メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン中古車完全ガイド|選び方・弱点・維持費まとめ

Mercedes-Benz C-Class Wagon

Photo: Charles (Port Chester, New York) / Wikimedia Commons, CC BY 2.0

メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴンは、Cクラスのワゴンボディです。型式では、セダンが「W」、ステーションワゴンが「S」で表され、4代目ならセダンがW205、ステーションワゴンがS205です。中古車市場には、S203・S204・S205・S206などが混在し、ステーションワゴンが日本で発売された時期は、セダンより遅れた世代もあります。この記事では、ワゴンの型式・日本での発売時期・選び方・輸入車ならではの確認ポイントを、公開情報をもとに整理しました。セダンの世代・エンジンの違いは、Cクラスの記事も参考にしてください。

📋 この記事の要点

✔ 初代のステーションワゴン(S202)は、セダンの3年後の1996年に登場。日本では1996年に「C230 ステーションワゴン」を追加した(Cクラス初のステーションワゴン)

✔ 3代目(S204)は、日本で2008年4月8日に発売。2013年7月には、EASY-PACK自動開閉テールゲートがステーションワゴン全車に標準装備された

✔ 4代目(S205)は、日本で2014年10月1日に発表。ステーションワゴンは9グレード展開で、納期短縮のためオプションパッケージが廃止され、右ハンドルが基本の設定

✔ 5代目(S206)は、2021年6月29日にセダンと同時に日本で発表。2022年にはオールテレインも導入された

✔ 輸入車のため、正規ディーラー車か並行輸入車か、整備記録・保証・部品の入手性を購入前に確認。国土交通省の公表(2026年10月7日時点で確認できた範囲)では、5代目(S206)ステーションワゴン・オールテレインが対象のリコールの届出が13件あり、対象かどうかは車台番号で確認する

1. 世代の早見表(ステーションワゴン)

📊 Cクラス ステーションワゴンの世代別早見表

世代・型式 日本での販売時期(ワゴン) エンジン・パワートレイン 主な特徴
初代 S202 1996年にC230 ステーションワゴンを追加(Cクラス初のステーションワゴン)。1998年にC200ステーションワゴン・C43 AMGステーションワゴンを追加 C230(1996年に、全車が5速ATに)。1997年のマイナーチェンジで、直列6気筒がV6またはV8に置き換わった リアシートは6:4分割可倒式。日本には、セダンとステーションワゴン、AMGモデルも導入
2代目 S203 2000年9月〜(W203の日本発売時期。ワゴン個別の発売日は記載なし)。〜2007年 C180、C200コンプレッサー、C240、C320、C32 AMGなど。2005年にV6(272系)+7速ATのC230/C280アバンギャルド、C55 AMG(5.4L V8) 先代と異なり、全てのグレードにステーションワゴンが用意された。C55 AMGのワゴンは右ハンドルのみと記載
3代目 S204 2008年4月8日に発売(C200コンプレッサー、C250、C63 AMG)。2009年8月25日にC300を追加。2011年5月30日に後期型 2009年8月にC250が1.8L直4ターボに。2010年2月にC200が1.8L直噴ターボに。後期型で3.5L V6のC350を新設。C63 AMGステーションワゴンは2011年7月にマイナーチェンジ パーキングアシストリアビューカメラを標準装備(発売時)。2013年7月に、EASY-PACK自動開閉テールゲートが全車標準、レーダーセーフティパッケージがC180を除き標準。2011-2012年次の日本カー・オブ・ザ・イヤーを、W204後期・S204後期(ステーションワゴン)で受賞と記載
4代目 S205 2014年10月1日に発表(セダンは同年7月11日)。2018年7月25日に後期型 発売時は1.6L/2.0L直4ガソリンターボ。2015年9月にC220 d、同年12月にC350 e(PHEV)を発表。2017年2月にC200 4MATICを追加。後期型:C200は1.5L(M264型)+BSG+48V、C220 dは2.0L(OM654型) 9グレード展開(C180〜AMG C63 S)。納期短縮のため、オプションパッケージを廃止。ステーションワゴンは右ハンドルが基本(発売当初のC450 AMG 4MATICは左ハンドルのみで、2016年8月に右ハンドルを追加)。2017年7月に、一部グレードでパノラミックスライディングルーフをオプション設定
5代目 S206 2021年6月29日に発表(セダンと同時)。2022年にオールテレインを導入 直4モジュラーエンジン+9速AT。日本仕様は全車電動化(2021年の発表時のステーションワゴンは、C 200・C 220 dのISG搭載モデル)。C200:204PS・300Nm。C220 d:440Nm、最高出力は、2021年の発表リリースでは200PS(147kW)、現行のData Information(MP202602)では197PS(145kW)の表記。プラグインハイブリッドのC 350 eは、2021年の発表リリースの価格表ではセダンだけに載っている エアサスペンションは廃止、後輪操舵「リア・アクスルステアリング」を新設定(セダンと共通の記述)。ワゴン固有の荷室寸法などは、情報源に記載なし

