Photo: Wh.0414.justin / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0
トヨタ RAV4は、1994年に登場した、クロスオーバーSUVの先駆けとして知られるモデルです。日本では、3代目(2016年7月に販売終了)から、5代目(2019年4月)まで約2年8か月の空白があり、4代目は日本では発売されていません。中古車で探すときは、世代ごとの違いを、整理して確認することが大切です。この記事では、公開情報をもとに整理しました。
📋 この記事の要点
✔ 初代(XA1#型)は1994年5月、2代目(XA20W型)は2000年5月、3代目(XA30W型)は2005年11月に登場
✔ 4代目(XA40型)は海外専売で、日本では発売されていない。5代目は2019年4月10日に日本で販売再開
✔ 5代目(2019年4月〜2025年12月)は、ガソリン・ハイブリッドに加え、2020年6月8日にプラグインハイブリッド(RAV4 PHV)を追加
✔ 6代目(XAN60型)は2025年12月18日に発売。ハイブリッドとプラグインハイブリッド(2026年3月発売)のみで、全車E-Four
✔ 2024年11月の一部改良で、5代目のXグレード(2WD)が廃止され、全車4WD化
📑 目次
1. 世代の早見表
📊 RAV4の世代別早見表
| 世代・型式 | 販売時期 | パワートレイン | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 初代 XA1#型 | 1994年5月〜2000年5月 | 3S-FE型 2.0L(135ps)、3S-GE型 2.0L(165ps→180ps) | 3ドア/5ドアのクロスオーバーSUV。FFと、センターデフ式のフルタイム4WD。1995年4月に5ドアを追加 |
| 2代目 XA20W型 | 2000年5月〜2005年11月 | 1ZZ-FE型 1.8L(125ps)、1AZ-FSE型 2.0L直噴(152ps→155ps) | ボディが拡大し、全モデル3ナンバーサイズ。5ドアモデルを主体に開発 |
| 3代目 XA30W型 | 2005年11月〜2016年7月(日本) | 2AZ-FE型 2.4L(170ps)のみ。CVTのみの設定 | 5ドアのみ(3ドアは廃止)。日本仕様はネッツ店専売。4WDは電子制御式に変更 |
| 4代目 XA40型 | 2013年1月〜2018年11月 | (海外仕様) | 日本では未発売。2015年のマイナーチェンジで、2.5Lハイブリッドを追加(海外) |
| 5代目 XAA50/XAH50/XAP50型 | 2019年4月10日〜2025年12月17日(日本) | 2.0Lガソリン(M20A-FKS型:126kW/171PS)、2.5Lハイブリッド(A25A-FXS型:システム最高出力160kW/218PS[2WD]、163kW/222PS[E-Four])。PHV:システム最高出力225kW/306PS | GA-Kプラットフォーム。2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞。PHV(2020年6月8日〜)は、プラグインハイブリッドシステム「THS II Plug-in」と大容量リチウムイオンバッテリーを採用 |
| 6代目 XAN60型 | 2025年12月18日〜現行 | 2.5Lハイブリッド(A25A-FXS型)。システム最高出力:HEV 177kW/240PS、PHEV 242kW/329PS | 全車E-Four。ガソリン車を廃止し、HEV/PHEVに一本化。PHEVは2026年3月9日発売 |
※表は横にスクロールできます
📌 補足
3代目は、日本では「N」をかたどった専用エンブレムのネッツ店専売でした。5代目の日本販売再開は、2019年4月10日で、平成最後の新型車という記載もあります。日本で中古車として探す場合、現実的な候補は、3代目・5代目・6代目です(4代目は正規の日本仕様がありません)。
2. 5代目の年式ごとの違いと、選び方
📊 5代目の主な変更(日本仕様)
| 時期 | 主な変更内容 |
|---|---|
| 2019年4月10日 | 日本仕様が発売。ガソリン車は「X」「G」「Adventure」、ハイブリッド車は「HYBRID X」「HYBRID G」 |
| 2020年6月8日 | プラグインハイブリッド「RAV4 PHV」を発売。「G」と「BLACK TONE」の2グレード |
| 2020年8月7日 | 一部改良。ディスプレイオーディオとDCM(車載通信機)を全車に標準装備。インテリジェントクリアランスソナーが全車標準 |
| 2021年12月1日 | 一部改良。ハイブリッド車の「HYBRID Adventure」を追加 |
| 2022年10月4日 | 一部改良。「Toyota Safety Sense」の機能を拡大(交差点右折時の対向直進車、右左折時に横断してくる歩行者の検知など)。RAV4 PHVのグレード名が「Z」に |
| 2024年11月28日 | 一部改良。Xグレード(2WD)が廃止され、全車4WD(ハイブリッドはE-Four)化。ガソリン・ハイブリッドは2024年12月16日、PHEVは2025年1月6日に発売 |
📊 目的別の選び方
| 重視すること | 考え方の目安 |
|---|---|
| 価格を抑えたい | 3代目は選択肢が広い一方、年式が古く、2AZ-FE型2.4L+CVTのみの構成。整備記録・消耗品・4WDまわりの状態を重点的に確認 |
| 安全装備を重視したい | 5代目は、年式でToyota Safety Senseの機能が異なる。2022年10月改良以降は、検知機能が拡大 |
| 燃費・電動化を重視したい | 5代目のハイブリッド、または6代目(ハイブリッド/PHEV)。ガソリン車が選べるのは、5代目まで |
| 自宅・職場で充電できる | PHEV/PHVを検討。5代目のPHVと、6代目のPHEVでは、急速充電・V2Hへの対応が異なる(6代目はCHAdeMO規格の急速充電・V2Hに対応と記載) |
| 悪路走行・アウトドア | 「Adventure」は専用のバンパー・スキッドプレートなどを採用。特別仕様車「Adventure OFFROAD Package」も設定された |
