三菱 eKクロス中古車完全ガイド|年式別の選び方・リコール・維持費まとめ

三菱 eKクロスは、2019年3月28日に発売された、SUVテイストの軽ハイトワゴンです。日産と三菱自動車の合弁会社NMKVが企画・開発マネジメントを行い、日産の「デイズ」「デイズ ハイウェイスター」とは兄弟車の関係にあります。eKクロスとしては初代のみで、中古車市場には2019年〜2026年式が並びます。同じ初代でも、年式によってマイパイロットや電動パーキングブレーキなどの装備、安全装備、グレード構成が変わっています(2023年11月の価格表から「M」がなくなり、2026年8月にはノンターボ車のハイブリッドシステムが廃止されました)。この記事では、三菱自動車の公式情報(ニュースリリース・車種サイト・主要装備表・主要諸元表・よくあるお問い合わせ・リコール等の重要なお知らせ)と、価格.comの中古車掲載状況(2026年10月6日確認)をもとに、年式による違い・購入前に確認したい注意点・リコール等の確認結果・維持費の考え方を整理しました。

📋 この記事の要点

✔ 2019年3月28日発売。eKクロスとしては初代のみ。三菱公式のニュースリリースで確認できた改良・特別仕様車は、2019年12月、2020年8月・12月、2022年9月、2023年11月、2024年8月、2025年7月、2026年8月

✔ 現行のグレードは、G・G Premium・T・T Premium。新車価格は1,856,800円〜2,225,300円(消費税込、2026年8月27日の改良時の公式価格)。マイパイロット・電動パーキングブレーキ・デジタルルームミラーは、現行ではPremium系に標準装備(2022年9月以降。それ以前はメーカーオプション)

✔ 年式の分かれ目は、2020年8月(e-Assistに4機能を追加、ニーエアバッグを標準装備)、2022年9月(Premium設定)、2023年11月(パドルシフト・ステアリングヒーター・リヤビューモニター付ルームミラーが全車標準、価格表から「M」がなくなる)、2026年8月(ノンターボ車のハイブリッド廃止)

✔ リコールは、三菱公式の一覧(2019年〜2026年10月)でeKクロスが対象の届出が4件(番号4598・4735・4956・5249)。ほかに、eKクロス EVのリコール1件、サービスキャンペーン、ドアミラーの保証期間延長(2023年5月・2025年6月)がある。車台番号で対象・対策済みかを必ず確認

✔ 価格.comでは、2026年10月6日時点で332件が掲載(支払総額39万〜204万円)。ただし掲載価格の幅であり、相場を示す数値ではない

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eKクロスの基本情報とグレード・価格

📊 基本情報(三菱自動車の公式情報)

項目 内容
発売日 2019年3月28日(三菱のニュースリリース。予約注文の受付は2019年3月14日から)
世代 eKクロスとしては初代のみ。2019年3月に、eKワゴンのフルモデルチェンジと同時に新設された(2019年3月28日のリリースに「約6年ぶりにフルモデルチェンジ、同時に新しいSUVテイストのクロスオーバーモデル『eK X(クロス)』を設定」と記載)。2020年12月24日のリリースでは、現行の『eKクロス』『eKワゴン』を「4代目」と表記している
開発・生産 日産と三菱の合弁会社NMKVが企画・開発マネジメント。生産は三菱自動車の水島製作所(2019年3月14日のリリース)。日産『デイズ』『デイズ ハイウェイスター』と、三菱『eKワゴン』『eKクロス』を同時期に発売
ボディ・定員 軽ハイトワゴン、乗車定員4名。全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,650mm(4WDは1,670mm)、ホイールベース2,495mm(主要諸元表)
エンジン・変速機 659cc 直列3気筒 DOHC12バルブ(型式BR06)。自然吸気(G系)と、インタークーラー付ターボ(T系)。変速機はCVT。ハイブリッドシステム付き(現行はT系のみ。詳しくは2章)
駆動方式 2WD(前輪駆動)/4WD
現行の新車価格(税込) 1,856,800円(G・2WD)〜2,225,300円(T Premium・4WD)(2026年8月27日のニュースリリース、2026年10月6日に車種サイトで確認)
現行のグレード G、G Premium、T、T Premium
過去に設定されたグレード M(2019年3月の発売時から設定。2022年9月8日の価格表まで掲載され、2023年11月24日の価格表には掲載がない)、特別仕様車の「T Plus Edition」(2019年12月25日発売)・「G Plus Edition」(2020年12月24日発売)
型式 2019年3月から製作された車(公式の対象表):5AA-B34W・4AA-B35W・5AA-B37W・4AA-B38W。現行の主要諸元表(2026年10月6日確認):G系5BA-B33W(2WD)・5BA-B36W(4WD)、T系4AA-B35W(2WD)・4AA-B38W(4WD)。詳しくは3章

📊 現行グレードの新車価格・燃費(三菱公式、2026年8月27日の改良時)

グレード 2WD(税込) 4WD(税込) WLTCモード燃費(2WD/4WD) 車両重量(2WD/4WD) 公式の説明
G 1,856,800円 1,988,800円 23.2km/L / 21.0km/L 860kg / 920kg 内外装に、本革やメッキを採用。デザイン性と機能性を兼ね備えたスタンダードモデル
G Premium 1,999,800円 2,131,800円 23.2km/L / 21.0km/L 870kg / 930kg マイパイロットやデジタルルームミラーなどの先進機能を搭載。装備充実のプレミアム仕様
T 1,950,300円 2,082,300円 21.5km/L / 19.4km/L 870kg / 930kg 力強いエンジンやパドルシフトでスポーティな走りを体感。ターボ車のスタンダードモデル
T Premium 2,093,300円 2,225,300円 21.5km/L / 19.4km/L 880kg / 940kg マイパイロットやデジタルルームミラーなどの先進機能を搭載。ターボ車のプレミアム仕様

※表は横にスクロールできます

📌 補足

現行の新車価格どうしを比べると、T系はG系より93,500円高く、Premiumは標準グレードより143,000円高く、4WDは2WDより132,000円高い設定です(2026年8月27日の公式価格から計算)。中古車の価格は、これらの新車価格とは別に、年式・走行距離・状態で決まります。新車の購入を比較したい方は、eKクロスの値引き相場の記事もご覧ください(値引き額は車両・販売店・時期で異なり、当サイトでは断定していません)。新車の価格・仕様は変更される場合があるため、最新の情報は三菱自動車公式のeKクロスのページで確認してください。

📊 現行の主要諸元(三菱公式の主要諸元表、2026年10月6日確認)

