セレナの車検の基本:有効期間・必要書類・費用の内訳

セレナの車検について、国土交通省・日産・損害保険料率算出機構の公表資料で確認できたことを整理しました。

📋 この記事の要点

✔ 自家用乗用自動車の車検の有効期間は、初回3年、2回目以降2年(国土交通省)

✔ 継続検査(車検)は、有効期間の切れる2か月前から受けられる(国土交通省)。トヨタは、指定工場では最大75日前から、と案内している

✔ 自賠責保険の基準料率は、2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約から改定される(損害保険料率算出機構)。自家用乗用自動車(離島以外、沖縄県を除く)の25か月契約は、19,070円

✔ 2022年12月発売のC28型セレナは、OBD検査の対象かどうかを車検証の記載で確認する(国土交通省)

✔ 整備・点検の費用は、依頼先ごとに異なるため、金額は載せていない

1. セレナの車検の基本:有効期間と受けられる時期

セレナは、乗車定員7〜8名の自家用乗用自動車として登録されるのが一般的です(日産の主要諸元表で、乗車定員は7〜8名と記載されています)。国土交通省の一覧では、自家用乗用自動車の有効期間は、初回3年、2回目以降2年です。

📊 自動車検査証の有効期間(国土交通省、確認日: 2026年9月25日)

車種 分類 初回 2回目以降
自家用乗用自動車 その他の自動車 3年 2年
検査対象軽自動車 乗用 3年 2年
検査対象軽自動車 貨物 2年 2年
貨物車 GVW8t未満 2年 1年
貨物車 GVW8t以上 1年 1年
旅客運送事業用自動車(バス・タクシー) – 1年 1年
貸渡自動車(レンタカー) – 2年 1年

※表は横にスクロールできます

📊 車検の基本(確認日: 2026年9月25日)

項目 確認できた内容 出典
受けられる時期 継続検査(車検)は、有効期間の切れる2か月前から受けることができる 国土交通省 継続検査(車検)
指定工場の場合 トヨタのページでは、「車検満了日の2ヶ月前、指定工場では最大75日前から車検を受けることができる」と案内されている トヨタ 車検について
車検切れの走行 トヨタのページでは、無車検車走行は「違反点数6点+6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金」、自賠責保険も切れている場合の無保険車運行は「違反点数6点+12ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金」と記載されている トヨタ 車検について
セレナの世代 C26型:2010年11月〜2016年8月、C27型:2016年8月〜2022年12月、C28型:2022年12月〜(日産FAQの型式の表記による) 日産FAQ

2. 費用の内訳:法定費用と整備費用

国土交通省の案内では、検査時に必要となる費用は、検査手数料のほかに、付帯する諸経費(税、保険)があり、これとは別に、点検整備の料金がかかる場合があります。点検整備の料金は、機能の劣化の具合や故障個所の多少などで変わるとされています。

📊 車検費用の内訳

区分 内容 確認できたこと
検査手数料 継続検査の手数料 金額は、国土交通省の手数料の一覧で確認する
自動車重量税 車両重量、経過年数、エコカー減税の適用などで変わる セレナ(C28型)の車両重量は、2022年11月28日時点の主要諸元表で、2WDが1,670〜1,850kg、4WDのガソリン車が1,780〜1,790kg(グレード・仕様により異なる)。額は、国土交通省の照会サービスで確認する
自賠責保険料 保険期間ごとに基準料率が決まる 下の表を参照
点検・整備費用 12か月・24か月点検、部品の交換、診断など 依頼先ごとに異なる。公式に確認できる相場はないため、金額は載せていない
代行手数料 車検の手続きを依頼する場合の手数料 依頼先ごとに異なる。公式に確認できる相場はないため、金額は載せていない

📊 自賠責保険の基準料率(自家用乗用自動車、離島以外の地域・沖縄県を除く)

保険期間の始期 24か月契約 25か月契約 出典
2023年4月1日〜2026年10月31日 17,650円 18,160円 損害保険料率算出機構 2023年1月届出の基準料率表
2026年11月1日以降 18,560円 19,070円 損害保険料率算出機構 2026年4月30日届出の基準料率表

