レクサス LX中古車完全ガイド|ランドクルーザーとの違い・選び方まとめ

Lexus LX

Photo: Kevauto / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0

レクサス LXは、レクサスのフラッグシップSUVで、トヨタ ランドクルーザーの姉妹車です。頑丈なラダーフレームを持ち、高級SUVの中では数少ない本格的なオフロード性能を備えたモデルとされています。日本では2015年9月に正規販売が始まり、現行は2022年1月に発売された4代目(LX600/LX700h)です。それ以前の世代は海外市場専用だったため、世代ごとの日本での扱いを知っておくことが、中古車選びの大切なポイントになります。この記事では、世代ごとの違い、ランドクルーザーとの関係、選び方、確認したい注意点を、公開情報をもとに整理しました。

📋 この記事の要点

✔ LXはランドクルーザーの姉妹車。初代(LX450)から3代目の途中までは北米を中心とした海外市場専用で、日本では2015年8月20日に導入を発表(9月14日発売)

✔ 日本では、2代目LXに相当する車種が、トヨタブランドの「ランドクルーザーシグナス」として販売されていた

✔ 3代目(URJ200)の日本仕様は、V型8気筒5.7Lの「LX570」のみ。2017年8月に2列シート・5人乗り仕様を追加

✔ 4代目(VJA310W/VJH310W)は2022年1月12日に発売。3.5L V6ツインターボ+10速AT。2025年3月に、歴代初のハイブリッド「LX700h」を追加し、2026年10月1日の一部改良で“F SPORT”を追加

✔ リコールは、レクサス公式(2026年10月6日確認)で、4代目のLX600/LX700hが対象の届出が5件、3代目LX570が対象の届出が3件(ほかに改善対策1件・サービスキャンペーン3件)。中古車は車台番号で対策済みかを確認

✔ 海外仕様や旧世代の個体は、輸入経路・保証・整備対応・日本の保安基準への適合を、購入前に必ず確認

1. 世代の早見表

📊 LXの世代別早見表

世代・型式 販売時期 エンジン・駆動 主な特徴
初代 LX450(FZJ80) 1996年〜1997年(主に北米で発売) 1FZ-FE型 直列6気筒 4.5L、4速AT。センターデフ式フルタイムAWD ランドクルーザー80系がベース。レクサス初のプレミアムSUV。LX専用のグリル・ヘッドライト・バンパー・アロイホイール、本革シート、木目パネル。日本国内には、逆輸入された個体が少数あると記載
2代目 LX470(UZJ100) 1998年〜2007年(海外市場専用。日本ではランドクルーザーシグナスとして販売) 2UZ-FE型 V型8気筒 4.7L。2002年8月のマイナーチェンジで5速ATに。2006年のマイナーチェンジで230psから275psへ出力向上 2002年8月に、トヨタ車として初めて可変レシオステアリング(VGRS)とナイトビジョンを採用。イモビライザーと盗難防止アラームも搭載
3代目 LX570(URJ200) 2007年〜2022年。日本では2015年9月14日に発売 3UR-FE型 V型8気筒 5.7L 自然吸気。日本仕様は8速AT(8 Super ECT)、フルタイムAWD 日本仕様はLX570のみ。「Lexus Safety System +」を国内で初採用(公式発表)。クロールコントロール、マルチテレインセレクト、4-Wheel AHC&AVSなどを設定。2012年にスピンドルグリルへ
4代目 LX600 / LX700h(VJA310W / VJH310W) 2022年1月12日〜現行(日本仕様の発売日) V35A-FTS型 V型6気筒 3.5Lターボ、Direct Shift-10AT、フルタイムAWD。LX700hは2025年3月にパラレルハイブリッドとして追加 レクサス初のGA-Fプラットフォーム。3代目に比べて約200kgの軽量化と低重心化。電動パワーステアリング。18・20・22インチのタイヤを設定。指紋認証スタートスイッチを採用

※表は横にスクロールできます

📊 4代目の改良の流れ(年式による装備差の目安)