項目 G系(G・G Premium) T系(T・T Premium)
型式(2WD/4WD) 5BA-B33W / 5BA-B36W 4AA-B35W / 4AA-B38W
エンジン BR06型 659cc 直列3気筒 DOHC12バルブ(自然吸気)。圧縮比12.0 BR06型 インタークーラー付ターボ。圧縮比9.2
最高出力 38kW[52PS]/6,400rpm 47kW[64PS]/5,600rpm
最大トルク 60N・m[6.1kgf・m]/3,200rpm 100N・m[10.2kgf・m]/2,400〜4,000rpm
モーター(ハイブリッドシステム) 「-」(モーターの記載なし)。2026年8月27日のリリースの価格表では、Gのエンジン欄に「ハイブリッド」の表記がない(2025年7月24日のリリースの価格表には記載あり) 交流同期電動機(型式SM21)2.0kW[2.7PS]/1,200rpm、40N・m[4.1kgf・m]/100rpm。「ハイブリッドシステム」はT Premium/Tに搭載と記載
燃料・タンク容量 無鉛レギュラーガソリン/27L 無鉛レギュラーガソリン/27L
WLTCモード燃費 2WD 23.2km/L(市街地20.6/郊外25.0/高速道路23.4)、4WD 21.0km/L(19.0/22.0/21.3) 2WD 21.5km/L(18.9/22.9/21.9)、4WD 19.4km/L(17.1/20.4/19.9)
タイヤ・最小回転半径・最低地上高 165/55R15(15インチアルミホイール)・4.8m・155mm(社内測定値) 同左

燃費は国土交通省審査値(WLTCモード)で、使用環境(気温・渋滞・エアコン使用など)により異なります。タンク容量27Lと燃費値から単純計算すると、満タンでの航続距離はWLTCモード値でG系2WDが約626km、T系4WDが約524kmですが、実際の走り方では変わります。

年式による違い(改良の履歴と装備差)

eKクロスは世代が1つだけですが、三菱自動車のニュースリリース・よくあるお問い合わせ(FAQ)で、2019年の発売後に8回の変更(改良・特別仕様車の設定など)が確認できます。中古車選びでは「年式」と「グレード名」だけでなく、その時点で何が標準だったかを知ることが大切です。以下は、公式の記載に基づく年表です(古い順に並べています)。

📊 改良・特別仕様車の年表(三菱公式のニュースリリース・FAQより)

日付(公式ページへのリンク) 主な内容(公式の記載の要約) 中古車選びでの意味
2019年3月28日(発売) eKクロスを新設。グレードはM・G・T。全車にHYBRIDシステム(エンジンとモーターの連携)を採用。M以外に、メーカーオプションの「先進快適パッケージ」(マイパイロット+電動パーキングブレーキ+ステアリングスイッチ)と「先進安全パッケージ」(デジタルルームミラー+マルチアラウンドモニター)を設定。ボディカラーは全11通り 同じG・Tでも、マイパイロットなどの有無は個体で異なる(メーカーオプション)。装備表・実車で確認
2019年12月25日 特別仕様車「T Plus Edition」(Tベース)。マイパイロット・電動パーキングブレーキ・デジタルルームミラーを標準装備。リヤバンパーのシルバーアクセントをブラックに。価格1,820,500円〜1,952,500円 中古車情報の「T Plus Edition」は、この特別仕様車
2020年8月20日(一部改良) e-Assistに標識検知[TSR]・前方衝突予測警報[PFCW]・先行車発進通知[LCDN]・ふらつき警報[DAA]を追加。ミリ波レーダーを追加して夜間の検知性能を向上。運転席SRSニーエアバッグ・リヤシートベルトのプリテンショナー・非着用ウォーニング着座センサーを、eKクロスは標準装備に。マイパイロットの機能向上(追越し時の加速、ワイパー作動時の使用)。ヒルディセントコントロール[HDC]を標準装備。センターパネルに充電用USBポートを追加。新色サファイアブルーメタリック 2020年8月より前の製作車には、これらが付いていない場合がある(公式のリリースでは「追加・採用」と記載)。装備一覧と実車で確認
2020年12月24日 特別仕様車「G Plus Edition」(Gベース。マルチアラウンドモニター・自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付)を標準装備、専用ディーラーオプションにLEDパッケージ)。価格1,617,000円〜1,749,000円。同時に、メーカーオプションの設定を見直す一部改良 中古車情報の「G Plus Edition」は、この特別仕様車
2022年9月8日 「T Premium」「G Premium」を設定。従来メーカーオプションだったマイパイロット、デジタルルームミラー(マルチアラウンドモニター付)、マルチアラウンドモニター(移動物検知機能付)、電動パーキングブレーキ&ブレーキオートホールド、ステアリングスイッチを標準装備に。グレードはM・G・G Premium・T・T Premium Premiumはこの改良(2022年9月)以降のグレード。それ以前のG・Tは、メーカーオプションの有無を確認
2023年11月24日
FAQ 7364
リヤカメラ・リヤビューモニター付ルームミラー(自動防眩機能付)を全車標準装備(Premiumは従来からデジタルルームミラー)。運転席SRSニーエアバッグ・リヤシートベルトのプリテンショナーを全車標準装備(eKクロスは従来から標準)。衝突被害軽減ブレーキ[FCM]に自転車運転者検知を追加。eKクロスにステアリングヒーターを追加。T・T Premiumにパドルシフトを追加。新色を加えて全10色。価格表はG・G Premium・T・T Premiumの4グレード(1,664,520円〜2,027,520円) パドルシフト・ステアリングヒーターは、この改良以降。価格表に「M」の掲載がなくなる
2024年8月1日
FAQ 13116
サイバーセキュリティ関連の法規対応(ソフトウェアのプログラム変更)。価格表は1,697,300円〜2,060,300円。FAQの題名には「モデルチェンジ」とあるが、記載された変更点はサイバーセキュリティ関連のソフトウェア変更のみ 装備・外観の変更は、公式の記載の範囲では確認できない
2025年7月24日
FAQ 14270
衝突被害軽減ブレーキ[FCM]の警告灯の制御・警告表示を変更・追加するなど法規に適合。モノトーンのナチュラルアイボリーメタリックを追加し全10色。FAQによると、ハイブリッド自動車等のバッテリーの安全基準にも対応(eKクロスが対象。バッテリーが異常発熱した場合に車外への避難を促す警報機能)。価格表は1,743,500円〜2,106,500円 2025年7月以降の製作車は、法規対応の仕様。装備の大きな変更は確認できない
2026年8月27日
FAQ 15664
FAQ 15668
リヤシートアラートを追加。充電用USBポートをType-AからType-Cに変更。フロントカメラの画角を広げてFCMの検知範囲を拡大。eKクロスのフロント/リヤバンパー・テールゲートガーニッシュをボディ同色に。新色(2トーン3色・モノトーン1色)。FAQ 15668には「お買い求めいただきやすい価格とするため、ノンターボ車についてはハイブリッドシステムを廃止しました」と記載。価格表は1,856,800円〜2,225,300円 G系は、この改良以降はハイブリッドシステムなし。それ以前のG(2019年3月〜2025年7月のリリースの価格表)は、エンジン欄に「ハイブリッド」と記載

