※この記事で紹介している動画は、2026年11月4日(水)19:00に公開予定です。公開までは、記事の中の動画は再生できません。公開後に再生できるようになります。
歌いながら話す動画「SUV選びで確かめたい3点は?荷室・燃費・取り回しを公式の数字で確かめる」の解説記事です。動画で読み上げた数字の出どころを、各社の公式資料で確認し直し、動画で触れきれなかった補足と、別の切り口の整理を加えました(確認日 2026年10月25日)。車の順位や優劣は付けていません。
📋 この記事の要点
✔ 荷室のリットルは、五車種とも公式にあり、すべてVDA法(方式)の表記。ただし測る状態・高さ・床下の扱いで変わる。RAV4ハイブリッド(五人乗り・パノラマムーンルーフ非装着車)は4つの数字が並び481〜749L、ヤリスクロスは284〜371L、CX-30は430L・フォレスターはストロングハイブリッド484L/ガソリン512L(どちらもサブトランクを含む)、ヴェゼルe:HEV Xは335L(アンダーボックスを含む)。
✔ カタログ燃費(WLTC)は、同じ車でもグレード・駆動方式・タイヤで変わる。ヤリスクロスのハイブリッド2WDは26.8〜30.8km/L、Uグレードは18インチのタイヤを付けると30.2が27.8になると注記されている。今回見た3例は、いずれも4WDの数字が2WD(FF)より低かった。
✔ 取り回しは、全幅と最小回転半径に加えて、ミラーを開いた幅を見る。今回見たSUV五車種の全幅は1,765〜1,880mm、最小回転半径は5.3〜5.7m。ミラーを開いた幅は、ヴェゼル2,050mm、ヤリスクロス約2,030mm(各社FAQの参考値)で、全幅より260mm前後広い。
✔ 「この3点が大事」「SUVで困った人が多い」ことを示す公的な統計は確認できなかった。この3点は、SUV選びで数字を確かめておきたい項目としての整理で、困った人の多さを示すものではない。
✔ 買う前は、(1)荷室は状態・測った高さ・床下の有無を注記で確認し、自分の荷物を実車に積む(2)燃費は自分のグレード・駆動方式・タイヤの欄とよく走る場所のモードを見る(3)取り回しは全幅・最小回転半径・ミラーを開いた幅を自宅の駐車場で試す。
▶ YouTubeで見る(YouTube「くるまのかーぎーくん」)
1. 動画の内容(要約)
動画は、聞き役の「かーぎーくん」と解説役のかけ合いです。冒頭と章の頭、まとめで歌い、本文はリズムに乗せた会話です。歌の歌詞には数字や条件を入れず(荷室と燃費と、取り回し、条件見てから、くらべよう、など)、数字は語りと画面の表で示しています。各章の開始時刻は、動画の概要欄の目次と対応しています。

| 章 | 開始 | 内容 | 使った公式情報 |
|---|---|---|---|
| イントロ | 00:00 | 歌のフックと、今日の3点(荷室・燃費・取り回し)。この3点が大事だと示す公的統計は確認できなかったこと、順位は付けないこと | (各章の出典) |
| 1. 荷室 | 00:45 | 五車種とも公式にリットルの数字があること、VDA方式、RAV4の4つの数字、ヤリスクロスの条件別の数字、床下を含むか(フォレスターのHV/ガソリンの数字を含む)、確認の3つ | トヨタ公式FAQ(RAV4・ヤリスクロス)、ホンダ公式FAQ(ヴェゼル)、マツダ公式ページ(CX-30)、スバル公式ページ(フォレスター) |
| 2. 燃費 | 02:54 | WLTCモードとは、グレードによる違い、Uグレードのタイヤの注記、4WDの数字、モード別(市街地・郊外・高速道路)、同じメーカーのハッチバックとの比較 | 各社の主要諸元表(トヨタ・ホンダ・マツダ) |
| 3. 取り回し | 05:00 | 今回見たSUV五車種の全幅と最小回転半径(比較のヤリス・フィットはXグレード)、ヴェゼルのグレード差、ミラーを開いた幅、駐車場の確かめ方 | 各社の主要諸元表、ホンダ・トヨタのFAQ |
| まとめ | 06:25 | 買う前の確認(荷室・燃費・取り回し)と、締めの歌 | (上記) |
2. 動画で触れきれなかった補足
2-1. 荷室:各車の公式の数字と条件

📊 RAV4(トヨタ)の荷室容量:五人乗り(リヤシート使用状態)・VDA法
| 種類 | デッキボード | バックドアセラミックまで | 天井の高さまで |
|---|---|---|---|
| ハイブリッド車 | 上段時 | 481 L | 705 L |
| ハイブリッド車 | 下段時 | 514 L | 749 L |
| プラグインハイブリッド車 | (デッキボード下段なし) | 446 L | 672 L |