| 最新の仕様がよい | 6代目(2025年12月〜)。「Z」「Adventure」、PHEVには「GR SPORT」がある |
3. 弱点・注意したいポイント
📊 注意したいポイント
| 項目 | 内容 | 購入前の確認方法 |
|---|---|---|
| 公表リコールの有無 | 当サイトで参照した公開情報(日本語版Wikipedia等)には、RAV4のリコールの記載はなかった。ただし、対象の有無は世代・車台番号ごとに異なる | 車台番号で、国土交通省・ディーラーのリコール検索に照会して確認 |
| 4WDシステムの状態 | ガソリン車は機械式の4WD、ハイブリッド車・PHEVは電気式の「E-Four」。悪路・雪道での使用歴がある個体は、駆動系の消耗を確認したい | 整備記録簿と、下回り・駆動系の点検歴を確認 |
| ハイブリッド/PHEVの駆動用バッテリー | 年数・走行距離とともに劣化しうる | メーカー保証・販売店保証の有無と、残り期間を確認 |
| PHEV/PHVの充電まわり | 充電ケーブルの付属、充電口の状態、自宅の充電環境が必要 | 充電ケーブルの付属品・充電時の動作を確認 |
| 3代目の年式・消耗品 | 2016年7月に販売終了。年数が経っており、足回り・消耗品の交換歴が重要 | 交換履歴・整備記録簿を確認 |
| ボディサイズ | 5代目・6代目は全幅1,855mm以上。都市部の駐車場・狭い道では、事前確認が安心 | 自宅・職場の駐車スペースの寸法を確認 |
⚠️ 注意
RAV4は、世代によって日本での販売状況が異なります。海外仕様の並行輸入車は、保証・部品・整備の体制を必ず確認してください。「4代目」は日本では正規発売されていません。
4. 購入前チェックリストと、進め方
📝 実車を確認するときのチェックリスト
☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認した
☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した
☑️ 型式(XA30W/XAA50/XAH50/XAP50/XAN60など)で、世代と仕様を確認した
☑️ リコール・改善対策の対応状況を車台番号で確認した
☑️ 4WD/E-Fourの駆動方式と、下回りの状態を確認した
☑️ ハイブリッド/PHEV仕様は、駆動用バッテリーの保証と、充電ケーブルの付属を確認した
☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した
🧭 購入の進め方
世代とパワートレインを決める
3代目・5代目・6代目のどれか、ガソリン車かハイブリッド/PHEVかを、用途と予算で決めます。
候補を複数探し、条件をそろえて比べる
同じ世代・グレード・走行距離で、車両状態と保証を比べます。
実車確認と試乗をする
チェックリストに沿って確認します。
総額(車両価格+諸費用+次回車検)で判断する
見積もりの内訳を、必ず確認します。
5. 維持費の考え方
📊 維持費の主な項目
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 自動車税(種別割) | 5代目は、ガソリン車が約2.0L(1,986cc)、ハイブリッド/PHVが約2.5L(2,487cc)の区分。税額は、当サイトの税額表の記事で確認 |
| 車検費用 | 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わる。詳しくは、普通車・SUVの車検費用の記事を参照 |
| 任意保険 | 型式・等級・使用状況で異なる。複数社の見積もりで比較 |
| 燃料代 | ガソリン車・ハイブリッド車・PHEVで、燃料と使い方が異なる。PHEVは、充電の頻度で変わる |
6. ライバル・兄弟車との比較
📊 ライバル・兄弟車
| 車種 | 位置づけ | 詳しいガイド |
|---|---|---|
| トヨタ ハリアー | 同じトヨタのSUV。3代目ハリアーは、4代目RAV4のプラットフォームを使う兄弟車として、日本に導入された | ハリアー中古車ガイド |
| ホンダ CR-V | 同クラスのミドルSUVとして比較されやすい | CR-V中古車ガイド |
| マツダ CX-5 | 同クラスのSUV | CX-5中古車ガイド |
| スバル フォレスター | 同クラスのSUV。四輪駆動の走りが特徴 | フォレスター中古車ガイド |
7. よくある質問
🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)
この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。
| トヨタ公式(車台番号検索) | 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます |
| 国土交通省「リコール情報検索」 | 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます |
| 国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 | 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます |
| 日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 | メーカーと車台番号を入力して検索できます |
まとめ
RAV4は、日本では3代目(〜2016年7月)、5代目(2019年4月〜)、6代目(2025年12月〜)が中心で、4代目は日本では発売されていません。ガソリン車が選べるのは5代目まで、6代目はハイブリッドとPHEVのみです。世代・パワートレイン・4WDの状態を確認し、リコールは車台番号で調べ、実車確認と総額で比べて選びましょう。
※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。


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