※表は横にスクロールできます

💡 ポイント

年式の「分かれ目」は、①マイパイロットの有無(2022年9月のPremium設定より前はメーカーオプション、2019年12月の「T Plus Edition」は標準)、②2020年8月のe-Assist・ニーエアバッグ・HDCの追加、③2023年11月のパドルシフト・ステアリングヒーター・リヤビューモニター付ルームミラー全車標準、④2026年8月のノンターボ車のハイブリッド廃止、の4点です。車検証の「初度登録年月」と、製作時期(製作期間)は一致しない場合があります(三菱公式の対象車両の説明にも「製作期間は、ご購入の時期とは異なります」と記載)。

現行グレードの装備差(三菱公式の主要装備表、2026年10月6日確認)

「●」は標準装備、「△」はメーカーオプション、「-」は設定なし(公式の表の表記)です。なお、2022年9月より前の車、2020年8月より前の車では、下の表と異なる場合があります。

装備 G G Premium T T Premium
ターボエンジン – – ● ●
ハイブリッドシステム(モーター付き) -(2026年8月〜) -(2026年8月〜) ● ●
パドルシフト – – ● ●
マイパイロット(ACC全車速追従機能付+車線維持支援機能[LKA]) – ● – ●
電動パーキングブレーキ&ブレーキオートホールド – ● – ●
ステアリングスイッチ マルチインフォメーションディスプレイ+オーディオ+TEL 上記に加えてマイパイロット用 マルチインフォメーションディスプレイ+オーディオ+TEL 上記に加えてマイパイロット用
デジタルルームミラー(マルチアラウンドモニター付) △ ● △ ●
マルチアラウンドモニター(移動物検知機能付) △ ● △ ●
リヤビューモニター付ルームミラー(自動防眩機能付) ● -(デジタルルームミラーが標準) ● -(デジタルルームミラーが標準)
ルーフレール(27,500円) – △ – △

※表は横にスクロールできます

全グレード共通の主な装備は、LEDヘッドライト、フロントフォグランプ、衝突被害軽減ブレーキ[FCM](歩行者・自転車運転者検知付)、踏み間違い衝突防止アシスト、車線逸脱警報・防止支援、オートマチックハイビーム、ふらつき警報、前方衝突予測警報、標識認識システム、先行車発進通知、リヤシートアラート、前後のパーキングセンサー(フロント×4・リヤ×4)、運転席SRSニーエアバッグ、ヒルディセントコントロール、グリップコントロール、タッチパネル式フルオートエアコン、運転席&助手席シートヒーター、ステアリングヒーター(本革巻)、キーレスオペレーション、165/55R15タイヤ+15インチアルミホイール、パンクタイヤ応急修理キットです(いずれも主要装備表の記載)。現行のG・Tのメーカーオプション「先進安全パッケージ(デジタルルームミラー+マルチアラウンドモニター)」は88,000円(税込)で、マイパイロット・電動パーキングブレーキは、G・Tには設定がありません。

新車時の価格の推移(三菱公式のニュースリリース)

eKクロスの新車時のメーカー希望小売価格(最も安い設定〜最も高い設定)の推移です。中古車の価格そのものではありません。年式の古い車と新しい車で、同じグレード名でも新車価格・装備が異なることの目安にしてください。

発表日 価格帯(消費税込) 設定されていたグレード(公式の価格表)
2019年3月28日 1,414,800円〜1,765,800円(消費税8%込) M・G・T
2020年8月20日 1,463,000円〜1,820,500円 M・G・T
2022年9月8日 1,463,000円〜1,963,500円 M・G・G Premium・T・T Premium
2023年11月24日 1,664,520円〜2,027,520円 G・G Premium・T・T Premium
2024年8月1日 1,697,300円〜2,060,300円 G・G Premium・T・T Premium
2025年7月24日 1,743,500円〜2,106,500円 G・G Premium・T・T Premium
2026年8月27日 1,856,800円〜2,225,300円 G・G Premium・T・T Premium

特別仕様車の新車価格は、「T Plus Edition」が1,820,500円(2WD)〜1,952,500円(4WD)(2019年12月25日)、「G Plus Edition」が1,617,000円(2WD)〜1,749,000円(4WD)(2020年12月24日)でした(いずれも消費税10%込)。

「eKクロス」「eKクロス スペース」「eKクロス EV」は別の車

名称 車の種類 この記事での扱い
eKクロス 軽ハイトワゴン(ガソリン。型式の末尾は「W」) この記事の主題
eKクロス スペース 軽スーパーハイトワゴン(2020年3月に発売。型式B34A・B35A・B37A・B38A。末尾が「A」) 別の車。リコール等の件名も別。eKスペースの中古車ガイドで詳しく説明
eKクロス EV 軽EV(2022年6月16日発売。型式ZAA-B5AW) 別の車。4章で、ガソリン車との違いを説明

型式・車台番号の見方

中古車の広告では「eKクロス」としか書かれていないことも多いため、車検証の「型式」と「車台番号」で確認します。以下は、三菱公式のリコール等の対象車両表・保証期間延長のお知らせ・主要諸元表で確認できた範囲です。

📊 eKクロスの型式(三菱公式の資料で確認できた範囲)

型式 公式の資料での扱い 備考
5AA-B34W eKクロス(製作期間は2019年3月13日から。リコール4735・4956、サービスキャンペーン、保証期間延長の対象表に掲載) リコール4598の対象は「過給機(ターボ)付きエンジン車」の4AA-B35W・4AA-B38Wのみ。5AA-B34W・5AA-B37Wはターボ車の型式ではないと読み取れるが、駆動方式との対応は公式の対象表に記載がない
4AA-B35W eKクロスのターボ車・2WD(現行の主要諸元表でT・T Premiumの2WD) 製作期間は2019年3月13日から(リコール4598の対象表)
5AA-B37W eKクロス(製作期間は2019年3月13日から。対象表に掲載) 駆動方式との対応は公式の対象表に記載がない
4AA-B38W eKクロスのターボ車・4WD(現行の主要諸元表でT・T Premiumの4WD) 製作期間は2019年3月13日から(リコール4598の対象表)
5BA-B33W / 5BA-B36W 現行の主要諸元表(2026年10月6日確認)で、G系の2WD/4WDの型式として掲載 三菱の2020年のリコール4735・サービスキャンペーン・保証期間延長では、この2型式は「eKワゴン」の型式として掲載されている。現行のG系が同じ型式番号で掲載されている点は公式の記載どおりで、変更の経緯は公式資料から確認できなかった
ZAA-B5AW eKクロス EV(4章) 車台番号はB5AW-から始まる(公式の対象表・バッテリー保証のページ)

