Photo: Tokumeigakarinoaoshima / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0
レクサス LSは、1989年にレクサスブランドの最上級車として発売された、レクサスのフラッグシップセダンです。日本では、初代から3代目までが「トヨタ セルシオ」の名で販売され、「レクサス LS」として日本に導入されたのは、2006年9月の4代目(LS460)からです。現行は5代目(XF50型・2017年10月〜)です。この記事では、世代ごとの違いと、確認したいポイントを、日本語版Wikipediaをもとに整理しました。
📋 この記事の要点
✔ 日本では、初代〜3代目は「トヨタ セルシオ」。「LEXUS LS460」として正式発表されたのは、2006年9月19日(4代目)
✔ 4代目には標準ボディのほか、ロングボディの「LS460L」「LS600hL」。5代目はボディ1種類のみ
✔ 5代目(XF50型)は2017年10月19日にフルモデルチェンジ。LS500h(ハイブリッド)とLS500(ガソリンV6ツインターボ)
✔ 2026年9月10日の一部改良で、ガソリン車のLS500を廃止してLS500hに一本化。「I package」も廃止
✔ 高度運転支援「Advanced Drive」搭載グレードは、2025年9月25日の一部改良で廃止
📑 目次
1. 世代の早見表
📊 LSの世代別早見表(初代〜3代目は、日本語版Wikipediaの記述が限定的)
| 世代・型式 | 販売時期 | パワートレイン | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 初代 XF10型 | 1989年8月〜1994年9月 | (記載は限定的)V8エンジン(1UZ-FE型) | 日本では「トヨタ セルシオ」として、1989年10月から販売。レクサスブランドの礎を築いたモデル |
| 2代目 XF20型 | 1994年10月〜2000年6月 | (記載は限定的) | 1997年9月にマイナーチェンジ。VVT-i、5速AT、ディスチャージヘッドランプなどを採用 |
| 3代目 XF30型 | 2000年7月〜2006年8月 | (記載は限定的) | 2003年9月にマイナーチェンジ。6速AT、AFSなどを採用。日本では「セルシオ」 |
| 4代目 XF40型 | 2006年9月〜2017年10月 | LS460:V8 4.6L(1UR-FSE型)+8速AT(シーケンシャルシフト付)。ハイブリッドのLS600h/LS600hLも設定 | 日本では「LEXUS LS460」として正式発表(2006年9月19日)。ロングボディ仕様の「LS460L」は、2008年8月に日本仕様にも導入。2012年10月のマイナーチェンジで、スピンドルグリルと「F SPORT」を採用 |
| 5代目 XF50型 | 2017年10月19日〜現行 | LS500:V6 3.5Lツインターボ(V35A-FTS型)+10速AT、最高出力422PS。LS500h:V6 3.5Lマルチステージハイブリッド(8GR-FXS型)、システム最高出力359PS。駆動方式は2WD(FR)とAWD | GA-Lプラットフォーム。クーペ風のシルエット。ボディは1種類のみ(ホイールベース3,125mm)。「Lexus Safety System +A」。2020年11月にマイナーチェンジ |
※表は横にスクロールできます
📊 5代目の主な改良の履歴
| 年月(5代目) | 主な改良の内容(日本語版Wikipediaの記述) |
|---|---|
| 2017年10月 | フルモデルチェンジ。LS500hが10月19日、LS500が12月18日に発売 |
| 2018年8月 | 一部改良。「Lexus Safety System +」の機能を強化(昼間の自転車運転者・夜間の歩行者の検知、レーントレーシングアシスト、ロードサインアシストなど)。ヘルプネットがD-Call Netに対応 |
| 2019年10月 | 一部改良。乗り心地・サスペンションの調整。LS500hはWLTCモードの燃料消費率と排出ガス基準に対応 |
| 2020年11月 | マイナーチェンジ。外観の変更(ヘッドランプなど)、タッチディスプレイ化、Apple CarPlay・Android Auto対応。「Lexus Safety System +A」が全車標準。「標準仕様」を廃止。LS500hに「Advanced Park」を標準装備 |
| 2021年4月 | 高度運転支援「Advanced Drive」を搭載した「LS500h version L Advanced Drive」「EXECUTIVE Advanced Drive」を発売(AWDのみ) |
| 2022年10月 | 一部改良。マルチメディアの最新化。タッチパッド・CD/DVDプレーヤーを廃止。床下透過表示機能付のパノラミックビューモニター |