※表は横にスクロールできます

📌 補足

ステーションワゴンの荷室容量や寸法、オールテレインの最低地上高などの数値は、参照した情報源(日本語版Wikipedia)のCクラスの記述には記載がありませんでした。荷室の広さを重視する場合は、カタログや実車で、確認しておきましょう。

2. 世代ごとの違いと、おすすめの選び方

📊 目的別の選び方

重視すること 考え方の目安
荷室の使い勝手を重視したい S204は、2013年7月から、EASY-PACK自動開閉テールゲートを全車に標準装備。S205は、パノラミックスライディングルーフを一部グレードにオプション設定。実際の荷室の広さ・開口部は、実車で確認
安全装備を重視したい S204は2013年からレーダーセーフティパッケージを設定(C180は同年7月にオプション設定)。S205は、2017年2月にオプション設定化された後、2020年2月28日に、C180・C200・C200 4MATIC・C220 dなどで標準装備化。装着の有無は、個体ごとに確認
ディーゼルを選びたい S205に、C220 d(2015年9月発表、ワゴンはAVANTGARDEとSportsの2グレード)。後期型ではOM654型に換装。5代目にもC220 dがある
電動化・環境性能を重視したい S205にPHEVのC350 e(ワゴンにもパノラミックスライディングルーフの設定がある)。後期のC200はBSG+48V。S206は日本仕様が全車電動化。PHEVは、充電環境の確認が大切
雪道など4WDを選びたい S205は、2017年2月に、Cクラスの4気筒エンジン仕様で初となる4MATICのC200 4MATIC ステーションワゴン スポーツなどが追加された。年式・グレードごとの設定は、販売店で確認
悪路走行も意識したい 5代目で、オールテレインが2022年に日本で導入された。仕様の詳細は情報源に記載がないため、販売店・公式情報で確認
走りを重視したい(AMG) S205には、AMG C43 4MATIC・C63・C63 Sのステーションワゴンがある。整備実績のある販売店で状態を確認

💡 ポイント

ステーションワゴンは、型式が「S」で始まります。中古車の掲載情報では、W205(セダン)とS205(ワゴン)が混在しやすいため、型式と車検証の記載で、ボディタイプを確認しましょう。