※表は横にスクロールできます

💡 ポイント

車台番号は「型式-連番」の形(例:B35W-0000201)で、公式の対象表には、車台番号の範囲と製作期間が一緒に載っています。ただし、連番と製作時期は一定の順序で並ぶとは限らない(たとえば、保証期間延長の対象表では、同じ型式で車台番号の範囲が複数に分かれ、製作期間が重なる)ため、車台番号の数字から年式を推測せず、車検証の「初度登録年月」と、三菱公式のリコール等対象車両検索の結果で確認してください。

eKクロス EV(ガソリン車との違い)

「eKクロス EV」は、2022年6月16日に発売された、軽自動車タイプの電気自動車です(三菱のニュースリリース)。三菱は『eKクロス EV』を「SUVテイストの軽自動車であるeKクロスシリーズに新たに設定したEVモデル」と説明しています。日産『サクラ』とは兄弟車で、2022年5月20日のリリースに、新型「軽EV」を日産は『日産サクラ』、三菱は『eKクロス EV』として発売すると記載されています(兄弟車の中古車ガイドはサクラ中古車ガイド)。

📊 eKクロス(ガソリン車)とeKクロス EVの違い(三菱公式の主要諸元表・車種サイト、2026年10月6日確認)

項目 eKクロス(ガソリン車) eKクロス EV
発売日 2019年3月28日 2022年6月16日
型式 5AA-B34W・4AA-B35W・5AA-B37W・4AA-B38W(現行は5BA-B33W/B36W・4AA-B35W/B38W) ZAA-B5AW
動力 659cc 直列3気筒(自然吸気/ターボ)+CVT。T系はモーター付き(ハイブリッドシステム) 交流同期電動機(型式MM48)。最高出力47kW、最大トルク195N・m。駆動用リチウムイオン電池(総電力量20kWh、総電圧350V)
駆動方式 2WD/4WD 2WD
燃費・電費・航続距離 WLTCモード 19.4〜23.2km/L(G・T系、2WD/4WD) WLTCモード 一充電走行距離180km、交流電力量消費率124Wh/km
車両重量・全高 860〜940kg・1,650mm(4WDは1,670mm) 1,060〜1,070kg・1,655mm
最低地上高・タイヤ 155mm・165/55R15 145mm・155/65R14
グレード G・G Premium・T・T Premium G・P(ほかに「G ビジネスパッケージ」のページがある)
現行の新車価格(税込) 1,856,800円〜2,225,300円 G 2,662,000円、P 3,214,200円(車種サイトのグレードページ)
主な改良 発売後に8回の変更(2章) 2024年5月16日の一部改良(車内Wi-Fi接続(別途有料の契約が必要)・リモートドアロック/アンロック・エマージェンシーストップシグナルシステムの追加、マルチアラウンドモニターをPに、リヤビューモニター付ルームミラーをGに標準装備、など)
駆動用バッテリー (該当なし) 初度登録後8年以内(走行16万km以内)で容量が66%を下回った場合に無償で修理・交換、故障は特別保証(三菱公式の「eKクロス EV 駆動用バッテリーの保証」)
リコール等(2019年〜2026年10月) リコール4件、サービスキャンペーン1件、ドアミラーの保証期間延長2件 リコール1件(5663)、サービスキャンペーン1件
価格.comの中古車掲載(2026年10月6日) 332件、支払総額39万〜204万円 143件、支払総額97万〜204万円(掲載の最安値と最高値であり、相場ではない)

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📌 EVの中古車で、確認したいこと

三菱公式の「eKクロス EV 駆動用バッテリーの保証」のページには、「当社の保証継承をされていない中古車をご使用のお客様が、駆動用バッテリーの特別保証、および容量保証を受けるには、販売会社のサービス工場にて、12ヶ月点検相当の点検(有料)と駆動用バッテリーの容量測定・駆動用バッテリーに故障無き事の確認(有料)を実施し、メンテナンスノートに点検記録を残す必要があります」と記載されています。保証書の記載・保証継承の状況を、販売店で確認しましょう。また、EVのバッテリーの見方は、中古EVのバッテリー劣化、SOHで見分けるや、EVバッテリーの劣化と保証の記事も参考にしてください。eKクロス EVには、三菱公式でリコール(2025年6月12日届出、番号5663、ブレーキマスターシリンダー)とサービスキャンペーン(2022年10月、デジタルルームミラー)があり、詳しくは6章に整理しています。

中古車の掲載状況(価格.com)

価格.comの「三菱 eKクロスの中古車・相場情報」を、2026年10月6日に確認しました。確認した範囲は、ページ上部の件数・価格帯の表示、グレード別の表示、絞り込み条件の件数、検索結果1ページ目の20件(物件情報の新しい順)です(全件の個別内容は確認していません)。eKクロス EVは別のページで、価格.comのeKクロス EVの中古車・相場情報に掲載されています。

📊 価格.comの掲載状況(2026年10月6日確認)

項目 内容
掲載件数(eKクロス、ガソリン車) 332件(「2019年モデル(2019年3月28日発売)」として331件)
支払総額の掲載幅 39万〜204万円(掲載されている最安値と最高値であり、平均や相場ではない)
駆動方式での絞り込み 2WD:243件/4WD:88件
その他の絞り込み条件の件数 修復歴なし:311件/禁煙車:111件/車検残あり:139件/衝突被害軽減システム:291件/クルーズコントロール:69件/全周囲カメラ:108件/シートヒーター:284件/寒冷地仕様:188件
燃料・動力の絞り込み ハイブリッド:302件/ガソリン:30件(価格.comの分類で、内訳は当サイトでは検証していない)
1ページ目の20件で確認した範囲 年式は2019年〜2026年(2019年が10件)。走行距離は0.3万km〜9.9万km。諸費用は1.1万〜13.9万円と幅がある。保証は「保証なし」(4件)から「期間3年・距離無制限」まで販売店により異なり、「法定整備なし」が3件、修復歴「あり」が1件
三菱公式の中古車サイト(MCnet) eKクロスが104台(車名別の件数表示、2026年10月6日確認。eKクロス EVの扱いは確認していない)