| 2023年10月 | 一部改良。プロアクティブドライビングアシストを追加。「Lexus Teammate」を、「Advanced Drive」搭載車を除く全車に導入。メーターは12.3インチのフル液晶。ドライブレコーダー(前後方)を標準設定。Dynamic Rear SteeringをAWD車にも拡大 |
| 2025年9月 | 一部改良。ボディカラーの変更。「Advanced Drive」搭載グレードを廃止 |
| 2026年9月 | 一部改良(9月10日)。「REDS」(レスポンス向上減衰構造)の採用など。ガソリン車のLS500を廃止し、LS500hに一本化。「I package」も廃止。リアのエンブレムをバラ文字ロゴ(L E X U S)に変更 |
📌 補足
LSは、初代〜3代目が日本では「セルシオ」、4代目・5代目が「レクサス LS」です。日本語版Wikipediaには、2025年10月に、トヨタ自動車の豊田章男会長が、「Luxury Space」のLSでもあるとして、次世代のLSについて示唆したとの記述があります。具体的な内容は確認できていません。
2. 世代・仕様ごとの違いと、おすすめの選び方
📊 目的別の選び方
| 重視すること | 考え方の目安 |
|---|---|
| 後席の広さ・ロングボディ | 4代目のロングボディ仕様(LS460L/LS600hL。LS460Lは2008年8月に日本導入)。5代目はボディが1種類のみで、ホイールベースは3,125mm。ロングボディの有無は、世代ごとに確認 |
| 安全装備を重視 | 5代目は「Lexus Safety System +A」を搭載(2020年11月のマイナーチェンジで全車標準)。2023年10月の一部改良で、プロアクティブドライビングアシスト・Lexus Teammateが加わった |
| 最新の高度運転支援に関心がある | 5代目LS500hの「Advanced Drive」搭載車(2021年4月〜)は、AWDのみ。ソフトウェアの更新や、LiDARの搭載(2021年10月の改良で4台と記載)など、仕様の確認が重要。搭載グレード自体は、2025年9月に廃止 |
| ハイブリッドで選ぶ | 4代目のLS600h/LS600hL、5代目のLS500h。2026年10月以降の新車は、LS500hに一本化 |
| ガソリンV6ツインターボの走り | 5代目のLS500(2017年12月発売〜2026年10月の一部改良で廃止)。3.5L V6ツインターボ、最高出力422PS |
| 年式が古い車を選ぶ | 4代目(2006年〜)は、年数が経っている。整備記録と、電装・足回りの状態を重視 |
💡 ポイント
5代目LSは、2018年・2019年・2020年・2021年・2022年・2023年・2025年・2026年と、ほぼ毎年、改良が行われています。同じ5代目でも、年式で装備(特にLexus Teammate、メーター、マルチメディア)が異なるため、狙う年式の内容をグレード表で確認しましょう。
3. 弱点・注意したいポイント
📊 注意したいポイント
| 項目 | 内容 | 購入前の確認方法 |
|---|---|---|
| 公表リコール・改善対策 | 公表されているリコールは、車台番号(個体)ごとに対象が異なる。この記事では、特定の内容を断定しません | 車台番号で、レクサス公式のリコール情報ページ、国土交通省のリコール検索、販売店(レクサス店)で対策済みかを確認 |
| ハイブリッド(LS500h・LS600h系)の駆動用電池 | 年数・走行距離とともに劣化。年式が古いほど、確認が大切 | 電池の保証(メーカー保証・販売店保証)の有無と残り期間、点検記録を確認 |
| エアサスペンション・減衰力可変ダンパー | 4代目にはエアサスペンション搭載グレード、5代目には減衰力可変ダンパー(AVS)などがある。装備・グレードで内容が異なる | 乗り心地、異音、車高調整の動作、整備記録を確認 |
| ランフラットタイヤ | 5代目の標準装備の19インチは、2021年10月の一部改良で、ノーマルタイヤに変更。ランフラットはメーカーオプション設定に | タイヤの種類・サイズ、交換費用の見積もりを確認 |
| 「Advanced Drive」搭載車の仕様 | LiDARや高精度地図を活用した装備。ソフトウェアの更新や、装着の有無・機能の状態は、車両ごとに異なる | 販売店に、機能が使える状態か、ソフトウェアの更新履歴、保証の対象範囲を確認 |
| 装備の多さ・電装品 | ナビ・カメラ・シート・後席の装備が多く、確認項目が多い | 後席のスイッチ・シート・エンターテインメントシステム・カメラの動作を、実車で確認 |
⚠️ 注意