※表は横にスクロールできます

💡 ポイント

自賠責保険の基準料率は、保険期間の始期が2026年11月1日以降かどうかで変わります。車検の日程が、10月末と11月初めをまたぐ場合は、どちらの料率が適用されるかを、依頼先で確認しておくと安心です。契約する期間は、更新する車検証の有効期間を満足する証明書が必要とされています(国土交通省)。

⚠️ 注意

実際の金額は、見積書の法定費用と整備費用の内訳で確認してください。

3. 24か月点検で確認される項目(日産)

日産の案内では、車検時に行われる24か月点検は、基本性能のチェックに加えて、次の点検まで安心して乗るための予防的な観点で点検・整備を実施するとされています。自家用乗用車の点検項目は、ハンドル回り、エンジン回り、電気装置、ブレーキ回り、排気ガス防止装置、タイヤ・足回り、動力伝達装置などに分かれています(点検内容は、販売会社によって異なる場合があります)。

📊 24か月点検の項目の例(確認日: 2026年9月25日)

分類 主な項目の例(日産の点検項目の一覧から抜粋)
ハンドル回り ハンドルの操作具合・遊び・がた、ロッド・アーム類のボールジョイントのダストブーツの亀裂・損傷、ギヤボックスの取付のゆるみ
エンジン回り エンジンオイルの漏れ・汚れ・量、冷却水の漏れ・水量、排気ガスの状態、エアクリーナーエレメントの状態、エンジンのかかり具合・異音
電気装置 点火時期、スパークプラグの状態、バッテリーターミナル部のゆるみ・腐食、電気配線接続部のゆるみ・損傷
ブレーキ回り ブレーキペダルの遊び・床板とのすき間、ブレーキの効き具合、パーキングブレーキの引きしろ、ホース・パイプの漏れ・損傷、ディスクとパッドのすき間・パッドの摩耗、ブレーキ液の量
タイヤ・足回り サスペンション取付部・連結部のゆるみ・がた・損傷、ショックアブソーバーの損傷・オイル漏れ、タイヤの状態(空気圧・溝の深さ・異常な摩耗)、亀裂・損傷、ホイールのナットとボルトのゆるみ
排気ガス防止装置 燃料蒸発ガス排出抑止装置、ブローバイガス還元装置、触媒などの排出ガス減少装置の取付のゆるみ・損傷、マフラーの機能

📌 距離による省略について(日産の説明)

日産のページには、一部の項目は、前回の点検以降の走行距離が少ない場合に省略できるとされ、12か月点検以降の走行距離が5,000km/年以下の場合、24か月点検以降の走行距離が初回車検時15,000km以下、2回目以降10,000km以下の場合、それぞれ省略できる項目がある、と記載されています。ただし、いずれも連続して省略はできません。どの項目が対象かは、点検項目の一覧で確認してください。

📊 日常点検・消耗品の案内

セレナの取扱説明書(2026年2月版・ガソリン車)の記載 内容
点検整備の種類 日常点検(お客さまご自身で行う点検)、定期点検(1年ごとに実施する点検で、12か月点検および24か月点検がある)、その他の点検(新車時の無料点検や、厳しい使われかたをしたときの点検)
タイヤの日常点検 空気圧(指定空気圧は運転席ドアの開口部に表示。月に一度はタイヤエアゲージで点検する)、亀裂・損傷、溝の深さ・ウェアインジケーター(摩耗限界表示)。約5,000kmごとのローテーションをすすめている。5〜7年を目安に必ず点検する
ブレーキ 日産の消耗品ページでは、ブレーキフルードの点検・交換の目安は「車検時」、ブレーキパッドは「残厚5mmまたは30,000km走行ごと」

4. 必要書類と、依頼先の違い

📊 検査場で継続検査(車検)を受ける場合の必要書類(国土交通省)

