SUV選びで確かめたい3点は?荷室・燃費・取り回しを公式の数字で確かめる(RAV4・ヤリスクロス・ヴェゼル・CX-30・フォレスター)

※この記事で紹介している動画は、2026年11月4日(水)19:00に公開予定です。公開までは、記事の中の動画は再生できません。公開後に再生できるようになります。

歌いながら話す動画「SUV選びで確かめたい3点は?荷室・燃費・取り回しを公式の数字で確かめる」の解説記事です。動画で読み上げた数字の出どころを、各社の公式資料で確認し直し、動画で触れきれなかった補足と、別の切り口の整理を加えました(確認日 2026年10月25日)。車の順位や優劣は付けていません。

📋 この記事の要点

✔ 荷室のリットルは、五車種とも公式にあり、すべてVDA法(方式)の表記。ただし測る状態・高さ・床下の扱いで変わる。RAV4ハイブリッド(五人乗り・パノラマムーンルーフ非装着車)は4つの数字が並び481〜749L、ヤリスクロスは284〜371L、CX-30は430L・フォレスターはストロングハイブリッド484L/ガソリン512L(どちらもサブトランクを含む)、ヴェゼルe:HEV Xは335L(アンダーボックスを含む)。

✔ カタログ燃費(WLTC)は、同じ車でもグレード・駆動方式・タイヤで変わる。ヤリスクロスのハイブリッド2WDは26.8〜30.8km/L、Uグレードは18インチのタイヤを付けると30.2が27.8になると注記されている。今回見た3例は、いずれも4WDの数字が2WD(FF)より低かった。

✔ 取り回しは、全幅と最小回転半径に加えて、ミラーを開いた幅を見る。今回見たSUV五車種の全幅は1,765〜1,880mm、最小回転半径は5.3〜5.7m。ミラーを開いた幅は、ヴェゼル2,050mm、ヤリスクロス約2,030mm(各社FAQの参考値)で、全幅より260mm前後広い。

✔ 「この3点が大事」「SUVで困った人が多い」ことを示す公的な統計は確認できなかった。この3点は、SUV選びで数字を確かめておきたい項目としての整理で、困った人の多さを示すものではない。

✔ 買う前は、(1)荷室は状態・測った高さ・床下の有無を注記で確認し、自分の荷物を実車に積む(2)燃費は自分のグレード・駆動方式・タイヤの欄とよく走る場所のモードを見る(3)取り回しは全幅・最小回転半径・ミラーを開いた幅を自宅の駐車場で試す。

▶ YouTubeで見る(YouTube「くるまのかーぎーくん」)

1. 動画の内容(要約)

動画は、聞き役の「かーぎーくん」と解説役のかけ合いです。冒頭と章の頭、まとめで歌い、本文はリズムに乗せた会話です。歌の歌詞には数字や条件を入れず(荷室と燃費と、取り回し、条件見てから、くらべよう、など)、数字は語りと画面の表で示しています。各章の開始時刻は、動画の概要欄の目次と対応しています。

SUV選びで確かめたい3点 荷室・燃費・取り回し
図:動画で確かめる3点(自作の図)
章 開始 内容 使った公式情報
イントロ 00:00 歌のフックと、今日の3点(荷室・燃費・取り回し)。この3点が大事だと示す公的統計は確認できなかったこと、順位は付けないこと (各章の出典)
1. 荷室 00:45 五車種とも公式にリットルの数字があること、VDA方式、RAV4の4つの数字、ヤリスクロスの条件別の数字、床下を含むか(フォレスターのHV/ガソリンの数字を含む)、確認の3つ トヨタ公式FAQ(RAV4・ヤリスクロス)、ホンダ公式FAQ(ヴェゼル)、マツダ公式ページ(CX-30)、スバル公式ページ(フォレスター)
2. 燃費 02:54 WLTCモードとは、グレードによる違い、Uグレードのタイヤの注記、4WDの数字、モード別(市街地・郊外・高速道路)、同じメーカーのハッチバックとの比較 各社の主要諸元表(トヨタ・ホンダ・マツダ)
3. 取り回し 05:00 今回見たSUV五車種の全幅と最小回転半径(比較のヤリス・フィットはXグレード)、ヴェゼルのグレード差、ミラーを開いた幅、駐車場の確かめ方 各社の主要諸元表、ホンダ・トヨタのFAQ
まとめ 06:25 買う前の確認(荷室・燃費・取り回し)と、締めの歌 (上記)
動画の歌詞は、荷室と燃費と、取り回し、条件見てから、くらべよう、迷ったら実車で、確認、など、数字や条件を含まない一般的な内容に限りました。車ごとの数字と注記は次の章で整理します。

