Photo: Alexander Migl / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0
スバル フォレスターは、1997年に登場した、シンメトリカルAWDと水平対向エンジンが特徴のSUVです。中古車市場には初代から5代目までが並び、2025年4月には6代目が発表されました。この記事では、世代ごとの違い・選び方・確認したい注意点を、公開情報をもとに整理しました。
📋 この記事の要点
✔ 初代(SF5/SF9型)は1997年2月、5代目(SK5/SK9/SKE型)は2018年7月19日に発売
✔ 5代目は、2.5L直噴ガソリンとe-BOXER(2.0L)を設定し、2020年10月には1.8L直噴ターボが追加
✔ 4代目の2015年10月の改良で、アイサイトがver.3に更新
✔ 6代目は2025年4月17日に発表。ストロングハイブリッドと1.8L直噴ターボを設定し、フォレスターで初めてアイサイトXを採用(SUBARU公式リリース)
✔ 世代・年式でエンジンとアイサイトの世代が異なるため、確認が大切
📑 目次
1. 世代の早見表
📊 フォレスターの世代別早見表
| 世代・型式 | 販売時期 | エンジン(日本語版Wikipedia) | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 初代 SF5/SF9型 | 1997年2月〜2002年2月 | EJ20型 2.0L(NA:135ps、ターボ:250ps)、2.5L(EJ25系) | フルタイム4WD(シンメトリカルAWD)。5MT/4AT。2000年12月に全車デュアルSRSエアバッグを装備 |
| 2代目 SG5/SG9型 | 2002年2月〜2007年12月 | EJ20型 2.0L(NA/ターボ:220ps)、EJ25系 2.5L(ターボ含む) | 5MT/6MT/4AT。2005年1月の大幅改良で、4輪ディスクブレーキを搭載 |
| 3代目 SH5/SH9/SHJ型 | 2007年12月〜2012年11月 | EJ20型・FB20型 2.0L、EJ25型 2.5L(ターボ含む) | 2009年1月にサイド/カーテンエアバッグを拡大装備。2010年10月のマイナーチェンジで、FB20型エンジンを採用(2.0i-L)し、S-Editionを追加。5MTを6MTに変更 |
| 4代目 SJ5/SJG型 | 2012年11月〜2018年7月 | FB20型 2.0L:148PS。FA20F型 2.0L直噴ターボ:253PS(2012〜2015年)/280PS(2016〜2018年) | 6MT/CVT(リニアトロニック)。X-MODEを、2.0iを除くCVT車に搭載。2015年10月にアイサイトver.3へ更新し、アドバンスドセイフティパッケージを新設定 |
| 5代目 SK5/SK9/SKE型 | 2018年7月〜2025年4月 | FB25型 2.5L:136kW(184PS)。FB20型 e-BOXER:107kW(145PS)+モーター10kW(13.6PS)。CB18型 1.8L直噴ターボ:130kW(177PS)/300N・m(2020年10月〜) | アクティブトルクスプリット式AWD。リニアトロニック(7速マニュアルモード付)。2021年8月に新世代アイサイトを採用 |
| 6代目 SL系 | 2025年4月17日に発表 | ストロングハイブリッド(2.5L水平対向エンジン+モーター)、1.8L直噴ターボ(130kW(177PS)/300N・m) | AWD。アイサイトXを、フォレスターに初採用(SUBARU公式リリース)。グレードはSPORT・X-BREAK・Premium |
※表は横にスクロールできます
📌 補足
5代目の主な改良は、2018年9月(e-BOXER搭載「Advance」発売)、2019年6月(リアシートリマインダーを全車標準装備)、2020年10月(1.8L直噴ターボ「SPORT」を新設定)、2021年8月(新世代アイサイト・フロントフェイス刷新)、2022年8月(STI Sportを追加)、2023年8月(F型・シャークフィンアンテナとルーフスポイラーを全車標準装備)です。年式で装備が異なるため、グレード表で確認しましょう。
2. 世代ごとの違いと、おすすめの選び方
📊 目的別の選び方
| 重視すること | 考え方の目安 |
|---|---|
| 安全装備を重視したい | 4代目の2015年10月以降(アイサイトver.3)、5代目の2021年8月以降(新世代アイサイト)、6代目(アイサイトX)。年式ごとの装備は、グレード表・販売店で確認 |
| 価格を抑えたい | 3代目・4代目は選択肢が広い一方、年式が古いため、整備記録・消耗品・リコール対応を重点的に確認 |
| 走りの余裕を求める | ターボ車(4代目の2.0XT、5代目の1.8L直噴ターボ「SPORT」など)を検討。NAとの違いは、試乗で確認 |
| ハイブリッドで選びたい | 5代目のe-BOXER(2018年9月〜)。6代目は、ストロングハイブリッド。仕組みが異なる |
| 悪路・雪道での使用 | 4代目以降には、X-MODEが搭載されている(4代目は、2.0iを除くCVT車)。AWDの仕組み・タイヤの状態を確認 |
| MTで乗りたい | 4代目に6MTの設定がある。流通台数は限られる可能性 |
💡 ポイント
5代目は、e-BOXER(マイルドハイブリッド)、2.5Lガソリン、1.8L直噴ターボと、パワートレインの選択肢が広い世代です。同じ5代目でも、年式・グレードで安全装備の世代が異なるため、装備の有無を確認しましょう。
3. 弱点・注意したいポイント
📊 注意したいポイント
| 項目 | 内容 | 購入前の確認方法 |
|---|---|---|
