毎年5月頃に届く自動車税の納税通知書。コンビニや金融機関の窓口での現金払いのほか、クレジットカード、スマートフォン決済アプリ、ペイジーなど、支払い方法はいくつかあります。この記事では、東京都主税局の公開情報(2026年9月25日確認)をもとに、支払い方法ごとの手数料・注意点、クレジットカード納付のシステム利用料の考え方を整理しました。「お得かどうか」は、カードの還元率によって変わるため、断定はせず、自分で判断するための計算方法を示します。
📋 この記事の要点
✔ 東京都の令和8年度の納税通知書は5月1日に発送され、納期限は6月1日(月)だった(東京都主税局)
✔ クレジットカード納付には、税額とは別に「システム利用料」がかかる。東京都では、最初の1万円までが37円、以降1万円ごとに75円が加算(いずれも消費税別)
✔ スマートフォン決済アプリのバーコード読み取り方式は、東京都では手数料なし。QRコード(eL-QR)方式の手数料は、各アプリ事業者に確認する必要がある
✔ クレジットカード納付・スマホ納付とも、領収証書は発行されず、支払い後の取り消しはできない
✔ ポイントが付くかどうかは、カード会社・アプリ事業者ごとに異なる。事前に規約を確認する
1. 支払い方法の比較表(東京都の場合)
東京都の案内に基づき、主な支払い方法の特徴をまとめました。ほかの都道府県では、手数料の額や対応する方法が異なることがあります。
📊 自動車税の主な支払い方法(東京都)
| 支払い方法 | 手数料(利用者負担) | 主な注意点 |
|---|---|---|
| コンビニ・金融機関の窓口 | 確認できた範囲では、利用者負担の手数料の記載なし | コンビニは納付書1枚あたり30万円までが対象(東京都) |
| クレジットカード(eLお支払サイト) | システム利用料あり(1万円まで37円、以降1万円ごとに75円。いずれも消費税別) | 領収証書は発行されない。納付完了のメールが届いて完了確認。支払いの取り消しは不可 |
| スマホ決済(バーコード読み取り) | 東京都のページでは、手数料なし | 納付書1枚あたり30万円まで。領収証書は発行されない。ポイント付与は、各アプリ事業者による |
| スマホ決済(QRコード=eL-QR読み取り) | 各アプリ事業者に問い合わせが必要(東京都のページの案内) | 納税証明書の発行が、バーコード方式より遅い(後述) |
| ペイジー(Pay-easy) | 確認できた範囲では、利用者負担の手数料の記載なし | ATM・インターネットバンキングで納付。領収証書は発行されない |
📌 補足
東京都の令和8年度の案内では、税の名称が「自動車税」と表記されています。以前は「自動車税(種別割)」という表記が使われていました。名称や納期限は、毎年の納税通知書と、東京都主税局のページで確認してください。
⚠️ 注意
軽自動車税(種別割)は、市区町村が課税する別の税です。この記事の内容は、都道府県が課税する自動車税(東京都の例)を対象としています。
2. クレジットカード納付のシステム利用料を計算する
クレジットカードで納付するときは、税額とは別に「システム利用料」が加算されます。東京都主税局の案内では、最初の1万円までが37円、以降は1万円ごとに75円が加算される(いずれも消費税別)とされています。
📊 システム利用料の簡易計算(東京都の料金体系を、1万円の倍数の税額に当てはめた例)
| 税額(例) | システム利用料(税別・簡易計算) | 消費税10%を加えた目安 |
|---|---|---|
| 10,000円 | 37円 | 約41円 |
| 20,000円 | 112円(37円+75円) | 約123円 |
| 30,000円 | 187円(37円+75円×2) | 約206円 |
| 40,000円 | 262円(37円+75円×3) | 約288円 |
上の表は、1万円ちょうどの倍数の税額に限った簡易計算です。端数がある場合の区分は、公式の試算ページ(地方税共同機構のクレジットカード納付サイト)などで確認してください。
💡 得かどうかを考える式
(カードで得られるポイントの価値)−(システム利用料+消費税)が、プラスなら、手数料を上回る計算です。たとえば、税額30,000円で、システム利用料が約206円(税込)の場合、ポイントの価値が約206円を超える(=還元率が約0.7%以上、1ポイント=1円と仮定)必要があります。実際の還元率と、税金の支払いがポイント付与の対象かどうかは、カード会社の規約で確認してください。
⚠️ 注意
