Photo: Elise240SX / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0
レクサス ISは、欧州での展開も見据えて開発された、レクサスのスポーツセダンです。現行の3代目は2013年5月に発売され、複数回のマイナーチェンジ・一部改良を経て、2026年1月8日にトヨタ公式で「一部改良」と発表された改良が行われ、国内の新車はIS300h(FR)のみになりました。中古車では、ガソリン(IS300・IS350・IS500)とハイブリッド(IS300h)があり、年式ごとにラインアップが大きく変わっています。この記事では、世代ごとの違い、3代目の仕様の変遷、選び方、確認したい注意点を、公開情報をもとに整理しました。
📋 この記事の要点
✔ 初代に相当する車は、日本ではトヨタ「アルテッツァ」(1999年〜)。日本のレクサスISは、2005年9月に始まった2代目(GSE2#型)から
✔ 3代目(ASE30/GSE3#/AVE3#/USE30型)は2013年5月16日にフルモデルチェンジ。ISとして初のハイブリッド「IS300h」を設定
✔ 2016年10月のマイナーチェンジで「Lexus Safety System +」を全車標準装備に。2020年11月の2度目のマイナーチェンジで、機能を大幅に拡充
✔ 2022年8月25日に、5.0L V型8気筒の「IS500 F SPORT Performance」を日本に導入。2025年6月、レクサス公式サイトのIS製品ページがIS500・IS300の2025年11月生産終了を告知し、同年7月末までにIS350・IS300h(AWD)も加わった(ニュースリリースではなく、製品ページ上のお知らせ)
✔ 2026年1月8日の一部改良(トヨタ公式の表現)で、国内の新車はIS300h(FR)のみの設定に。2026年10月1日発売の一部改良で寒冷地仕様が全車標準装備になり、新車価格は590万〜695万円(2026年10月7日時点・消費税込み・リサイクル料金別)。年式によりラインアップと装備が大きく異なる
📑 目次
1. 世代の早見表
📊 ISの世代別早見表
| 世代・型式 | 販売時期 | エンジン・派生 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 初代 GXE/JCE10L型 | 1999年〜2005年(海外市場) | 直列6気筒(2JZ-GE搭載車もあり) | 1999年に、アルテッツァのレクサスブランド版として、欧州で発売され、北米ほかでも展開。日本では、トヨタブランド(ネッツ店)の「アルテッツァ」として販売 |
| 2代目 GSE2#型 | 2005年9月〜2013年 | IS250(V6 2.5L)、IS350(V6 3.5L)。派生:IS F(2007年、V8 5.0L)、IS C(2009年5月〜2014年5月、2ドアコンバーチブル) | 日本でのレクサスブランド展開(2005年8月)に合わせて、9月に販売開始。日本向けは、実質的に初代のIS。ハイブリッドの設定はなし。GS(3代目)やクラウン(12代目・13代目)などと、プラットフォームを共有 |
| 3代目 ASE30/GSE3#/AVE3#/USE30型 | 2013年5月16日〜現行 | IS250、IS350、IS300h(ハイブリッド)、IS200t→IS300(2.0Lターボ)、IS500(V8 5.0L) | 「レーザースクリューウェルディング」や構造用接着剤の採用で、ボディ剛性の向上と軽量化を両立。2013年発売時のボディサイズは、先代に対し全長が80mm、全幅が15mm拡大、ホイールベースが70mm延長。後席の膝前空間を先代比で85mm拡大 |
※表は横にスクロールできます
📊 3代目のグレード・エンジン(設定時期の目安)
| グレード名 | 搭載エンジン・出力など | 設定時期・備考 |
|---|---|---|
| IS250 | 4GR-FSE型 V型6気筒 2.5L。6 Super ECT | 2013年5月〜。AWDが設定された(2015年7月以降はAWDのみ)。2016年10月のマイナーチェンジで廃止 |
| IS350 | 2GR-FSE型 V型6気筒 3.5L、8-Speed SPDS。2017年10月に2GR-FKS型へ(318PS/234kW、380N・m) | 2013年5月〜。2020年11月以降は「F SPORT」のみに集約。「IS350 F SPORT」には、四輪操舵のLDHを採用と記載(2013年発売時)。2025年7月25日に一部改良と特別仕様車「F SPORT Mode Black IV」を発表(8月4日発売)。2025年11月をもって生産終了(2025年7月末時点のレクサス公式サイトの告知) |