4代目と5代目では、車の構成もボディサイズも、大きく異なります。「フラッグシップだから安心」と決めつけず、記録簿と実車の状態を確認してください。ここに挙げた項目は一般的な確認事項で、特定の年式に不具合があると断定するものではありません。
4. 購入前チェックリストと、進め方
📝 実車を確認するときのチェックリスト
☑️ 世代(4代目/5代目)・年式・グレード・パワートレイン(ガソリン/ハイブリッド)が希望に合っているか確認した
☑️ 4代目の場合、ロングボディ(LS460L/LS600hL)か標準ボディかを確認した
☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認した
☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した
☑️ リコール・改善対策の対応状況を、車台番号で確認した
☑️ ハイブリッドの場合、駆動用電池の保証内容と残り期間を確認した
☑️ エアサスペンション・電子制御サスペンションの動作、乗り心地、異音を確認した
☑️ ナビ・カメラ・後席の装備(スイッチ・シート・ディスプレイ)が正常に動くか確認した
☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した
🧭 購入の進め方
世代と用途を決める
後席重視か、運転も楽しみたいかなど、使い方から世代・グレードを絞ります。
候補を複数探し、条件をそろえて比べる
同じ世代・グレード・走行距離で、車両状態と保証を比べます。
実車確認と試乗をする
チェックリストに沿って、装備の動作と乗り心地を確認します。
総額で判断する
車両価格+諸費用+次回車検・整備の費用を比べます。
5. 維持費の考え方
📊 維持費の主な項目
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 自動車税(種別割) | 排気量で決まる。4代目のLS460は4.6L、5代目は3.5L(LS500・LS500h)。具体額は、当サイトの税額表の記事を参照 |
| 車検費用 | 法定費用(重量税は車両重量などで変わる)に、車検基本料金・整備費用が加わる。詳しくは、普通車の車検費用の記事を参照 |
| 燃料代 | ガソリン(LS460・LS500)、ハイブリッド(LS600h・LS500h)で異なる。使用する燃料の種類は、車検証・取扱説明書で確認 |
| 任意保険 | 型式・等級・使用状況で異なる。複数社の見積もりで比較 |
6. ライバル・兄弟車との比較
📊 ライバル・兄弟車
| 車種 | 位置づけ | 詳しいガイド |
|---|---|---|
| レクサス ES | ESはプレミアムDセグメント(ミドルクラス)、LSは最高級大型セダン(Fセグメント)と、日本語版Wikipediaに記述。2026年6月にESの8代目が日本で発売 | ES中古車ガイド |
| メルセデス・ベンツ Sクラス | 輸入フラッグシップセダンとして、比較されやすい | Sクラス中古車ガイド |
| BMW 7シリーズ | 同じく輸入フラッグシップセダンとして、比較されやすい | BMW 7シリーズ中古車ガイド |
7. よくある質問
🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)
この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。
| レクサス公式(リコール情報) | 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます |
| 国土交通省「リコール情報検索」 | 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます |
| 国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 | 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます |
| 日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 | メーカーと車台番号を入力して検索できます |
まとめ
LSは、日本では4代目(2006年〜)からがレクサス LSで、5代目は2017年10月の登場後、2026年10月にLS500hへ一本化されました。中古車では、世代・ボディ(4代目のロングボディの有無)・パワートレイン・年式ごとの装備を確認し、ハイブリッドの電池の保証や、リコールの対応状況を確認しましょう。実車確認と総額で比べて選ぶのが、失敗しないコツです。
※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。


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