ホンダ オデッセイ中古車完全ガイド|世代別の選び方・弱点・維持費まとめ

Honda Odyssey

Photo: Tokumeigakarinoaoshima / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0

ホンダ オデッセイは、1994年に「クリエイティブ・ムーバー」の第1弾として登場した、ホンダの基幹ミニバンです。低いフロアと運転のしやすさが持ち味で、日本では初代から5代目までの5世代が販売されました。2022年に一度販売が終了した後、2023年12月に中国生産の輸入車として再販され、2026年内の日本仕様の販売終了が予定されています。この記事では、世代ごとの違い・選び方・確認したい注意点を、公開情報をもとに整理しました。

📋 この記事の要点

✔ 初代(RA1〜5型)は1994年10月に発売。リアドアは、初代〜4代目が前ヒンジドア、5代目(2013年11月)から両側スライドドア

✔ 3代目・4代目は、機械式立体駐車場に入る全高1,550mm(3代目の4WDは1,570mm)の低全高スタイル

✔ 5代目は2016年2月にハイブリッド(SPORTS HYBRID i-MMD)を追加し、2020年11月にe:HEVへ名称変更。2021年12月に日本仕様の生産を終了し、2022年9月に販売終了

✔ 2023年12月8日に販売再開。広汽本田汽車を製造事業者とする輸入販売で、e:HEVのみの3タイプ

✔ 2026年6月19日付で、販売不振のため同年内に日本仕様の販売を終了する予定と記載(日本語版Wikipedia)

1. 世代の早見表

📊 オデッセイの世代別早見表

世代・型式 日本での販売時期 パワートレイン 主な特徴
初代 RA1〜5型 1994年10月〜1999年12月 F22B型(のちF23A型)+4速AT。1997年10月に3.0L V6(J30A型)の「プレステージ」を追加 アコードのプラットフォームを用いて開発され、大ヒット。前ヒンジのリアドア、コラムシフトで前後席のウォークスルー
2代目 RA6〜9型 1999年12月〜2003年10月 F23A型(2.3L)+4速AT、J30A型(3.0L・210PS)+5速AT 初代のコンセプトを引き継ぎ、スポーティー志向に。シフトレバーはインパネへ。福祉車両「アルマス」(2000年6月)
3代目 RB1/2型 2003年10月〜2008年10月 K24A型(標準160PS、アブソルート200PS)。5速ATとCVT 新開発の低床プラットフォームで、全高1,550mm(4WDは1,570mm)。3列シート7名乗車。2006年4月にマイナーチェンジ
4代目 RB3/4型 2008年10月〜2013年11月 K24A型+CVT/5速AT(アブソルートは206PS) 全高1,550mmを維持し、視界・室内長を改善。ECONボタン初搭載。2011年10月にマイナーチェンジ
5代目 RC1/2/4/5型 2013年11月〜2022年9月(生産終了は2021年12月)、2023年12月に再販 K24W型(直噴)+CVT。2016年2月にハイブリッド(i-MMD)を追加。2023年12月の再販はe:HEVのみ 両側スライドドアを初採用、8人乗りも設定。2015年1月にHonda SENSINGを設定。2020年11月にジェスチャーコントロール・パワースライドドアなどを採用

※表は横にスクロールできます

📌 補足

北米向けのオデッセイは、2代目から別の車種として開発され、日本でも「ラグレイト」として販売されました。日本語版Wikipediaでは、エリシオンが3代目・4代目の派生車種、ステップワゴンが5代目の実質的な兄弟車と記載されています。この記事は、日本仕様のオデッセイ(初代〜5代目)を対象にしています。

2. 世代ごとの違いと、おすすめの選び方

📊 目的別の選び方

重視すること 考え方の目安
安全装備を重視したい 5代目は2015年1月にHonda SENSINGを設定(EX系などは標準、その他はメーカーオプション)。2017年11月のマイナーチェンジで全タイプ標準装備に。2020年11月に後方誤発進抑制機能を追加。2023年12月の再販モデルは、近距離衝突軽減ブレーキ・オートハイビーム・急アクセル抑制機能などを追加
スライドドアで選びたい リアドアは、初代〜4代目が前ヒンジドア。両側スライドドアは、5代目から。5代目の2020年11月以降は、ジェスチャーコントロール・パワースライドドアと予約ロック機能を装備
立体駐車場で使いたい 3代目・4代目は全高1,550mm(3代目の4WDは1,570mm)で、機械式立体駐車場に入る低全高。5代目は全高を140〜150mm高くした。入庫できるかは、駐車場ごとの制限で確認
ハイブリッドで選びたい 5代目に、2016年2月からハイブリッドを追加。2020年11月以降は「e:HEV」の呼称。2023年12月の再販モデルは、e:HEVのみ。ガソリン車を希望する場合は、再販前の5代目または旧世代の中古車が対象
新しい年式・保証を重視したい 再販モデル(RC5型)は、広汽本田汽車製造の輸入販売。2026年内に日本仕様の販売終了が予定されているため、部品供給・整備の体制をホンダ販売店に確認しておくと安心

💡 ポイント

2023年12月の再販に先立ち、日本仕様の5代目の生産は2021年12月に終了し、在庫販売も2022年9月に完売しています。中古車を探すときは、再販前の5代目(RC1/2/4/5型)と、再販後のRC5型で、装備・グレード構成・製造国が異なる点を整理してから比べましょう。

