タイヤの製造年週の見方は?サイドウォールの4桁刻印でわかる交換時期の目安

タイヤは、溝の深さだけでなく、「いつ作られたか」も交換を考えるときの大切な基準です。ゴムは使わなくても時間とともに劣化するためです。製造年週は、サイドウォール(側面)に刻印された4桁の数字で読み取れます。この記事では、JAFの解説をもとに、製造年週の見方、交換時期の目安、その他の劣化のサイン、中古・ネット購入時の確認ポイントを整理します。

📋 この記事の要点

✔ 4桁の数字は、前半2桁が製造週(その年の何週目か)、後半2桁が製造年(西暦の下2桁)。「2524」は2024年第25週(JAF)

✔ 夏タイヤは使用開始から4〜5年、スタッドレスは3〜4年が、点検・交換を考える目安。製造後10年を超えたら、未使用でも交換が推奨される(JAF)

✔ 使用開始から5年を超えたタイヤは、年に1回以上、専門店で点検を受ける(JAF)

✔ 1999年以前のタイヤは3桁表記で、同じ表記が複数の年に当てはまり、正確な判別ができない。3桁表記のタイヤは製造から25年以上経過している(JAF)

✔ 中古タイヤやネット通販で買うときは、サイドウォールの刻印から製造年週を確認する(JAF)

動画でも解説しています。(YouTube「くるまのかーぎーくん」)

1. 製造年週の見つけ方と読み方

JAFによると、タイヤのサイドウォールのホイール付近に、製造年週を示す数字が刻印されています。4桁の場合は、次のように読みます。

📊 4桁表記の読み方(2000年以降に製造されたタイヤ)

刻印の例 製造週(前半2桁) 製造年(後半2桁) 読み取り結果
2524 25 24 2024年の第25週(JAFの例)
1025 10 25 2025年の第10週
4823 48 23 2023年の第48週
0126 01 26 2026年の第1週

※表は横にスクロールできます

🧭 製造年週を確認する4つのステップ

1

サイドウォールを確認する

ホイールに近い側面で、製造年週を示す4桁の数字を探します。

2

前半2桁を製造週、後半2桁を製造年として読む

例えば「2524」は、25週目・2024年です。

3

今年との差を計算する

製造年から現在までの年数を数えて、交換の目安と比べます。

4

見つからない場合は、専門店に確認を依頼する

カー用品店・タイヤ専門店・整備工場などに、確認を頼むのが確実です。

📊 4桁と3桁の表記の違い

表記 読み方(JAF) 注意
4桁 前半2桁が製造週、後半2桁が製造年(西暦の下2桁) 2000年以降に製造されたタイヤ
3桁(1999年以前) 前半2桁が製造週、末尾1桁が製造年(西暦の下1桁) 同じ表記が複数の年に当てはまり、正確な判別ができない。3桁表記のタイヤは、いずれの年代であっても製造から25年以上が経過しているため、使っている場合は早めの点検・交換を

📌 補足

刻印が見つけにくいときや、読み方に自信がないときは、カー用品店・タイヤ専門店・整備工場に確認を依頼するのが確実です。

2. なぜ製造年週を確認するのか

JAFは、製造年週を確認する理由として、タイヤは溝が十分に残っていても、年数の経過で劣化が進むことを挙げ、中古タイヤを選ぶときやネット通販で購入するときは、サイドウォールの刻印から製造年週を確認するよう案内しています。

📊 交換時期の目安(JAFの解説)

状態 目安(JAF)
新品タイヤの保管 保管環境が適切であれば、製造から3年程度は性能の低下がほとんど生じない
夏タイヤの使用 使用開始から4〜5年で、点検・交換を検討
スタッドレスタイヤの使用 使用開始から3〜4年程度で、点検・交換を検討
使用開始から5年を超えたタイヤ 年に1回以上は、専門店で点検を受ける
製造後10年を超えたタイヤ 交換が推奨される(未使用でも同じ)

📊 経過年数の計算例(2026年9月25日時点、当サイトでの計算)

刻印の例 製造年週 2026年10月時点の経過年数の目安
1616 2016年第16週 製造から10年を超えている(2026年第16週で満10年)
3721 2021年第37週 製造から約5年(2026年第37週で満5年)
2523 2023年第25週 製造から約3年3か月