トヨタ公式FAQ(【RAV4】ラゲージルーム(トランク)の容量・寸法のPDF。ハイブリッド車は2026年2月版)の注記は、バックドアガラス下部の黒いセラミック部分までの高さと、天井までの高さの2通りで測定した数値を載せています。天井までの数値には「この数値は、天井までの高さで測定した数値です。荷物を積む際は、安全のため、視界の確保ができるよう十分ご注意ください。」と書かれています。数値は五人乗り・パノラマムーンルーフ非装着車のもので、装着車の公表値はないと書かれています。デッキアンダートレイ(スペアタイヤ非装着車)は、ハイブリッド車で上段時66L・下段時26Lと別の欄にあります。
📊 ヤリスクロス(トヨタ)の荷室容量:五人乗り・リヤシートバック上端まで・VDA法
| 車の仕様 | 測定位置 | デッキ上 | デッキ下(別の欄) |
|---|---|---|---|
| 2WD・アジャスタブルデッキボード装着車(上段) | リヤシートバック上端まで | 284 L(ボード下側70L) | ガソリン車19L / ハイブリッド車19L(アクセサリーコンセント非装着・Uグレードを除く)・15L(装着車・Uグレード) |
| 2WD・同(下段) | リヤシートバック上端まで | 351 L | 同上 |
| 2WD・同ボード非装着車 | リヤシートバック上端まで | 371 L | 同上 |
| 4WD / E-Four | リヤシートバック上端まで | 284 L | ガソリン車30L / ハイブリッド車18L |
| 2WD・同ボード非装着車(2名乗車・後席前倒し) | ルーフまで | 1,083 L | (五人乗りの数値を参照) |
トヨタ公式FAQ(【ヤリス クロス】ラゲージルーム(トランク)の容量・寸法を教えて。(含 デッキアンダースペース)のPDF、2025年11月版)の表です。トヨタは両FAQで「数値は参考値をご案内しております。お荷物によっては搭載できない場合もございます。荷物が搭載できるかどうかにつきましては、トヨタのお店で実車にてご確認ください。」と書いています。
📊 ヴェゼル・CX-30・フォレスターの荷室(リットル。すべてVDA法/方式)
| 車 | 公式の荷室の数字 | 条件・注記 | 出典 |
|---|---|---|---|
| ホンダ ヴェゼル | e:HEV X・e:HEV RS 335L / G 341L | 荷室容量(アンダーボックス含む)と表示。表の見出しはVDA法、「お客様相談室調べ」。荷室長 フル乗車765mm・後席収納1,680mm、荷室幅 ホイールハウス1,015mm・最大1,315mm、荷室高725mm、開口部地上高710mm。資料の鮮度:この表の画像は2025年10月23日の更新で、列はe:HEV RS・e:HEV X・Gの3つ(e:HEV Zの列はない)。2026年10月22日更新の主要諸元には、e:HEV RSの列がない。そのためRSを335Lとするのは、FAQ表に載っている範囲の記載で、現在の販売状況は確認していない | ホンダ よくあるご質問(荷室サイズ・容量) |
| マツダ CX-30 | 430L | 注記は「VDA方式、サブトランクを含む。」Boseサウンドシステム装着車はサブトランクボックスの形状が異なる | マツダ 室内・荷室 |
| スバル フォレスター | ストロングハイブリッド 484L / ガソリン 512L | 注記は「ストロングハイブリッドモデルは484L、ガソリンエンジンモデルは512L(どちらもサブトランク含む)。荷室容量の数値はVDA法(ドイツの自動車工業会による測定方式)。」(カーゴルームの項)。寸法は、荷室高887mm(大型サンルーフ装着車は822mm)、荷室開口部最大幅1250mm、荷室フロア長928mm、荷室フロア幅(ホイールハウス側)1100mm。諸元表PDFには荷室容量の項目はない | スバル 室内空間装備(カーゴルーム) / スバル 諸元・スペック |
2-2. 燃費:各車のWLTC燃費と注記

WLTCモードについて、各社の主要諸元表は「市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード」と書き、燃料消費率は「お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります」と注記しています(ホンダ主要諸元の原文。トヨタ・マツダも同趣旨)。
📊 ヤリスクロスのWLTC燃費(km/L、国土交通省審査値。[ ]内はE-Four/4WD。トヨタ主要諸元表 2026年8月版)
| グレード | ハイブリッド2WD [E-Four] | ガソリン車2WD [4WD] |