| IS300h | 2AR-FSE型 直列4気筒 2.5L+モーター(システム最高出力162kW/220PS)。電気式無段変速機 | 2013年5月〜。ISとして初のハイブリッド。AWDは2015年7月に設定と記載。AWDは2025年11月をもって生産終了(レクサス公式サイトの告知)。2026年1月8日の一部改良以降、国内の新車は2WD(FR)のみの設定 |
| IS200t → IS300 | 8AR-FTS型 直列4気筒 2.0Lターボ。8-Speed SPDS | 2015年7月にIS200tとして追加。2017年10月にIS300へ改称。2025年11月をもって生産終了(2025年6月にレクサス公式サイトで告知。同月20日付で報道) |
| IS500 F SPORT Performance | 2UR-GSE型 V型8気筒 5.0L(RC Fにも搭載されるエンジン) | 2021年2月に北米で発表。日本では2022年7月21日に導入を発表し、8月25日に導入(特別仕様車「F SPORT Performance First Edition」500台の抽選申込を開始。通常モデルの販売は同年冬以降に案内)。2025年6月19日に特別仕様車「Climax Edition」(500台限定)を発表。2025年11月をもって生産終了(2025年6月にレクサス公式サイトで告知) |
📊 3代目の改良の流れ(年式による装備差の目安)
| 時期 | 3代目の主な改良・マイナーチェンジ |
|---|---|
| 2013年5月16日 | フルモデルチェンジ。IS250・IS350・IS300h。グレードは「標準仕様」「F SPORT」「version L」 |
| 2014年7月3日 | 一部改良。フロントフォグランプのLED化。G-Linkに「エージェント」「LEXUS Apps」を追加 |
| 2015年7月23日 | 一部改良。「IS200t」を追加。IS250は2WDを廃止し、AWDのみに。IS300hにAWDを設定 |
| 2016年10月20日 | マイナーチェンジ。「Lexus Safety System +」を全車に標準設定。ヘッドランプ・グリルなどのデザイン一新。ナビディスプレイを10.3インチに。IS250を廃止(IS200t・IS300h・IS350の3グレード) |
| 2017年10月 | 仕様変更。IS200tをIS300に改称。IS350のエンジンを2GR-FKS型に変更 |
| 2018年8月23日 | 一部改良と、特別仕様車「Black Sequence」。G-Linkのヘルプネットが「D-Call Net」に対応。IS300は、アクセル操作に対する応答性を改善 |
| 2020年11月5日 | 2度目のマイナーチェンジ。19インチタイヤを採用。マルチメディアシステムにタッチパネルを搭載(SmartDeviceLink・Apple CarPlay・Android Autoに対応)。「Lexus Safety System +」を機能拡充(レーダークルーズコントロールは全車速追従機能付など)。WLTCモードに対応。ボディ剛性を向上。IS350はF SPORTのみに集約 |
| 2021年9月9日 | 特別仕様車「F SPORT Mode Black S」「F SPORT Mode Glitter」を発表(10月以降発売予定)。同時に、IS350・IS300を一部改良(より自然なブレーキフィーリング) |
| 2022年8月25日 | 一部改良と特別仕様車「F SPORT Mode Black III」。同日、「IS500 F SPORT Performance」を国内導入(特別仕様車「F SPORT Performance First Edition」500台の抽選申込を開始。通常モデルの販売時期は同年冬以降に案内) |
| 2025年1月23日 | IS500・IS300・IS300h(FR)を一部改良(IS500に本革シートをメーカーオプション設定など)。IS300h・IS300に特別仕様車「F SPORT Mode Black IV」を設定して発売(トヨタ公式ニュースリリース) |
| 2025年6月(20日付で報道) | レクサス公式サイトのIS製品ページで、IS500・IS300の2025年11月生産終了を告知(ご注文が11月までの生産台数に達した時点で販売終了)。7月末までに、対象にIS350・IS300h(AWD)も加わった。ニュースリリースではなく製品ページ上のお知らせで、現在の製品ページには表示がない |
| 2025年7月25日(発表)・8月4日(発売) | IS350・IS300h(AWD)を一部改良し、特別仕様車「F SPORT Mode Black IV」を設定(トヨタ公式ニュースリリース。IS500・IS300・IS300h(FR)は2025年1月23日に一部改良済み、と同リリースに記載) |
| 2025年9月9日 | 新型IS(IS300h・IS350)を世界初公開。国内はIS300h(FR)のみ発売予定と記載(トヨタ公式ニュースリリース) |
