トヨタ ヴォクシーは、スポーティなデザインを特徴とする、ミドルサイズミニバンです。中古車市場には、初代(R60G型)から4代目(R90W型)までの4世代が並びます。世代ごとの違いや、確認したいポイントを、公開情報をもとに整理しました。
📋 この記事の要点
✔ 初代は2001年11月、2代目は2007年6月、3代目は2014年1月、4代目は2022年1月に登場
✔ 3代目は、2016年1月にToyota Safety Sense Cを採用、HYBRID ZSを追加
✔ 4代目は、ガソリン(2.0L 170PS)とハイブリッド(1.8L、E-Four設定)。2026年4月の一部改良で、ウェルキャブ以外はハイブリッド車に統一された
✔ 姉妹車のノアとは、2020年4月の全店併売化以降、販売店の制限なく購入できる
✔ 2025年10月に、パノラミックビューモニターに関するリコールが届出(ノア・ヴォクシー等が対象)
📑 目次
1. 世代の早見表
📊 ヴォクシーの世代別早見表
| 世代・型式 | 販売時期 | パワートレイン | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 初代 R60G型(AZR6#G) | 2001年11月16日〜2007年6月 | 1AZ-FSE型 2.0L(155PS)。FF/4WD、定員8名(前期)・5/8名(後期) | 両側スライドドアを装備。D-4直噴システム、リーンバーン(前期)。ネッツ店専売 |
| 2代目 R70G/W型(ZRR7#G/W) | 2007年6月27日〜2014年1月 | 3ZR-FE/3ZR-FAE型 2.0L(143〜158PS)。FF/4WD、定員5/7/8名 | センターメーター、バルブマチック機構、パドルシフト(ZS)。2010年4月にバルブマチックを全グレードに拡大、7速スポーツシーケンシャルシフトマチックを搭載 |
| 3代目 R80G/W型(ZRR8#/ZWR80) | 2014年1月20日〜2021年(4代目の発売は2022年1月) | 3ZR-FAE型 2.0L(152PS)。ハイブリッド:2ZR-FXE型 1.8L(99PS)+モーター82PS。定員7/8名 | 低床フラットフロア。2016年1月にToyota Safety Sense Cを採用、HYBRID ZSを追加。2017年7月のマイナーチェンジでBi-Beam LEDヘッドランプ・デザイン刷新。2019年1月にプリクラッシュセーフティへ昼間歩行者検知機能を追加。エスクァイアを加えた3兄弟体制。ハイブリッド車のJC08モード燃費は22.8km/L(2020年4月) |
| 4代目 R90W型(MZRA9#W/ZWR9#W) | 2022年1月13日〜現行 | ガソリン:M20A-FKS型 2.0L(170PS)。ハイブリッド:2ZR-FXE型 1.8L(98PS)+フロントモーター95PS+リアモーター41PS(E-Four)。定員7/8名 | ハンズフリーデュアルパワースライドドア、フリーストップバックドア。Toyota Teammate(メーカーオプション)。2025年9月にプラチナホワイトパールマイカ採用、装備を拡充。2026年4月10日にフロント周りの意匠を変更、ガソリン車はウェルキャブのみに集約 |
※表は横にスクロールできます
📌 補足
姉妹車のノアは、2022年8月にスズキ ランディとしてOEM供給が始まりました(Wikipediaの記載による)。初代・2代目のヴォクシーはネッツ店専売でしたが、2020年4月の全店併売化以降は、販売店の制限がありません。
2. 世代ごとの違いと、おすすめの選び方
📊 目的別の選び方
| 重視すること | 考え方の目安 |
|---|---|
| 予算を抑えたい | 初代・2代目は選択肢が広い一方、年式が古いため、整備記録・スライドドア・足まわり・消耗品を重点的に確認 |
| 安全装備を重視したい | 3代目は、2016年1月にToyota Safety Sense Cを採用、2019年1月に昼間歩行者検知機能を追加。4代目は、アドバンスドドライブ(渋滞時支援)をトヨタ初として設定。年式・グレードで装備は異なる |
| 燃費を重視したい | 3代目・4代目のハイブリッド。3代目は、JC08モード燃費22.8km/L(2020年4月)。4代目は、ハイブリッド専用化が進んでいる |
| 雪道・4WDが欲しい | 4代目のハイブリッドに、E-Four(リアモーター搭載の電気式4WD)を設定。ガソリン車の4WD設定は、年式・グレードで確認 |
| スポーティな仕様を求める | 2代目の「G’s」(2010年6月〜)、3代目の「ZS”GR SPORT”」(2017年9月〜) |
| 福祉用途 | 4代目は、2026年4月の一部改良で、ガソリン車をウェルキャブのみに集約 |
💡 ポイント
3代目は、2016年1月・2017年7月・2019年1月・2020年4月と、装備が変わっています。特に2020年4月にグレード体系がZSのみに整理され、フロントエンブレムがトヨタCI仕様になりました。年式ごとに、確認しましょう。
3. 弱点・注意したいポイント
📊 注意したいポイント
| 項目 | 内容 | 購入前の確認方法 |