3. 弱点・注意したいポイント

📊 注意したいポイント

項目 内容 購入前の確認方法
公表リコールの有無 日本語版Wikipediaには、Cクラス ステーションワゴン固有のリコールの記載は確認できなかったが、国土交通省の公表では、5代目(S206)ステーションワゴン・オールテレインが対象の届出が13件ある(下の一覧を参照)。先代以前の世代の届出は、この一覧に含めていない 対象かどうかは、車台番号で、国土交通省のリコール情報検索や正規ディーラーに確認
EASY-PACK自動開閉テールゲート S204は2013年7月から全車に標準装備。荷室を頻繁に使う車は、開閉機構の使用頻度が高い テールゲートの自動開閉・停止位置の設定・異音の有無を、実車で確認
パノラミックスライディングルーフ装着車 S205では、一部グレードにオプション設定。装着の有無は個体ごとに異なる 開閉動作・異音・水漏れ痕を、実車で確認
エアサスペンション(S205の装備車) S205は、AIRMATICがC250スポーツに標準、C200アバンギャルドはオプション(セダンの記述)。ワゴンでの設定はグレードごとに要確認 装備の有無を確認し、試乗で車高・乗り心地に違和感がないかを確認
電動化パーツ(BSG・48V・PHEV) S205後期のC200などはBSGと48V電気システム、PHEVは駆動用バッテリーを搭載。年数・使い方で状態が異なる 保証の内容・残り期間、PHEVは充電環境を確認
ラゲッジの使用状況 荷物をたくさん積む使い方をされた個体は、荷室の内装・シートバックの状態が異なる 荷室の内装の傷・汚れ、シートアレンジの動作を確認
輸入車の整備・部品・保証 正規ディーラー車か並行輸入車かで、整備の受けやすさや保証が異なる。新車の正規販売車には、一部車種を除き「メルセデス・ケア」(3年間の購入保証システム)が付属と記載。中古車で使えるかは条件次第 整備記録簿・保証書を確認し、保証の継承条件と、近くに整備を任せられる店があるかを確認

📊 5代目(S206)ステーションワゴン・オールテレインが対象のリコール一覧(国土交通省の公表、2026年10月7日時点で確認できた範囲、新しい順)

国土交通省の報道発表(「リコールの届出について」と、100台未満の届出をまとめた「少数台数のリコール届出の公表について」)の各PDFを、2021年から2026年10月7日掲載分まで確認し、型式の番号が5代目(S206)ステーションワゴン・オールテレイン(206204・206214・206241・206242・206280・206287)に該当する届出を整理しました。リコールの届出は13件で、確認できた範囲で最も古いのは2022年3月31日(外-3369)、直近は2026年5月14日(外-4178)です。セダンだけが対象の届出は、この一覧に含めていません(セダンの一覧は、Cクラス中古車ガイドのリコール一覧を参照)。