| 2026年1月8日 | 一部改良(トヨタ公式の表現)と特別仕様車「F SPORT Mode Black V」。国内の新車はIS300h(FR)のみの設定に(発売時の価格は580万〜675万円・消費税込み)。EPSを刷新(ラック平行式・バリアブルギア)。センターディスプレイと液晶メーターを12.3インチに。12.3インチタッチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plusを採用(公式の主要装備一覧で確認)。ディスク再生非対応・リモートタッチとアナログクロックの廃止は日本語版Wikipediaの記述で、公式の装備一覧では確認できていない。「Lexus Teammate Advanced Drive(渋滞時支援)」を採用 |
| 2026年9月17日 | 一部改良と特別仕様車「F SPORT Mode Black VI」を発表(10月1日発売)。寒冷地仕様を全車標準装備に(トヨタ公式ニュースリリース)。価格は590万〜695万円(消費税込み) |
📊 新車の現行ラインアップ(2026年10月7日時点)
| パッケージ | エンジン・駆動 | メーカー希望小売価格(消費税込み) |
|---|---|---|
| IS300h | 2.5L直列4気筒+ハイブリッド(2AR-FSE)・2WD(FR) | 5,900,000円 |
| IS300h “version L” | 同上 | 6,200,000円 |
| IS300h “F SPORT” | 同上 | 6,450,000円 |
| IS300h 特別仕様車 “F SPORT Mode Black VI” | 同上 | 6,950,000円 |
出典:レクサス公式サイト(IS)、トヨタ自動車ニュースリリース(2026年9月17日)。リサイクル料金は含まれません。新車の購入を検討する場合は、レクサス IS値引き相場情報も参考にしてください。
📌 補足
ISは、3代目が約13年にわたって販売されているため、同じ「3代目」でも、年式によってグレード・エンジン・装備が大きく異なります。日本語版Wikipediaでは、「2025年5月時点で、リモートタッチ・アナログクロック・ディスク再生対応オーディオを継続装備していたのは、レクサスでISが唯一」との記述もあります(この装備の廃止時期は、公式の装備一覧では確認できていません)。2025年以降の改良・生産終了・現行ラインアップ・価格は、トヨタ自動車・レクサスの公式発表で確認しました(出典は記事末尾)。それ以前の年月・仕様は日本語版Wikipediaの記述に基づいており、グレードや年式で異なる場合があります。
2. 目的別の選び方
📊 目的別の選び方
| 重視すること | 考え方の目安 |
|---|---|
| 走りの楽しさ・エンジンの魅力 | 5.0L V型8気筒のIS500 F SPORT Performance(2022年8月〜)。2025年11月をもって生産終了(レクサス公式サイトの告知)。IS350(V6 3.5L)も候補だが、こちらも2025年11月で生産終了(同告知)。2020年11月以降は「F SPORT」のみ |
| 燃費と走りのバランス | IS300h(2013年〜)。2.5L直列4気筒+モーターのハイブリッド。駆動用バッテリーの保証・状態を確認。AWDは2025年11月で生産終了、2026年1月以降の新車は国内2WD(FR)のみの設定 |
| ターボの加速感 | IS200t(2015年7月〜)・IS300(2017年10月〜)。2.0L直列4気筒ターボ。2025年11月をもって生産終了(レクサス公式サイトの告知) |
| 安全装備を重視 | 2016年10月以降は「Lexus Safety System +」が全車標準。2020年11月以降は、機能が拡充(全車速追従機能付のレーダークルーズコントロール、ドライバー異常時対応システムなど) |
| 最新の装備・デザインを重視 | 2026年1月以降のモデル。12.3インチのセンターディスプレイ・液晶メーター、「Lexus Teammate Advanced Drive(渋滞時支援)」を採用。12.3インチタッチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus。CD/DVD再生・リモートタッチは非対応との記述が日本語版Wikipediaにあるが、公式の装備一覧では確認できていないため、販売店で確認 |
| 4WDを選びたい | IS250(〜2016年10月)とIS300h(2015年7月〜)にAWDの設定(IS300hのAWDは2025年11月で生産終了)。年式・グレードで異なるため、車検証と装備を確認 |
| 価格を抑えたい・旧世代を検討 | 2代目(2005年9月〜2013年)は、年式が古いため、整備記録・消耗品・足回りの状態を重点的に確認。2代目には、ハイブリッドの設定はない |