| 水平対向エンジン・AWDの整備 | 構造が、一般的な直列エンジンと異なる。整備は、水平対向エンジンの整備実績がある工場が安心 | 整備記録簿で、点検・整備歴を確認 |
| エンジンまわりの、にじみ・漏れ | 年式・走行距離にかかわらず、オイル・冷却水のにじみ・漏れ跡がないかは、中古車の基本的な確認項目(個体差) | 下回り・エンジンルームで、にじみ跡がないかを確認 |
| AWD車のタイヤ | 4本のタイヤの銘柄・摩耗が大きく異なる場合、駆動系に負担がかかることがある(一般的な傾向) | タイヤの銘柄・残り溝・摩耗の偏りを確認 |
| アイサイトの世代差 | 4代目(ver.3)、5代目(新世代)などで、機能が異なる | 装備の有無・世代を、グレード表・販売店で確認 |
| リコール・改善対策の対応 | 個別のリコールの記載は、取得した情報源になかった | 公表リコールの有無は、車台番号で国土交通省・ディーラーに確認 |
⚠️ 注意
リコールの対象や内容は、車台番号ごとに異なります。「対象外だから安心」「対象だから避ける」と決めず、対応済みかどうかを、記録簿や販売店で確認してください。
4. 購入前チェックリストと、進め方
📝 実車を確認するときのチェックリスト
☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認した
☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した
☑️ リコール・改善対策の対応状況を確認した
☑️ エンジンまわりのオイル・冷却水の、にじみ・漏れ跡がないか確認した
☑️ アイサイトの有無・世代と、警告灯の点灯がないか確認した
☑️ 4本のタイヤの銘柄・摩耗の状態を確認した
☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した
🧭 購入の進め方
世代と予算の目安を決める
安全装備・装備の新しさ・価格のバランスを考えます。
候補を複数探し、条件をそろえて比べる
同じ世代・グレード・走行距離で、車両状態を比べます。
実車確認と試乗をする
チェックリストに沿って確認します。
総額(車両価格+諸費用+次回車検)で判断する
見積もりの内訳を、必ず確認します。
5. 維持費の考え方
📊 維持費の主な項目
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 自動車税(種別割) | 排気量・登録時期によって税額が異なる。具体額は、当サイトの税額表の記事で確認。登録から長期間が経過した車は、税額の扱いが異なる場合があるため、あわせて確認。2.0L・2.5L・1.8Lターボなどで排気量区分が異なる |
| 車検費用 | 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わる。詳しくは、SUV・大型車の車検費用の記事を参照 |
| 任意保険 | 型式・等級・使用状況で異なる。複数社の見積もりで比較 |
| 燃料代 | 燃料代は、使い方・エンジン・駆動方式で変わる。AWD車は、走行環境(雪道・悪路など)も影響。燃費の原文数値は、取得した情報源で、5代目の2018年発売時にWLTCモード対応の記載があったが、具体的数値の確認は取れなかった |
6. ライバル・兄弟車との比較
📊 ライバル・兄弟車
| 車種 | 位置づけ | 詳しいガイド |
|---|---|---|
| トヨタ RAV4 | 同クラスのミドルSUVとして、比較されやすい | RAV4中古車ガイド |
| マツダ CX-5 | 同クラスのミドルSUV | CX-5中古車ガイド |
| ホンダ CR-V | 同クラスのミドルSUV | CR-V中古車ガイド |
| スバル クロストレック | 同じスバルの、ひと回り小さいSUV(旧XVとの違いは、専用ガイドを参照) | クロストレック中古車ガイド |
| スバル レヴォーグ | 同じスバルの、ステーションワゴン | レヴォーグ中古車ガイド |
7. よくある質問
🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)
この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。
| スバル公式(リコール情報) | 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます |
| 国土交通省「リコール情報検索」 | 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます |
| 国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 | 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます |
| 日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 | メーカーと車台番号を入力して検索できます |
まとめ
フォレスターは、シンメトリカルAWDと水平対向エンジンが特徴で、世代ごとにエンジンとアイサイトの世代が大きく異なります。安全装備を重視するなら、アイサイトの世代を確認し、水平対向エンジンの整備記録と、エンジンまわりのにじみ・漏れ跡、タイヤの状態も確認しましょう。条件をそろえて比べ、実車確認と総額で選ぶのがおすすめです。
※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。


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