届出日(届出番号) 不具合の部位と、改善措置(公式の要旨) 対象のステーションワゴン・オールテレイン(型式・通称名、公式表の台数) 対象台数(公式表記)
2026年5月14日
(外-4178)
事故自動緊急通報装置(通信モジュール)。車載通信モジュールの製造工程が不適切で、基板内のダイオードに亀裂が生じるとともに警告メッセージが表示されることがあり、緊急通報時にコールセンターの音声が聞こえず、双方向通信ができないため、保安基準に適合しないおそれ。車載通信モジュールを良品に交換する 「C180 ステーションワゴン」(5AA-206241C)1台
「C200 ステーションワゴン」(5AA-206242C)2台
「C220d ステーションワゴン」(3CA-206204C)1台
「C220d 4MATIC All-Terrain」(3CA-206214C)2台
「メルセデスAMG C43 4MATIC ステーションワゴン」(4AA-206287CN)1台
「メルセデスAMG C63SE パフォーマンス ステーションワゴン」(4LA-206280C)1台
リコール全体で計4,141台(53型式・40車種)
2026年2月18日
(外-4152)
動力伝達装置(トランスミッション・コントロールユニット)。トランスミッション・コントロールユニットの製造指示が不適切で、仕様の異なる制御プログラムが誤って書き込まれたものがあり、OBD(車載式故障診断装置)が正しく動作せず、最悪の場合、排出ガス値が規制値を超えるおそれ。トランスミッション・コントロールユニットの制御プログラムを、正規の制御プログラムに書き換える 「C220d ステーションワゴン」(3CA-206204C)84台
「C220d 4MATIC All-Terrain」(3CA-206214C)40台
計124台(2型式、すべてCクラス ステーションワゴン・オールテレイン)
2025年10月16日
(外-4089)
操舵装置(ステアリングカップリング)。製造管理が不適切で、ステアリングカップリングを固定するボルトが適切に締め付けられていない可能性があり、使用過程でボルトが緩んで脱落すると、ステアリングホイールとステアリングギアの機械的結合が外れ、最悪の場合、操舵できなくなるおそれ。ステアリングカップリングを固定するボルトを、規定トルクで締め付けなおす 「C200 ステーションワゴン」(5AA-206242C)5台
「C220d ステーションワゴン」(3CA-206204C)10台
リコール全体で計683台(15型式・12車種)
2024年10月31日
(外-3894)
燃料タンク(少数台数の公表資料に記載の不具合の内容)。製造機器の保守管理が不適切で、燃料タンク本体とフィラーパイプの溶着が不十分になっており、車体に加わる振動等で溶着部位に剥離が発生して燃料漏れが発生するおそれ(公表資料に改善措置の記載はない) 「C200 ステーションワゴン」(5AA-206242C)9台
(輸入期間は、2022年1月27日〜2022年4月4日)
届出全体で9台(公式表記)
2024年8月22日
(外-3850)
前照灯等(前照灯)。ヘッドライトコントロールユニットの制御プログラムが不適切で、前方車両との車間距離が近接した場合に、前方の路面の一部に保安基準に規定されていない図柄が投影されることがあり、前照灯等の基準に適合しない。左右のヘッドライトコントロールユニットの制御プログラムを、対策したプログラムに書き換える 「C200 ステーションワゴン」(5AA-206242C)1,223台
「C220d ステーションワゴン」(3CA-206204C)2,145台
「C220d 4MATIC All-Terrain」(3CA-206214C)1,352台
「メルセデスAMG C43 4MATIC ステーションワゴン」(4AA-206287C)829台
「メルセデスAMG C63SE パフォーマンス ステーションワゴン」(4LA-206280C)141台
リコール全体で計25,971台(42型式・37車種)
2024年5月16日
(外-3802)
電気装置(ヒューズ)。電源ヒューズの製造が不適切で、ヒューズエレメント部に亀裂が入っているもの、またははんだが剥がれているものがあり、亀裂の場合は走行振動等でエレメントが断線し、SRSシステムの機能停止やメーターパネル等の消灯、最悪の場合、駆動力が失われて走行不能となるおそれ、はんだの剥がれの場合は短絡時にヒューズが機能せず、短絡箇所の周囲が溶損して最悪の場合、火災に至るおそれ。当該ヒューズを含むヒューズボックスを対策品に交換する 「C180 ステーションワゴン」(5AA-206241C)54台
「C200 ステーションワゴン」(5AA-206242C)176台
「C220d ステーションワゴン」(3CA-206204C)514台
「C220d 4MATIC All-Terrain」(3CA-206214C)275台
