Photo: Tokumeigakarinoaoshima / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0
日産 デイズは、日産と三菱自動車の合弁会社「NMKV」が開発した、軽ハイトワゴンです。三菱 eKワゴン/eKクロスとは、いわば兄弟車の関係にあります。中古車としては、初代(B21W型)と2代目(B43W〜B48W型)が並び、世代で装備が大きく異なります。この記事では、世代ごとの違い・選び方・確認したい注意点を、公開情報をもとに整理しました。
📋 この記事の要点
✔ 初代(B21W型)は2013年6月〜2019年3月、2代目(B43W〜B48W型)は2019年3月〜現行
✔ 日産と三菱の合弁会社NMKVが開発。初代は三菱水島製作所(岡山県倉敷市)で生産
✔ 2代目は、日産が設計し、三菱に製造を委託(Wikipedia記載)。プロパイロットを軽自動車として初採用
✔ 2016年4月、三菱自動車の燃費データ不正問題を受けて販売を停止。同年7月に再開
✔ 2代目のハイウェイスターには、スマートシンプルハイブリッドを搭載
📑 目次
1. 世代の早見表
📊 デイズの世代別早見表
| 世代・型式 | 販売時期 | エンジン(659cc 直列3気筒) | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 初代 B21W型 | 2013年6月〜2019年3月 | 3B20型。NA:49PS(36kW)/ターボ:64PS(47kW) | FF/4WD。2014年7月にバッテリーアシストシステムを採用。2015年10月に、軽自動車初のハイビームアシストを採用。2014年2月に、スーパーハイトワゴンの「デイズ ルークス」が登場 |
| 2代目 B43W〜B48W型 | 2019年3月〜現行 | BR06型。NA:52PS(38kW)/ターボ:64PS(47kW) | FF/4WD。プロパイロットと、先進事故自動通報システム(SOSコール)を軽自動車として初採用。ハイウェイスターに、スマートシンプルハイブリッドを搭載。2020年8月に、ミリ波レーダーを導入して安全装備を拡充。2023年9月に、デジタルVモーションを採用 |
※表は横にスクロールできます
📌 補足
「デイズ ルークス」は、2014年2月に登場したスーパーハイトワゴンで、現在の「ルークス」へつながるモデルです。この記事は、ハイトワゴンのデイズを中心に解説します。ルークスは、別記事の「ルークス中古車ガイド」をご覧ください。
2. 三菱 eKとの関係と、選び方
📊 目的別の選び方
| 重視すること | 考え方の目安 |
|---|---|
| 三菱 eKワゴン/eKクロスも比べたい | デイズは、日産と三菱の合弁会社NMKVが開発した兄弟車。基本設計は共通で、エンブレム・一部装備・販売店のサービスが異なる。価格・保証・装備を比べて、条件のよい個体を選ぶ |
| 安全装備を重視したい | 2代目は、プロパイロットと先進事故自動通報システムを軽自動車として初採用(2019年3月)。2020年8月にミリ波レーダーを導入。装備は年式・グレードで異なるため、装備表で確認 |
| 価格を抑えたい | 初代は選択肢が広い。年式が古いため、整備記録・リコール対応・消耗品の状態を重点的に確認 |
| 走りの余裕・高速道路の使用が多い | ターボ車(64PS)を検討。NAとの違いは、試乗で確認 |
| 燃費を重視したい | 2代目のハイウェイスターは、スマートシンプルハイブリッドを搭載。初代のNA・2WD車は「平成27年度燃費基準+20%」を達成(Wikipedia記載) |
💡 ポイント
2016年4月には、三菱自動車の燃費データ不正問題を受けて、当時のデイズは販売を停止しました(同年7月に再開)。該当年式の中古車は、購入前に、メーカーの公表内容・対応状況を、販売店で確認すると安心です。
3. 弱点・注意したいポイント
📊 注意したいポイント
| 項目 | 内容 | 購入前の確認方法 |
|---|---|---|
| 初代のリコール(2013年6月) | 2013年6月4日に、ハイマウントストップランプの不具合でリコールが公表された(日本語版Wikipedia記載) | 対象車か、リコールの対応が済んでいるかを、販売店・ディーラーで確認 |
| 2016年の燃費不正問題 | 2016年4月20日に、三菱自動車の燃費データ不正問題を受けて販売を停止(同年7月4日に再開)。国土交通省の発表では、型式指定の取り消しはなかった | 該当年式の場合は、メーカーの公表内容と、対応状況を確認 |
| 小排気量エンジンの余裕 | 軽自動車全般に、高速道路や坂道での余裕が少なく感じることがある | 試乗で、加速や登坂の感覚を確認 |