時期 4代目の主な出来事・改良
2021年10月14日 レクサスの公式YouTubeチャンネルでワールドプレミア
2022年1月12日 日本仕様が発売。標準のLX600、後席を重視した4人乗り「EXECUTIVE」、前後デフロックを備えた「OFFROAD」の構成
2022年7月1日 日本を含む世界各国から生産能力を大幅に上回る受注があったため、トヨタが一旦注文を停止すると発表
2025年3月6日(発売は3月24日) 一部改良と、LX700hの追加を発表。メーターを12.3インチのフル液晶に変更。「Lexus Safety System +」を最新化し、プロアクティブドライビングアシストを追加。「OVERTRAIL+」(フロント・センター・リヤのデフロックなどを備えるパッケージ)を追加設定。同日の公式発表の価格表に、「OFFROAD」の記載はない
2025年3月(特別仕様車) 松山英樹選手の米ツアー通算10勝を記念した「HIDEKI MATSUYAMA EDITION」(限定10台、LX700hベース)を抽選予約受付
2026年10月1日 LXの一部改良と“F SPORT”の追加設定(同日発売)。全仕様で電動パワーステアリングのチューニングとサスペンション特性を最適化。“OVERTRAIL+”のタイヤを265/65R18から265/70R18へ変更。LX600の標準仕様に20インチアルミホイールを新設定し、ボディカラー「ホワイトノーヴァガラスフレーク」を新設定。現行の公式グレードは、標準仕様・“F SPORT”・“OVERTRAIL+”・“EXECUTIVE”(トヨタ公式ニュースリリース、2026年10月1日)

📌 補足

日本語版Wikipediaの記述では、日本でLXが販売されるのは、2015年9月の3代目LX570からです。それ以前の世代(初代・2代目・3代目の前期)は、日本ではLXという名前では販売されていません。初代〜3代目前期など海外の情報は日本語版Wikipediaの記述に基づいています。日本仕様の発売・改良の年月と仕様は、トヨタ・レクサスの公式発表で確認した内容を中心に整理しており、グレードや年式で異なる場合があります。

2. ランドクルーザーとの関係と、違い

📊 LXとランドクルーザーの関係(世代別)

世代 ランドクルーザー側との関係 違い・特徴(情報源の記述)
初代 LX450 ランドクルーザー80系がベース エンジン(1FZ-FE型)と足回り(4輪コイルリジッド)は80系と共通。トランスミッションは、乗用車系のA343F型4速AT(北米向け80系と同様)。走りの機能も内外装も80系との差別性が乏しく、北米では存在感が薄かったと記載
2代目 LX470 日本ではトヨタブランドの「ランドクルーザーシグナス」が相当 シグナスは、エンブレム類(「LEXUS」が「TOYOTA」に)、AT(LXは乗用車用、シグナスはSUV/ライトトラック用)、塗装色の選択肢が異なる。日本の保安基準に対応するため、シグナスにはサイドアンダーミラーが付く。パネルの合わせや塗装は、LXのほうがより高水準の品質管理で製造されると記載
3代目 LX570 ランドクルーザーの姉妹車 日本ではLX570のみを、2015年9月から販売。同世代のランドクルーザーとの装備差は、年式・グレードで異なるため、販売店で確認
4代目 LX600 / LX700h ランドクルーザーの姉妹車 レクサス初のGA-Fプラットフォームを採用。トヨタブランドのランドクルーザーは、当サイトの記事で世代・系統を整理している

💡 ポイント

「LXはランドクルーザーの高級版」という見方は、間違いではありませんが、同じ車ではありません。内外装の質感・装備・品質管理・販売チャネル(レクサス店)が異なります。悪路走破性を最優先するか、レクサスとしての上質さ・サポートを優先するかで、選び方が変わります。