「メルセデスAMG C43 4MATIC ステーションワゴン」(4AA-206287C)180台
「メルセデスAMG C63SE パフォーマンス ステーションワゴン」(4LA-206280C)26台
リコール全体で計5,085台(41型式・36車種)
2024年3月26日
(外-3782)
電動パワーステアリング(少数台数の公表資料に記載の不具合の内容)。車両生産時の組付けの作業指示が不適切で、作業時にボディと接触したものがあり、内部の電子部品が損傷している可能性があって、使用過程で電気的な故障が発生すると警告メッセージが表示され、最悪の場合、パワーアシストが利かなくなるおそれ(公表資料に改善措置の記載はない) 「C220d ステーションワゴン」(3CA-206204C)2台
(輸入期間は、2023年10月10日)
届出全体で2台(公式表記)
2024年3月26日
(外-3779)
燃料装置(燃料ポンプ)。燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)の製造が不適切で、燃料によって膨潤して変形するものがあり、ポンプハウジングと接触して作動不良を起こし、最悪の場合、走行中にエンストするおそれ。燃料供給モジュールを、対策品の燃料ポンプが組み込まれたものに交換する 「C180 ステーションワゴン」(5AA-206241C)377台
「C200 ステーションワゴン」(5AA-206242C)522台
リコール全体で計5,390台(42型式・37車種)
2023年9月28日
(外-3680)
原動機(エンジンコントロールユニットの制御プログラム)。制御プログラムが不適切で、駐車中にエンジンフードに当たる日射しの影響で、温度センサが故障していると誤って自己診断することがあり、エンジン警告灯(MIL)が点灯し、最悪の場合、エンジンがフェイルセーフモード(低速一定回転)になって、排出ガスが基準値を超えるおそれ。制御プログラムを対策プログラムに書き換える 「C220d ステーションワゴン」(3CA-206204C)895台
「C220d 4MATIC All-Terrain」(3CA-206214C)874台
リコール全体で計5,242台(7型式・6車種)
2023年7月27日
(外-3661)
燃料装置(燃料ポンプ)。燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)の製造が不適切で、燃料によって膨潤して変形するものがあり、ポンプハウジングと接触して作動不良を起こし、最悪の場合、走行中にエンストするおそれ。燃料供給モジュールを、対策品の燃料ポンプが組み込まれたものに交換する 「C180 ステーションワゴン」(5AA-206241C)302台
「C200 ステーションワゴン」(5AA-206242C)626台
リコール全体で計17,266台(65型式・61車種)
2022年12月13日
(外-3534)
燃料装置(燃料供給ホース)。ディーゼルエンジンの燃料供給ホースの製造指示が不適切で、製造時に使用する分離剤に誤りがあり、ホース内壁の摩擦力が低いため、クランプの締結が適切でもラバーホースが抜けて燃料漏れを起こし、最悪の場合、警告灯の点灯とともにエンジンが停止するおそれ。燃料供給ホースの製造時期を確認し、交換が必要なものは良品に交換する 「C220d ステーションワゴン」(3CA-206204C)478台
「C220d 4MATIC All-Terrain」(3CA-206214C)638台
リコール全体で計3,509台(3型式・3車種)
2022年11月1日
(外-3504)
電気装置(エンジンコントロールユニットの配線)。エンジンルーム内のエンジンコントロールユニットの配線で、配索指示が不適切なため、配線がエンジンフードと干渉して被覆が摩滅し、短絡が発生することがあり、MILが点灯するとともにエンジンの不調や排ガス値の悪化が発生し、最悪の場合、走行不能に至るおそれ。配線を点検し、配線が長い場合は配索を修正する(配線やエンジンフードに損傷があれば修理する) 「C220d ステーションワゴン」(3CA-206204C)2台
「C220d 4MATIC All-Terrain」(3CA-206214C)2台
リコール全体で計106台(3型式・3車種)
2022年3月31日
(外-3369)
事故自動緊急通報装置(通信モジュール)。車載通信モジュールの制御プログラムが不適切で、緊急通報が自動または手動で行えないことがあり、保安基準第43条の8(事故自動緊急通報装置の基準)に適合しない。制御プログラムを対策仕様に書き換える 「C200 ステーションワゴン」(5AA-206242C)1台
「C220d ステーションワゴン」(3CA-206204C)1台
リコール全体で計1,119台(12型式・9車種)

