Photo: Rutger van der Maar / Wikimedia Commons, CC BY 2.0
アウディ e-tron GTは、アウディが販売する高級EVで、ポルシェと共同開発したEV専用のプラットフォームを使う4ドアのスポーツモデルです。日本では2021年11月に発売され、2025年8月には新型のS e-tron GTとRS e-tron GT performanceが発売されました(アウディジャパン公式発表)。中古のEVでは、駆動用バッテリーの状態と保証・充電環境・輸入車としての整備体制が、確認の中心になります。この記事では、公開情報で確認できた範囲で、世代ごとの違いと選び方、購入前の確認ポイントを整理しました。
📋 この記事の要点
✔ 日本での発売は2021年11月(欧州では2021年2月から先行発売)。2025年8月19日には、新型のS e-tron GTとRS e-tron GT performanceが日本で発表・発売(アウディジャパン公式)
✔ ポルシェと共同開発したEV専用のJ1プラットフォームを採用。姉妹車のタイカンとは、プラットフォームを含めて部品の40%を共用
✔ 新型(2025年8月19日発売)は総電力量105kWh、WLTCモードの一充電走行距離はS e-tron GTが648km・RS e-tron GT performanceが631km、急速充電は最大150kW(アウディジャパン公式発表)
✔ タイカンとの違いとして、日本語版Wikipediaは「4WDのみ・バッテリー93.4kWhのみ」と記載(旧型時点の記述。新型の総電力量は105kWh)
✔ ハイパフォーマンスモデルのRS e-tron GTは、アウディの「RS」を冠する初のEV(日本語版Wikipedia記載)
✔ 旧型は国土交通省へのリコール届出が8件(2022〜2024年、うち高電圧バッテリー関連3件)。新型の届出は2026年10月6日時点で確認できず
✔ 駆動用バッテリーの状態・保証、充電環境、輸入車としての整備体制の確認が、購入前の最重要ポイント(アウディ公式のバッテリー保証は、新車納車日から8年以内または16万km以下で容量70%未満の場合に復旧。「2023年3月現在」の注記あり)
📑 目次
1. 世代・仕様の早見表
📊 e-tron GTの仕様の早見表(アウディジャパンの公式発表と日本語版Wikipediaの記載をもとに整理)
| モデル | 日本での時期 | 動力・仕様 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| e-tron GT(初期型) | 2021年11月に日本発売(欧州は2021年2月から先行発売。2020年12月にドイツのネッカーズルム工場で量産開始) | フロントとリヤに1基ずつの同期モーター(システム最大出力は350kW、ローンチコントロール使用時390kW。アウディジャパン2021年4月6日発表)。床下に総容量93kWh(実際の使用容量84kWh、同発表)のリチウムイオンバッテリー(日本語版Wikipediaは93.4kWhと記載)。4WDのみ。日本仕様の一充電走行距離は、発売前の公式発表で「WLTCモードで500km以上」。ローンチコントロール適用時の0-100km/h加速は、ベースグレードで4.1秒(日本語版Wikipedia記載) | EV専用のJ1プラットフォーム。マトリックスLEDヘッドライトなど新設計のデザイン。空力を重視し、Cd値は0.24。シートファブリックなどにリサイクル素材を使用 |
| RS e-tron GT | アウディジャパンの2021年4月6日の発表で、e-tron GT quattroと同時に2021年秋発売予定(RS e-tron GTの価格は1,799万円)と案内。価格.comの掲載では2021年11月18日発売 | ベースグレードより高出力で、システム最大出力は440kW(ローンチコントロール使用時475kW)。ローンチコントロール適用時の0-100km/h加速は3.3秒(アウディジャパンの公式発表) | RSの名前を冠する初のEV。減衰力制御機能つきの3チャンバー式エアサスペンション。オプションでリヤステアリング(最小回転半径が5.5mから5.2mに)と、10kg軽量なカーボンルーフ(RSのみ) |