3. 弱点・注意したいポイント

📊 注意したいポイント

項目 内容(Honda公式のリコール情報より) 購入前の確認方法
コンビネーションメーターの警告表示(2024年10月) 2024年10月10日に届出。型式6AA-RC5、製作期間は2023年10月24日〜2024年9月2日。踏み間違い衝突軽減システムの各機能の故障時に、ブレーキシステム警告灯が点灯しないことがある。メーターの警告表示プログラムの書き換えで対応(12,190台) 再販モデルは、対象か・対応済みかを、車台番号で確認
低圧燃料ポンプの改善措置部品(2025年6月) 2025年6月19日に届出。オデッセイを含む7車種が対象(型式にRC1・RC4を含む)、製作期間は2017年7月8日〜2020年2月25日。改善措置部品の梱包作業が不適切で、異品のパッキンが出荷されたものがあり、燃料満タン時に燃料が漏れるおそれがある 再販前の5代目は、対象か・対応済みかを確認
中国生産の輸入車という点(再販モデル) 再販モデルは、広汽本田汽車を製造事業者とする輸入販売。日本語版Wikipediaでは、中国からの輸入はホンダの四輪車として初と記載 保証・部品供給・整備の受け入れ体制を、購入する販売店に確認
ハイブリッドの駆動用バッテリー 年数・使い方によって状態が異なる。保証の内容・残り期間は、販売店・車両ごとに異なる(一般的な確認事項) 保証内容・残り期間・整備記録を確認
スライドドア・電動装備の作動 5代目以降は使用頻度が高く、経年で作動に不具合が出ることがある(個体差) 両側スライドドア・ジェスチャー操作・予約ロックなどの動作を実車で確認

⚠️ 注意

リコール・改善対策の対象は、型式・製作期間・車台番号ごとに異なります。「対象外だから安心」「対象だから避ける」と決めず、対応済みかどうかを、記録簿や販売店で確認してください。ここに挙げたもの以外にも届出がある可能性があるため、最新・全件はHonda公式のリコール等情報と国土交通省の情報で確認しましょう。

4. 購入前チェックリストと、進め方

📝 実車を確認するときのチェックリスト

☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認した

☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した

☑️ リコール・改善対策の対応状況を、車台番号で確認した

☑️ 世代・型式(RC1/2/4/5型か再販後のRC5型か)・グレードを確認した

☑️ 両側スライドドア(5代目以降)・電動装備の開閉と作動音を確認した

☑️ ハイブリッド・e:HEV車は、駆動用バッテリーの保証と残り期間を確認した

☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した

🧭 購入の進め方

1

世代と予算の目安を決める

世代(ドアの形式・全高・ハイブリッドの有無)と、安全装備(Honda SENSING)の状況を整理し、予算とのバランスを考えます。

2

候補を複数探し、条件をそろえて比べる

同じ世代・グレード・走行距離で、車両状態と保証内容を比べます。

3

実車確認と試乗をする

チェックリストに沿って、外装・内装・走行時の状態を確認します。

4

総額(車両価格+諸費用+次回車検)で判断する

見積もりの内訳を、必ず確認します。

5. 維持費の考え方

📊 維持費の主な項目

項目 考え方
自動車税(種別割) 排気量区分で決まります。登録時期によって扱いが異なる場合があるため、当サイトの税額表の記事で確認してください(具体額は本記事では記載しません)
車検費用 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わります。詳しくは、当サイトの車検費用の記事を参照
任意保険 型式・等級・使用状況で異なります。複数社の見積もりで比較
燃料代 世代・グレードによって、ガソリン車かハイブリッド(e:HEV)かが異なります。3代目のアブソルート(プレミアムガソリン仕様)や、5代目のアブソルート(レギュラー仕様に変更)など、指定燃料も世代で違うため、確認しましょう

6. ライバル・兄弟車

📊 ライバル・兄弟車

車種 位置づけ 詳しいガイド
ホンダ ステップワゴン 同じホンダのミニバン。日本語版Wikipediaでは、5代目オデッセイの実質的な兄弟車と記載 ステップワゴン中古車ガイド
トヨタ アルファード 上級ミニバンとして、比較されやすい アルファード中古車ガイド
トヨタ ヴェルファイア アルファードの兄弟車で、同じ上級ミニバンとして比較される ヴェルファイア中古車ガイド
日産 エルグランド 同クラスの上級ミニバン エルグランド中古車ガイド

7. よくある質問

Q. オデッセイは、今も新車で買えますか?

A. 日本語版Wikipediaでは、2022年9月に一度販売終了し、2023年12月に中国生産の輸入車として再販されたと記載されています。2026年6月19日付で、同年内に日本仕様の販売を終了する予定とも記載されています。最新の状況は、ホンダ販売店で確認しましょう。

Q. スライドドアは、どの世代からですか?

A. 日本語版Wikipediaでは、初代〜4代目のリアドアは前ヒンジドア、5代目(2013年11月)から両側スライドドアに変更されたと記載されています。

Q. 現行のオデッセイに、ガソリン車はありますか?

A. 2023年12月の再販モデルは、e:HEVの3タイプのみと記載されています。ガソリン車を探す場合は、再販前の5代目、または旧世代の中古車が対象です。

Q. 低い全高は、どの世代ですか?

A. 3代目・4代目は全高1,550mm(3代目の4WDは1,570mm)で、機械式立体駐車場に入る低全高スタイルと記載されています。5代目は、全高を140〜150mm高くしています。

🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)

この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。

ホンダ公式(リコール情報) 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます
国土交通省「リコール情報検索」 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます
国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます
日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 メーカーと車台番号を入力して検索できます

まとめ

オデッセイは、初代から5代目まで世代ごとに、リアドアの形式(前ヒンジ→スライド)、全高、ハイブリッドの有無が異なります。5代目は2022年9月にいったん販売終了し、2023年12月にe:HEVのみの輸入車として再販され、2026年内の日本仕様の販売終了が予定されています。Honda公式のリコール情報も確認できるため、世代・型式を整理し、対応状況・保証・部品供給の体制を確認して選びましょう。

※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。

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