※表は横にスクロールできます

※日付のリンクは、国土交通省の報道発表ページです。日付は国土交通大臣への届出日で、下の括弧は届出番号です。台数は各公式PDFの「リコール対象車の台数」の表記で、「対象のステーションワゴン・オールテレイン」欄は、公式の表の該当行を当サイトが型式ごとに合計したものです(型式・通称名は公式表記。「All-Terrain」は、オールテレインです)。右端の「リコール全体」は、セダンなどほかの車種を含む届出全体の台数です。
※「少数台数のリコール届出の公表」(100台未満)は月ごとの公表資料で、改善措置の記載がない行は、不具合の内容のみを載せています。同じ公表資料のうち、型式・通称名の欄に「他」とあり、記載の型式以外も含む届出(2024年2月8日の外-3759、2025年6月26日の外-4035)は、ステーションワゴンが含まれるかどうかを公式資料から確認できないため、この一覧に含めていません。公表資料に型式が記載されていない「他」の中にCクラスが含まれる届出も、この一覧に含まれていない可能性があります。
※不具合の内容と改善措置は、公式資料の要旨を当サイトが整理したものです。対象かどうか、実施済みかどうかは、車台番号で確認してください。

📌 参考:改善対策(リコールとは別の届出区分)

国土交通省の公表では、5代目(S206)ステーションワゴン・オールテレインが対象の改善対策の届出も1件確認できました。2023年7月4日(届出番号 改-668):電気装置(運転支援システム・コントロールユニット)。衝突被害軽減ブレーキが特定の状況で過敏に反応する制御プログラムとなっているため、路上の建設物等を衝突対象としてシステムが誤検知することがあり、障害物の接近を知らせる警報とともに、意図しないところで衝突被害軽減ブレーキが作動するおそれ。運転支援システムコントロールユニットの制御プログラムを、改良したプログラムに書き換える。対象のステーションワゴン・オールテレインは、「C180 ステーションワゴン」(5AA-206241C)209台、「C200 ステーションワゴン」(5AA-206242C)245台、「C220d ステーションワゴン」(3CA-206204C)585台、「C220d 4MATIC All-Terrain」(3CA-206214C)405台です(改善対策全体で計11,713台・17型式・14車種)。

⚠️ 注意

リコール・改善対策の対象は、型式・製作期間・車台番号ごとに異なります。「対象外だから安心」「対象だから避ける」と決めず、対応済みかどうかを、記録簿や正規ディーラーで確認してください。ここに挙げたもの以外にも届出がある可能性があるため、最新・全件は国土交通省のリコール情報とメルセデス・ベンツ日本の正規ディーラーで確認しましょう。

4. 購入前チェックリストと、進め方

📝 実車を確認するときのチェックリスト

☑️ 正規ディーラー・専門店での整備記録簿の有無と内容を確認した

☑️ 認定中古車(Mercedes-Benz Certified等)か、一般の中古車販売店経由かを確認した

☑️ 正規ディーラー車か並行輸入車かを、車検証・保証書で確認した

☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した

☑️ リコール・改善対策の対応状況を、車台番号で確認した

☑️ 型式(S204・S205・S206など)と、年式・グレード、安全装備の有無を確認した

☑️ テールゲートの開閉・荷室のシートアレンジの動作を確認した

☑️ オールテレイン仕様か標準仕様かを確認した

☑️ PHEV・電動化仕様は、保証と充電環境を確認した

☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した

🧭 購入の進め方

1

世代と予算の目安を決める

ワゴンとして使いたい用途(荷室・アウトドア・通勤)と、安全装備・電動化を整理し、予算とのバランスを考えます。

2

候補を複数探し、条件をそろえて比べる

同じ世代・グレード・走行距離で、車両状態と保証内容を比べます。正規ディーラー車か並行輸入車かも、ここで確認します。

3

実車確認と試乗をする

チェックリストに沿って、外装・内装・走行時の状態を確認します。整備記録簿は、必ず現物を見せてもらいましょう。

4

総額(車両価格+諸費用+次回車検・整備)で判断する

見積もりの内訳を、必ず確認します。輸入車は、購入後の整備費用も見込んでおくと安心です。

5. 維持費の考え方

📊 維持費の主な項目

項目 考え方
自動車税(種別割) 近年の世代は1.5L〜2.2L台の直列4気筒が中心で、AMGモデルには3.0L V6や4.0L V8を搭載するものもあるなど、排気量区分で決まります。登録時期によって扱いが異なる場合があるため、当サイトの税額表の記事で確認してください(具体額は本記事では記載しません)
車検費用 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わります。輸入車は、整備費用・部品代が国産車と異なる場合があるため、事前に見積もりを取りましょう。詳しくは、当サイトの車検費用の記事を参照
任意保険 型式・等級・使用状況で異なります。複数社の見積もりで比較
燃料代・整備費 燃料の種類(ガソリン・ディーゼル・PHEV)と、走行の仕方(街乗り中心か高速中心か)で変わります。輸入車は、部品代・整備工賃が国産車と異なる場合があるため、購入前に整備費用の見積もりを取っておくと安心です
タイヤ・荷物を積む使い方 荷物を多く積んで走る使い方をする場合は、タイヤ・ブレーキの消耗の目安を、販売店で確認