| 新型 S e-tron GT / RS e-tron GT performance | 2025年8月19日に、新型S e-tron GTとRS e-tron GT performanceが日本で発表・発売(アウディジャパン公式) | 総電力量105kWh(従来比+12kWh)。前後2モーターのquattroで、システム最高出力(ローンチコントロール時)はS 500kW・RS performance 680kW。一充電走行距離(WLTCモード)はS 648km・RS performance 631km(従来比約20%延伸)。急速充電は最大150kWで、理想的な条件の150kW充電器で10%から80%まで約33分、普通充電(AC)は最大8kW。0-100km/h加速は欧州参考値でS 3.4秒・RS performance 2.5秒 | 2025年8月19日に、限定モデル「Audi RS e-tron GT performance exclusive edition」を発売。RS e-tron GT performanceがベースで、世界299台限定・日本には25台が導入(発売時の価格は3,129万円)。新車価格(税込)はS e-tron GTが1,729万円、RS e-tron GT performanceが2,470万円(audi.jp購入サポートページ、2026年10月6日確認。発売時の公式発表価格は1,728万円・2,469万円)。新開発の2チャンバー/2バルブ式エアサスペンションを標準装備し、オプションでアクティブサスペンションを選べる |
※表は横にスクロールできます
📌 補足
型式は、国土交通省のリコール届出資料と次世代自動車振興センターの補助金交付額表で確認できたものです。初期型はZAA-FWEBGS(e-tron GT quattro)・ZAA-FWEBGE(RS e-tron GT)、新型はZAA-FWECXS(S e-tron GT)・ZAA-FWECXR(RS e-tron GT performance)です。バッテリーは、初期型が総容量93kWh(実際の使用容量84kWh。日本語版Wikipediaは93.4kWhと記載)、新型が総電力量105kWhです。初期型の日本仕様の航続距離・充電性能は、今回確認した公式資料では「WLTCモードで500km以上」(発売前の発表)以外を確認できていません。年式ごとの仕様は、車検証(初度登録年月)・販売店の資料・アウディ公式情報で確認してください。
2. 選び方(目的別)
📊 目的別の選び方
| 重視すること | 考え方の目安 |
|---|---|
| 走行性能を重視したい | ローンチコントロール適用時の0-100km/h加速は、ベースグレードで4.1秒、RSで3.3秒と記載。RSは、より高出力なモーターと、減衰力制御つきの3チャンバー式エアサスペンションを備える |
| 扱いやすさ・普段使いを重視したい | ベースグレードとRSで、出力・足回りの設定が異なる。ベースの足回りの詳細は情報源に記載がないため、試乗で乗り心地・車高・操作感を確認 |
| 小回りを重視したい | RSのオプションにリヤステアリングがあり、最小回転半径が5.5mから5.2mに小さくなると記載。装着車かどうかは、車両ごとに確認 |
| 新しさを重視したい | 2025年8月19日に新型が発売されている。新型は総電力量105kWh、WLTCモードの一充電走行距離S 648km・RS performance 631km、急速充電最大150kWなど、初期型から仕様が更新されている(アウディジャパン公式発表)。中古車としての流通量や装備は車両ごとに異なるため、販売店・公式情報で確認 |
| 限定車が気になる | 2025年8月の限定モデル(日本25台)は台数が少ない。特別装備の内容と、通常モデルとの違いを確認 |
| 環境への配慮が気になる | シートの合皮素材やフロアマットに、リサイクル材料を使用したと記載。素材の摩耗や汚れ具合は、実車で確認 |
💡 ポイント
RSだけの特別装備(カーボンルーフ・リヤステアリングなど)は「オプション」と記載されています。中古車では、装着されているかどうかが個体ごとに異なるため、装備は、車両の詳細な装備表で確認しましょう。
3. 弱点・注意したいポイント(バッテリー・充電・輸入車)
📊 注意したいポイント
| 項目 | 内容 | 購入前の確認方法 |
|---|---|---|
| 駆動用バッテリーの劣化と保証 | 初期型は総容量93kWh(実際の使用容量84kWh)、新型は総電力量105kWhの大容量バッテリー。年数・走行距離・使用状況で劣化し、個体差が出る。アウディ公式の「e-tronアフターサポート」では、新車納車日から8年以内または走行距離160,000km以下で、バッテリー容量が70%を下回った場合、経過年数や走行距離に応じて容量を復旧すると説明されている(100%までは復旧できない。対象車種の注記に「2023年3月現在」とあるため、最新の条件は公式・販売店で確認) | 保証の条件・残り期間、中古車購入者に引き継げるか、バッテリー状態の診断結果を、販売店で確認 |