3. 目的別の選び方

📊 目的別の選び方

重視すること 考え方の目安
日本での正規販売・サポートを重視 3代目(2015年9月〜)と、4代目(2022年1月〜)が対象。それ以前の世代は、日本ではLXとして正規販売されていない(2代目相当は、トヨタブランドのランドクルーザーシグナス)
最新の装備・安全装備を重視 4代目の2025年3月以降(12.3インチのフル液晶メーター、Lexus Safety System +の最新化、プロアクティブドライビングアシスト)。2026年10月の一部改良以降は、全仕様で電動パワーステアリングとサスペンション特性が最適化されている
ハイブリッドを選びたい LX700h(2025年3月〜)。ハイブリッドメインバッテリーを防水トレイにパッキングした構造。保証・点検の内容を販売店で確認
後席の快適性を重視 4代目の「EXECUTIVE」(4人乗り、4座独立式シート)。公式発表では、後部座席は最大48度までリクライニング可能(リラックスモードスイッチでは41度)
悪路走破性を重視 4代目の「OFFROAD」(2022年1月〜、前後デフロックを装備)、または2025年3月以降の「OVERTRAIL+」(フロント・センター・リヤのデフロックと、扁平率の高い18インチタイヤを装備。2026年10月からタイヤは265/70R18)
乗車人数・レイアウトを重視 3代目は、3列シートの7人乗りに加え、2017年8月から2列シート・5人乗りが設定。4代目は、グレードにより4人乗り(EXECUTIVE)・5人乗り・7人乗りが設定されている(2026年10月時点の公式)。年式・グレードで異なるため、車検証で確認
旧世代の個性を楽しみたい 初代(LX450)は、日本に逆輸入された個体が少数あると記載。オフロード性能アップやサスペンションチューニングが容易でパーツも揃い、一定の人気があると記載。輸入経路・整備・保証の確認が最優先
スポーティな走りを重視 2026年10月に追加された、LX600/LX700hの“F SPORT”(5人乗り/7人乗り)。専用チューニングのパフォーマンスダンパー・トルセンLSD・リヤスタビライザーと22インチ鍛造アルミホイールを標準装備(公式発表)。追加されたばかりのため、中古車としての流通は販売店で確認

💡 ポイント

同じ4代目でも、2022年1月〜2025年2月、2025年3月〜2026年9月、2026年10月以降で、メーターやグレード構成(OFFROAD、OVERTRAIL+、F SPORT)、装備などが異なります。中古車の広告のグレード名だけで判断せず、車検証の年月と装備を、販売店に確認しましょう。

4. 弱点・注意したいポイント

📊 注意したいポイント

項目 内容 購入前の確認方法
日本での正規販売の範囲 日本の正規販売は、3代目LX570(2015年9月〜)と4代目から。初代(LX450)は海外仕様の逆輸入個体、2代目相当はトヨタブランドのシグナスで、扱いが異なる 車検証・型式・輸入経路(正規か並行輸入か)を確認。保証・整備を受けられる店舗を確認
下回り・足回りの状態 悪路走行を前提とした使われ方をした個体は、下回りの錆や損傷、足回りの消耗が進んでいることがある(個体差) リフトアップして、フレーム・足回り・排気系の錆や損傷を確認
車高調整・減衰力可変機構(3代目) 3代目の日本仕様は「4-Wheel AHC」と「AVS」を搭載。乗降モード(エンジンを切ると車高を下げる)などがある。作動系は、経年で状態が変わることがある 乗降モード・車高調整・ドライブモードの切り替えが正常に作動するか、警告灯が点灯しないかを実車で確認
ハイブリッドシステム(LX700h) メインバッテリーを防水トレイにパッキングした構造。12V補機バッテリーは、リアのデッキ横に移動している。保証や点検の内容は、個体ごとに異なる 駆動用バッテリー・補機バッテリーの保証内容と残り期間、整備記録を確認
指紋認証スタートスイッチ(4代目) 4代目は、指紋情報が一致しないとエンジンが始動しない機構と記載。中古車の購入時には、登録の扱いが問題になることがある 登録済みの指紋情報の取り扱い・再登録の方法を、販売店(レクサス店)に確認
大径タイヤ・ホイール 4代目は、18・20・22インチのタイヤが設定されている(“F SPORT”は22インチ鍛造アルミホイールを標準装備)。大径タイヤは、交換時の費用が高くなる傾向がある タイヤの残り溝・偏摩耗・製造年、ホイールのガリ傷・曲がりを確認
改造・カスタム車 リフトアップ、マフラー、社外パーツなどは、構造変更・保安基準への適合・保証の可否が、個体ごとに異なる 純正戻しの可否、構造変更の記録、改造内容を証明する書類を確認
リコール・改善対策 レクサス公式には、4代目のLX600/LX700hが対象のリコール届出が5件、3代目LX570が対象の届出が3件ある(詳細は下の一覧表)。対象かどうかは車台番号ごとに異なる 車台番号で、レクサス公式の対象車両検索・国土交通省のリコール情報検索・販売店で、対策済みかを確認

📊 4代目 LX600 / LX700h が対象のリコール(レクサス公式の記載より、2026年10月6日確認)

届出番号など 届出日・開始日 件名・内容(レクサス公式の記載を要約) LXの対象(公式表記)
5132 2022年4月13日届出(リコール開始 4月14日) 「NX250、NX350、NX350h、NX450h+、LS500h、LX600のリコール(2020年から2022年生産車の一部)」。LX600が対象となるのは不具合(1)で、横滑り防止装置(VSC)の制御プログラムが不適切なため、VSC機能オフ状態でブレーキペダルを踏んだままシステムを停止して再始動すると、機能オン状態に復帰せず、VSCが作動しないおそれ。改善内容は、ブレーキアクチュエータ用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正。 474台(LX600、製作期間 2021年11月10日〜2022年4月1日)
5455 2024年2月21日届出(リコール開始 2月22日) 「LX600のリコール(2021年から2024年生産車の一部)」。(1)自動変速機の多板クラッチのディスク形状と駆動伝達に関する制御の検討が不十分で、ニュートラルレンジにシフトした際にクラッチが切り離されないものがあり、ブレーキペダルが踏まれていないと車両が動き出すおそれ(トランスミッション用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正)。(2)パノラミックビューモニターの制御プログラムが不適切で、カメラ映像が映らず車両周辺が確認できないことがあり、保安基準第44条に適合しないおそれ(パノラミックビューモニター用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正)。 1,346台(製作期間 2021年11月10日〜2022年8月31日、(1)(2)の両方)と、3,735台(製作期間 2022年9月1日〜2024年1月15日、(1)のみ)
5497 2024年6月14日届出(リコール開始 6月14日) 「RX、NX、UX、LS、ES、LX、RZのリコール(2022年から2023年生産車の一部)」。パノラミックビューまたはバックガイドモニターのカメラケース接合面の防水性が確保できず、雨水等が浸入して回路が腐食し、カメラ映像が映らず車両周辺が確認できないおそれ。改善内容は、当該カメラの製造番号を点検し、該当する場合は良品と交換。 1,615台(LX600、製作期間 2023年2月14日〜8月28日)
5731 2025年10月30日届出(リコール開始 10月31日) 「NX、RX、LBX、UX、LM、ES、LX、LS、RZ、LC、GXのリコール(2021年から2025年生産車の一部)」。パノラミックビューモニターの制御プログラムの検討が不十分で、始動直後に後退する等の操作を行うと、車両周辺の映像がずれたり、一時的に停止または映らなくなることがあり、保安基準に適合しないおそれ。改善内容は、パノラミックビューモニター用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正。 LX600 6,489台(製作期間 2021年11月10日〜2025年8月6日)、LX700h 316台(製作期間 2025年2月26日〜7月21日)
5777 2026年2月18日届出(リコール開始 2月19日) 「LX600のリコール(2025年2月から12月生産車の一部)」。自動変速機(トランスミッション)の制御プログラムの検討が不十分で、故障が生じた際に構成部品の過回転を抑制できないことがあり、トランスミッションが損傷して走行不能となり、最悪の場合、漏れたトランスミッションフルードが排気管に付着して火災に至るおそれ。改善内容は、トランスミッション用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正。 1,354台(LX600、製作期間 2025年2月26日〜12月11日)

📊 3代目 LX570 が対象のリコール(レクサス公式の記載より、2026年10月6日確認)

届出番号など 届出日・開始日 件名・内容(レクサス公式の記載を要約) LXの対象(公式表記)
4097 2017年8月31日届出(リコール開始 9月1日) 「LX570のリコール(2016年2月24日生産車の2台)」。助手席用エアバッグについて、車両工場での作業が不適切で、異なる仕様の部品を搭載したものがあり、エアバッグ作動時に正常に展開しないおそれ。改善内容は、助手席用エアバッグアッセンブリを良品と交換。 2台(LX570、製作日 2016年2月24日)
4830 2020年10月28日届出(リコール開始 10月29日) 「RX、NX、ES、IS、LS、LC、GS、LX、RCのリコール(2017年から2019年生産車の一部)」。低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)の成形条件が不適切で、樹脂密度が低くなり、燃料により膨潤して変形することがあり、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中にエンストに至るおそれ。改善内容は、低圧燃料ポンプを対策品と交換。 944台(LX570、製作期間 2018年7月26日〜2019年4月4日)
5404 2023年11月2日届出(リコール開始 11月2日) 「NX、IS、RX、GS、RC、LXのリコール(2017年から2020年生産車の一部)」。4830と同じ低圧燃料ポンプの不具合で、公式の備考には、2020年3月4日届出の4683と2020年10月28日届出の4830で届出済みのものについて、対象拡大の必要性が判明したため新たに届出する、と記載。改善内容は、低圧燃料ポンプを対策品と交換。 343台(LX570、製作期間 2018年6月28日〜2019年8月2日)。このほか、交換修理用部品として出荷され、組み付けられた可能性のある車両が特定できないもの1件の記載あり

📊 リコールではない「改善対策」「サービスキャンペーン(無料修理)」(LXが対象のもの、2026年10月6日確認)

届出番号など 届出日・開始日 内容(レクサス公式の記載を要約) LXの対象(公式表記)
改善対策 645 2022年4月13日届出(開始 4月14日) 「NX250、NX350、NX350h、NX450h+、LX600の改善対策(2021年から2022年生産車の一部)」。ディスプレイオーディオの制御プログラムが不適切で、シフト操作または車速入力時に画面表示の切替え指示が正しくされない場合があり、走行開始後も意図せず動画(テレビ映像等)が表示されたままとなるおそれ。改善内容は、ディスプレイオーディオの制御プログラムを対策仕様に修正。 476台(LX600、製作期間 2021年11月10日〜2022年3月31日)
サービスキャンペーン 2024年8月29日開始 「LX600のサービスキャンペーン(2021年から2024年生産車の一部)」。エンジンコントロールコンピュータの制御プログラムの検討時に、冷却ファンの作動によるエンジン出力への影響を考慮できていなかったため、アクセル全開付近で仕様どおりのエンジン出力が出ない。改善内容は、プログラムを修正。 車台番号 VJA310-4000102〜VJA310-4055132(製作期間 2021年11月10日〜2024年6月4日)。台数の記載なし
サービスキャンペーン 2024年12月6日開始 「RX350、RX450h+、RX500h、ES300h、LS500、LS500h、LX600 AHS付車のサービスキャンペーン(2020年から2023年生産車の一部)」。アダプティブハイビームシステム(AHS)のユニットのリフレクタ取付部の強度検討が不十分で、加工油が付着した状態で高温環境下で長時間使用すると亀裂が生じ、破損して警告メッセージが表示され、AHSが作動せず走行用前照灯が点灯しなくなるおそれ(ヘッドランプスイッチの操作で走行用前照灯は点灯可能)。改善内容は、警告メッセージが表示された場合に左右前照灯の製造番号を点検し、該当する場合はAHSユニットを対策品と交換(部品の準備ができ次第、改めて案内)。 LX600は車台番号 VJA310-4000102〜VJA310-4029944(製作期間 2021年11月10日〜2023年6月2日)。台数の記載なし
サービスキャンペーン 2025年10月31日開始 「LX700hのサービスキャンペーン(2025年3月から7月生産車の一部)」。エンジン制御コンピュータが、エンジン始動後に水温が上がるまでの間、燃料圧力が正常な場合でも異常と検出することがあり、エンジン警告灯が点灯してフェールセーフ機能が作動し、エンジン出力が制限されるおそれ。改善内容は、エンジン制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正。 車台番号 VJH310-4000101〜VJH310-4007708(製作期間 2025年3月25日〜7月21日)。台数の記載なし

※件名・内容・対象台数は、レクサス公式サイトの各届出ページの記載にもとづく要約です。対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれます。あわせて、トヨタ公式のリコール等情報(2021〜2025年の掲載104件と、2026年の掲載13件)を見たところ、LXが対象と記載されていたのは、上の5132・改善対策645・5404・5455・5497・5731・5777の各届出に対応するページでした(いずれもレクサス公式と同じ届出)。2026年10月6日時点で、レクサス公式のリコール等情報のリコール一覧・サービスキャンペーン一覧・その他の情報を見た範囲では、このほかにLXが対象の届出は見当たりませんでしたが、すべてを網羅したとは限りません。お手持ちの車が対象かどうかは、車台番号で確認してください。

⚠️ 注意

「レクサスだから壊れない」「ランクルの姉妹車だから安心」と決めつけず、走行距離のわりに下回りや足回りの消耗が進んでいないかを、整備記録と実車で確認してください。海外仕様や旧世代の個体は、保証・部品の入手・日本の保安基準への適合を必ず確認しましょう。

5. 購入前チェックリストと、進め方

📝 実車を確認するときのチェックリスト

☑️ 世代(3代目・4代目)・年式・グレード(LX600/LX700h/EXECUTIVE/F SPORT/OFFROAD/OVERTRAIL+)が用途に合っているか確認した

☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認した

☑️ 認定中古車(CPO)か、一般の中古車販売店経由かを確認した

☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した

☑️ 下回り・足回り・フレームの錆や損傷、リフトアップなどの改造内容を確認した

☑️ 車高調整・乗降モード・ドライブモードの作動と、警告灯の点灯を確認した

☑️ LX700hは、駆動用バッテリー・補機バッテリーの保証内容と残り期間を確認した

☑️ リコール・改善対策・サービスキャンペーンの対応状況を、車台番号で確認した

☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した

🧭 購入の進め方

1

世代と用途を決める

日本の正規販売の世代(3代目・4代目)か、旧世代・海外仕様かを決め、乗車人数・悪路の頻度・後席の使い方を整理します。

2

認定中古車と一般中古車を比べる

レクサスの認定中古車の保証内容と、一般の販売店(整備記録は必須)の違いを比べます。

3

実車確認と試乗をする

チェックリストに沿って、下回りや車高調整、警告灯を含めて確認します。

4

総額で判断する

車両価格+諸費用+次回車検・整備の費用を比べます。見積もりの内訳を、必ず確認します。

6. 維持費の考え方

📊 維持費の主な項目

項目 考え方
自動車税(種別割) 排気量ごとに税額が決まる。具体額は、当サイトの税額表の記事で確認(登録時期によって扱いが異なる場合がある)。3代目(5.7L)と4代目(3.5L)で排気量が異なる
車検費用 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わる。車重・車格が大きい車は、重量税や整備費用も高めになる傾向がある。詳しくはSUV・大型車の車検費用の記事を参照
燃料代 ガソリン車が中心(LX700hは、パラレルハイブリッド)。大型SUVのため、走行の仕方や給油頻度も考慮
タイヤ・消耗品 20〜22インチなどの大径タイヤは、交換費用が高くなる傾向がある(設定は18・20・22インチ)
任意保険・車両保険 型式・等級・使用状況で異なる。高額な車のため、車両保険の条件も含めて、複数社の見積もりで比較

7. 姉妹車・ライバルとの比較

📊 ライバル・兄弟車

車種 位置づけ 詳しいガイド
トヨタ ランドクルーザー LXの姉妹車。トヨタブランドで、系統・世代が複数ある ランドクルーザー中古車ガイド
レクサス GX レクサスの大型SUV。3代目からは、ランドクルーザー250の姉妹車 レクサスGX中古車ガイド
レクサス RX レクサスの別SUV。日常使いの選択肢として、比べられることがある レクサスRX中古車ガイド
メルセデス・ベンツ Gクラス 本格的なオフロード性能を持つ、輸入の高級SUVとして、比べられることがある Gクラス中古車ガイド
メルセデス・ベンツ GLS / BMW X7 大型の高級SUVとして、比べられることがある GLS中古車ガイド / X7中古車ガイド

8. よくある質問

Q. レクサス LXとランドクルーザーは、何が違いますか?

A. LXはランドクルーザーの姉妹車で、ラダーフレームを持つ本格的なオフロード性能は共通です。一方、内外装の質感・装備・品質管理・販売チャネルが異なります。日本語版Wikipediaでは、2代目LX相当の「ランドクルーザーシグナス」との違いとして、エンブレム、AT、塗装色、パネルの合わせなどが挙げられています。

Q. LXは、日本でいつから買えますか?

A. 日本では、2015年8月20日に導入が発表され、9月14日に3代目のLX570が発売されました。その後、2022年1月12日に4代目(LX600)が発売されています。初代から3代目の途中までは、北米を中心とした海外市場専用でした。

Q. LX700hと、LX600の違いは?

A. LX700hは、2025年3月に追加された、歴代初のハイブリッドモデルです。LX600と同じエンジン・トランスミッションの間に、モータージェネレーターを配置したパラレルハイブリッドで、メインバッテリーを防水トレイにパッキングした構造と記載されています。保証・点検の内容は、販売店で確認しましょう。

Q. 古いLX(LX470など)は、日本で正規に販売されていましたか?

A. 2代目LX470に相当する車は、日本ではトヨタブランドの「ランドクルーザーシグナス」として販売されていました。LXという名前での日本の正規販売は、2015年9月の3代目LX570からです。海外仕様の個体を検討する場合は、輸入経路・保証・整備対応を、購入前に確認しましょう。

Q. レクサス LXにリコールはありますか?

A. レクサス公式の「リコール・改善対策情報」(2026年10月6日確認)には、4代目のLX600/LX700hが対象のリコール届出が5件あります。2022年4月の5132(VSC)、2024年2月の5455(トランスミッション制御とパノラミックビューモニター)、2024年6月の5497(カメラの防水性)、2025年10月の5731(パノラミックビューモニター。LX600は6,489台、LX700hは316台)、2026年2月の5777(LX600のトランスミッション制御。1,354台)です。3代目のLX570にも、2017年の4097、2020年の4830、2023年の5404の3件があります。このほか、改善対策1件とサービスキャンペーン3件があります。対象かどうかは車台番号ごとに異なるため、中古車は、レクサス公式の対象車両検索や国土交通省のリコール情報検索、販売店で、対策済みかを確認しましょう。

Q. 現行LXのグレードと、新車価格は?

A. 2026年10月1日の一部改良で“F SPORT”が加わり、レクサス公式では、LX600とLX700hそれぞれに、標準仕様・“F SPORT”・“OVERTRAIL+”・“EXECUTIVE”(4人乗り)が設定されています(乗車定員は4人乗り・5人乗り・7人乗り)。メーカー希望小売価格(税込)は、2026年10月6日確認で、LX600の標準仕様の1,560万円から、LX700h “EXECUTIVE”の2,210万円までです。グレードごとの価格は、レクサス LXの新車価格・値引き情報の記事にまとめています。

🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)

上の一覧は、2026年10月6日時点でレクサス公式サイトで確認できたものです。その後に新しい届出が出ることもあります。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。

レクサス公式(リコール情報) リコール・改善対策・サービスキャンペーンの届出内容(対象の車台番号の範囲など)を確認できます
レクサス公式「リコール等情報 対象車両検索」 車検証の車台番号を入力して、お手持ちの車が対象かを確認できます
トヨタ公式「リコール等情報」 トヨタ車の届出一覧です。ランドクルーザーなどの届出に、LXなどレクサス車が対象の場合の記載があります
国土交通省「リコール情報検索」 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます
国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます
日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 メーカーと車台番号を入力して検索できます

まとめ

レクサス LXは、ランドクルーザーの姉妹車で、日本での正規販売は2015年9月の3代目LX570から始まりました。現行の4代目は、2025年3月にハイブリッド(LX700h)が加わり、2026年10月には“F SPORT”が追加されました。選ぶときは、日本の正規販売の世代か、海外仕様・旧世代かを最初に確認し、下回り・車高調整・保証の内容と整備記録、リコール等の対策状況(車台番号で確認)を、実車や販売店で確かめましょう。世代・グレード・年式をそろえて候補を比べ、総額で判断するのが、失敗しないコツです。

※日本仕様の発売・改良・グレード・リコール情報は、トヨタ・レクサスの公式発表(ニュースリリース・価格・パッケージ・リコール等情報)をもとに、初代〜3代目前期など海外の情報は日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに、2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。

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