レクサス LC中古車完全ガイド|選び方・弱点・維持費まとめ

Lexus LC

Photo: Ethan Llamas / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0

レクサス LCは、レクサスのフラッグシップ2ドアクーペです。コンセプトカー「LF-LC」のデザインをモチーフに、新開発のGA-Lプラットフォームを初採用して開発されました。日本では2017年3月に発売され、V8自然吸気の「LC500」とマルチステージハイブリッドの「LC500h」、2020年には電動ソフトトップの「LC500 Convertible」が加わりました。2026年8月末をもって生産・販売が終了すると報じられ、その後、公式サイトにも販売終了が掲載されたと記載されており、これから選ぶ場合は中古車が中心になります。この記事では、仕様ごとの違い、改良の流れ、選び方、確認したい注意点を、公開情報をもとに整理しました。

📋 この記事の要点

✔ 日本では2017年3月16日に発売を発表。LC500hは同日、LC500は4月13日に発売

✔ LC500は5.0L V型8気筒(2UR-GSE型、351kW/477PS)+10速AT。LC500hは、8GR-FXS型エンジンを核とした「マルチステージハイブリッドシステム」(システム最高出力264kW/359PS)

✔ 2020年6月に、電動ソフトトップの「LC500 Convertible」を追加(7月15日発売)

✔ 特別仕様車が多数(Structural Blue、Luster Yellow、PATINA Elegance、AVIATION、EDGE、PINNACLEなど)。限定台数や専用装備は、車ごとに確認

✔ 2026年2月5日に、同年8月末をもって生産・販売が終了する旨が報じられ、その後、公式サイトにも販売終了の旨が掲載されたと記載

1. 仕様の早見表

📊 LCの仕様別早見表(いずれも2ドアクーペ・ボディ)

仕様 搭載エンジン・出力など 発売時期 主な特徴
LC500(クーペ) 2UR-GSE型 V型8気筒 5.0L。最高出力351kW(477PS)、最大トルク540N・m。Direct Shift-10AT 2017年4月13日(日本) レクサス初のFセグメントのクーペ。RC F・GS Fにも搭載される2UR-GSE型エンジンを採用。GA-Lプラットフォームを初採用
LC500h(クーペ) 8GR-FXS型エンジン+マルチステージハイブリッドシステム。システム最高出力264kW(359PS) 2017年3月16日(日本) 既存のハイブリッドに有段ギヤを組み合わせた機構(擬似的な10段変速を実現)。レクサスブランド初のリチウムイオン二次電池を搭載
LC500 Convertible LC500と同じV8ガソリン仕様 2020年7月15日(日本) 電動ソフトトップ。ソフトトップは吸音材を組み合わせた4層構造で、開閉時間は約15秒。約50km/h以下の走行時でも開閉可能と記載

※表は横にスクロールできます

📊 改良・特別仕様車の流れ(年式による装備差の目安)

時期 主な改良・特別仕様車
2017年3月16日 日本での発売を発表。LC500hは同日発売、LC500は4月13日発売
2018年4月5日 特別仕様車「Structural Blue」(レクサスの日本累計販売50万台達成記念)。フロント245/40RF21+リア275/35RF21のランフラットタイヤを装着
2018年8月30日 一部改良。ステアリングフィール・乗り心地を向上。ハイブリッドナビを標準設定。ヘルプネットが「D-Call Net」に対応
2018年10月31日 特別仕様車「Luster Yellow」(2018年12月31日までの期間限定受注)
2019年10月1日 特別仕様車「PATINA Elegance」(100台限定)
2020年6月18日 一部改良と、「LC500 Convertible」の追加。ばね下質量の軽量化。アクティブコーナリングアシスト(ACA)を新採用。WLTCモードの燃料消費率・排出ガスに対応。特別仕様車「LC500 Convertible Structural Blue」(60台限定)
2021年1月6日 特別仕様車「AVIATION」(70台限定)
2021年6月4日 特別限定車「HIDEKI MATSUYAMA EDITION」(10台限定)
2021年9月30日 一部改良(11月以降の発売)。足回りの諸元と制御を最適化。ボディカラー「ソニックイリジウム」などを追加
2023年6月8日 一部改良と特別仕様車「EDGE」(60台限定)。ガソリン車は、ワッシャ付ハブボルトを採用し、ノーマルタイヤを標準設定。12.3インチのタッチディスプレイを採用。「Lexus Safety System +」の機能を拡充。パノラミックビューモニターを採用。ATオイルクーラーを採用(ガソリン車)
2024年12月19日(2025年1月6日発売) 一部改良。LC500は、フロントとリアに床下ブレースを採用。助手席側のインストルメントパネル表皮にアルカンターラを採用
2025年7月24日 一部改良(ドアストライカの構造変更)と、特別仕様車「PINNACLE」(LC500・LC500 Convertibleそれぞれ100台限定)
2026年2月5日 同年8月末をもって、LCの生産・販売が終了されると報じられた。その後、公式サイトにも販売終了の旨が掲載されたと記載

