Photo: Suzuki-Ham / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0
マツダ CX-5は、2012年に登場した、マツダの主力SUVです。ガソリン(SKYACTIV-G)に加え、クリーンディーゼル(SKYACTIV-D)を設定した点が特徴で、中古車市場には初代(KE系)と2代目(KF系)が中心に並びます。2026年5月には3代目が日本で発売されました。この記事では、世代ごとの違い・選び方・確認したい注意点を、公開情報をもとに整理しました。
📋 この記事の要点
✔ 初代(KE系)は2012年2月、2代目(KF系)は2017年2月、3代目(KM系)は2026年5月21日に日本で発売
✔ 2代目には、ガソリン2.0L/2.5L、2.5Lターボ(2018年10月〜)、ディーゼル2.2Lが設定された
✔ 3代目はe-SKYACTIV G 2.5(マイルドハイブリッド)で、ディーゼルは廃止と記載
✔ 2代目の6速MT仕様は2023年9月に廃止、2.5Lターボは2021年11月に廃止
✔ 世代・年式・エンジンで装備が異なるため、確認が大切
📑 目次
1. 世代の早見表
📊 CX-5の世代別早見表
| 世代・型式 | 販売時期 | エンジン | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 初代 KE系 | 2012年2月〜2017年2月 | ガソリン:SKYACTIV-G 2.0(PE-VPS型)、SKYACTIV-G 2.5(PY-VPS型・2013年9月追加)。ディーゼル:SKYACTIV-D 2.2(SH-VPTS型) | FF/4WD。6速AT(SKYACTIV-DRIVE)。2013年9月にi-ACTIVSENSEを搭載。2014年11月の大幅改良で、i-ACTIVSENSEを強化。SKYACTIV-D 2.2は最大トルク420N・m、JC08モード燃費18.6km/L(記載) |
| 2代目 KF系 | 2017年2月〜(販売終了予定は2026年と記載) | ガソリン:2.0L(PE-VPS型)、2.5L(PY-VPS型・PY-RPS型)、2.5Lターボ(PY-VPTS型・2018年10月〜)。ディーゼル:2.2L(SH-VPTS型・SH-VPTR型) | 前輪駆動/四輪駆動。6速AT。2018年10月にディーゼルへ6速MTを追加。2021年11月にフロントフェイスを一新 |
| 3代目 KM系 | 2026年5月21日〜(日本発売) | e-SKYACTIV G 2.5(PY-VPH型・マイルドハイブリッド)。ディーゼルは廃止 | グレードはS・G・Lの3種類。Google搭載。E10燃料に対応。i-ACTIVSENSEを大幅に強化 |
※表は横にスクロールできます
📌 補足
2代目(KF系)は、大きな改良が続いた世代です。情報源に記載された主なものは、2017年8月(i-ACTIVSENSEの設定拡大)、2018年2月(エンジンの大幅改良、ガソリン車の気筒休止技術、ディーゼルの出力向上)、2018年10月(2.5Lターボ導入、ディーゼルに6速MT、GVCからGVC Plusへ)、2019年12月(AWDの呼称変更、8インチ画面化)、2020年12月(ディーゼルの最高出力向上、コネクテッドサービス導入)、2021年11月(大幅な意匠改良)です。年式ごとの違いが大きいため、グレード表で確認しましょう。
2. 2代目のエンジンと、選び方
📊 2代目のエンジン別の目安
| エンジン | 出力・トルク(日本語版Wikipediaの記載) | 主な注意点 |
|---|---|---|
| ガソリン 2.0L(PE-VPS型) | 114kW(155PS)/196N・m。後に115kW(156PS)/199N・m | 街乗り中心・価格重視の候補。試乗で加速感を確認 |
| ガソリン 2.5L(PY-VPS型) | 140kW(190PS)/251N・m(2WD)。135kW(184PS)/245N・m(4WD) | 余裕のある走りを求める人の候補 |
| ガソリン 2.5L(PY-RPS型・2018年2月〜) | 140kW(190PS)/252N・m(2WD)。138kW(188PS)/250N・m(4WD) | 2018年2月の改良で、気筒休止技術を採用した仕様 |
| ガソリン 2.5Lターボ(PY-VPTS型・2018年10月〜) | 169kW(230PS)/420N・m | 2021年11月に廃止。流通台数が限られる可能性 |
| ディーゼル 2.2L(SH-VPTS型) | 129kW(175PS)/420N・m。後に140kW(190PS)/450N・m | 長距離・高速道路の使用が多い人の候補。使用状況と整備記録を確認 |
| ディーゼル 2.2L(SH-VPTR型・2018年10月〜) | 140kW(190PS)/450N・m | 6速MTは2018年10月に追加、2023年9月に廃止 |
📊 目的別の選び方
| 重視すること | 考え方の目安 |
|---|---|
| 走行距離が長い・高速道路が多い | ディーゼル(トルクが太い仕様)を検討。使い方(短距離中心か長距離か)と、整備記録を合わせて確認 |
| 価格を抑えたい | 初代は選択肢が広い一方、年式が古いため、整備記録・消耗品・リコール対応を重点的に確認 |
| 安全装備を重視したい | 2代目は、2017年8月にi-ACTIVSENSEの設定を拡大(情報源に、全車標準装備化と記載)。年式ごとの装備は、グレード表で確認 |
| 新しい世代を選びたい | 3代目(2026年5月〜)。ガソリンのe-SKYACTIV G 2.5のみで、ディーゼルは廃止。ディーゼルにこだわるなら、2代目以前の中古車が候補 |
| MTで乗りたい | 2代目のディーゼルに、2018年10月に6速MTが追加されたが、2023年9月に廃止。流通台数は限られる |