📊 価格.comのグレード別の掲載(2026年10月6日確認。件数と支払総額の幅)

グレード名(価格.comの表記) 掲載台数 支払総額の幅
M 13 69〜125万円
M 4WD 8 65〜123万円
G Plus Edition 26 89〜136万円
G Plus Edition 4WD 5 117〜146万円
G 91 39〜164万円
G 4WD 24 62〜165万円
G Premium 10 133〜165万円
G Premium 4WD 1 204.6万円
T 91 50〜183万円
T Plus Edition 4WD 1 79.9万円
T 4WD 44 59〜176万円
T Premium 8 148〜179万円
T Premium 4WD 5 172〜191万円

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⚠️ 注意:この数値の読み方

価格.comの掲載価格は、販売店が提示した支払総額・車両価格の掲載分であり、当サイトが集計・保証する数値ではありません。年式・走行距離・グレード(特別仕様車を含む)・駆動方式・保証の内容が異なる車が混在しています。グレード別の掲載台数の合計は、ページ上部の件数とは一致しません(価格.comの表示のとおり)。また、支払総額には諸費用が含まれ、新車の希望小売価格(車両本体の参考価格)とは内訳が異なるため、単純には比較できません。購入を検討するときは、同じ年式・グレード・駆動方式・走行距離・保証条件で、複数の掲載を比べてください。

なお、台数や価格は日々変わります。当サイトでは、中古車の相場価格や平均価格は断定せず、最新の掲載は価格.com、三菱自動車の公式中古車サイト、販売店でご確認ください。中古車の探し方・購入先の比較は中古車の探し方・購入先の比較、販売店の保証や返品制度は中古車販売店チェーン比較も参考にしてください。

リコール・保証期間延長・サービスキャンペーン

三菱自動車の「リコール等の重要なお知らせ」の年別一覧(2019年〜2026年10月6日、64件の見出し)を全て確認し、件名に「eKクロス」を含む届出と、各ページ(届出日・不具合の内容・改善措置・対象型式と台数)を読みました。結果は次のとおりです。

  • eKクロスが対象のリコールは4件(2019年10月31日・2020年4月16日・2021年5月27日・2022年12月8日)、改善対策は確認できませんでした。件名に「eKクロス EV」を含むリコールは1件(2025年6月12日)です。2026年1月〜10月6日の届出に、eKクロスは含まれていません
  • サービスキャンペーン(年別一覧の2019年〜2026年)では、件名に「eKクロス」を含むものは1件(2020年4月)、「eKクロス EV」を含むものは1件(2022年10月)です。「eKクロス スペース」(別の車)が件名のものは、本記事では扱いません
  • 保証期間延長等のお知らせでは、「eKワゴン、eKクロス ドアミラー開閉不良」(2023年5月12日)と、「eKワゴン、eKクロス、eKスペース、eKクロススペース ドアミラー開閉不良」(2025年6月12日)の2件があります

📊 eKクロスのリコール(三菱公式の掲載内容、新しい順)

届出日 種別・件名(公式ページの表記) 内容(公式ページの説明) 対象型式・製作期間・台数(公式の表記)
2022年12月8日 リコール「eKワゴン、eKクロス、eKクロス スペースの交換修理用部品について」(届出番号5249) 交換修理用部品カタログでの部品番号の指示が不適切なため、正規仕様と異なる運転者席用シートベルトもしくはステアリングコラム、運転者席用エアバッグが取り付けられたものがある。最悪の場合、一部条件下では乗員保護性能が十分に発揮されないおそれ。改善措置は、正規仕様の部品と交換 計8台(eKスペース系の1台を含む)。eKワゴン・eKクロス系の7台は、5AA-B34W 1台、4AA-B35W 1台、5BA-B36W 4台、4AA-B38W 1台。製作は令和元年11月13日〜令和2年4月20日
2021年5月27日 リコール「eKワゴン、eKクロス等4車種のエンジン制御について」(届出番号4956) エンジン制御装置[ECU]の制御プログラムが不適切なため、幾つかの条件が重なったシーンで、エンジンからブレーキ倍力装置への負圧供給が遅れる場合がある。最悪の場合、強い制動力が必要な場合に通常より大きなブレーキ踏力が必要となり、制動停止距離が長くなるおそれ。改善措置は、エンジンECUの制御プログラムを対策仕様に書き替え eKクロスの4型式の合計は23,545台(5AA-B34W 8,577台、4AA-B35W 7,995台、5AA-B37W 2,627台、4AA-B38W 4,346台。当サイトで公式の台数を合算)。製作は平成31年3月13日〜令和3年3月18日(型式により終期が異なる)。全体(eKワゴン・eKスペース系を含む)は58,725台
2020年4月16日 リコール「eKクロス、eKワゴン等4車種のエンジン制御について」(届出番号4735) エンジン制御装置[ECU]の発電機の制御ロジックが不適切なため、バッテリーの充電率が低い状態で、冷機始動直後の走行や長い下り坂を走行した場合、エンジンの負圧が低下する場合がある。ブレーキ倍力装置への負圧供給が不足して、最悪の場合、ブレーキペダルの操作力が増大し、制動停止距離が長くなるおそれ。改善措置は、エンジンECUの制御プログラムを対策仕様に書き替え(作業を実施するまでの間は、エアコンや電装品をオフにして暖機運転をしてから走行、と注意書きあり) eKクロスの4型式の合計は18,179台(5AA-B34W 6,957台、4AA-B35W 5,924台、5AA-B37W 2,048台、4AA-B38W 3,250台。当サイトで公式の台数を合算)。製作は平成31年3月13日〜令和2年3月27日。全体(eKワゴン・eKスペース系を含む)は34,389台
2019年10月31日 リコール「eKクロスのエンジンルーム内ハーネスについて」(届出番号4598) 過給機(ターボ)付き車のエンジンコントロールハーネスにおいて、配索が不適切なため、走行時の振動でハーネスがインタークーラーのケースと接触することがある。電線の被覆が削られて短絡(ショート)し、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれ。改善措置は、エンジンコントロールハーネスとエンジンブローバイホースを共締め(ハーネスが損傷している場合は補修または新品に交換) 計3,149台。4AA-B35W 2,041台(B35W-0000202〜B35W-0004265、平成31年3月13日〜令和元年7月22日)、4AA-B38W 1,108台(B38W-0000204〜B38W-0002101、平成31年3月13日〜令和元年7月19日)。ターボ車のみ