⚠️ 目安は環境によって変わります

ここで紹介している年数は、JAFの示す目安です。保管環境や走行の仕方で、劣化の進み方は変わります。具体的な判断は、タイヤ専門店・整備工場にご相談ください。

3. 製造年週以外の劣化のサイン

📊 製造年週以外に確認したい劣化のサイン

項目 内容(JAF) 確認のしかた
スリップサインの露出 溝の深さが1.6mmまで摩耗すると、トレッド面に現れる摩耗限界の目印。露出した状態での走行は保安基準違反 サイドウォールの三角マーク(△)の延長線上に配置されている
溝の残り 溝の残りが4mm以下になると、制動距離が伸びやすくなる 溝の深さを、専門店などで測ってもらう
サイドウォールのひび割れ 紫外線や熱、空気圧不足や過充填などが原因で生じる 側面のひび割れを目視で確認する
偏摩耗(片側摩耗) タイヤの片側だけが摩耗する状態。注意が必要 接地面を見て、内側・外側の減り方を比べる

📝 タイヤの点検チェックリスト

☑️ サイドウォールの4桁の数字で、製造年週を確認した

☑️ スリップサイン(△の延長線上)が出ていない

☑️ サイドウォールにひび割れがない

☑️ 接地面の減り方が、片側だけに偏っていない

☑️ 使用開始から5年を超えているタイヤは、専門店で点検を受けた

☑️ 製造後10年を超えているタイヤは、交換を検討した

☑️ スペアタイヤの製造年週も確認した

💡 ポイント

空気圧の点検は月に1回、タイヤのローテーションは5,000〜10,000kmごとが目安とJAFが案内しています。日頃の手入れが、タイヤを良い状態で保つことにつながります。

4. 中古タイヤ・ネット通販で買うときの確認

🧭 中古・ネット購入時の4つのステップ

1

製造年週の写真を確認する

出品者や販売店に、刻印部分の写真を送ってもらいます。

2

製造年から、年数を計算する

製造後10年を超えていないか、使用開始からの年数はどれくらいかを確認します。

3

ひび割れや偏摩耗の状態を確認する

製造年週だけでなく、サイドウォールのひび割れや接地面の減り方も確認します。

4

迷う場合は、専門店に相談する

購入前や装着前に、タイヤ専門店・整備工場で状態を見てもらいます。

📊 購入先ごとの確認ポイント

購入先 確認したいこと
フリマアプリ・ネットオークション サイドウォールの刻印(製造年週)の写真。ひび割れの状況。溝の残り
ネット通販(新品) 届いたタイヤのサイドウォールで、製造年週を確認する。JAFは、ネット通販で購入するときも製造年週の確認を案内している。極端に古い場合は、販売店に相談する
店頭の新品 新品でも、JAFの目安では保管環境が適切なら製造から3年程度は性能低下がほとんどない。製造年週を知りたい場合は、店頭で確認を依頼する

⚠️ 溝が残っていても安心とは限りません

JAFは、溝が十分に残っていても、年数の経過で劣化が進むとして、製造年週の確認を案内しています。中古タイヤは、溝の深さだけで判断しないようにしましょう。

5. よくある質問

Q. タイヤの製造年週は、どこに書いてありますか?

A. JAFによると、タイヤのサイドウォールのホイール付近に刻印されています。4桁の数字で、前半2桁が製造週、後半2桁が製造年です。

Q. 「2524」と刻印されていたら、いつ製造されたタイヤですか?

A. JAFの例では、2024年の第25週に製造されたタイヤです。前半の25が製造週、後半の24が製造年(西暦の下2桁)を表します。

Q. タイヤは、何年で交換すればよいですか?

A. JAFは、使用開始から4〜5年(スタッドレスは3〜4年程度)で点検・交換を検討し、製造後10年を超えたタイヤは、未使用でも交換を推奨しています。使用開始から5年を超えたタイヤは、年に1回以上専門店で点検を受けるよう案内しています。

Q. 溝が残っていれば、古いタイヤでも使えますか?

A. JAFは、溝が十分に残っていても、年数の経過で劣化が進むとしています。製造年週や、ひび割れなどの状態もあわせて確認し、判断に迷う場合は専門店にご相談ください。

まとめ

タイヤの製造年週は、サイドウォールの4桁の数字(前半2桁が製造週、後半2桁が製造年)で分かります。JAFは、夏タイヤは使用開始から4〜5年、スタッドレスは3〜4年で点検・交換を検討し、製造後10年を超えたタイヤは未使用でも交換を推奨しています。中古タイヤやネット通販で購入するときは、刻印の写真で製造年週を確認し、ひび割れなどの状態もあわせて見ましょう。判断に迷う場合は、専門店にご相談ください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。交換時期の目安は、走行環境や保管状態によって異なります。具体的な判断は、タイヤ専門店・整備工場にご相談ください。内容はJAFの解説による(2026年9月25日確認)。経過年数の計算例は、当サイトでの計算です。

アイキャッチ画像: Close-up of Front tire of a Volkswagen car by Tbatb, CC BY-SA 4.0

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