3. 弱点・注意したいポイント
📊 注意したいポイント
| 項目 | 内容 | 購入前の確認方法 |
|---|---|---|
| ディーゼル車の使われ方 | 短距離の走行が多い使い方は、ディーゼルエンジンに向かないとされる(一般的な傾向) | 整備記録簿で、オイル交換の履歴と使用状況を確認 |
| 年式・エンジンによる違い | 2代目は、改良のたびに、出力・装備が変わっている | 型式・年式・グレードで、エンジンと装備を確認 |
| 大径タイヤ・足回り | SUVで、タイヤ・足回りの消耗品が高くなる傾向がある(一般的な傾向) | タイヤの残り溝・摩耗の偏り・ブッシュ類を、実車で確認 |
| 電動リフトゲートなどの装備 | 装備が多いグレードは、電動装備が経年で不具合になることもある(個体差) | 開閉の動作、警告灯の点灯を確認 |
| リコール・改善対策の対応 | ディーゼルに関する不具合や、リコールの記載は、取得した情報源になかった | 公表リコールの有無は、車台番号で国土交通省・ディーラーに確認 |
⚠️ 注意
リコールの対象や内容は、車台番号ごとに異なります。「対象外だから安心」「対象だから避ける」と決めず、対応済みかどうかを、記録簿や販売店で確認してください。
4. 購入前チェックリストと、進め方
📝 実車を確認するときのチェックリスト
☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認した
☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した
☑️ リコール・改善対策の対応状況を確認した
☑️ ディーゼル車は、オイル交換の履歴と警告灯の点灯を確認した
☑️ i-ACTIVSENSE等の安全装備の有無・警告灯の点灯を確認した
☑️ 試乗で、異音・振動・変速感・エンジンの吹け上がりを確認した
☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した
🧭 購入の進め方
世代と予算の目安を決める
安全装備・装備の新しさ・価格のバランスを考えます。
候補を複数探し、条件をそろえて比べる
同じ世代・グレード・走行距離で、車両状態を比べます。
実車確認と試乗をする
チェックリストに沿って確認します。
総額(車両価格+諸費用+次回車検)で判断する
見積もりの内訳を、必ず確認します。
5. 維持費の考え方
📊 維持費の主な項目
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 自動車税(種別割) | 排気量・登録時期によって税額が異なる。具体額は、当サイトの税額表の記事で確認。登録から長期間が経過した車は、税額の扱いが異なる場合があるため、あわせて確認。ガソリン2.0L・2.5L、ディーゼル2.2Lで、排気量区分が異なる |
| 車検費用 | 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わる。詳しくは、SUV・大型車の車検費用の記事を参照 |
| 任意保険 | 型式・等級・使用状況で異なる。複数社の見積もりで比較 |
| 燃料代 | 燃料は、ガソリン車とディーゼル車(軽油)で異なる。燃費は、使い方・グレード・年式で変わる。JC08モード燃費の原文数値では、初代のSKYACTIV-D 2.2が18.6km/L(JC08モード)と記載 |
6. ライバル・兄弟車との比較
📊 ライバル・兄弟車
| 車種 | 位置づけ | 詳しいガイド |
|---|---|---|
| トヨタ RAV4 | 同クラスのミドルSUVとして、比較されやすい | RAV4中古車ガイド |
| スバル フォレスター | 同クラスのミドルSUVで、AWDが特徴 | フォレスター中古車ガイド |
| ホンダ CR-V | 同クラスのミドルSUV | CR-V中古車ガイド |
| 日産 エクストレイル | 同クラスのミドルSUV | エクストレイル中古車ガイド |
| マツダ CX-30 | 同じマツダの、ひと回り小さいSUV | CX-30中古車ガイド |
| マツダ CX-60 | 同じマツダの、大きめのSUV | CX-60中古車ガイド |
7. よくある質問
🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)
この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。
| マツダ公式(リコール等情報検索) | 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます |
| 国土交通省「リコール情報検索」 | 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます |
| 国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 | 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます |
| 日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 | メーカーと車台番号を入力して検索できます |
まとめ
CX-5は、初代(KE系)と2代目(KF系)が中古車の中心で、2026年5月には3代目が日本で発売されました。2代目は、エンジンや装備が改良のたびに変わるため、年式・型式の確認が大切です。ディーゼルは使い方と整備記録を確認し、条件をそろえて比べ、実車確認と総額で選ぶのがおすすめです。
※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。


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