| 充電の使い方・充電環境 | 普段の充電方法(自宅・職場・急速充電)によって、使い勝手や、バッテリーへの負担の感覚が変わる。新型は最大150kWの急速充電に対応し、理想的な条件で150kW充電器を使うと10%から80%まで約33分、普通充電(AC)は最大8kWと公式発表されている。初期型の充電性能は、今回確認した公式資料では確認できていない | 充電口の形状・対応する充電規格・付属の充電ケーブルを確認。自宅・職場の充電環境を整理 |
| 一充電あたりの走行距離 | 航続距離は、季節(冷暖房の使用)や走り方で変わる。新型のWLTCモードの一充電走行距離は、S e-tron GTが648km、RS e-tron GT performanceが631km(従来比約20%延伸、アウディジャパン公式発表)。初期型は、発売前の公式発表で「WLTCモードで500km以上」 | 公式カタログの値と、使用条件(モード名)を確認。試乗や販売店の説明で、実際の走行感を確認 |
| エアサスペンション・電子制御の足回り | 初期型のRSは3チャンバー式エアサスペンション(減衰力制御つき)。新型は新開発の2チャンバー/2バルブ式エアサスペンションを標準装備(オプションでアクティブサスペンション)。RS e-tron GTではエアスプリングストラットのリコール届出が2件ある(外-3340・外-3593、下の表)。作動状態や、警告灯の点灯の有無は、個体ごとに確認が必要 | 車高の変化・乗り心地・警告灯を、試乗と点検記録で確認 |
| タイヤ・ブレーキなどの消耗品 | 高性能なEVのため、タイヤやブレーキの状態は、走り方によって大きく変わる(一般的な傾向)。サイズ・銘柄によって、交換費用も異なる | タイヤの残り溝・偏摩耗・ブレーキの状態・交換履歴を確認 |
| 内装素材の状態 | 新型の公式発表では、シートなどにマイクロファイバー素材のDinamica(ダイナミカ。ほぼ半分がリサイクルされたポリエステル)やファブリックのCascade(カスケード)を採用し、カーペット・フロアマットは100%リサイクルされたナイロン繊維素材のEconyl(エコニール)製と説明されている。使用状況で、汚れや擦れの出方が変わる | シート・フロアマットの汚れ・摩耗・臭いを、実車で確認 |
| 輸入車としての整備・部品・保証 | 輸入車のため、整備できる工場や部品の入手性、保証の内容・継承の可否は、販売店・整備先によって異なる。正規ディーラー車か並行輸入車かでも扱いが変わる | 正規ディーラー車か並行輸入車かを車検証・販売店で確認。保証の内容・残り期間・継承の可否、整備を任せる先(正規ディーラーか専門店か)を購入前に確認 |
| リコール・改善対策 | 旧型(ZAA-FWEBGS・ZAA-FWEBGE)に、国土交通省へのリコール届出が8件(2022〜2024年。高電圧バッテリー関連3件、前輪ブレーキホース、ドライバーアシスト関連、エアスプリングストラットなど。下の表)。新型(ZAA-FWECXS・ZAA-FWECXR)は、2026年10月6日時点で国土交通省の届出一覧に確認できず | 公表リコールの有無は、車台番号でAudi公式のリコール等情報検索・国土交通省・ディーラーに確認し、対策の実施済みかどうかも確認 |
| 整備記録 | 過去の点検・修理履歴が分からない個体は、状態の判断が難しい | 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認 |
⚠️ 注意
EVのバッテリー・充電に関する仕様や保証の内容は、年式・グレードで異なる場合があります。この記事の内容だけで判断せず、メーカー公式カタログ・保証書・販売店の説明で、必ず最新の内容を確認してください。輸入車は、同じ車種でも、正規ディーラー車か並行輸入車か、保証が付くか、どこで整備できるかによって、購入後の負担が変わります。車両の状態だけでなく、購入後の整備の受け皿まで含めて、確認してから決めましょう。
📊 旧型e-tron GTのリコール届出(2026年10月6日時点で国土交通省で確認できた範囲)
| 届出日 | 届出番号(国交省資料へのリンク) | 件名・不具合の内容(国土交通省の表記を要約) | 対象車 | 対象台数(公式表記) |
|---|---|---|---|---|
| 2022年1月19日 | 外-3340 | 緩衝装置(エアスプリングストラット)。製造時の加工不良で、保持クリップを組み付ける溝が正しく加工されていないものがある。最悪の場合、クリップが外れ、エアスプリング内の空気が漏れて警告灯が点灯するとともに車高が下がるおそれ | RS e-tron GT(ZAA-FWEBGE) | 1台(100台未満の少数台数公表) |
| 2022年5月10日 | 外-3393 | 年少者用補助乗車装置。後部中央座席用シートベルトバックルの配線の取り回しが不適切で、ISOFIX取り付け金具フックと配線が干渉し、年少者用補助乗車装置が正しく固定できないおそれ | RS e-tron GT(ZAA-FWEBGE) | 26台(少数台数公表) |
| 2023年3月30日 | 外-3593 | 緩衝装置(エアスプリングストラット)。保持クリップを組み付ける溝の加工不良。最悪の場合、エアスプリングがストラットと分離し、車両が傾いてハンドルの操作性が低下するおそれ | RS e-tron GT(ZAA-FWEBGE) | 7台(少数台数公表) |
| 2023年11月30日 | 外-3727 | 電気装置(高電圧バッテリー)。製造工程でのシーラント塗布量が不十分で、バッテリーの密閉性が不完全なものがある。水分が浸入すると絶縁抵抗が低下してアーク放電が発生し、最悪の場合、火災に至るおそれ。改善措置は、全車両でシーリングの密閉性試験を行い、必要な場合はバッテリーを対策品に交換 | RS e-tron GT(ZAA-FWEBGE)とe-tron GT(ZAA-FWEBGS) | 245台(RS 104台、e-tron GT 141台) |
| 2024年3月7日 | 外-3777 | かじ取装置(ドライバーアシストコントロールユニット)。ソフトウェア開発時の検証が不十分で、アクティブレーンアシスト作動時の最低警告表示時間が保安基準に適合していない。改善措置は、制御ユニットのプログラムの書き換え | 同届出は28型式が対象。うちRS e-tron GT(ZAA-FWEBGE)とe-tron GT(ZAA-FWEBGS) | e-tron GT系は603台(RS 254台、e-tron GT 349台)。届出全体は6,536台 |
| 2024年6月20日 | 外-3799 | 電気装置(高電圧バッテリー)。不適切に製造されたバッテリーモジュールがあり、内部短絡により、最悪の場合、熱によるバッテリー異常が発生し、火災に至るおそれ。改善措置は、全車両を専用テスターで点検し、異常があればモジュールを交換。入庫までの間、充電量を80%までに制限するようユーザーに周知 | RS e-tron GT(ZAA-FWEBGE)とe-tron GT(ZAA-FWEBGS) | 656台(RS 278台、e-tron GT 378台) |
| 2024年8月1日 | 外-3848 | 制動装置(ブレーキホース)。設計が不適切で、前輪用ブレーキホースの長さが不足している。操舵角によりホース端部に過大な負荷がかかって亀裂が発生し、最悪の場合、ブレーキ液が漏れて制動力が低下するおそれ。改善措置は、前輪用ブレーキホースとブラケットの交換 | RS e-tron GT(ZAA-FWEBGE)とe-tron GT(ZAA-FWEBGS) | 741台(RS 306台、e-tron GT 435台) |
| 2024年12月5日 | 外-3916 | 電気装置(高電圧バッテリー)。外-3799の改善措置の内容に変更が発生したため、対象車を追加して新たに届け出られたもの(国土交通省資料の備考)。対策プログラムの準備に時間を要するため、暫定措置として、定期的なバッテリーの点検入庫を要請し、充電量を80%までに制限するよう周知 | RS e-tron GT(ZAA-FWEBGE)とe-tron GT(ZAA-FWEBGS) | 662台(RS 283台、e-tron GT 379台) |
※表は横にスクロールできます。対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれます(国土交通省資料の注意事項)。
📌 リコール届出の確認範囲と使い方
新型(ZAA-FWECXS・ZAA-FWECXR)は、国土交通省の「リコール・改善対策の届出」一覧(令和7年分と、令和8年分の10月2日届出分まで)で、e-tron GTの届出を確認できませんでした(2026年10月6日確認)。Audi公式の「リコール関連情報」の2025年度・2026年度にも、e-tron GTの掲載は見当たりません。ただし、今後新たに届け出られる可能性はあります。
外-3799と外-3916は、同じ高電圧バッテリーの不具合に関する届出です。外-3916は、外-3799の改善措置の内容に変更が生じたため、対象車を追加して新たに届け出られたものです。どちらにも、充電量を80%までに制限するようユーザーに周知する旨が記載されています。中古車では、対策の実施状況を、車台番号とあわせて販売店に確認しましょう。
Audi公式の「リコール関連情報」ページには、リコールとは別に、e-tron GT / RS e-tron GTを対象とするサービスキャンペーン(2022年8月4日の2件、2023年3月30日、2024年3月7日、2024年7月12日、2024年8月29日)も掲載されています。サービスキャンペーンは、リコール・改善対策に該当しない場合に使用者へ通知して対策を行う制度と、アウディ公式に説明されています。
届出内容は、国土交通省の報道発表資料と少数台数のリコール公表資料で確認し、Audi公式のリコール関連情報ページの掲載一覧(2021〜2026年)と照合しました。Audi公式のリコールPDFそのものは読めていないため、件名・台数は国土交通省の表記に基づきます。個別の車両が対象かどうかは、車台番号で、下の確認先から調べてください。
4. 購入前チェックリストと、進め方
📝 実車を確認するときのチェックリスト
☑️ 車検証の初度登録年月から、初期型か新型かを確認し、グレード(ベース/RS/S/限定車)と装備を確認した
☑️ 駆動用バッテリーの保証(条件・期間・残り期間・引き継ぎの可否)を確認した
☑️ バッテリー状態の診断結果(または診断の可否)を確認した
☑️ 付属の充電ケーブル・充電口の状態と、自宅・職場の充電環境を確認した
☑️ 正規ディーラー車か並行輸入車か、保証と整備の受け皿(整備先)を確認した
☑️ 整備記録簿・点検記録簿・事故歴・修復歴を確認した
☑️ エアサスペンションの作動・警告灯・タイヤやブレーキの状態を、試乗で確認した
☑️ リコール・改善対策の対応状況を、車台番号で確認した
🧭 購入の進め方
充電環境と、使い方を整理する
自宅・職場で充電できるか、よく走る距離はどのくらいかを考えます。
ベースかRSか、初期型か新型かを決める
走行性能、装備、予算のバランスで、モデルの方向性を決めます。
候補を複数探し、保証内容と整備体制を比べる
同じ条件で、バッテリーの保証と、購入後に整備を任せられる先を比べます。
実車確認と試乗をする
チェックリストに沿って確認します。
総額(車両価格+諸費用+次回車検)で判断する
見積もりの内訳を、必ず確認します。
5. 維持費の考え方
📊 維持費の主な項目
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 自動車税(種別割) | EVの税制上の扱いは、登録時期や制度で異なる場合がある。具体額は、当サイトの税額表の記事で確認 |
| 車検費用 | 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わる。詳しくは、普通車の車検費用の記事を参照 |
| 電気代・充電費用 | 自宅で充電する場合は電気代、外出先で充電する場合は充電サービスの料金が必要。契約プランで異なる。自宅に充電設備を新設する場合は、設置費用も見積もりに。Audi公式の購入サポートページ(2026年10月6日確認)では、新車購入の場合に限り、プレミアム チャージング アライアンス(PCA)の月額基本料(通常1,100円)と充電料金が、利用登録後12か月無料(利用登録は納車後1か月以内)とされています。中古車購入には当てはまらない場合があるため、認定中古車を含め販売店で確認 |
| タイヤ・ブレーキなどの消耗品 | 高性能なEVのため、タイヤ・ブレーキの状態や、交換時のサイズ・費用を、見積もりで確認しておく |
| 整備・部品代 | 輸入車のため、国産車と比べて、部品代や整備費用の水準が異なる場合がある。整備先・部品の入手方法によっても差が出るため、見積もりで確認 |
| 補助金・税制 | 国・自治体の制度で、年度・地域・条件が異なる。国のCEV補助金(令和7年度補正)は、Audi公式の購入サポートページで「令和8年4月1日からの新車新規登録」が対象と案内されています。新型のS e-tron GT・RS e-tron GT performanceの補助金額は28.8万円(次世代自動車振興センター別表1、令和8年10月6日現在)、受付終了見込みは令和8年12月上旬〜下旬目処(2026年9月4日公表、先着順)です。補助金を受けた車両には処分制限期間(4年)があり、期間内に売却などをする場合は事前の手続きと返納が必要になる場合があります。中古車が対象になるかは制度ごとに異なるため、購入前に自治体・販売店で確認 |