2. 動画で触れきれなかった補足

2-1. 荷室:各車の公式の数字と条件

荷室の数字:RAV4とヤリスクロスの条件別の数字
図:同じ荷室でも測る場所で数字が変わる。左は模式図(実寸ではありません)。出典はトヨタ公式FAQ(自作の図)

📊 RAV4(トヨタ)の荷室容量:五人乗り(リヤシート使用状態)・VDA法

種類 デッキボード バックドアセラミックまで 天井の高さまで
ハイブリッド車 上段時 481 L 705 L
ハイブリッド車 下段時 514 L 749 L
プラグインハイブリッド車 (デッキボード下段なし) 446 L 672 L

トヨタ公式FAQ(【RAV4】ラゲージルーム(トランク)の容量・寸法のPDF。ハイブリッド車は2026年2月版)の注記は、バックドアガラス下部の黒いセラミック部分までの高さと、天井までの高さの2通りで測定した数値を載せています。天井までの数値には「この数値は、天井までの高さで測定した数値です。荷物を積む際は、安全のため、視界の確保ができるよう十分ご注意ください。」と書かれています。数値は五人乗り・パノラマムーンルーフ非装着車のもので、装着車の公表値はないと書かれています。デッキアンダートレイ(スペアタイヤ非装着車)は、ハイブリッド車で上段時66L・下段時26Lと別の欄にあります。

📊 ヤリスクロス(トヨタ)の荷室容量:五人乗り・リヤシートバック上端まで・VDA法

車の仕様 測定位置 デッキ上 デッキ下(別の欄)
2WD・アジャスタブルデッキボード装着車(上段) リヤシートバック上端まで 284 L(ボード下側70L) ガソリン車19L / ハイブリッド車19L(アクセサリーコンセント非装着・Uグレードを除く)・15L(装着車・Uグレード)
2WD・同(下段) リヤシートバック上端まで 351 L 同上
2WD・同ボード非装着車 リヤシートバック上端まで 371 L 同上
4WD / E-Four リヤシートバック上端まで 284 L ガソリン車30L / ハイブリッド車18L
2WD・同ボード非装着車(2名乗車・後席前倒し) ルーフまで 1,083 L (五人乗りの数値を参照)

トヨタ公式FAQ(【ヤリス クロス】ラゲージルーム(トランク)の容量・寸法を教えて。(含 デッキアンダースペース)のPDF、2025年11月版)の表です。トヨタは両FAQで「数値は参考値をご案内しております。お荷物によっては搭載できない場合もございます。荷物が搭載できるかどうかにつきましては、トヨタのお店で実車にてご確認ください。」と書いています。

📊 ヴェゼル・CX-30・フォレスターの荷室(リットル。すべてVDA法/方式)

車 公式の荷室の数字 条件・注記 出典
ホンダ ヴェゼル e:HEV X・e:HEV RS 335L / G 341L 荷室容量(アンダーボックス含む)と表示。表の見出しはVDA法、「お客様相談室調べ」。荷室長 フル乗車765mm・後席収納1,680mm、荷室幅 ホイールハウス1,015mm・最大1,315mm、荷室高725mm、開口部地上高710mm。資料の鮮度:この表の画像は2025年10月23日の更新で、列はe:HEV RS・e:HEV X・Gの3つ(e:HEV Zの列はない)。2026年10月22日更新の主要諸元には、e:HEV RSの列がない。そのためRSを335Lとするのは、FAQ表に載っている範囲の記載で、現在の販売状況は確認していない ホンダ よくあるご質問(荷室サイズ・容量)
マツダ CX-30 430L 注記は「VDA方式、サブトランクを含む。」Boseサウンドシステム装着車はサブトランクボックスの形状が異なる マツダ 室内・荷室
スバル フォレスター ストロングハイブリッド 484L / ガソリン 512L 注記は「ストロングハイブリッドモデルは484L、ガソリンエンジンモデルは512L(どちらもサブトランク含む)。荷室容量の数値はVDA法(ドイツの自動車工業会による測定方式)。」(カーゴルームの項)。寸法は、荷室高887mm(大型サンルーフ装着車は822mm)、荷室開口部最大幅1250mm、荷室フロア長928mm、荷室フロア幅(ホイールハウス側)1100mm。諸元表PDFには荷室容量の項目はない スバル 室内空間装備(カーゴルーム) / スバル 諸元・スペック
VDA方式について: 今回見た5車種(トヨタ2車種・ホンダ・マツダ・スバル)の公式ページは、いずれもVDA法(方式)と書いています。スバルは「ドイツの自動車工業会による測定方式」と説明しています。一方、決まった大きさの箱(200×100×50mm=1L)を荷室に詰め、入った数をリットルで表す、という説明は、自動車メディアや辞書の解説で、メーカーの公式ページでは確認できなかったため、二次情報(要確認)です。フォレスターのストロングハイブリッド484L・ガソリン512Lは、同じメーカー・同じ測り方でも、仕様によって数字が変わる実例です(理由は書かれていません)。箱が入らない隙間は数えないため、実際の三次元の容積より小さくなる、という解説もあります。