| オープンエアを楽しみたい | 2代目のIS C(2009年5月〜2014年5月)。電動開閉式のメタルトップ。2014年5月29日に日本での販売を終了。屋根の開閉機構の状態を確認 |
💡 ポイント
「IS300」は2.0Lターボ、「IS300h」は2.5Lハイブリッドで、名前は似ていますが別のパワートレインです。広告の車名・グレード名だけで判断せず、車検証の型式・年月・装備を、販売店に確認しましょう。
3. 弱点・注意したいポイント
📊 注意したいポイント
| 項目 | 内容 | 購入前の確認方法 |
|---|---|---|
| 年式による装備差 | 3代目は、2016年10月と2020年11月に、安全装備(Lexus Safety System +)が大きく変わっている。2013〜2016年式は、プリクラッシュセーフティがメーカーオプションだったと記載 | 初度登録年月と、Lexus Safety System +の有無・世代を、グレード表・販売店で確認 |
| ハイブリッドシステム(IS300h) | 駆動用バッテリーの状態・保証が、価格や使い勝手に影響。年数・走行距離で状態は異なる | 駆動用バッテリーの保証内容と残り期間、整備記録を確認 |
| 足回り・ブレーキ・タイヤ | スポーティなセダンで、走行距離・使い方によって、サスペンション・ブッシュ・ブレーキ・タイヤの消耗が異なる。19インチタイヤ(2020年11月以降)は、交換時の費用が高くなる傾向がある | 試乗で、異音・振動・乗り心地を確認。タイヤの残り溝・偏摩耗、足回りの整備歴を確認 |
| 電子制御の足回り・四輪操舵(F SPORT) | 「F SPORT」に、NAVI・AI-AVSや、四輪操舵のLDH(IS350 F SPORT)を採用した年式がある。装備の有無は、グレード・年式で異なる | 該当装備の有無と、警告灯・作動状態を、実車で確認 |
| 生産終了・仕様整理 | IS500・IS350・IS300h(AWD)・IS300は、2025年11月をもって生産終了(レクサス公式サイトの告知)。2026年1月8日の一部改良で、国内の新車はIS300h(FR)のみの設定に。新車で選べる仕様と、中古車のみの仕様が分かれている | 購入予定の仕様(エンジン・駆動方式・年式)が、いつ設定されたかを整理し、部品・整備の対応を販売店に確認 |
| リコール・改善対策 | レクサス公式のリコール等情報には、3代目ISが対象の届出が複数ある(IS300hでは2013年・2019年・2020年・2021年・2022年・2023年にリコールの届出。件名・届出日・番号は、記事後半の「ISが対象のリコール・サービスキャンペーン」の表を参照)。対象は車台番号ごとに異なり、届出の範囲に含まれても対象とならない車両もある | 車台番号で、国土交通省・レクサスのリコール検索、販売店に確認 |
⚠️ 注意
「レクサスだから安心」「走りを楽しむ車だから、多少の消耗は当たり前」と決めつけず、整備記録と実車で、足回り・ブレーキ・タイヤ・警告灯を確認してください。年式ごとに装備が大きく異なるため、車検証の年月と装備の照合が大切です。
4. 購入前チェックリストと、進め方
📝 実車を確認するときのチェックリスト
☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認した
☑️ 認定中古車(CPO)か、一般の中古車販売店経由かを確認した
☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した
☑️ 世代(2代目/3代目)・年式・エンジン(IS300/IS300h/IS350/IS500)・駆動方式が用途に合っているか確認した
☑️ 「Lexus Safety System +」の有無・世代(2016年10月以降、2020年11月以降)を確認した
☑️ ハイブリッド(IS300h)の場合は、駆動用バッテリーの保証内容と残り期間を確認した
☑️ 試乗で、異音・振動・ブレーキの効き・警告灯の点灯を確認した
☑️ リコール・改善対策の対応状況を、車台番号で確認した
☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した
🧭 購入の進め方
世代・エンジン・年式の目安を決める
走りの重視度・燃費・安全装備・装備の新しさを整理し、3代目のどの時期の仕様が合うかを考えます。
認定中古車と一般中古車を比べる
保証を重視するなら認定中古車、価格重視なら一般の販売店(整備記録は必須)が目安です。
実車確認と試乗をする
チェックリストに沿って、足回り・ブレーキ・警告灯を含めて確認します。
総額で判断する
車両価格+諸費用+次回車検・整備の費用を比べます。
5. 維持費の考え方
📊 維持費の主な項目