| 任意保険 | 型式・等級・使用状況で異なる。車両保険を付ける場合は、車両の価格帯が保険料に影響するため、複数社の見積もりで比較 |
| 取得時の税(環境性能割) | 2026年(令和8年)3月31日をもって廃止されました。令和8年4月1日以降に登録・届出される新車・中古車には課税されません(東京都主税局・日本中古自動車販売協会連合会) |
6. ライバル・兄弟車との比較
📊 ライバル・兄弟車
| 車種 | 位置づけ | 詳しいガイド |
|---|---|---|
| ポルシェ タイカン | 姉妹車。プラットフォームを含めて部品の40%を共用(日本語版Wikipedia記載)。同Wikipediaは、e-tron GTは4WDのみ・バッテリー93.4kWhのみという違いを挙げているが、これは旧型時点の記述。新型e-tron GTの総電力量は105kWh(アウディジャパン公式発表) | 当サイトに単独のガイドなし |
| アウディ Q8 e-tron | 同じアウディのEV。ボディタイプ・使い方が異なるため、用途で比べる | Q8 e-tron中古車ガイド |
| フォルクスワーゲン ID.4 | フォルクスワーゲンのEV。車格・用途が異なるため、EVの中古車の確認ポイント(バッテリー・充電・保証)を比べる際の参考に | ID.4中古車ガイド |
7. よくある質問
🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)
この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。
| Audi公式「リコール等情報検索」 | アウディジャパンの「リコール関連情報」ページ(年度別の掲載一覧)に載っているリコール等情報検索です |
| アウディジャパン「リコール関連情報」 | リコール・改善対策・サービスキャンペーンの掲載一覧と、車台番号などでの確認の案内があります |
| 国土交通省「リコール情報検索」 | 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます |
| 国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 | 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます |
| 日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 | メーカーと車台番号を入力して検索できます |
輸入車は、正規ディーラーに車台番号を伝えて、リコール・サービスキャンペーンの対象か照会できます。
まとめ
e-tron GTは、ポルシェと共同開発したEV専用プラットフォームを採用する、アウディの高級EVです。日本では2021年11月に発売され、2025年8月19日には新型のS e-tron GTとRS e-tron GT performanceが発売されました。中古車では、駆動用バッテリーの状態と保証、充電環境、輸入車としての整備体制の確認が最も大切です。旧型には国土交通省へのリコール届出が8件(2022〜2024年)あるため、車台番号での対応状況の確認も欠かせません。初期型か新型か、ベースかRSかを車検証と装備表で確かめ、実車確認と総額で選びましょう。
※世代・年式・仕様は、アウディジャパンの公式発表(2021年4月6日、2025年8月19日)、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです(「確認できた範囲」は2026年10月6日時点)。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。
出典(2026年10月6日確認):アウディジャパン プレスリリース(2025年8月19日)/アウディジャパン プレスリリース(2021年4月6日)/Audi e-tron 購入サポート/Audi e-tronアフターサポート/アウディジャパン リコール関連情報/国土交通省 リコール・改善対策の届出(令和8年分)/次世代自動車振興センター 別表1/同センター 申請受付終了見込み時期について(2026年9月4日)/価格.com e-tron GT quattro/日本語版Wikipedia「アウディ・e-tron GT」


コメント