2-2. 燃費:各車のWLTC燃費と注記

ヤリスクロスのWLTC燃費:グレード・駆動方式・タイヤで変わる
図:同じ車でも燃費の数字は条件で変わる(自作の図。出典はトヨタ主要諸元表)

WLTCモードについて、各社の主要諸元表は「市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード」と書き、燃料消費率は「お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります」と注記しています(ホンダ主要諸元の原文。トヨタ・マツダも同趣旨)。

📊 ヤリスクロスのWLTC燃費(km/L、国土交通省審査値。[ ]内はE-Four/4WD。トヨタ主要諸元表 2026年8月版)

グレード ハイブリッド2WD [E-Four] ガソリン車2WD [4WD]
GR SPORT 26.8 17.6
Adventure / Z 27.8 [26.0] 17.9 [16.7]
G 30.2 [28.1] 18.8 [17.6]
X 30.8 [28.6] 18.9 [17.6]
U(ハイブリッド) 30.2 [28.1] (設定なし)

Uグレードの注記は「215/50R18タイヤ&18インチアルミホイールを装着した場合、各モード燃費はWLTC:27.8km/L、市街地:29.0km/L、郊外:30.0km/L、高速道路:26.1km/Lとなります」と書いています(E-Fourは26.0km/L)。グレードごとの数字の違いの理由は、諸元表には書かれていません。

📊 モード別(ヤリスクロスX、2WD)

WLTC 市街地 郊外 高速道路
ハイブリッド 30.8 31.9 33.7 28.7
ガソリン 18.9 14.5 19.2 21.4

📊 4WDと2WD(FF)、ハッチバックとの比較に使った数字(WLTC、km/L)

車・グレード 2WD(FF) 4WD / E-Four 資料
ヤリスクロス ハイブリッド X 30.8 28.6 トヨタ 2026年8月版
ヴェゼル e:HEV X 26.0 21.5 ホンダ 2026年10月更新分
ヴェゼル e:HEV Z 25.3(パノラマルーフ車25.2) 21.3(同21.2) ホンダ
CX-30 2.5L(グレード25L) 15.5 14.5 マツダ 2026年7月現在
(参考)CX-30 2.0L 16.2(2WDのみ) — マツダ
ヤリス ハイブリッド X 36.0 30.2 トヨタ 2026年4月版
フィット e:HEV X 29.1 24.3 ホンダ 2026年7月

RAV4(トヨタ主要諸元表 2026年9月版)は、ハイブリッド車Zが22.5、Adventureが22.9km/L、プラグインハイブリッド車Zが22.2、GR SPORTが21.5km/L(いずれもE-Four)です。フォレスター(スバル 2026.05)は、S:HEV(ストロングハイブリッド)が18.5〜19.1、1.8Lターボが13.6km/Lです(いずれもAWD)。1.8Lターボのうち、SPORT EXは「メーカー装着オプションの大型サンルーフを装着した場合」は13.5km/L(諸元表の注3)です。

2-3. 取り回し:全幅・全高・最小回転半径とミラーを開いた幅

📊 全幅・全高・最小回転半径(諸元表の数字。ヤリス・フィットは比較用のXグレードの値)

車 全幅(mm) 全高(mm) 最小回転半径(m) 資料
トヨタ ヤリス 1,695(Xグレード) 1,495 4.8(4WD 5.1) 2026年4月版
ホンダ フィット 1,695(Xグレード) 1,515(e:HEV X・FF) 4.9(e:HEV X・Z) 2026年7月
(参考)ホンダ フィット e:HEV CROSSTAR 1,725 1,570 5.0(e:HEV RSは5.2) 2026年7月
トヨタ ヤリスクロス 1,765 1,580(GR SPORT)〜1,590 5.3 2026年8月版
ホンダ ヴェゼル 1,790 1,580(X・G)・1,590(Z) e:HEV X・G 5.3 / e:HEV Z 5.5 2026年10月更新分
マツダ CX-30 1,795 1,540 5.3 2026年7月現在
スバル フォレスター 1,830 1,730 5.4 2026.05
トヨタ RAV4 1,855(Z)〜1,880(Adventure・GR SPORT) 1,680(HV)・1,685(PHEV) 5.7 2026年9月版 / 車両寸法FAQ

ヴェゼルの最小回転半径は、e:HEV X・Gが5.3m、e:HEV Zが5.5mです。タイヤは、e:HEV XとGが215/60R16、e:HEV Zが225/50R18と、同じ資料に書かれています。

ヴェゼルとヤリスクロスの全幅とミラーを開いた幅
図:ミラーを開いた幅は全幅より260mm前後広い(自作の模式図。縮尺は2車で同じ)

📊 ミラーを含む幅(参考値。各社のFAQ)

車 全幅 ミラー閉(格納) ミラー開 資料
ホンダ ヴェゼル 1,790mm 1,790mm 2,050mm ホンダ よくあるご質問(カタログ記載値以外の寸法)
トヨタ ヤリスクロス 1,765mm 全幅内に納まる 約2,030mm(ドア全開時の最大幅は約3,490mm) トヨタ FAQ(ドアミラー格納時・全開時、ドア全開時の最大幅)
(参考)ホンダ フィット 1,695mm 1,815mm 1,965mm ホンダ フィットFAQ
(確認できず)トヨタ RAV4(現行) 1,855〜1,880mm (確認できず) (確認できず) 下の注記を参照

ヤリスクロスのFAQは、「ドアミラーを格納した状態の最大幅は、車両全幅である約1,765mm内に納まります。ドアミラーを全開した状態の最大幅が約2,030mm、ドアを全開時の最大幅は約3,490mmです。」と書いています(このFAQの公開日は、取得したページでは確認できませんでした。数値は参考値と明記されています)。ヴェゼルは、テールゲートを全開にしたときの全高も、e:HEV Xで2,120mm・e:HEV Zで2,130mm・G 2,120mmと案内しています(参考値)。

ミラーを含む幅は参考値です。ホンダ・トヨタのFAQは、いずれも数値は参考値と明記しています(ホンダは「記載数値は参考値であり、車両状態や測定方法などで異なります」、トヨタは「数値は参考値をご案内しております。車両の状態や測定方法などで異なりますので、目安としてご覧ください」)。ミラーを閉じた幅は、ヴェゼルは全幅と同じ、ヤリスクロスは全幅内に納まる、フィットは全幅より広い(1,815mm)と、車ごとに違います。
RAV4について:トヨタのFAQ「【RAV4】ドアミラー格納時・全開時、ドア全開時の最大幅を教えて。」(toyota.jp/faq/show/8747.html)には、格納した状態の最大幅が約1,925mm、全開した状態が約2,150mm、ドアを全開時の最大幅が約3,620mmと書かれています(2025年8月11日の保存版で確認:Internet Archive)。ただし、このページは今回の確認(2026年10月25日)では開けず、FAQの一覧に転送されました。どの世代のRAV4の数字かも書かれていないため、現行RAV4(2026年9月版の諸元表の車)の数字としては扱っていません。マツダ・スバルは、今回見た諸元表・ページには見つかりませんでした。

📜 道路運送車両の保安基準 第6条(最小回転半径)

「自動車の最小回転半径は、最外側のわだちについて十二メートル以下でなければならない。」(e-Gov法令検索 、2026年10月20日施行の版で確認)。諸元表の最小回転半径が5メートル台でも、この条文の上限は12メートルです。両者の測る位置の細かい定義までは、今回は確認していません。

2-4. 確認できなかったこと

項目 状況
「この3点が大事」「SUVで困った人が多い」ことを示す公的統計 確認できなかった(動画・記事とも、困った人の多さは示していない)
現行RAV4のミラーを開いた幅 トヨタFAQ(8747)に約1,925mm/約2,150mmの記載はあるが、今回はページが開けず(2025年8月の保存版で確認)、世代の明記もないため、現行の数字としては扱わない
マツダ・スバルのミラーを開いた幅 今回見た諸元表・ページには見つからなかった(販売店で確認)
VDA方式の、箱を詰めて数える・200×100×50mm=1Lという説明 スバルは「ドイツの自動車工業会による測定方式」とだけ説明。箱の説明は自動車メディア・辞書の解説=二次情報
ヴェゼルe:HEV RS・Zの現在の荷室容量 FAQ表(2025年10月)はe:HEV RS・X・G、2026年10月22日更新の諸元表にはRSの列がなく、Zの列はFAQ表にない。RSの335Lは現在の販売状況を確認していない
ヴェゼルe:HEV Zなど個別グレードの荷室容量 ホンダFAQの表(e:HEV X・RS・G)の範囲外で、確認できなかった
機械式・立体駐車場の制限値 施設ごとに異なるため数字は出していない(管理会社に確認)

3. 違った観点から整理する

3-1. 差の計算:公式の数字どうしを引き算・割り算する

ここからは、公式の数字をもとにした筆者の計算です(四捨五入)。差の「理由」までは、資料に書かれていないため断定しません。

📊 荷室:同じ車の数字の差(L)

比べる数字 計算 差
RAV4 HV 上段:天井まで と 黒い部分まで 705 − 481 224 L
RAV4 HV 下段:天井まで と 黒い部分まで 749 − 514 235 L
ヤリスクロス 2WD:下段 と 上段 351 − 284 67 L
フォレスター:ガソリン と ストロングハイブリッド(どちらもサブトランク含む) 512 − 484 28 L

📊 燃費:4WD(E-Four)とFF(2WD)、ハッチバックとの差(km/L)

比べる数字 数字(基準→比較) 差 基準に対する割合
ヤリスクロス HV X:E-Four と 2WD 30.8 → 28.6 -2.2 -7.1%
ヴェゼル e:HEV X:4WD と FF 26.0 → 21.5 -4.5 -17.3%
CX-30 2.5L:4WD と 2WD 15.5 → 14.5 -1.0 -6.5%
ヤリスクロス X と ヤリス X(HV・2WD) 36.0 → 30.8 -5.2 -14.4%
ヴェゼル e:HEV X と フィット e:HEV X(FF) 29.1 → 26.0 -3.1 -10.7%

比べた4車は、いずれも排気量が1.5リットルクラスのハイブリッドです(諸元表の総排気量はヤリス・ヤリスクロス1.490L、フィット・ヴェゼル1.496L。ホンダのエンジン型式はフィットとヴェゼルで異なります)。

ヤリスクロスとヤリス、ヴェゼルとフィットの差は、車重(ヤリス1,050kg・ヤリスクロス1,160kg、フィット1,190kg・ヴェゼル1,350kg)や全高(1,495mm・1,590mm、1,515mm・1,580mm)も違うため、形(SUVかどうか)だけの差とは言えません。

📊 1年に10,000km走ると仮定したときの燃料の量(計算。実際の燃費とは異なる)

車・グレード WLTC燃費 燃料の量(計算)
ヤリスクロス HV X 2WD 30.8 km/L 10,000 ÷ 30.8 ≒ 325 L
ヤリスクロス HV X E-Four 28.6 km/L 10,000 ÷ 28.6 ≒ 350 L
ヴェゼル e:HEV X FF 26.0 km/L 10,000 ÷ 26.0 ≒ 385 L
ヴェゼル e:HEV X 4WD 21.5 km/L 10,000 ÷ 21.5 ≒ 465 L
CX-30 2.5L 2WD 15.5 km/L 10,000 ÷ 15.5 ≒ 645 L
CX-30 2.5L 4WD 14.5 km/L 10,000 ÷ 14.5 ≒ 690 L

燃料の価格は日々変わるため、ここでは量(リットル)だけを示しました。実際の燃費は、使う環境や運転の仕方で変わります。

📊 取り回し:幅の差(mm)

比べる数字 計算 差
SUV5車種の全幅:最小と最大(ヤリスクロス と RAV4 Adventure・GR SPORT) 1,880 − 1,765 115 mm
ヴェゼル:ミラー開 と 全幅 2,050 − 1,790 260 mm
ヤリスクロス:ミラー開 と 全幅 2,030 − 1,765 265 mm
(仮の例)幅2,500mmの区画に、ミラーを開いた幅2,050mmの車を入れる (2,500 − 2,050) ÷ 2 左右に各225mm