必要書類 内容 備考(国土交通省)
申請書 OCR申請書専用3号様式 国土交通省のサイトで作成できる
自動車検査証(車検証) 現在の車検証
自動車検査票 運輸支局等の窓口で配布 指定整備工場(民間車検場)の場合は「保安基準適合証」
点検整備記録簿 定期点検整備の記録 指定整備工場の場合は「保安基準適合証」
自動車損害賠償責任保険(共済)証明書 更新する車検証の有効期間を満足するもの
手数料納付書 自動車検査登録印紙を貼付。キャッシュレスの場合はその旨を記載
自動車重量税納付書 キャッシュレス決済以外の場合は、重量税印紙を貼付
納税証明書 原則不要 地方税のシステムに反映されるまで日数がかかり、確認できない場合は、証明書の提示が必要

📊 整備工場の区分

依頼先 内容(国土交通省の説明)
認証工場 地方運輸局長の認証を受けた工場。車検を依頼した場合は、運輸支局等の検査場に車両を持ち込んで検査を受ける
指定工場(民間車検場) 認証工場のうち、一定の基準に適合し、検査員を選任している工場。点検整備を行い、自動車検査員が検査した結果、保安基準適合証を交付する。この証を運輸支局等に提出することで、車両の持ち込みが省略できる

🧭 車検の流れ

1

車検証で満了日を確認する

有効期間の切れる2か月前から受けられます。早めに予約すると、日程に余裕が持てます。

2

依頼先を決め、見積もりを取る

法定費用と整備費用が分かれ、内訳がわかる見積書をもらいます。

3

必要書類を用意する

車検証、自賠責保険証明書、点検整備記録簿(メンテナンスノート)などを、依頼先に確認して準備します。

4

点検・整備を受ける

24か月点検の項目や、追加の整備の内容の説明を受けます。

5

検査を受け、新しい車検証を受け取る

合格すると、有効期間が更新された車検証が交付されます。

5. よくある質問

Q. セレナの車検は、何年ごとですか?

A. 自家用乗用自動車として登録されている場合、国土交通省の一覧では、初回が3年、2回目以降が2年です。貨物車など、車種によって異なるため、車検証の車種区分を確認してください。

Q. 車検はいつから受けられますか?

A. 国土交通省は、継続検査(車検)は、有効期間の切れる2か月前から受けることができるとしています。トヨタのページでは、指定工場では最大75日前から、と案内されています。

Q. 車検の費用は、いくらかかりますか?

A. 検査手数料・重量税・自賠責保険料などの法定費用と、点検・整備の費用に分かれます。整備の費用と代行手数料は、依頼先ごとに異なり、公式に確認できる相場がないため、金額は載せていません。見積書の内訳で比較してください。

Q. 自賠責保険料は、2026年11月から変わりますか?

A. 損害保険料率算出機構の基準料率表では、2026年11月1日以降に保険期間の始期がある契約から、新しい基準料率が適用されます。自家用乗用自動車(離島以外、沖縄県を除く)の24か月契約は17,650円から18,560円、25か月契約は18,160円から19,070円です。

Q. セレナはOBD検査の対象ですか?

A. 対象かどうかは、車検証に「OBD検査対象」と記載されているかで確認できます(国土交通省)。C28型は2022年12月発売で、令和3年10月1日以降のフルモデルチェンジ車にあたりますが、対象となる時期・条件があるため、車検証と依頼先で確認してください。

まとめ

セレナ(自家用乗用自動車)の車検は、国土交通省の一覧で、初回3年、2回目以降2年で、有効期間の切れる2か月前から受けられます。費用は、検査手数料・自動車重量税・自賠責保険料などの法定費用と、点検・整備費用に分かれ、自賠責の基準料率は、2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約から改定されます(自家用乗用自動車の25か月契約で18,160円から19,070円)。日産の24か月点検では、ハンドル回り、ブレーキ回り、タイヤ・足回りなどの項目を確認します。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。制度・料金・基準は変更されることがあるため、最新の内容は、国土交通省・日産・各公式サイトでご確認ください。個別の車検の手続きや整備は、販売店・整備工場・運輸支局にご相談ください(2026年10月時点)。

アイキャッチ画像: Nissan Serena HighwaySTAR V (FC28) by Tokumeigakarinoaoshima, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

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