この計算は、ポイントの価値を1ポイント=1円とした簡易的な仮定です。カードによっては、税金の支払いがポイント付与の対象外だったり、還元率が異なったりする場合があります。「得」と断定はできないため、ご自身のカードの規約を確認してください。
3. スマホ決済(バーコード・eL-QR)のポイントと注意点
スマートフォン決済アプリで納付する方法には、納付書のバーコードを読み取る方式と、地方税統一QRコード(eL-QR)を読み取る方式があります。東京都の案内では、次のような違いがあります。
📊 スマホ決済の方式の違い(東京都主税局のページより)
| 項目 | バーコード読み取り方式 | QRコード(eL-QR)読み取り方式 |
|---|---|---|
| 手数料 | 手数料なし | 各アプリ事業者に問い合わせが必要 |
| 納税証明書の発行 | 約1週間後に発行可能 | 約1か月後に発行可能 |
| 対応アプリの例(東京都のページ) | au PAY、d払い、PayB、PayPay、モバイルレジ、楽天銀行アプリ、楽天ペイ | アプリごとに異なる(都のページで確認) |
| 領収証書 | 発行されない | 発行されない |
東京都のページでは、J-Coin Payのバーコード読み取り方式が、令和8年8月31日で終了したと案内されています。対応アプリは変わることがあるため、支払い前に、東京都のページで最新の状況を確認しましょう。ポイント付与については、「各アプリ事業者によって異なる」とされています。
⚠️ 注意
スマホ決済では、支払い完了後の取り消しができません。また、領収印のない納付書が手元に残るため、コンビニなどで二重に支払わないよう注意してください。
4. クレジットカード納付の手順とチェックリスト
🧭 クレジットカード納付の流れ(東京都の案内より)
納税通知書・納付書を用意する
納付書に記載された情報を使って手続きします。窓口で納付書を発行してもらった場合は、東京都の案内では、発行当日は利用できず、翌日9時以降になります。
eLお支払サイトにアクセスする
東京都では、パソコン・スマートフォンから、eLお支払サイトで手続きします。利用可能時間は、平日8:30〜24:00(12月29日〜1月3日を除く)と案内されています。
システム利用料を確認して、支払う
税額とシステム利用料の合計を確認して、カードで支払います。
納付完了のメールを確認する
東京都の案内では、納付完了のメールが届いて、初めて納付完了が確認できます。
📝 支払い方法を決める前のチェックリスト
☑️ 納期限を確認した(令和8年度の東京都は6月1日だった)
☑️ システム利用料の額を確認した
☑️ カード会社の規約で、税金の支払いのポイント付与を確認した
☑️ 領収証書が必要かどうかを確認した(必要な場合は、窓口での納付を検討)
☑️ 納税証明書がいつ必要になるか(車検の時期など)を確認した
☑️ 二重払いにならないよう、納付済みの納付書を管理した
💡 ポイント
納期限ぎりぎりの手続きは、納付が反映されるまでの時間や、平日のみの利用時間などにより、間に合わないおそれがあります。余裕をもって手続きしましょう。
5. 公式情報の確認先
- 東京都主税局「税金の支払い」
- 東京都主税局「クレジットカード納付について」
- 東京都主税局「スマートフォン決済アプリによる納付について」
- 東京都主税局「令和8年度自動車税納税通知書を5月1日(金)に発送しています」
📌 補足
税額そのものについては、当サイトの自動車税の税額表の記事も参考にしてください。他の都道府県にお住まいの場合は、各都道府県の税務のページで、手数料や対応方法を確認しましょう。
6. よくある質問
まとめ
自動車税の支払い方法には、現金・クレジットカード・スマホ決済・ペイジーなどがあります。東京都では、クレジットカード納付にシステム利用料(1万円まで37円、以降1万円ごとに75円、いずれも消費税別)がかかり、スマホ決済はバーコード方式が手数料なし、QRコード方式は各アプリ事業者に確認が必要です。「お得かどうか」は、ご自身のカードの還元率で変わるため、この記事の計算式で確かめたうえで、納期限に余裕をもって手続きしましょう。
※本記事は、東京都主税局の公式ページの内容をもとにした一般的な情報です(2026年9月25日確認)。手数料の額・対応アプリ・納期限・利用時間は変更されることがあり、都道府県によって異なります。最新の内容は、お住まいの都道府県の公式サイトと、納税通知書でご確認ください。ポイント付与などは、カード会社・決済事業者の規約でご確認ください。


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