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 自動車税(種別割) | 排気量ごとに税額が決まる。具体額は、当サイトの税額表の記事で確認(登録時期によって扱いが異なる場合がある)。IS250(2.5L)・IS300h(2.5L)・IS300(2.0L)・IS350(3.5L)・IS500(5.0L)で排気量が異なる |
| 車検費用 | 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わる。ハイブリッド(IS300h)は、ハイブリッド特有の点検も対象。詳しくは普通車の車検費用の記事を参照 |
| 燃料代 | ガソリン(IS300・IS350・IS500)とハイブリッド(IS300h)で、燃費の傾向が異なる。走行の仕方(街乗り中心か高速中心か)で変わる |
| タイヤ・消耗品 | 19インチタイヤ(2020年11月以降)や、IS500のブレーキは、交換費用が高くなる傾向がある |
| 任意保険 | 型式・等級・使用状況で異なる。複数社の見積もりで比較 |
6. ライバル・同じレクサスの車との比較
📊 ライバル・兄弟車
| 車種 | 位置づけ | 詳しいガイド |
|---|---|---|
| BMW 3シリーズ | 同じくFRベースのスポーツセダンとして、比べられることが多い | BMW 3シリーズ中古車ガイド |
| メルセデス・ベンツ Cクラス | 輸入の中型セダンとして、比べられることが多い | Cクラス中古車ガイド |
| レクサス ES | 同じレクサスのセダン。用途・雰囲気で比べる | レクサスES中古車ガイド |
| レクサス LC | 同じレクサスのFRのクーペ。LC500は、IS500と同じ2UR-GSE型(V型8気筒 5.0L)を搭載 | レクサスLC中古車ガイド |
| 日産 スカイライン | 国産のスポーツセダンとして、比べられることがある | スカイライン中古車ガイド |
7. よくある質問
🛠 ISが対象のリコール・サービスキャンペーン(2026年10月7日時点で確認できた範囲)
レクサス公式サイトの「リコール等情報」(リコール・改善対策情報・サービスキャンペーン情報)のうち、通称名にISを含む届出を確認し、3代目(2013年〜)に関わるものを表にしました。台数は公式ページの「対象車の台数」で、型式ごとに同じ届出内の複数行を合算しています。対象の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれます。サービスキャンペーンは、国への届出を伴うリコールとは別の無料修理・周知です。2026年10月7日時点で、ISを対象とする2024年以降のリコール届出は、公式の一覧では見当たりませんでした。
| 届出日 | 区分・番号 | 件名・不具合の要旨(レクサス公式の記載) | 3代目ISの対象(型式・台数) |
|---|---|---|---|
| 2013年6月26日 | 届出番号3185 | IS300h・IS250・IS350 プリクラッシュセーフティシステム装着車のリコール。前方障害物衝突軽減装置のミリ波レーダーによる障害物検知ソフトが不適切で、衝突の可能性がないのに自動ブレーキが作動し、予期せぬ急制動がかかるおそれ。改善:障害物検知ソフトを修正 | IS300h(AVE30)367台、IS250(GSE30 123台・GSE35 27台)、IS350(GSE31)113台 |
| 2019年2月27日 | 届出番号4450 | LS500・LS500h・IS300・IS350・IS300hのリコール。ランフラットタイヤのタイヤとホイールの組付工程が不適切で、サイドウォール内面の補強層に亀裂が生じるものがあり、異音・振動、最悪の場合はトレッドの一部が剥がれるおそれ。改善:ランフラットタイヤを新品に交換 | IS300(ASE30)21台、IS350(GSE31)3台、IS300h(AVE30 77台・AVE35 5台) |
| 2020年3月4日 | 届出番号4683 | LS・RX・NX・GS・LC・IS・IS F・RCのリコール。低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)が燃料で膨潤・変形してポンプケースと接触し、燃料ポンプが作動不良となって、最悪の場合は走行中にエンストするおそれ。改善:低圧燃料ポンプを対策品に交換 | IS200t・IS300(ASE30)1,136台、IS350(GSE31)1,006台(この届出ではIS300hは対象外。のち4830・5404で対象拡大) |
| 2020年10月28日 | 届出番号4830 | RX・NX・ES・IS・LS・LC・GS・LX・RCのリコール(4683の対象拡大)。不具合・改善の内容は4683と同じ(低圧燃料ポンプ) | IS200t・IS300(ASE30)508台、IS350(GSE31)27台、IS300h(AVE30 1,070台・AVE35 150台) |