6. ライバル・兄弟車

📊 ライバル・兄弟車

車種 位置づけ 詳しいガイド
メルセデス・ベンツ Cクラス(セダン) 基本の世代・エンジンの違いを確認したい場合の記事。セダンは独立したトランクが特徴 Cクラス中古車ガイド
メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン ひとつ上のクラスのワゴン Eクラス ステーションワゴン中古車ガイド
メルセデス・ベンツ CLA シューティングブレーク メルセデス・ベンツの別のワゴンタイプのモデルとして、比較される CLAシューティングブレーク中古車ガイド
BMW 3シリーズ 同クラスの輸入車(ツーリング)として、比較される BMW 3シリーズ中古車ガイド
アウディ A4 同クラスの輸入車(アバント)として、比較される アウディ A4中古車ガイド

7. よくある質問

Q. Cクラス ステーションワゴンは、どの世代がおすすめですか?

A. 安全装備や電動化を重視するなら、S205の後期型(2018年7月以降)やS206が目安です。予算を抑えたい場合はS204以前も候補ですが、年式が古いほど整備記録と保証内容の確認が大切です。

Q. セダンとステーションワゴンは、何が違いますか?

A. 型式が異なり(セダンはW、ワゴンはS)、日本での発売時期も違う世代があります。たとえば4代目は、セダンが2014年7月11日、ステーションワゴンが同年10月1日の発表です。荷室の寸法などは、カタログや実車で確認しましょう。

Q. オールテレインとは、どんなモデルですか?

A. Cクラスのオールテレインは、5代目(2022年)で日本に導入されたと記載されています。仕様の詳細は情報源に記載がないため、販売店・公式情報で確認しましょう。

Q. S204とS205は、どう見分けますか?

A. S204は3代目(2008年4月〜)、S205は4代目(2014年10月〜)です。掲載情報の型式、車検証の型式・年式、グレード名で、確認するのが確実です。

Q. 現行の5代目(S206)ステーションワゴン・オールテレインに、リコールはありますか?

A. あります。国土交通省の公表(2026年10月7日時点で確認できた範囲)では、5代目(S206)ステーションワゴン・オールテレインが対象のリコールの届出が13件あります(第3章の一覧)。直近の2026年5月14日(外-4178)は、事故自動緊急通報装置の通信モジュールに関するもので、ステーションワゴン・オールテレインの対象は計8台です。2024年8月22日には、前照灯の制御プログラム(外-3850、対象は計5,690台)の届出があり、2026年2月18日(外-4152)は、C220dのステーションワゴンとオールテレインだけが対象(計124台)でした。対象かどうかは、車台番号で、国土交通省のリコール情報検索や正規ディーラーに確認してください。

🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)

この記事の一覧は、国土交通省の報道発表で2026年10月7日時点で確認できた、5代目(S206)ステーションワゴン・オールテレインのリコール届出(と改善対策1件)に限られます。先代以前の世代、セダンだけが対象の届出、今後の届出は含みません。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。

国土交通省「リコール情報検索」 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます
国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます
日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 メーカーと車台番号を入力して検索できます

輸入車は、正規ディーラーに車台番号を伝えて、リコール・サービスキャンペーンの対象か照会できます。

まとめ

Cクラス ステーションワゴンは、1996年に日本で追加された初代(S202)から、2021年に発表された5代目(S206)まで、型式ごとに発売時期・エンジン・安全装備が異なります。4代目(S205)は右ハンドルが基本で、オプションパッケージが廃止されました。選ぶときは、型式・年式・グレードを整理し、正規ディーラー車か並行輸入車か、整備記録と保証、車台番号でのリコール確認を大切にしましょう。5代目(S206)ステーションワゴン・オールテレインには、国土交通省の公表で13件のリコール届出があるため、車台番号での確認は特に大切です。

※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。5代目(S206)の最高出力は、メルセデス・ベンツ日本の2021年6月29日付リリースと、現行のData Information(MP202602、ステーションワゴン)で、C220dの表記が異なります(理由は、公式資料では確認できていません)。リコールは、国土交通省の報道発表(各届出のPDF)で、2026年10月7日に確認した内容です。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。

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