電子車検証では、有効期間や使用者の住所など、券面に載らない情報がICタグに記録されています。その内容を紙で確認できるようにした書面が「自動車検査証記録事項」で、運輸支局等の窓口での配布は、手続の種類によって終了時期が異なります。国土交通省の電子車検証特設サイトによると、券面記載事項に変更のない手続では2025年12月末、それ以外の手続では2027年12月末です。この記事では、何が終わったのか、これからどう入手するのかを整理します。
📋 この記事の要点
✔ 国土交通省の特設サイトのFAQで、窓口での提供は、券面記載事項に変更のない手続が2025年12月末、その他の手続が2027年12月末と案内されている
✔ 入手方法は、「車検証閲覧アプリ」でPDFをダウンロードする方法と、運輸支局等の印刷端末で印刷する方法など
✔ 自動車検査証記録事項は、車両の運行時に自動車に備え付ける義務はない
✔ 印刷端末の終了時期などは、公式FAQの範囲では確認できない項目があり、要確認
✔ ETCコーポレートカードの申請などで求められる場合があるとJAHICが案内している
動画でも解説しています。(YouTube「くるまのかーぎーくん」)
記録事項は査定額に影響します
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1. 「自動車検査証記録事項」とは
2023年1月4日から、車検証が電子化されました。国土交通省の特設サイトでは、電子車検証は「A6相当の厚紙にICタグを貼付したもの」で、必要最小限の記載事項を除き、自動車検査証の情報はICタグに記録される、と説明されています。「自動車検査証記録事項」は、そのICタグに記録された情報のうち、券面で確認できない事項を、容易に確認できるよう、補助的に渡している書面です。
📊 電子車検証と自動車検査証記録事項の違い
| 項目 | 電子車検証 | 自動車検査証記録事項 |
|---|---|---|
| 形態 | A6相当の厚紙にICタグを貼付(国土交通省) | 書面(補助的に渡される書面) |
| 情報 | 券面には最小限の事項。他はICタグに記録 | ICタグの情報のうち、券面で確認できない事項を確認できる |
| 備え付けの義務 | 車検証そのものは、従来どおり備え付けが必要 | 車両運行時に、自動車に備え付ける義務はない(国土交通省FAQ) |
| 主な用途 | 車検証としての携帯・提示 | スマートフォンやPCを持たない方の確認用などに活用できる |
📌 補足
国土交通省のFAQでは、自動車検査証記録事項は、従来の車検証と同等の情報が記載されているため、スマートフォンやパソコンを持たない方が確認する場合に活用できる、と説明されています。
2. 窓口での提供の終了時期
国土交通省の特設サイトのFAQには、窓口等での提供の終了時期が、次のように記載されています。
📊 窓口での提供の終了時期
| 手続の区分 | 窓口での提供の終了時期 | 出典 |
|---|---|---|
| 券面記載事項に変更のない手続(継続検査など) | 2025年12月末 | 国土交通省 電子車検証特設サイトFAQ |
| それ以外の手続(住所変更・所有者変更など券面記載事項に変更がある場合) | 2027年12月末 | 同上 |
📊 提供の終了に関する補足と確認状況
| 項目 | 確認できたこと | 確認状況 |
|---|---|---|
| 提供の位置づけ | 電子車検証の開始時から、券面で確認できない事項を確認できるよう、補助的に渡されてきた書面(国土交通省FAQ) | 国土交通省FAQによる |
| 運輸支局等の印刷端末 | 窓口付近に設置した端末から印刷できる(国土交通省FAQ)。JAHICは2027年12月末までの利用としている | 国土交通省FAQには、印刷端末の終了時期の記載は確認できない。要確認 |
| 2028年1月以降の扱い | 端末での印刷サービス自体も2028年1月以降は終了予定とする情報もある | 国土交通省の資料では確認できない。要確認 |
⚠️ 「終了」の範囲を混同しないように
2025年12月末で終了したのは、券面記載事項に変更のない手続(継続検査など)での窓口提供です。住所変更・所有者変更など、券面記載事項に変更がある手続は、国土交通省FAQでは2027年12月末とされています。
3. これからの入手方法
📊 入手方法の比較
| 方法 | 内容 | 注意 |
|---|---|---|
