アウディ Q5中古車完全ガイド|選び方・輸入車の注意点まとめ

Audi Q5

Photo: LuvsMG481 / Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0

アウディ Q5は、アウディのDセグメントの高級SUVで、quattro(四輪駆動)を組み合わせた、ミドルサイズSUVです。日本語版Wikipediaでは、初代(8R型、2008年〜2017年)・2代目(FY型、2016年〜2025年)・3代目(GU型、2025年〜)の3世代が整理されています。この記事では、世代ごとの違い・日本でのグレードの変遷・輸入車として確認したい点を、公開情報をもとに整理しました。

📋 この記事の要点

✔ 初代(8R)は、日本で2009年5月21日に発表。2.0 TFSIと3.2 FSIのquattro(右ハンドル・7速DCT)。2012年11月のマイナーチェンジで8速ATに

✔ 2代目(FY)は、日本で2017年10月2日に、Q5(2.0L)とSQ5(3.0L V6)を同時に販売開始

✔ 2019年2月19日に、ディーゼルの「40 TDI クワトロ」を追加。アウディジャパンが正規輸入する初のTDIモデルと記載

✔ 2021年2月8日にマイナーチェンジ。Q5全車に12Vのマイルドハイブリッドを搭載し、スポーツバックを追加。同年10月に、ガソリンの「45 TFSI」を廃止してディーゼルに集約

✔ 3代目(GU)は、2025年7月24日に日本での導入を発表。ガソリン(2.0L)とディーゼル(2.0L)の2種類と、SQ5(3.0L V6)。プラグインハイブリッドは、2代目・3代目とも、取得した情報源で日本導入の確認ができない

1. 世代の早見表

📊 Q5の世代別早見表

世代・型式 販売時期(日本語版Wikipediaの表記) 日本での主な動き エンジン・特徴
初代 8R 2008年〜2017年 2009年5月21日発表。2012年11月にマイナーチェンジ。2013年2月にハイブリッド(左ハンドルのみ)、10月にSQ5(右ハンドルのみ)を追加 2.0L直4ターボ(TFSI)・3.2L V6(→2012年11月以降は3.0L V6スーパーチャージャー)。7速DCT→8速AT。フルタイム4WD(quattro)。ドイツ・インゴルシュタットで生産
2代目 FY 2016年〜2025年 2017年10月2日にQ5/SQ5を販売開始。2019年2月にディーゼル追加。2021年2月8日にマイナーチェンジ+スポーツバック追加。2021年10月に、ガソリンを廃止 2.0L直4ターボ(TFSI)→2019年2月から2.0L直4ディーゼルターボ(40 TDI)も。7速DCT(Sトロニック)。quattro ultra。メキシコ工場で生産
3代目 GU 2025年〜 2025年7月24日に、Q5/Q5スポーツバック、SQ5/SQ5スポーツバックの導入・販売を発表。300台限定の「edition one」も発売 ガソリン2.0L(204PS・340N・m)、ディーゼル2.0L(204PS・400N・m)、3.0L V6ガソリン(SQ5、367PS・550N・m)。48V MHEV plus、7速Sトロニック、4輪駆動

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📌 補足

2代目のプラグインハイブリッド「55 TFSI e クワトロ」は、日本語版Wikipediaで「欧州市場にて発売(2019年10月)。日本には未導入」と記載されています。3代目のプラグインハイブリッド「e-hybrid」(2025年6月欧州発売)についても、日本での取り扱いは記載がありません。中古車の広告で、Q5のプラグインハイブリッドを見かけた場合は、並行輸入車の可能性も含めて、販売店に確認しましょう。

📊 2代目の日本での動き(日本語版Wikipediaより)

時期 2代目(FY)の主な動き(日本)
2017年10月2日 Q5(2.0 TFSI クワトロ)とSQ5(3.0L V6)を同時に販売開始。特別仕様車「1st edition」を250台限定で設定
2017年11月9日 Q5に、通常モデルとSラインの中間に位置する「2.0 TFSI クワトロ スポーツ」を追加
2018年12月 グレード名を「2.0 TFSI クワトロ」→「45 TFSI クワトロ」などに変更
2019年2月19日 ディーゼル「40 TDI クワトロ」「40 TDI クワトロ スポーツ」を追加。特別仕様車「TDI 1st edition black styling」を250台限定で発売
2021年2月8日 Q5/SQ5がマイナーチェンジ。Q5は、グレードをアドバンスド/Sラインに。全車に12V MHEVを搭載。SQ5は左ハンドルも選択可能に。Q5/SQ5スポーツバックを追加(Q5スポーツバックは、ディーゼルのみ)。「1st edition」を230台限定で発売
2021年10月 ガソリンの「45 TFSI クワトロ」を廃止。通常モデルは、ディーゼル「40 TDI クワトロ」に集約され、スポーツバックと同一のグレード体系に