| 2021年9月22日 | 届出番号5018 | RX・UX・IS・NX・ES・LS・LC・RCのリコール(2021年4月〜7月生産車の一部)。緊急通報装置の車載通信モジュールの制御プログラムが不適切で、緊急時に音声通話ができない場合があり、保安基準第43条の8(事故自動緊急通報装置の基準)に適合しない。改善:制御プログラムを修正 | IS300(ASE30)724台、IS350(GSE31)140台、IS300h(AVE30 1,029台・AVE35 130台) |
| 2022年11月30日 | 届出番号5246 | IS・GS・GS F・RC・RC Fのリコール(2011年〜2018年生産車の一部)。燃料タンクの燃料蒸発ガス排出抑制装置のケース上面(樹脂製)の形状が不適切で、使用過程で亀裂が貫通すると、満タン時に燃料が漏れて燃料臭がするおそれ。改善:燃料蒸発ガス排出抑制装置を対策品に交換 | IS200t・IS300(ASE30)4,561台、IS250(GSE30 3,317台・GSE35 1,012台)、IS350(GSE31)1,987台、IS300h(AVE30 26,689台・AVE35 1,322台) |
| 2023年11月2日 | 届出番号5404 | NX・IS・RX・GS・RC・LXのリコール(4683・4830の対象拡大。2017年〜2020年生産車の一部)。不具合・改善の内容は4683と同じ(低圧燃料ポンプ) | IS300h(AVE30 3,205台・AVE35 492台) |
| 2016年9月1日(実施開始) | サービスキャンペーン(公式ページに届出番号の記載なし) | IS250・IS300h・IS350・RC300h・RC350・RC Fのサービスキャンペーン。リヤフェンダ内側のボデーパネル合わせ部のシーラ塗布位置が不適切で、融雪剤を含んだ水が浸入するとパネルが早期に錆びて塗装膨れが発生するおそれ。改善:シーラの塗布状態を確認し、不適切な場合は防錆剤を注入してシーラを適切に塗布 | IS250(GSE30・GSE35)・IS300h(AVE30)・IS350(GSE31)の2013年4月〜2014年11月生産車の一部(台数の記載なし) |
| 2023年1月20日(実施開始) | サービスキャンペーン(公式ページに届出番号の記載なし) | IS350・IS300・IS300hのサービスキャンペーン。メンテナンスノートの点検整備方式に関する記載に誤りや漏れがあり、点検整備や定期交換部品の交換が適切に行われないおそれ。改善:ホームページ掲載分の修正と周知、メンテナンスノートへの改訂ラベル貼付 | IS350(GSE31)・IS300(ASE30)・IS300h(AVE30・AVE35)の2017年10月〜2020年8月生産車の一部(台数の記載なし) |
| 2025年6月20日(実施開始) | サービスキャンペーン(公式ページに届出番号の記載なし) | CT・NX・RX・LS・IS・LC・GS・RCのサービスキャンペーン。電動式ブレーキアクチュエータの油圧制御用バルブが、ブレーキ操作を頻繁に行うと想定より早く摩耗し、複数の警告灯が同時に点灯。そのまま使用すると警告音とともにブレーキ踏力が増え、効きが低下するおそれ。改善:警告灯が点灯した場合に、ブレーキアクチュエータを含むブレーキブースタ・ブースタポンプを無償交換し、ブレーキフルードを耐摩耗性に優れたものに変更。公式の案内では、警告灯が点灯していない場合は販売店への連絡は不要 | IS300h(AVE30は2017年1月〜2022年4月、AVE35は2017年1月〜2022年5月生産車の一部。台数の記載なし。ガソリンのIS300・IS350・IS500は対象に含まれない) |
※表は横にスクロールできます
2代目以前(IS250・IS350・IS F・IS Cなど)の届出(件名の要点)
- 2006年4月12日 届出番号1655:運転席・助手席の座席ベルト巻取装置(ベルトが引き出せないおそれ)(対象車名:GS430・GS350・IS250・IS350)
- 2007年11月28日 届出番号2005:燃料パイプ溶接部の亀裂(燃料漏れのおそれ)(対象車名:GS350・IS250・IS350)
- 2010年7月5日 届出番号2570:バルブスプリングの折損(走行中のエンスト停止のおそれ)(対象車名:GS350・GS450h・GS460・IS350・LS460・LS600h・LS600hL)
- 2010年10月21日 届出番号2625:燃料ポンプ用電線の導通不良、ブレーキマスターシリンダのシール不良(対象車名:GS350・IS250・IS350)
- 2011年1月26日 届出番号2695:燃料圧力センサ取付け部の燃料漏れ(対象車名:IS250)
- 2013年9月4日 届出番号3211:吸気側可変バルブ制御装置のボルト緩み(エンストのおそれ)(対象車名:GS350・IS350・IS350C(2GR-FSE搭載車))
- 2014年10月15日 届出番号3448:デリバリパイプの燃圧センサ締結(燃料漏れのおそれ)(対象車名:LS600h・GS460・IS F・IS350など12車種)