📌 補足

日本語版Wikipediaでは、LCは世代の区分がなく、2017年の発売以降、一部改良を重ねたモデルとして記載されています。そのため、中古車では、年式による装備・足回りの違い(特に2020年6月・2023年6月の改良)と、特別仕様車の専用装備が、選ぶうえでの大きな違いになります。年月・仕様は日本語版Wikipediaの記述に基づいており、実際の個体は、グレード・年式・仕様で異なります。

2. 目的別の選び方

📊 目的別の選び方

重視すること 考え方の目安
自然吸気V8のフィーリング LC500。5.0L V型8気筒(2UR-GSE型)+Direct Shift-10AT。2023年6月の改良でエンジンマウント特性が変わり、コイルスプリング・スタビライザー・ショックアブソーバーの諸元が最適化されている
燃費・静粛性とのバランス LC500h。マルチステージハイブリッドシステム。駆動用のリチウムイオン電池の保証・状態を確認
オープンエアを楽しみたい LC500 Convertible(2020年7月〜)。ソフトトップの開閉動作・雨漏り・作動音を、実車で確認
乗り味・足回りの完成度を重視 2020年6月以降(ばね下質量の軽量化、ACA採用)や、2023年6月以降(足回りの諸元最適化・ボディ補強)を検討。年式ごとの違いは、販売店で確認
最新の装備・安全装備を重視 2023年6月以降(12.3インチのタッチディスプレイ、Lexus Safety System +の機能拡充、パノラミックビューモニター、ロードサインアシストなど)
特別仕様車を選びたい Structural Blue、Luster Yellow、PATINA Elegance、AVIATION、EDGE、PINNACLEなど、限定台数の特別仕様車がある。専用装備・専用色は、車ごとに確認
価格を抑えたい 年式が古い個体・走行距離が多い個体は、整備記録・消耗品・足回りの状態を、重点的に確認(中古車の相場は、当サイトでは断定しない)

💡 ポイント

LCは、限定の特別仕様車が多いモデルです。広告の車名やグレード名だけで判断せず、車検証の型式・年月、専用装備、限定台数を示す書類(シリアルプレートなど)を、販売店に確認しましょう。

3. 弱点・注意したいポイント

📊 注意したいポイント

項目 内容 購入前の確認方法
生産・販売終了(2026年8月末) 2026年8月末をもって、生産・販売が終了と記載。新車の注文はできず、今後は中古車が中心になる。部品・整備の対応は、販売店に確認 購入予定の店舗の整備体制、消耗品・外装部品の入手性、保証の内容を確認
ハイブリッドシステム(LC500h) マルチステージハイブリッドシステムは、有段ギヤを組み合わせた独自機構。リチウムイオン電池の保証・状態が重要 駆動用バッテリーの保証内容と残り期間、整備記録、ハイブリッド専用の点検履歴を確認
ソフトトップ(Convertible) ソフトトップは4層構造。開閉機構・幌の状態・シール材は、年数や使用状況で異なる ソフトトップの開閉動作(約15秒)・作動音・雨漏り・幌の傷みを、実車で確認
タイヤ・ホイール 21インチの鍛造アルミホイール装着車(特別仕様車を含む)がある。ランフラットタイヤの装着車もある。2023年6月の改良で、ガソリン車はノーマルタイヤを標準設定と記載。年式・仕様によって、タイヤの種類が異なる タイヤの種類(ランフラットか通常タイヤか)・残り溝・偏摩耗・製造年、ホイールのガリ傷を確認
特別仕様車の専用装備 限定車は、専用ボディカラー・専用内装・専用パーツを装備。専用パーツの入手性・修理費用は、個体ごとに異なる 専用装備の内容・状態、限定車であることを示す書類を確認
2ドアクーペとしての使い勝手 2ドアのクーペのため、乗降・後席・荷室の使い勝手は、実車で確認が必要 乗降のしやすさ・後席・荷室の使い方を、実車で確認
リコール・改善対策 公表リコールは、車台番号ごとに対象が異なる。ここでは、特定の内容を断定しない 車台番号で、国土交通省・レクサスのリコール検索、販売店に確認

⚠️ 注意

「フラッグシップだから安心」「限定車だから価値が落ちない」と決めつけず、整備記録・実車の状態・専用装備の内容を、書面と実車で確認してください。生産・販売が終了しているため、購入後の整備体制も、購入前に確かめておきましょう。