2. 世代・仕様ごとの、選び方

📊 目的別の選び方

重視すること 考え方の目安
予算を抑えたい 初代は、選択肢が広い一方、年式が古い。整備記録・保証・消耗品の状態を、重点的に確認。価格は、状態・地域で大きく変わる
ガソリンの2.0Lを選びたい 2代目の「2.0 TFSI クワトロ」(2018年12月以降は45 TFSI)は、2017年10月〜2021年10月の設定。2021年10月以降の通常モデルは、ディーゼルのみ
ディーゼルを選びたい 2代目の「40 TDI クワトロ」(2019年2月〜)。2021年10月以降、通常のQ5はディーゼルに集約。3代目にも、2.0Lディーゼル(TDI)が設定
走りを重視したい SQ5。初代は3.0L V6スーパーチャージャー、2代目・3代目は3.0L V6。3代目SQ5は、367PS・550N・mと記載
クーペスタイルが好み スポーツバック(日本では2021年2月〜)。Q5スポーツバックは、2代目ではディーゼルのみの設定。ルーフレールは省かれている
最新の装備・デザイン 3代目(2025年7月〜)。11.9インチのバーチャルコクピットと、14.5インチのMMIタッチディスプレイが特徴と記載。中古の流通量・保証の残りは、確認

📊 3世代の比較

初代(8R) 2代目(FY) 3代目(GU)
ボディ寸法(記載値) 全長4,635mm・全幅1,900mm・全高1,660mm 全長4,680mm・全幅1,900mm・全高1,665mm 取得した情報源に、寸法の記載なし
荷室容量(記載値) 540L 550L(最大1,550L) 502L(最大1,473L)。スポーツバックは515〜1,415L
駆動・トランスミッション quattro(40:60の駆動力配分)。7速DCT→8速AT quattro ultra。7速DCT(Sトロニック)。SQ5は8速AT quattro(4輪駆動)、7速Sトロニック

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3. 弱点・注意したいポイント

📊 注意したいポイント

項目 内容 購入前の確認方法
初代の年式(経年) 初代の日本での発売は2009年で、年式が古い。3.2L V6・スーパーチャージャー付3.0L V6・2.0Lターボなどのエンジンを設定。消耗品・電装品の状態は、個体差が大きい(一般的な傾向) 整備記録簿・交換履歴・保証内容を確認。オイル漏れ・足回りの異音・警告灯の点灯を、実車で確認
初代のハイブリッド(左ハンドルのみ) 2013年2月に追加。1.3kWhのリチウムイオンバッテリーを荷室下に搭載。左ハンドルのみの設定 左ハンドル車の使い勝手・部品供給・保証を確認。ハイブリッドシステムの警告灯・バッテリーの状態も、販売店で確認
quattro ultra(2代目以降) 2代目のquattroは、4WD走行が不要と判断すると、プロペラシャフトなどを切り離してFFにするシステム(ultraテクノロジー)と記載 試乗で、発進・加速・雪道相当の路面での駆動力の掛かり方・異音を確認。駆動系の点検履歴を確認
アダプティブエアサスペンション(オプション) 2代目には、金属ばねの通常モデルに対し、エアサスペンションが設定(オプション)。最大で22mm車高を下げられると記載 装着車は、車高調整・7つのセッティングの切り替えの動作を確認。エア漏れ・警告表示の有無を、点検記録で確認
12V マイルドハイブリッド・BAS(2021年2月〜) Q5全車に12V MHEVを搭載。ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)を含む 警告灯の点灯・アイドリング時の挙動を確認。システム関連の保証の範囲を、販売店に確認
ディーゼルのDPF・尿素SCR(2019年2月〜) 「40 TDI」は、酸化触媒・尿素SCRコーティングDPFなどを備えると記載 警告灯の点灯歴、尿素水の補充方法・費用、DPFの点検履歴を確認
MMI・バーチャルコクピット等の電子装備 年式によって、MMIの世代(MMIタッチ→MIB3など)・操作性が異なる 試乗で、MMI・メーターパネル・カメラ・センサーの動作を確認
輸入車ならではの整備・部品・保証 国産車と比べ、部品の取り寄せ・整備できる店・保証の範囲を、事前に確認しておきたい車種(一般的な傾向) 正規ディーラー車か並行輸入車かを確認。整備を任せる店(ディーラー・輸入車専門店)と、保証の内容・期間・継承の可否を、購入前に確認
公表リコールの有無 取得した情報源(日本語版Wikipediaなど)に、日本で対象となる具体的なリコールの記載はなし 車台番号で、国土交通省・ディーラー(Audi正規店)に確認

⚠️ 注意

リコールの対象や内容は、車台番号ごとに異なります。「対象外だから安心」「対象だから避ける」と決めず、対応済みかどうかを、記録簿や正規ディーラーで確認してください。

4. 購入前チェックリストと、進め方

📝 実車を確認するときのチェックリスト

☑️ 車検証の型式・年式・グレード名(2.0 TFSI / 45 TFSI / 40 TDI / SQ5など)と、世代(初代・2代目・3代目)を確認した

☑️ 整備記録簿・点検記録簿と、正規ディーラー・専門店での整備履歴を確認した

☑️ 正規ディーラー車か、並行輸入車かを確認した

☑️ 認定中古車か、一般の中古車販売店経由かを確認し、保証の内容・期間・継承の可否を確認した

☑️ 事故歴・修復歴の有無を確認した

☑️ リコール・サービスキャンペーンの対応状況を、車台番号で確認した

☑️ エアサスペンション装着車は、車高調整の動作を確認した

☑️ ディーゼル車は、尿素水の警告表示・DPFの点検履歴を確認した

☑️ 試乗で、変速(Sトロニック/AT)・4WDの駆動・足回りの異音を確認した

☑️ 車検の残り期間と、次回の点検・車検の費用見積もりを確認した

🧭 購入の進め方

1

世代・仕様と予算の目安を決める

安全装備・装備の新しさ・エンジン(ガソリン/ディーゼル等)・価格のバランスを考えます。

2

認定中古車と一般の中古車を比べる

保証・整備記録を重視するなら、正規ディーラーの認定中古車(Audi Approved Automobile)が候補。価格重視なら一般の販売店ですが、整備記録と保証内容の確認は必須です。

3

実車確認と試乗をする

チェックリストに沿って確認します。警告灯・電子装備の動作も、試乗で確かめます。

4

総額(車両価格+諸費用+次回車検・整備)で判断する

見積もりの内訳を確認し、輸入車は整備費用も含めて比べます。

5. 維持費の考え方

📊 維持費の主な項目

項目 考え方
自動車税(種別割) 排気量・登録時期によって税額が異なる。具体額は、当サイトの税額表の記事で確認。登録から長期間が経過した車は、税額の扱いが異なる場合があるため、あわせて確認
車検・整備費用 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わる。輸入車は、部品代・工賃を含めた見積もりを、正規ディーラーと輸入車を扱う整備工場で比べると安心。詳しくは、SUV・大型車の車検費用の記事を参照
任意保険 型式・等級・使用状況で異なる。輸入車は、車両保険の扱いを含め、複数社の見積もりで比較
燃料代・電気代 燃料は仕様で異なる(ガソリン/ディーゼル)。使い方(街乗り中心か高速中心か)で変わるため、指定燃料は取扱説明書・公式情報で確認
タイヤ・ブレーキ等の消耗品 SUVは車重があり、ホイール径(18〜21インチなど)によって、タイヤ費用が変わる。装着タイヤのサイズを、車検証・装備表で確認

6. ライバル・兄弟車との比較

📊 ライバル・兄弟車

車種 位置づけ 詳しいガイド
BMW X3 輸入プレミアムブランドのミドルサイズSUVとして、比較されやすい BMW X3中古車ガイド
メルセデス・ベンツ GLC 輸入プレミアムブランドのミドルサイズSUVとして、比較されやすい GLC中古車ガイド
レクサス NX 国産プレミアムブランドの、ミドルサイズSUV NX中古車ガイド
アウディ Q3 Q5より下のクラスの、アウディのコンパクトSUV アウディ Q3中古車ガイド
アウディ Q7 Q5より上のクラスの、アウディの大型SUV アウディ Q7中古車ガイド

7. よくある質問

Q. 中古のQ5は、ガソリンとディーゼルのどちらがよいですか?

A. 2代目では、2017年10月〜2021年10月まではガソリン(45 TFSI)、2019年2月〜はディーゼル(40 TDI)が選べました。2021年10月以降の通常モデルは、ディーゼルのみです。走行距離・使い方・好みで選びましょう。ディーゼルは、尿素水・DPFの管理も確認したいところです。

Q. Q5にプラグインハイブリッドはありますか?

A. 日本語版Wikipediaでは、2代目の「55 TFSI e クワトロ」は欧州市場で発売され、日本には未導入と記載されています。3代目の「e-hybrid」も欧州での発売(2025年6月)の記載で、日本での取り扱いは記載がありません。中古の広告で見かけた場合は、正規輸入車かどうかを、販売店に確認しましょう。

Q. SQ5と通常のQ5は、どう違いますか?

A. SQ5は、Qシリーズ初の高性能モデルとして、2013年10月に日本で発売されました(初代)。2代目のSQ5は、3.0L V6のツインスクロールターボ(8速AT)を搭載し、0-100km/h加速は5.4秒と記載されています。維持費・タイヤ・ブレーキの費用を、通常のQ5と比べて確認しましょう。

Q. 新型(3代目)の中古車は、探せますか?

A. 3代目は、日本で2025年7月24日に導入が発表されました。登場から間がないため、流通台数は限られる可能性があります。認定中古車を扱う販売店で、保証の残りを含めて確認しましょう。

🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)

この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。

国土交通省「リコール情報検索」 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます
国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます
日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 メーカーと車台番号を入力して検索できます

輸入車は、正規ディーラーに車台番号を伝えて、リコール・サービスキャンペーンの対象か照会できます。

まとめ

アウディ Q5は、世代ごとにエンジン・装備が大きく異なります。日本では、2代目が2017年10月に登場し、2019年2月にディーゼル、2021年2月にマイナーチェンジとスポーツバック、2021年10月にガソリン廃止と続き、3代目は2025年7月に導入が発表されました。世代・グレード・ガソリンかディーゼルかを決め、保証と整備記録を確認して、実車と総額で比べて選びましょう。

※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。

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