|---|---|---|
| パノラミックビューモニターのリコール(2025年10月) | 2025年10月30日に届出。始動直後に後退する等の操作を行うと、車両周辺の映像がずれたり、一時的に停止または映らなくなることがある。ノア・ヴォクシーは、2021年12月〜2025年8月製造分が対象(合計148,285台。4代目に該当) | 対象車か、対策済みかを、車台番号でトヨタのリコール情報検索・ディーラーに確認 |
| ハイブリッドの駆動用バッテリー | 年数・走行距離とともに劣化する。3代目のハイブリッドは、年式が経過している | 保証の有無・残り期間・交換歴を確認 |
| スライドドア・電動装備 | 使用頻度が高く、経年で作動に不具合が出ることがある(個体差)。ファミリー用途の個体は、使用歴を確認 | 両側スライドドアの開閉・電動の動作を、実車で確認 |
| ボディが大きい車の消耗品 | ミドルサイズミニバンのため、タイヤ・ブレーキの消耗に注意(一般的な傾向) | 整備記録簿で交換歴を確認。タイヤの残溝を実車で確認 |
⚠️ 注意
リコールの対象や内容は、型式・製造時期・車台番号ごとに異なります。「対象外だから安心」「対象だから避ける」と決めず、対策済みかどうかを、記録簿や販売店で確認してください。他にも届出があるため、車台番号での確認をおすすめします。
4. 購入前チェックリストと、進め方
📝 実車を確認するときのチェックリスト
☑️ 型式・世代(R60/R70/R80/R90)と、年式による装備の違いを確認した
☑️ 整備記録簿・点検記録簿の有無と内容を確認した
☑️ リコール・改善対策の対応状況を確認した
☑️ 両側スライドドアの開閉・電動の動作を確認した
☑️ ハイブリッド車は、駆動用バッテリーの保証・状態を確認した
☑️ 事故歴・修復歴・使用歴(レンタル・送迎用途か)を確認した
☑️ 試乗で、異音・振動・警告灯の点灯がないか確認した
🧭 購入の進め方
世代と予算の目安を決める
安全装備・パワートレイン・定員のバランスを考えます。
ノア・ヴォクシーを比べる
姉妹車のノアも候補に入れ、条件のよい個体を選びます。
実車確認と試乗をする
チェックリストに沿って確認します。
総額(車両価格+諸費用+次回車検)で判断する
見積もりの内訳を、必ず確認します。
5. 維持費の考え方
📊 維持費の主な項目
| 項目 | 考え方 |
|---|---|
| 自動車税(種別割) | 排気量ごとに定められている。金額は、当サイトの税額表の記事で確認できる(2019年10月以降の新規登録か、それ以前かで税率が異なる) |
| 車検費用 | 法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・印紙代)に、車検基本料金・整備費用が加わる。詳しくは、普通車の車検費用の記事を参照 |
| 燃料代 | ガソリン車とハイブリッド車で異なる。走り方・使い方で変わるため、モード名を確認して比べる |
| 任意保険 | 型式・等級・使用状況で異なる。複数社の見積もりで比較 |
6. ライバル・兄弟車との比較
📊 ライバル・兄弟車
| 車種 | 位置づけ | 詳しいガイド |
|---|---|---|
| トヨタ ノア | ヴォクシーの姉妹車 | ノア中古車ガイド |
| 日産 セレナ | 同クラスの、ミドルサイズミニバン | セレナ中古車ガイド |
| ホンダ ステップワゴン | 同クラスの、ミドルサイズミニバン | ステップワゴン中古車ガイド |
| トヨタ アルファード | より上のクラスの、大型ミニバン | アルファード中古車ガイド |
7. よくある質問
🛠 リコール情報の確認先(公的・公式)
この記事で紹介しているリコールは、公開情報のうち確認できたものに限られます。中古車を選ぶときは、車検証の車台番号で、対象のリコール・改善対策が実施済みかを、次のページで確認しましょう。
| トヨタ公式(車台番号検索) | 車台番号を入力して、対象・実施状況を確認できます |
| 国土交通省「リコール情報検索」 | 車名・型式などから、届出されたリコール情報を検索できます |
| 国土交通省「車台番号検索ページ一覧」 | 各メーカーの、車台番号での検索ページにまとめてアクセスできます |
| 日本自動車整備振興会連合会「リコール情報検索」 | メーカーと車台番号を入力して検索できます |
まとめ
ヴォクシーは、世代ごとにパワートレイン・安全装備・装備が異なります。3代目は2016年1月にToyota Safety Sense Cを採用し、4代目はガソリン・ハイブリッド(E-Four設定)を選べます。姉妹車のノアも比べ、リコールの対策状況を確認したうえで、実車確認と総額で選ぶのがおすすめです。
※世代・年式・仕様は、日本語版Wikipedia等の公開情報をもとに2026年10月時点で整理したものです。グレード・年式・個体ごとに装備や状態は異なります。中古車の価格は状態・地域・時期で大きく変わるため、当サイトでは特定の金額を断定していません。購入前に、販売店・メーカー公式情報で最新の内容をご確認ください。


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