4. 購入前チェックリストと、進め方

📝 実車を確認するときのチェックリスト

☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認した

☑️ 認定中古車(CPO)か、一般の中古車販売店経由かを確認した

☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した

☑️ LC500(V8)/LC500h(ハイブリッド)/Convertibleのどれか、年式と装備を確認した

☑️ LC500hは、駆動用バッテリーの保証内容と残り期間を確認した

☑️ Convertibleは、ソフトトップの開閉動作・雨漏り・幌の状態を確認した

☑️ タイヤの種類(ランフラット/通常)・残り溝・偏摩耗、ホイールの状態を確認した

☑️ 特別仕様車は、専用装備の内容と、限定車を示す書類を確認した

☑️ リコール・改善対策の対応状況を、車台番号で確認した

☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した

🧭 購入の進め方

1

仕様と年式の目安を決める

LC500・LC500h・Convertibleと、2020年6月・2023年6月などの改良の前後の違いを整理します。

2

認定中古車と一般中古車を比べる

保証を重視するなら認定中古車、価格重視なら一般の販売店(整備記録は必須)が目安です。

3

実車確認と試乗をする

チェックリストに沿って、足回り・ソフトトップ・警告灯を含めて確認します。

4

総額で判断する

車両価格+諸費用+次回車検・整備の費用を比べます。

5. 維持費の考え方

📊 維持費の主な項目

項目 考え方
自動車税(種別割) 排気量ごとに税額が決まる。具体額は、当サイトの税額表の記事で確認(登録時期によって扱いが異なる場合がある)。LC500は5.0L
車検費用 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わる。LC500hは、ハイブリッド特有の点検も対象。詳しくは普通車の車検費用の記事を参照
燃料代 ガソリン(LC500)とハイブリッド(LC500h)で、燃費の傾向が異なる。2020年6月の改良で、WLTCモードの燃料消費率・排出ガスに対応(LC500hはJC08モードも併記)と記載
タイヤ・消耗品 21インチの大径タイヤ・ブレーキは、交換費用が高くなる傾向がある。ランフラットタイヤ装着車は、交換時の適合を確認
任意保険・車両保険 型式・等級・使用状況で異なる。高額な車のため、車両保険の条件も含めて、複数社の見積もりで比較

6. 同じレクサスの車・ライバルとの比較

📊 ライバル・関連車

車種 位置づけ 詳しいガイド
レクサス LS 同じレクサスのフラッグシップ。4ドアセダン。セダンとクーペのどちらで選ぶかで比べる レクサスLS中古車ガイド
レクサス LX / LM 同じレクサスのフラッグシップ(SUV・ミニバン)。LCは、セダンのLS、SUVのLX、ミニバンのLMと並ぶ位置づけ レクサスLX中古車ガイド / レクサスLM中古車ガイド
レクサス IS 同じレクサスのFRスポーツセダン。IS500は、LC500と同じ2UR-GSE型(V型8気筒 5.0L)を搭載 レクサスIS中古車ガイド
メルセデスAMG GT 高級な2ドアの輸入スポーツカーとして、比べられることがある メルセデスAMG GT中古車ガイド
日産 フェアレディZ 国産のFRスポーツクーペとして、比べられることがある フェアレディZ中古車ガイド

7. よくある質問

Q. LC500とLC500hは、どちらを選ぶべきですか?

A. LC500は5.0L V型8気筒の自然吸気、LC500hは8GR-FXS型エンジンとマルチステージハイブリッドの組み合わせです。エンジンフィーリングを重視するならLC500、燃費・静粛性とのバランスを重視するならLC500hが候補です。LC500hは、駆動用バッテリーの保証・状態を確認しましょう。

Q. LCに、コンバーチブルはありますか?

A. 2020年6月に「LC500 Convertible」が追加され、7月15日に発売されました。電動ソフトトップは4層構造で、開閉時間は約15秒、約50km/h以下でも開閉できると記載されています。ソフトトップの状態は、実車で確認しましょう。

Q. LCは、もう新車で買えませんか?

A. 日本語版Wikipediaには、2026年2月5日に、同年8月末をもって生産・販売が終了する旨が報じられ、その後、公式サイトにも販売終了の旨が掲載されたと記載されています。今後は、中古車が中心になります。

Q. 特別仕様車は、中古でも探せますか?

A. Structural Blue、Luster Yellow、PATINA Elegance、AVIATION、EDGE、PINNACLEなど、限定台数の特別仕様車があり、中古車としても流通することがあります。限定台数や専用装備は、車ごとに異なるため、専門の販売店で探すと選択肢が広がります。

🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)

この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。

レクサス公式(リコール情報) 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます
国土交通省「リコール情報検索」 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます
国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます
日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 メーカーと車台番号を入力して検索できます

まとめ

レクサス LCは、2017年3月に発売された、レクサスのフラッグシップクーペです。LC500・LC500h・Convertibleと、多くの特別仕様車があり、2026年8月末に生産・販売が終了したと記載されています。仕様と年式の違い(特に2020年6月・2023年6月の改良)を整理し、ハイブリッドの保証、ソフトトップの状態、タイヤの種類、特別仕様車の専用装備を確認しましょう。実車確認と総額で選ぶのが、失敗しないコツです。

※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました