日産 ノート オーラは、E13型ノートをベースに、内外装の質感を高めた、プレミアムコンパクトのモデルです。日本語版Wikipediaでは、日本国内専用車で、E12型ノートの上位グレード「メダリスト」の後継として開発されたと紹介されています。全車e-POWERで、中古車市場には2021年〜の初代(FE13型)が並びます。この記事では、年式ごとの違い・選び方・確認したい注意点を、公開情報をもとに整理しました。
📋 この記事の要点
✔ 初代(FE13型)は2021年6月15日に発表、8月17日に販売を開始。日本国内専用で、全車e-POWER
✔ ノートに対し、フロントモーターの出力が116PS→136PS、トルクが280N・m→300N・mに向上(日産公式の主要諸元)
✔ 全幅は1,735mm(日産公式の主要諸元)で、ノートの1,695mmより一回り広い3ナンバー登録
✔ 2024年6月にマイナーチェンジ(デジタルVモーション・運転席パワーシートの標準化・AUTECH設定)。2026年8月にも一部仕様変更
✔ 中古車では、年式による装備差(2022年8月・2024年6月・2025年8月・2026年8月)と、e-POWERのバッテリー保証の確認が大切
✔ リコールは、日産公式の一覧(2026年10月5日確認)でノート オーラが対象の届出が7件。中古車は車台番号で対策済みかを確認
📑 目次
1. 年式・仕様の早見表
📊 ノート オーラの年式別の主な変更(日産の公式発表をもとに整理)
| 時期 | 主な内容 | 中古車での見方 |
|---|---|---|
| 2021年6月15日〜(発表)・8月17日(販売開始) | FE13型。全車e-POWER(発電用エンジン+モーター駆動)。ノートより高出力のフロントモーター(136PS/300N・m)。17インチアルミホイール標準、LEDヘッドランプ標準、12.3インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイ | 最初期のモデル。グレードは「G」「G leather edition」(4WDは「G FOUR」系) |
| 2022年8月(発表・同年秋発売) | 一部仕様向上。ボディカラーの入れ替え、リアセンターアームレストを標準装備、シートを抗菌仕様に | 2022年秋以降の個体で装備が異なる |
| 2023年12月 | 日産創立90周年記念車「90th Anniversary」 | 限定の特別仕様車。装備を個別に確認 |
| 2024年6月13日 | マイナーチェンジ。デジタルVモーションで外観刷新。運転席パワーシートを全車標準装備と発表(現行のG・G FOURは、公式装備表ではメーカーオプション扱い)。グローブボックス拡大、後席USBがType-C化。ノート オーラベースのAUTECHを新設定(7月発売) | 2024年6月以降で、外観・装備が大きく変わる |
| 2024年7月18日 | NISMOをマイナーチェンジ。4WD車「NISMO tuned e-POWER 4WD」を追加。フロントグリルのフラッシュデザイン化、運転席パワーシートなど | NISMOの4WD・パワーシートは、2024年7月以降 |
| 2025年8月28日 | インテリジェント エマージェンシーブレーキの左右検知範囲を拡大、後席リマインダーを追加 | 安全装備は、2025年8月以降で強化 |
| 2026年8月24日 | 一部仕様変更。NISMOを除く全車でステアリングを合成皮革のテーラーフィットに変更。オーラ・オーラNISMOの2WD車に前席シートヒーターとステアリングヒーターを標準装備。「Black Edition」「NISMO Black Limited」を新設定。NISMOのタイヤをMICHELIN PILOT SPORT 5に変更 | 直近の変更のため、中古車は少ない可能性 |
📌 補足
ノート オーラは、E13型ノート(2020年12月〜)をベースにした上級モデルで、ノートと基本設計を共有します。標準のノートは、当サイトの「ノート中古車ガイド」で詳しく解説しています。オーラは「初代」のみで、世代の切り替えはありませんが、年式ごとの改良が多いため、年式・グレードを確認して選びましょう。
2. ノートとの違いと、おすすめの選び方
📊 目的別の選び方
| 重視すること | 考え方の目安 |
|---|---|
| 質感・静粛性を重視したい | オーラは、ノートより上質な内外装(ツイード調織物・木目調フィニッシャー・遮音仕様のフロントドアガラスなど)が特徴。実際の静粛性は、試乗で確認 |
| 走りの余裕を求めたい | オーラのフロントモーターは136PS/300N・mで、ノート(116PS/280N・m)より高出力。試乗で加速感を確認 |
| 4WDが必要 | 「G FOUR」系が4WD。NISMOは2024年7月から4WD(NISMO tuned e-POWER 4WD)を追加。降雪地域は、4WDの有無とタイヤを確認 |
| 安全装備を重視したい | 2025年8月以降は、インテリジェント エマージェンシーブレーキの検知範囲拡大と後席リマインダーを追加。装備はグレード・年式で異なるため、装備表で確認 |
| 装備を重視したい | 運転席パワーシートは、2024年6月のマイナーチェンジで全車標準装備と日産が発表(2026年8月時点の公式装備表では、G・G FOURはメーカーオプション、leather edition・Black Editionは標準)。BOSEパーソナルプラスサウンドは、メーカーオプション(Black Editionは標準)。年式・グレードで異なるため、装着の有無を確認 |
| カスタム仕様が気になる | NISMO(2021年8月に発表・秋発売予定とされた)、AUTECH(2024年7月発売)、助手席回転シートなどのカスタム。専用装備の状態と、改造の有無を確認 |
💡 ポイント
オーラの全幅は1,735mmで、ノート(1,695mm)より40mm広い3ナンバー登録です(いずれも日産公式の主要諸元)。全長は4,045mmでノートと同じです(NISMOのみ4,120mm)。取り回しや駐車場の幅は、購入前に自宅・職場の環境で確認しましょう。
3. 弱点・注意したいポイント
📊 注意したいポイント
| 項目 | 内容 | 購入前の確認方法 |
|---|---|---|
| e-POWER車の駆動用バッテリー | ハイブリッド系の車は、年数・走行距離とともにバッテリーが劣化する。劣化の度合いは個体差が大きい | メーカー保証・販売店保証の有無と残り期間、交換歴、警告灯の点灯を確認 |
| 3ナンバー幅・17インチタイヤ | 全幅1,735mmでノート(1,695mm)より広く、17インチタイヤ(205/50R17)が標準。NISMOは専用のスポーツタイヤを装着(2026年8月時点の公式装備表では「MICHELIN PILOT SPORT 5」) | タイヤの銘柄・残り溝を確認。取り回しは、試乗で確認 |
| NISMO・AUTECHの専用装備 | NISMOは専用の足回り・シート、AUTECHは専用の外装・内装。乗り心地・装備の状態は、個体で異なる | 専用装備の状態と、改造の有無を確認。乗り心地は試乗で |
| 電動装備・オプション | パワーシート・BOSEサウンドなどは、グレード・年式・オプションの有無で異なる | 装備表と、実際の装備を照合。動作を確認 |
| 年式による装備差 | 2022年8月・2024年6月・2025年8月・2026年8月に改良があり、装備が異なる | 車検証(初度登録年月)と、グレード・装備表を確認 |
| リコール・改善対策 | 日産公式の一覧に、ノート オーラが対象となるリコール届出が7件ある(2023年7月〜2026年7月。詳細は下の一覧表)。対象かどうかは車台番号ごとに異なる | 車台番号で、日産公式のリコール検索・国土交通省のリコール情報検索・ディーラーで、対策済みかを確認 |
| 整備記録 | 過去の点検・修理履歴が分からない個体は、状態の判断が難しい | 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認 |
📊 ノート オーラが対象のリコール届出(日産公式の一覧より、2026年10月5日確認)
| 届出番号 | 日産の掲載日 | 件名・内容(日産公式の記載を要約) | ノート オーラの対象台数 |
|---|---|---|---|
| 5326 | 2023年7月14日 | 「ノートオーラのリコール(2022年生産車の一部)」。右側ヘッドランプの光軸が保安基準を満足していないおそれ(車両生産工場の光軸調整設備の設定が不適切)。改善内容は、右側ヘッドランプの光軸を点検し、必要な場合は調整。 | 6,434台(2WD仕様車のみ) |
| 5352 | 2023年7月14日 | 「ノート、ノートオーラなど5車種のリコール(2017から2023年生産車の一部)」。e-POWER車・電気自動車のビークルコントロールモジュールのモーター出力制御プログラムに不備があり、クルーズコントロールによる走行を終了した直後に特定の操作をすると、意図しない加速をするおそれ。改善内容は、制御プログラムの修正。 | 32,792台 |
| 5444 | 2024年2月1日(リコール開始 2月2日) | 「ノート(福祉車両)、ノートオーラ(福祉車両)のリコール(2021から2023年生産車の一部)」。助手席回転シート架装車の取扱説明書に、チャイルドシート搭載時の注記が記載されていない(日産公式は、チャイルドシートの固定機能に問題は発生しないとしている)。改善内容は、取扱説明書を訂正版に差し替え。 | 302台(助手席回転シート仕様の福祉車両) |
| 5627 | 2025年3月13日(リコール開始 3月14日) | 「ノート、ノートオーラのリコール(2024年生産車の一部)」。発電用エンジンのコネクティングロッドの加工が不適切で、締結部のねじ山が不足しているものがあり、破損してエンジンが停止し、最悪の場合は電力が不足して走行不能に至るおそれ。改善内容は、発電用エンジンを良品に交換。 | 4台 |
| 5733 | 2025年11月6日(リコール開始 11月7日) | 「アリア、ノートなど5車種のリコール(2022から2025年生産車の一部)」。生産工場の完成検査でのヘッドランプ検査が不適切で、光軸が保安基準を満足していないおそれ。改善内容は、光軸を点検し、基準を満足しない場合は調整。 | 467台 |
| 5834 | 2026年6月26日 | 「ノート、ノートオーラ、エクストレイルのリコール(2020から2026年生産車の一部)」。リチウムイオンバッテリコントローラの制御プログラムが不適切で、不要な異常判定を行うことがあり、EVシステム警告メッセージの表示と駆動モータ出力の制限が起き、最悪の場合は走行中に駆動用モータへの出力を停止し、走行不能に至るおそれ。改善内容は、制御プログラムを対策プログラムに書き換え。 | 183,828台(約18万4千台。2WD 152,017台+4WD 31,811台) |
| 5844 | 2026年7月23日(リコール開始 7月24日) | 「ノート、ノートオーラ、リーフのリコール(2022から2024年生産車の一部)」。車両製作工場の完成検査工程の管理が不適切で、ホイールの脱着を伴う抜取評価の後、ホイール締結部の締付け確認が実施されていなかった。改善内容は、指定整備工場でホイール締結部の点検と自動車検査員による確認を行い、不具合があれば是正。 | 2台 |
※件名・内容・対象台数は、日産公式サイト「リコール/改善対策一覧」の各届出ページの記載にもとづきます。ノート オーラの台数は、2WD(型式6AA-FE13)と4WD(6AA-FSNE13)の合計です(当サイト集計)。リコール対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれます。2026年7月17日の届出5858はノートのみが対象で、ノート オーラは含まれません。最新の届出は日産公式のリコール/改善対策一覧で確認してください。
⚠️ 注意
リコールの対象や内容は、車台番号ごとに異なります。「対象外だから安心」「対象だから避ける」と決めず、対応済みかどうかを、記録簿や販売店で確認してください。
4. 購入前チェックリストと、進め方
📝 実車を確認するときのチェックリスト
☑️ 車検証の初度登録年月と、グレード(G/G FOUR/leather edition/NISMO/AUTECH等)を確認した
☑️ 駆動用バッテリーの保証内容と残り期間を確認した
☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認した
☑️ リコール・改善対策が実施済みかを、車台番号で確認した
☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した
☑️ プロパイロット等の安全装備の有無と、警告灯の点灯を確認した
☑️ 運転席パワーシート・BOSEサウンドなどの装備の動作を確認した
☑️ タイヤ(17インチ)の銘柄・残り溝を確認した
☑️ 試乗で、モーター駆動の加速・減速時の異音・振動を確認した
☑️ 車検の残り期間と、次回車検の費用の見積もりを確認した
🧭 購入の進め方
年式と装備の目安を決める
2024年6月のマイナーチェンジ前後、4WDの要否、安全装備を整理します。
候補を複数探し、条件をそろえて比べる
同じ年式・グレード・走行距離で、車両状態とバッテリー保証を比べます。
実車確認と試乗をする
チェックリストに沿って確認します。
総額(車両価格+諸費用+次回車検)で判断する
見積もりの内訳を、必ず確認します。
5. 維持費の考え方
📊 維持費の主な項目
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 自動車税(種別割) | 排気量ごとに税額が決まる。具体額は、当サイトの税額表の記事で確認(登録時期によって扱いが異なる場合がある) |
| 車検費用 | 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わる。詳しくは、普通車の車検費用の記事を参照 |
| 燃料代 | e-POWER車は、走行の仕方(市街地中心か高速中心か)で燃費が変わる。数値は、グレードと測定モード(WLTC等)を確認 |
| タイヤ | 17インチのため、交換時の銘柄・サイズを購入前に確認しておく |
| 任意保険 | 型式・等級・使用状況で異なる。複数社の見積もりで比較 |
6. ライバル・比較したい車
📊 ライバル・兄弟車
| 車種 | 位置づけ | 詳しいガイド |
|---|---|---|
| 日産 ノート | ノート オーラのベース車。全車e-POWER(E13型) | ノート中古車ガイド |
| トヨタ アクア | ハイブリッドのコンパクトカー | アクア中古車ガイド |
| ホンダ フィット | ハイブリッド(e:HEV)を設定する、コンパクトカー | フィット中古車ガイド |
| トヨタ ヤリス | ハイブリッドも選べる、コンパクトカー | ヤリス中古車ガイド |
| マツダ MAZDA2 | 走りとデザインを重視する、コンパクトカー | MAZDA2中古車ガイド |
7. よくある質問
🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)
上の一覧は、2026年10月5日時点で日産公式の「リコール/改善対策一覧」に掲載されていたものです。その後に新しい届出が出ることもあります。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。
| 日産公式(リコール情報) | 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます |
| 国土交通省「リコール情報検索」 | 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます |
| 国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 | 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます |
| 日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 | メーカーと車台番号を入力して検索できます |
まとめ
ノート オーラは、2021年に登場した全車e-POWERのプレミアムコンパクトで、ノートより高出力のモーターと3ナンバー幅が特徴です。中古車では、2022年8月・2024年6月・2025年8月・2026年8月の改良による装備差と、駆動用バッテリーの保証、リコールの対策状況の確認が大切です。実車確認と総額で比べて選びましょう。
※世代・年式・仕様・リコール情報は、日産自動車の公式発表(ニュースルーム・Webカタログの主要諸元・リコール/改善対策一覧)と日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに、2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。


コメント