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📊 サービスキャンペーン・保証期間延長(eKクロス関連)

日付 種別・件名(公式ページの表記) 内容(公式ページの説明) 対象型式・製作期間・台数(公式の表記)
2020年4月(一覧の日付は4月17日、開始日は令和2年4月中旬) サービスキャンペーン「eKクロス、eKワゴンのキーレスオペレーションシステムについて」 キーレスオペレーションシステムのコントロールユニットの制御プログラムが不適切なため、ディーラーオプションのリモコンエンジンスターターでエンジンを始動させた後、走行せずに停止した場合、ユニットの通電電流値が低下しない場合がある。長時間放置すると、最悪の場合バッテリーがあがり、エンジンが始動できなくなるおそれ。改善は制御プログラムの書き替え eKクロスは、5AA-B34W 約5,200台、4AA-B35W 約5,600台、5AA-B37W 約1,400台、4AA-B38W 約3,000台。製作は平成31年3月13日〜令和元年12月9日(全体は約19,900台)
2023年5月12日 保証期間延長「eKワゴン、eKクロス ドアミラー開閉不良の保証期間延長について」 電動格納式ドアミラーで、構成部品の摩耗による摺動抵抗増に、ドアミラー開閉回数等の外部要因が加わると、電動で格納または復帰できなくなる場合がある。従来の保証期間(新車登録から3年・6万km)を、新車登録から7年・10万kmに延長。販売会社の点検で当該事象と確認された場合、電動格納ユニットを補修用部品と交換(無償)。ドアミラーは手動で開閉可能 5AA-B34W・4AA-B35W・5AA-B37W・4AA-B38W(ほか、eKワゴンの5BA-B33W・5BA-B36W)。製作は平成31年3月13日から、令和2年7月24日〜27日まで(型式により終期が異なる。4AA-B35Wのみ令和3年3月29日まで、ただし同日以前の製作でも対象外となる場合がある)
2025年6月12日 保証期間延長「eKワゴン、eKクロス、eKスペース、eKクロススペース ドアミラー開閉不良の保証期間延長について」 上記と同じ内容(3年・6万kmを、新車登録から7年・10万kmに延長) eKクロスの4型式(ほか、eKワゴンの2型式、eKスペース系の4型式)。製作は令和2年7月22日〜令和4年5月17日〜21日(型式により終期が異なる)

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⚠️ 注意

三菱公式には、「対象車両の製作期間は、ご購入の時期とは異なります」「リコール対象車の車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれている場合があります」と記載されています(リコール4956・5249など)。範囲に入るかどうかだけで判断せず、車検証の車台番号を三菱公式のリコール等対象車両検索に入力するか、販売店に問い合わせて、対象か・対策済みかを確認しましょう。ドアミラーの保証期間延長は、「新車を登録した日から7年間(10万kmまで)」のため、計算上、2019年3月〜10月5日ごろに新車登録された車は、2026年10月6日時点で7年を過ぎています。新車を登録した日は、メンテナンスノートの保証書または車検証の初度登録年月が目安です(公式の記載)。ドアミラーの電動格納に不具合がある場合の見方は、ドアミラーが電動格納しない!確認したいポイントも参考にしてください。上記は、2026年10月6日時点で公式の一覧に掲載されていたものに限られます。最新情報は、必ず公式でご確認ください。

📊 購入前に注意したいポイント

項目 内容 購入前の確認方法
年式による装備差 マイパイロット・電動パーキングブレーキ・デジタルルームミラーは、2022年9月以降のPremiumでは標準。それ以前のG・Tは、メーカーオプションの有無で個体が異なる(「T Plus Edition」は標準、「G Plus Edition」にはマルチアラウンドモニター等が標準) 広告の「グレード名」だけでなく、ステアリングのスイッチ、メーターの表示、パーキングブレーキの操作部、ルームミラー(デジタルか)を実車で確認。装備一覧表も確認
2020年8月より前の製作車 e-Assistの4機能(標識検知・前方衝突予測警報・先行車発進通知・ふらつき警報)、ミリ波レーダー、ニーエアバッグ・リヤシートベルトのプリテンショナー、HDCは、2020年8月の改良で追加・標準化 初度登録年月と装備を照らし合わせ、必要な装備が付いているか確認
ターボ(T)かノンターボ(G)か・ハイブリッド T系はターボ+モーター付き。G系は、2026年8月の改良より前はハイブリッド付き(2025年7月までのリリースの価格表の記載)、改良後はなし。リコール4598はターボ車のみが対象 車検証の型式(4AA-B35W/B38Wはターボ車)と、グレード名・年式を確認
リコールの対策状況 eKクロスが対象のリコールは4件(4598・4735・4956・5249)。4735・4956は、ブレーキ倍力装置への負圧供給に関するエンジンECUの制御プログラムの書き替え 車台番号で対象・対策済みかを確認。整備記録簿・販売店の説明で、作業の実施を確認。ブレーキペダルの踏み応えを試乗で確認
ドアミラーの電動格納 保証期間延長(新車登録から7年・10万km)の対象になる車がある。電動で格納・復帰できない場合は手動で開閉できる ドアミラーの電動格納・復帰を実車で確認。保証延長の対象か、期間内かを販売店・公式で確認
グレード名の見分け(M・Plus Edition) 「M」は2022年9月の価格表まで掲載、2023年11月の価格表にはない。「T Plus Edition」「G Plus Edition」は特別仕様車 価格.comの掲載では、これらのグレード名の車が多く並ぶ(5章)。装備は、グレード名ごとに確認
パンク時の備え・工具 主要装備表に、パンクタイヤ応急修理キットが全車標準装備と記載(スペアタイヤの記載はない)。「ジャッキ、ジャッキハンドル兼ホイールナットレンチは別売」と記載(2026年10月確認の主要装備表) 応急修理キットの有無・修理剤の有効期限、ジャッキ等の工具の有無を確認。パンクの備えは、パンク応急修理キットとスペアタイヤの記事を参照
長期の使用での弱点 リコール等以外の、個別の故障傾向を示す公式の資料は確認できなかった(当サイトでは根拠のない弱点は書かない) 整備記録簿・保証内容・走行距離・リコール対策の状況を、車ごとに確認。走行距離が多い車は、タイヤ・ブレーキ・バッテリーなど消耗品の交換履歴も確認(一般的な確認点)

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購入前チェックリストと、進め方

📝 実車を確認するときのチェックリスト

☑️ 車検証の型式・初度登録年月・車台番号が、広告のグレード・年式・駆動方式と一致している(ターボ車は4AA-B35W/B38W)

☑️ 三菱公式のリコール等対象車両検索に車台番号を入力し、リコール(4598・4735・4956・5249)・サービスキャンペーン・ドアミラーの保証期間延長の対象か・実施済みかを確認した

☑️ 国土交通省のリコール情報検索でも、車名・型式から届出を確認した

☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容(特にリコール作業の実施記録)を確認した

☑️ マイパイロット・電動パーキングブレーキ・デジタルルームミラーの有無が、広告・見積もりのとおりである(Premium/特別仕様車/メーカーオプション)

☑️ ドアミラーの電動格納・復帰、ACC・車線維持支援・パーキングセンサー・各カメラの動作、警告灯の点灯を確認した

☑️ 修復歴・事故歴の有無、保証の内容(期間・距離・対象)、メーカー保証の残りと継承手続きを販売店に確認した

☑️ 試乗で、ブレーキペダルの踏み応え、アイドリングストップからの再始動、CVTの変速感、異音・振動を確認した(ターボ車はエンジンの吹け上がりも)

☑️ タイヤ(165/55R15)の状態、パンクタイヤ応急修理キットの有無、ジャッキ等の工具の有無を確認した

☑️ 車検の残り期間と、総額(車両価格+諸費用)の内訳を確認した

🧭 購入の進め方

1

年式・グレード・駆動方式・予算の目安を決める

マイパイロットが必要か、ターボが必要か、雪道を走るか、を整理します。

2

候補を複数探し、条件をそろえて比べる

同じ年式・グレード・駆動方式・走行距離・保証条件で、支払総額と車両状態を比べます。

3

リコール対策と整備記録を確認する

車台番号でリコール等の対象・対策済みを確認し、整備記録簿を見せてもらいます。

4

実車確認と試乗をする

チェックリストに沿って確認します。

5

総額と保証の内容で判断する

見積もりの内訳と、保証・納車後の整備の内容を、必ず確認します。

購入後の手続きは中古車購入時の名義変更手続き、車検の残りの見方は中古車購入時の車検残の見方、未使用車を検討する場合は未使用車(新古車)は本当にお得?選ぶ際の注意点も参考にしてください。マイパイロット(高速道路同一車線運転支援機能)やレーンキープの考え方は、各社の安全運転支援システムの違いやレーンキープアシスト(LKA)とは?の記事も参考になります。

維持費の考え方

📊 維持費の主な項目

項目 考え方
軽自動車税 当サイトの自動車税・軽自動車税の税額表の記事では、自家用乗用の軽自動車は排気量にかかわらず一律10,800円と整理している(登録時期によって扱いが異なる場合がある)
車検 新車の初回車検は新車登録から3年後が一般的。法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、基本料金・整備費用が加わる。詳しくは軽自動車の車検費用相場の記事を参照。車検の残りの見方はこちら
燃料代 レギュラーガソリン、タンク容量27L。WLTCモード燃費は19.4〜23.2km/L(G系・T系、2WD/4WDで異なる)。実際の燃費は走り方・季節で変わる
任意保険 型式・等級・使用状況で異なる。複数社の見積もりで比較
タイヤ 標準のタイヤサイズは165/55R15。タイヤの点検と交換時期はタイヤの点検と交換時期ガイドを参照
リコール・保証期間延長 リコール・サービスキャンペーンの作業は、対象車であれば無償(三菱公式のリコールの説明)。ドアミラーの電動格納ユニットの無償交換は、保証期間延長の対象で、期間内の場合のみ

兄弟車・ライバルとの比較

eKクロスと同じNMKVで開発された兄弟車と、同じ軽ハイトワゴン・SUVテイストの軽自動車を整理しました(各車の仕様・価格は、リンク先の記事で確認してください)。

📊 兄弟車・同じ三菱の関連車種

車種 位置づけ 詳しいガイド
日産 デイズ NMKVが開発した兄弟車(2019年3月14日のリリースで、日産『デイズ』『デイズ ハイウェイスター』と三菱『eKワゴン』『eKクロス』を同時に発売すると記載) デイズ中古車ガイド
三菱 eKスペース/eKクロス スペース 同じ三菱の軽スーパーハイトワゴン(eKクロス スペースは別の車) eKスペース中古車ガイド
日産 サクラ eKクロス EVの兄弟車(軽EV) サクラ中古車ガイド

📊 他メーカーの軽ハイトワゴン・SUVテイストの軽自動車

車種 位置づけ 詳しいガイド
スズキ ワゴンR 軽ハイトワゴン ワゴンR中古車ガイド
ホンダ N-WGN 軽ハイトワゴン N-WGN中古車ガイド
ダイハツ ムーヴ 軽ハイトワゴン ムーヴ中古車ガイド
スズキ ハスラー SUVテイストの軽自動車 ハスラー中古車ガイド
ダイハツ タフト SUVテイストの軽自動車 タフト中古車ガイド

軽自動車全体の選び方は軽自動車中古車ガイド、車種別のガイドの一覧は中古車購入ガイド一覧、目的から探したい方は目的から選ぶ中古車ガイドにまとめています。三菱の車種は三菱 型式・年式別 下取り・買取相場 完全ガイド一覧もご覧ください。

よくある質問

Q. eKクロスは何代目ですか?

A. 2019年3月28日に発売された、eKクロスとしては初代です(同時にフルモデルチェンジしたeKワゴンは、三菱の2020年12月のリリースで「4代目」と表記されています)。その後は、2020年8月、2022年9月、2023年11月、2024年8月、2025年7月、2026年8月などに、一部改良・法規対応が行われています(2章)。

Q. マイパイロットが付くのは「プレミアム」だけですか?

A. 現行(2026年10月確認)の主要装備表では、マイパイロットはG Premium・T Premiumに標準装備で、G・Tには設定がありません。ただし、2022年9月にPremiumが設定される前は、G・Tに「先進快適パッケージ(マイパイロット+電動パーキングブレーキ+ステアリングスイッチ)」がメーカーオプションで設定されていたため、年式によってはG・Tでも付いている車があります。2019年12月の特別仕様車「T Plus Edition」にも標準装備されています。実車のステアリングスイッチ・装備一覧で確認しましょう。

Q. eKクロスとeKワゴン・デイズは、同じ車ですか?

A. 日産と三菱の合弁会社NMKVが企画・開発マネジメントした兄弟車で、2019年3月に、日産『デイズ』『デイズ ハイウェイスター』、三菱『eKワゴン』『eKクロス』として同時期に発売されました。三菱の2019年3月28日のリリースでは、eKクロスは「SUVテイストのクロスオーバーモデル」、ターボ(T)とHYBRIDシステムを設定するのはeKクロスと説明されています(eKワゴンの価格表にはターボ・「ハイブリッド」の記載がありません)。

Q. ターボ(T)とノンターボ(G)は、どちらがよいですか?

A. 現行の主要諸元表では、T系は最高出力47kW[64PS]・最大トルク100N・m、G系は38kW[52PS]・60N・mで、T系にはパドルシフトが付きます。WLTCモード燃費は、2WDでG系が23.2km/L、T系が21.5km/Lです(公式値)。高速道路や坂道が多いか、燃費・価格を重視するかで判断しましょう。中古車では、同じ年式・走行距離でグレード違いを比べると、車の状態の差が分かりやすくなります。

Q. Gのハイブリッドが廃止されたそうですが、中古車はどう選びますか?

A. 三菱公式のFAQ(No.15668、2026年8月27日公開)に「お買い求めいただきやすい価格とするため、ノンターボ車についてはハイブリッドシステムを廃止しました」と記載されています。2026年8月の改良より前のGは、2025年7月24日などのニュースリリースの価格表でエンジン欄に「ハイブリッド」と記載があり、2026年8月27日のリリースの価格表では、T系のみ「ハイブリッド」の記載です。公式の資料に載っている型式は、2020年〜2025年の対象表ではeKクロスが5AA-B34W・4AA-B35W・5AA-B37W・4AA-B38W、2026年10月の主要諸元表ではG系が5BA-B33W/B36W、T系が4AA-B35W/B38Wです。中古車では、型式と初度登録年月、グレード名で、ハイブリッドの有無を確認しましょう。

Q. eKクロスにリコールはありますか?

A. 三菱公式の一覧(2019年〜2026年10月6日)で、件名に「eKクロス」を含むリコールは4件です。2019年10月31日(4598、ターボ車のエンジンルーム内ハーネス、3,149台)、2020年4月16日(4735、エンジン制御、eKクロス分18,179台)、2021年5月27日(4956、エンジン制御、eKクロス分23,545台)、2022年12月8日(5249、交換修理用部品、計8台)です。対象かどうかは車台番号で確認してください。

Q. ドアミラーが電動で閉じない場合は、有料の修理になりますか?

A. 三菱公式の保証期間延長(2023年5月12日・2025年6月12日)で、電動格納式ドアミラーの開閉不良は、新車登録から7年・10万kmまで保証期間が延長されています。販売会社の点検で当該事象と確認された場合、電動格納ユニットを補修用部品と交換(無償)します。ただし、原因が異なる場合は有償修理で、対象の車台番号・製作期間の範囲も決まっています。購入前に、対象か・期間内かを販売店に確認しましょう。

Q. 中古のeKクロスの価格はいくらですか?

A. 価格.comでは、2026年10月6日時点で332件が掲載されており、支払総額は39万〜204万円の幅でした(最安値と最高値の掲載であり、相場ではありません)。年式・グレード・走行距離・保証で変わるため、同条件の掲載を複数比べてください。

Q. eKクロス EVの中古車で、気をつけることは?

A. 駆動用バッテリーの保証(初度登録後8年以内・走行16万km以内)は、保証継承をされていない中古車の場合、販売会社での12ヶ月点検相当の有料点検と容量測定などが必要と、三菱公式に記載されています。また、2025年6月12日届出のリコール(5663、ブレーキマスターシリンダー、7,064台)があります。詳しくは4章・6章をご覧ください。

Q. 新車と中古車のどちらがよいですか?

A. 現行のeKクロスは、新車価格が1,856,800円〜2,225,300円(2026年8月27日の公式価格)です。中古車は、2019年〜2026年式まで幅広く、年式で装備・グレード構成が異なります。新車の購入を比較する場合は、eKクロスの値引き相場の記事もご覧ください。どちらが得かは、納期・保証・諸費用・希望の装備によって異なります。

🎬 動画でも確認できます

YouTubeチャンネル「かーぎーくん」のショート動画で、eKクロスの購入ガイドをまとめています。▶ eKクロス、マイパイロットが付くのは「プレミアム」だけ?購入ガイド(YouTubeショート)

🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)

この記事で紹介しているリコール等は、三菱自動車公式の掲載内容のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。

三菱自動車公式(リコール等対象車両検索) 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます
三菱自動車公式(リコール等の重要なお知らせ) 年別のリコール・改善対策の一覧を確認できます
三菱自動車公式(保証期間延長等のその他のお知らせ) ドアミラーの保証期間延長などを確認できます
国土交通省「リコール情報検索」 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます
国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます
日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 メーカーと車台番号を入力して検索できます

まとめ

eKクロスは、2019年3月に発売された、SUVテイストの軽ハイトワゴンで、世代は初代のみですが、年式による違いが大きい車です。マイパイロット・電動パーキングブレーキ・デジタルルームミラーは、2022年9月以降のPremiumでは標準、それ以前はメーカーオプション(特別仕様車の「T Plus Edition」は標準)で、2020年8月にはe-Assistの機能追加とニーエアバッグの標準化、2023年11月にはパドルシフトとステアリングヒーターの追加、2026年8月にはノンターボ車のハイブリッド廃止がありました。三菱公式で確認できたリコールは4件(番号4598・4735・4956・5249)で、ドアミラーの保証期間延長もあるため、車台番号で対象・対策済みかを確認しましょう。型式と初度登録年月、グレード名と装備、保証の内容を条件にそろえ、実車確認と総額で比べて選ぶのが、失敗しないコツです。

※年式・仕様・価格・リコール等の情報は、三菱自動車公式サイト(eKクロス車種サイト・主要装備表・主要諸元表、eKクロス EV車種サイト、2019年3月28日・2019年12月25日・2020年8月20日・2020年12月24日・2022年9月8日・2023年11月24日・2024年8月1日・2025年7月24日・2026年8月27日のニュースリリース、2019年3月14日・2022年5月20日・2022年6月13日・2024年5月16日(eKクロス EV)のニュースリリース、よくあるお問い合わせ(No.7364・13116・14270・14271・15664・15668)、リコール等の重要なお知らせ(年別一覧と各届出ページ、サービスキャンペーン)、保証期間延長等のその他のお知らせ、eKクロス EV 駆動用バッテリーの保証)で2026年10月6日に確認したものです。中古車の掲載状況は、価格.comで2026年10月6日に確認しました(当サイトが集計・保証する数値ではありません)。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは相場価格や平均価格を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。アイキャッチ画像:TTTNIS / Wikimedia Commons(CC0、2025年3月撮影)。

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