年1月追加のTOURING(ターボ搭載)が候補。年式・仕様は、グレード表で確認 |
| 新しい仕様・装備を選びたい | 2代目のPLaY・HuNT・RSなど、グレードの個性が強い。設定時期は年式で異なる |
💡 ポイント
初代は2018年2月にマイナーチェンジがあり、年式で装備・外観が変わります。同じ「初代」でも、SENSINGの有無や設定グレードが異なるため、型式と年式で確認しましょう。
3. 弱点・注意したいポイント
📊 注意したいポイント
| 項目 | 内容 | 購入前の確認方法 |
|---|---|---|
| 公表リコールの有無 | 本記事の情報源(日本語版Wikipedia)では、ヴェゼル個別のリコールの記載は確認できなかった | 車台番号で、国土交通省のリコール情報・ディーラーに確認 |
| 初代のハイブリッド(7速DCT) | 走行状況によって、発進時や低速域での変速のフィーリングが気になる場合がある(個体差) | 試乗で、発進・渋滞での低速走行時の挙動を確認 |
| 駆動用バッテリー | 年数・走行距離とともに劣化する。方式(i-DCD/e:HEV)により、保証条件が異なる | 保証の有無・残り期間、交換歴を確認 |
| 電動パーキングブレーキ・電装品 | 使用頻度が高く、経年で不具合が出ることがある(個体差) | 作動・警告灯・エアコン・パワーウィンドウなどを実車で確認 |
| 4WD車の使用状況 | 雪道や悪路での使用歴がある場合、足回りや駆動系に負担がかかっていることがある | 整備記録・下回りの状態を確認 |
⚠️ 注意
リコールの対象や内容は、車台番号ごとに異なります。「記載がないから問題ない」と決めず、必ず販売店・ディーラーで対応状況を確認してください。
4. 購入前チェックリストと、進め方
📝 実車を確認するときのチェックリスト
☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認した
☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した
☑️ リコール・改善対策の対応状況を確認した
☑️ Honda SENSINGの有無(初代はグレードで異なる)と、警告灯の点灯がないかを確認した
☑️ ハイブリッド仕様の場合、駆動用バッテリーの保証内容と残り期間を確認した
☑️ 試乗で、DCT・e:HEVの変速感・異音・振動を確認した
☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した
🧭 購入の進め方
世代と予算の目安を決める
世代(初代/2代目)・ハイブリッドの方式・安全装備・価格のバランスを考えます。
候補を複数探し、条件をそろえて比べる
同じ世代・グレード・走行距離で、車両状態と保証内容を比べます。
実車確認と試乗をする
チェックリストに沿って、外装・内装・走行時の状態を確認します。
総額(車両価格+諸費用+次回車検)で判断する
見積もりの内訳を、必ず確認します。
5. 維持費の考え方
📊 維持費の主な項目
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 自動車税(種別割) | 排気量区分で決まります。登録時期によって扱いが異なる場合があるため、当サイトの税額表の記事で確認してください(具体額は本記事では記載しません) |
| 車検費用 | 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わります。詳しくは、当サイトの車検費用の記事を参照 |
| 任意保険 | 型式・等級・使用状況で異なります。複数社の見積もりで比較 |
| 燃料代 | ガソリン車・ハイブリッド車で異なります。燃費は、走り方(街乗り中心か高速中心か)でも変わります |
| タイヤ・消耗品 | SUVは、タイヤやブレーキなどの消耗品のサイズ・仕様が、グレードで異なる場合があります。交換時の費用は、販売店で確認 |
6. ライバル・兄弟車との比較
📊 ライバル・兄弟車
| 車種 | 位置づけ | 詳しいガイド |
|---|---|---|
| マツダ CX-3 | コンパクトSUVとして、比較されやすい | CX-3中古車ガイド |
| マツダ CX-30 | 同じくコンパクトSUVで、CX-3より一回り大きい | CX-30中古車ガイド |
| ホンダ WR-V | ホンダの、コンパクトSUV | WR-V中古車ガイド |
| ホンダ ZR-V | ホンダのミドルサイズSUV | ZR-V中古車ガイド |
| トヨタ ヤリスクロス | ハイブリッドを設定する、コンパクトSUV | ヤリスクロス中古車ガイド |
7. よくある質問
🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)
この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。
| ホンダ公式(リコール情報) | 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます |
| 国土交通省「リコール情報検索」 | 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます |
| 国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 | 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます |
| 日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 | メーカーと車台番号を入力して検索できます |
まとめ
ヴェゼルは、初代(i-DCD)と2代目(e:HEV)でパワートレインや安全装備が大きく異なります。初代を選ぶ場合は、Honda SENSINGの有無と、DCTの状態を特に確認しましょう。世代・グレード・走行距離を条件にそろえ、実車確認とリコール対応の確認、総額で比べて選ぶのが、失敗しないコツです。
※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。


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