| 車検証閲覧アプリ(PDFで取得) | 国土交通省の車検証閲覧アプリで電子車検証のICタグを読み取り、自動車検査証記録事項をPDFデータとしてダウンロードできる(国土交通省FAQ)。PC・スマートフォンに対応 | 対応機種・利用手順は、電子車検証特設サイトの案内で確認 |
| 運輸支局等の印刷端末 | 運輸支局や自動車検査登録事務所などに設置された端末で、電子車検証のセキュリティコードを入力し、電子車検証のICタグを読み取らせて、その場で印刷(JAHICの案内) | 設置場所は、国土交通省の案内で確認。終了時期は前節のとおり要確認 |
| 窓口での配布(対象手続のみ) | 券面記載事項に変更がある手続では、2027年12月末まで | 継続検査(券面記載事項に変更なし)は、2025年12月末で終了 |
🧭 自分で入手するときの流れ
自分の手続が、どの区分かを確認する
継続検査で券面記載事項に変更がない場合は、窓口配布は終了済み。住所変更などの手続は、2027年12月末までの扱い。
車検証閲覧アプリを準備する
国土交通省の電子車検証特設サイトから、お使いの環境に合ったアプリを確認します。
電子車検証のICタグを読み取る
アプリの案内に従って、読み取りを行います(詳しい手順は特設サイトの「アプリの使い方」を参照)。
自動車検査証記録事項をPDFで保存・印刷する
提出先から求められたときのために、PDFを保存しておくと便利です。
必要なら、運輸支局の印刷端末を使う
スマートフォンやPCが使えない場合は、セキュリティコードを確認の上、端末での印刷を検討します。
4. 必要になる場面と、事前の準備
国土交通省FAQによると、自動車検査証記録事項は、車両の運行時に自動車に備え付ける義務はありません。日常的に必要な場面は多くありませんが、提出先から書面を求められる場合があります。JAHICは、代表的な場面として、ETCコーポレートカードの申請を挙げています。
📊 必要になる主な場面
| 場面 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| ETCコーポレートカードの申請 | 2023年以降の電子車検証を使用する車両は、申請時に自動車検査証記録事項の提出が求められる。電子車検証そのもののコピーでは申請できない、と案内されている | JAHIC(日本高速情報センター)の案内 |
| スマホ・PCを持たない方の確認 | 従来の車検証と同等の情報が記載されているため、確認用として活用できる | 国土交通省FAQ |
| その他の提出先 | 提出を求められるかどうかは、提出先ごとに異なる | 提出先に確認 |
📝 事前準備のチェックリスト
☑️ 自分の手続が、券面記載事項に変更のない継続検査かどうかを確認した
☑️ 車検証閲覧アプリを使える環境(端末・アプリ)を確認した
☑️ ETCコーポレートカードなどの申請予定があれば、事前にPDFを取得した
☑️ 提出先が求める書類の形式(書面・PDF)を確認した
☑️ 電子車検証のセキュリティコードを、どこで確認できるか把握した
💡 ポイント
ETCコーポレートカードなどで書面が必要な場合、提出先の案内が最優先です。事前に、提出先へ必要書類を確認しておくと、慌てずに済みます。
5. 公式情報の確認先
本記事は、2026年9月25日に次の資料で確認しました。
- 国土交通省 電子車検証特設サイト「よくあるご質問」(自動車所有者・使用者の方へ)
- 国土交通省 電子車検証特設サイト「電子車検証について」
- 国土交通省「電子車検証特設サイト」(車検証閲覧アプリの案内)
- JAHIC「電子車検証で『自動車検査証記録事項』の提供が終了!今後の入手方法と注意点」(ETC関連の案内)
6. よくある質問
まとめ
電子車検証の補助書類「自動車検査証記録事項」の窓口提供は、国土交通省の特設サイトによると、券面記載事項に変更のない手続では2025年12月末、それ以外の手続では2027年12月末とされています。備え付けの義務はありませんが、ETCコーポレートカードの申請などで求められる場合があるとJAHICが案内しています。必要になりそうなときは、車検証閲覧アプリでの取得方法を早めに確認しておきましょう。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。制度・数値・金額は変更されることがあります。個別の判断は、警察・国土交通省・資源エネルギー庁など公的機関の窓口でご確認ください(2026年9月25日確認)。
アイキャッチ画像: 軽自動車検査標章 表 by 雲下人(パブリックドメイン)


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