| スマートシンプルハイブリッド(2代目) | 補助用のバッテリーを搭載。年数とともに劣化する可能性がある | バッテリーの保証・交換歴・警告灯の点灯を確認 |
| 整備記録 | 過去の点検・修理履歴が分からない個体は、状態の判断が難しい | 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認 |
⚠️ 注意
リコールの対象や内容は、車台番号ごとに異なります。「対象外だから安心」「対象だから避ける」と決めず、対応済みかどうかを、記録簿や販売店で確認してください。
4. 購入前チェックリストと、進め方
📝 実車を確認するときのチェックリスト
☑️ 型式(B21W/B43W〜B48W)で、世代を確認した
☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認した
☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した
☑️ リコール・改善対策の対応状況を確認した
☑️ プロパイロット等の安全装備の有無と、警告灯の点灯を確認した
☑️ 試乗で、異音・振動・加速の感覚を確認した
☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した
🧭 購入の進め方
世代と予算の目安を決める
安全装備・年式・価格のバランスを考えます。
デイズと三菱 eKを比べる
同じ世代の兄弟車も、候補に入れます。
実車確認と試乗をする
チェックリストに沿って確認します。
総額(車両価格+諸費用+次回車検)で判断する
内訳を確認します。
5. 維持費の考え方
📊 維持費の主な項目
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 軽自動車税 | 当サイトの税額表の記事では、自家用乗用の軽自動車は一律10,800円と整理している(登録時期によって扱いが異なる場合がある) |
| 車検費用 | 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わる。詳しくは、軽自動車の車検費用の記事を参照 |
| 燃料代 | 走行の仕方(街乗り中心か高速中心か)で変わる。数値は、グレードと測定モードを確認 |
| 任意保険 | 型式・等級・使用状況で異なる。複数社の見積もりで比較 |
6. ライバル・兄弟車との比較
📊 ライバル・兄弟車
| 車種 | 位置づけ | 詳しいガイド |
|---|---|---|
| 日産 ルークス | デイズ ルークスの流れをくむ、日産のスーパーハイトワゴン | ルークス中古車ガイド |
| スズキ ワゴンR | 同クラスの、軽ハイトワゴンの定番 | ワゴンR中古車ガイド |
| ホンダ N-WGN | 同クラスの、ホンダの軽ハイトワゴン | N-WGN中古車ガイド |
| 日産 サクラ | 同じ日産の、軽EV(NMKV開発・三菱製造) | サクラ中古車ガイド |
7. よくある質問
🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)
この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。
| 日産公式(リコール情報) | 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます |
| 国土交通省「リコール情報検索」 | 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます |
| 国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 | 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます |
| 日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 | メーカーと車台番号を入力して検索できます |
まとめ
デイズは、日産と三菱の合弁会社NMKVが開発した軽ハイトワゴンで、三菱 eKワゴン/eKクロスは兄弟車です。初代(2013年6月〜)と2代目(2019年3月〜)があり、2代目はプロパイロットを軽自動車として初採用しています。初代はリコール対応、2016年の燃費不正問題の該当年式は公表内容を確認し、実車確認と総額で比べて選びましょう。
※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。


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