- 2016年4月13日 届出番号3801:燃圧センサの締付け(燃料臭・燃料漏れのおそれ)(対象車名:IS250)
- 2016年6月1日 届出番号3820:助手席エアバッグのインフレータ(膨張装置)(対象車名:IS250・IS250C・IS350・IS350C・IS F)
- 2017年1月13日 届出番号3969:助手席エアバッグのインフレータ(同上の拡大)(対象車名:IS250・IS250C・IS350・IS350C・IS F・LFA)
- 2018年1月17日 届出番号4173・4174:助手席エアバッグのインフレータ(4173は他社代替品への交換、4174は着火剤の充填量不足)(対象車名:IS250・IS250C・IS350・IS350C・IS F)
- 2019年1月16日 届出番号4414:助手席用エアバッグのインフレータ(対象車名:IS250C・IS350C・IS F)
上記の2代目以前の届出も、公式のリコール・改善対策情報で届出日・車名から内容と対象の範囲を確認できます。このほか、2015年7月16日(IS250のブレーキキャリパのダストブーツ)と2017年2月23日(後輪ブレーキキャリパの点検整備)にも、2代目IS250・IS350を含むサービスキャンペーンがあります。
車台番号での確認方法:車検証の車台番号を、レクサス公式「リコール等情報」の対象車両検索、国土交通省「リコール情報検索」、または購入予定の販売店で照会してください。上の表は、2026年10月7日以降の届出や、公式サイトに掲載のない情報を含みません。
🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)
上の表は、レクサス公式サイトに掲載された届出のうち、2026年10月7日時点で確認できた範囲です。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。
| レクサス公式(リコール情報) | 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます |
| 国土交通省「リコール情報検索」 | 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます |
| 国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 | 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます |
| 日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 | メーカーと車台番号を入力して検索できます |
まとめ
レクサス ISは、日本では2005年9月に始まった、スポーツセダンです。現行の3代目は約13年にわたって販売され、2016年10月・2020年11月のマイナーチェンジと2026年1月の一部改良で、装備やラインアップが大きく変わりました。国内の新車はIS300h(FR)のみで、ガソリン車(IS300・IS350・IS500)とAWDは2025年11月に生産を終えています。安全装備の世代(Lexus Safety System +)、エンジンの種類(IS300・IS300h・IS350・IS500)、駆動用バッテリーの保証、足回りの状態を確認しましょう。世代・年式・条件をそろえて候補を比べ、試乗と総額で選ぶのが、失敗しないコツです。
※世代・年式・仕様の沿革は日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに整理し、2025年以降の改良・生産終了の告知・現行ラインアップ・価格・リコール等は、トヨタ自動車・レクサスの公式情報で2026年10月7日時点に確認しました。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。
【主な出典(公式)】トヨタ自動車ニュースリリース:2025年1月23日・2025年6月19日(IS500 Climax Edition)・2025年7月25日・2025年9月9日・2026年1月8日・2026年9月17日・2022年7月21日(IS500)・2022年8月25日(IS500)・2022年8月25日(Mode Black III)・2021年9月9日。レクサス公式サイト:IS(現行の価格・パッケージ)・主要装備一覧・リコール等情報。IS500・IS300ほかの生産終了の告知は、当時のIS製品ページ(Internet Archiveの2025年7月31日保存版)で確認し、報道はCar Watch(2025年6月20日)を参照しました。


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