最後の行は、区画の幅を2,500mmと仮定した計算例で、実際の駐車場の幅ではありません。自宅や利用する駐車場の幅を測って、同じ計算をしてみてください。

3-2. 使い方別:先に見る数字

使い方の例 先に見る数字(公式の資料のどこか) 理由(公式の記載の範囲)
ベビーカー・スーツケースをよく積む 荷室の寸法(高さ・幅・奥行き)と、五人乗りの数字の測定位置。実車に積んでみる トヨタのFAQは、お荷物によっては搭載できない場合があり、実車で確認するよう案内。天井までの数字は視界の確保に注意と注記
キャンプ・アウトドアの荷物が多い 床下(サブトランク・アンダーボックス・デッキ下)を含む数字か。後席を倒したときの数字 CX-30は「サブトランクを含む」、ヴェゼルは「アンダーボックス含む」、トヨタは床下を別の欄に分けて表示
市街地の短い移動が中心 WLTCの市街地モードの欄。2WD/4WD・タイヤの欄 ヤリスクロスXのハイブリッドは市街地31.9、ガソリンは14.5。モードで違う
高速道路をよく走る WLTCの高速道路モードの欄 ヤリスクロスXは、ハイブリッド28.7、ガソリン21.4(高速道路モード)
雪道・悪路で4WDを選ぶ 4WD(E-Four)の欄の数字と、2WDの数字の差 今回見た3例は、いずれも4WDの数字が2WD(FF)より低かった
狭い道・古い駐車場・立体駐車場 全幅・全高・最小回転半径・ミラーを開いた幅・テールゲートを開いた高さ ミラーを開いた幅は全幅より260mm前後広い。立体・機械式の制限は施設ごとに違う(管理会社に確認)

3-3. よくある思い込みを検証する

思い込み 公式の資料で確認できたこと 判定
荷室は、リットルの数字が大きい方が必ずたくさん積める リットルは測る状態・高さ・床下の扱いで変わる(RAV4は同じ車で481〜749L、フォレスターはHV 484L・ガソリン512L)。トヨタは積めるかどうかは実車で確認と案内 数字だけで比べず、条件と実車で確認
カタログ燃費は、車ごとに1つの数字 ヤリスクロスのハイブリッド2WDは26.8〜30.8km/L。Uグレードは18インチのタイヤで30.2が27.8 グレード・駆動方式・タイヤの欄を見る
実際の燃費はカタログどおりになる メーカーの注記は、使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)で異なると書いている 目安として使う
SUVは、ハッチバックより燃費が悪いと決まっている 今回の2組(ヤリス/ヤリスクロス、フィット/ヴェゼル)では低かった。ただし車重・全高も違い、形だけの差とは言えない 今回の範囲では低かったが、断定はしない
ミラーを閉じれば、全幅の中に納まる ヴェゼルは閉じた幅=全幅、ヤリスクロスは全幅内に納まると案内。ホンダのフィットFAQは、ミラー閉時1,815mm(全幅1,695mm) 車による。ミラーを含む幅も確認
全幅の数字は、ミラーを開いた幅 ヴェゼルは全幅1,790mm・ミラー開2,050mm、ヤリスクロスは全幅1,765mm・ミラー開約2,030mm 別の数字。ミラーを開いた幅も確認
最小回転半径は、車種で1つ ヴェゼルは e:HEV X・Gが5.3m、e:HEV Zが5.5m(タイヤは16インチと18インチ) グレードの欄を見る

4. よくある質問

Q. なぜ「荷室・燃費・取り回し」の3点なのですか?

A. 「この3点が大事」「SUVで困った人が多い」ことを示した公的な統計は、確認できませんでした。この記事の3点は、SUV選びで数字を確かめておきたい項目としての整理で、困った人の多さを示すものではありません。

Q. 荷室容量は、どの数字を見ればいいですか?

A. 数字の横の注記を見て、(1)どの状態の数字か(乗車人数・後席・デッキボード・駆動方式・サンルーフの有無)(2)どこまでの高さで測ったか(天井まで・シートバック上端まで・バックドアの黒い部分まで)(3)床下の収納を含むか、を確認します。トヨタは、荷物が積めるかどうかは実車で確認するよう案内しています。ベビーカーやスーツケースなど、いつも積む荷物で試してください。

Q. カタログの燃費と実際の燃費は、なぜ違うのですか?

A. 各社の主要諸元表は、燃料消費率は定められた試験条件での値で、使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて異なると注記しています。WLTCは市街地・郊外・高速道路を平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。自分がよく走る場所のモードの欄も見てください。

Q. ミラーを開いた幅は、どこで分かりますか?

A. ホンダはヴェゼルなどのFAQで「ドアミラーを含む車幅」を案内し(ヴェゼルはミラー閉1,790mm・開2,050mm)、トヨタはヤリスクロスのFAQで全開時の最大幅を約2,030mmと案内しています(どちらも参考値)。マツダ・スバルは、今回見た諸元表・ページには見つからず、現行RAV4はFAQの記載(世代不明)を現行の数字として確認できなかったため、販売店で確認してください。

Q. 最小回転半径の法律上の基準はありますか?

A. 道路運送車両の保安基準第6条は、自動車の最小回転半径は最外側のわだちについて12メートル以下と定めています。諸元表の数字(今回の5車種は5.3〜5.7m)とは別に、実際の道や駐車場で曲がれるかを試すことが大切です。

5. あわせて読みたい・まとめ・出典

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📖 SUV中古車ガイド|主要モデル紹介・選び方まとめ(SUVの主なモデルの紹介)

📖 ホンダ ヴェゼル中古車完全ガイド|世代別の選び方・弱点・維持費まとめ(ヴェゼルの世代別の違い)

📖 トヨタ ヤリスクロス中古車完全ガイド|選び方・弱点・維持費まとめ(ヤリスクロスの選び方)

まとめ

買う前の確認:荷室・燃費・取り回し
図:買う前の確認の順番(自作の図)

荷室は、状態・測った高さ・床下の有無を注記で確認し、自分の荷物を実車に積んでみる。燃費は、自分のグレード・駆動方式・タイヤの欄を見て、よく走る場所のモードを見る。取り回しは、全幅・最小回転半径・ミラーを開いた幅を、自宅の駐車場といつもの道で試す。数字はグレードや時期で変わるため、買う前に販売店や公式ページで最新を確認してください。

免責・出典(確認日 2026年10月25日)

この記事は各社の公式資料(主要諸元表・FAQ・公式ページ)と法令の大意です(短い引用は原文)。諸元・FAQ・仕様は改訂されることがあります。車種・グレード・年式・装備により異なるため、購入前に販売店・公式ページで最新の情報を確認してください。記事中の「差」「割合」「燃料の量」は公式の数字をもとにした筆者の計算で、公式の数字ではありません。

・トヨタ ヤリス クロス 主要諸元表(PDF、2026年8月版)

・トヨタ ヤリス 主要諸元表(PDF、2026年4月版)

・トヨタ RAV4 主要諸元表(PDF、2026年9月版)

・トヨタ FAQ【RAV4】ラゲージルーム(トランク)の容量・寸法

・トヨタ FAQ【RAV4】車両寸法

・トヨタ RAV4 ユーティリティ(ラゲージ・収納)

・トヨタ FAQ【ヤリス クロス】ラゲージルーム(トランク)の容量・寸法

・トヨタ FAQ【ヤリス クロス】ドアミラー格納時・全開時、ドア全開時の最大幅

・ホンダ ヴェゼル 主要諸元(PDF)

・ホンダ フィット 主要諸元(PDF)

・ホンダ ヴェゼル よくあるご質問【荷室サイズ・容量】

・ホンダ ヴェゼル よくあるご質問【カタログ記載値以外の寸法】

・ホンダ フィット よくあるご質問【カタログ記載値以外の寸法】

・マツダ CX-30 主要諸元(PDF、2026年7月現在)

・マツダ CX-30 室内・荷室

・スバル フォレスター 諸元表(PDF、2026.05)

・スバル フォレスター 諸元・スペック(ボディ・荷室サイズ)

・スバル フォレスター 室内空間装備(荷室容量の注記)

・トヨタ FAQ【RAV4】ドアミラー格納時・全開時、ドア全開時の最大幅(現在は開けず。2025年8月の保存版)

・道路運送車両の保安基準(e-Gov法令検索)

図はすべて自作のイラスト・図で、AI生成画像は使っていません。音声はVOICEVOX(四国めたん・玄野武宏)です。

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