|---|---|---|
| GR SPORT | 26.8 | 17.6 |
| Adventure / Z | 27.8 [26.0] | 17.9 [16.7] |
| G | 30.2 [28.1] | 18.8 [17.6] |
| X | 30.8 [28.6] | 18.9 [17.6] |
| U(ハイブリッド) | 30.2 [28.1] | (設定なし) |
Uグレードの注記は「215/50R18タイヤ&18インチアルミホイールを装着した場合、各モード燃費はWLTC:27.8km/L、市街地:29.0km/L、郊外:30.0km/L、高速道路:26.1km/Lとなります」と書いています(E-Fourは26.0km/L)。グレードごとの数字の違いの理由は、諸元表には書かれていません。
📊 モード別(ヤリスクロスX、2WD)
| WLTC | 市街地 | 郊外 | 高速道路 | |
|---|---|---|---|---|
| ハイブリッド | 30.8 | 31.9 | 33.7 | 28.7 |
| ガソリン | 18.9 | 14.5 | 19.2 | 21.4 |
📊 4WDと2WD(FF)、ハッチバックとの比較に使った数字(WLTC、km/L)
| 車・グレード | 2WD(FF) | 4WD / E-Four | 資料 |
|---|---|---|---|
| ヤリスクロス ハイブリッド X | 30.8 | 28.6 | トヨタ 2026年8月版 |
| ヴェゼル e:HEV X | 26.0 | 21.5 | ホンダ 2026年10月更新分 |
| ヴェゼル e:HEV Z | 25.3(パノラマルーフ車25.2) | 21.3(同21.2) | ホンダ |
| CX-30 2.5L(グレード25L) | 15.5 | 14.5 | マツダ 2026年7月現在 |
| (参考)CX-30 2.0L | 16.2(2WDのみ) | — | マツダ |
| ヤリス ハイブリッド X | 36.0 | 30.2 | トヨタ 2026年4月版 |
| フィット e:HEV X | 29.1 | 24.3 | ホンダ 2026年7月 |
RAV4(トヨタ主要諸元表 2026年9月版)は、ハイブリッド車Zが22.5、Adventureが22.9km/L、プラグインハイブリッド車Zが22.2、GR SPORTが21.5km/L(いずれもE-Four)です。フォレスター(スバル 2026.05)は、S:HEV(ストロングハイブリッド)が18.5〜19.1、1.8Lターボが13.6km/Lです(いずれもAWD)。1.8Lターボのうち、SPORT EXは「メーカー装着オプションの大型サンルーフを装着した場合」は13.5km/L(諸元表の注3)です。
2-3. 取り回し:全幅・全高・最小回転半径とミラーを開いた幅
📊 全幅・全高・最小回転半径(諸元表の数字。ヤリス・フィットは比較用のXグレードの値)
| 車 | 全幅(mm) | 全高(mm) | 最小回転半径(m) | 資料 |
|---|---|---|---|---|
| トヨタ ヤリス | 1,695(Xグレード) | 1,495 | 4.8(4WD 5.1) | 2026年4月版 |
| ホンダ フィット | 1,695(Xグレード) | 1,515(e:HEV X・FF) | 4.9(e:HEV X・Z) | 2026年7月 |
| (参考)ホンダ フィット e:HEV CROSSTAR | 1,725 | 1,570 | 5.0(e:HEV RSは5.2) | 2026年7月 |
| トヨタ ヤリスクロス | 1,765 | 1,580(GR SPORT)〜1,590 | 5.3 | 2026年8月版 |
| ホンダ ヴェゼル | 1,790 | 1,580(X・G)・1,590(Z) | e:HEV X・G 5.3 / e:HEV Z 5.5 | 2026年10月更新分 |
| マツダ CX-30 | 1,795 | 1,540 | 5.3 | 2026年7月現在 |
| スバル フォレスター | 1,830 | 1,730 | 5.4 | 2026.05 |
| トヨタ RAV4 | 1,855(Z)〜1,880(Adventure・GR SPORT) | 1,680(HV)・1,685(PHEV) | 5.7 | 2026年9月版 / 車両寸法FAQ |
ヴェゼルの最小回転半径は、e:HEV X・Gが5.3m、e:HEV Zが5.5mです。タイヤは、e:HEV XとGが215/60R16、e:HEV Zが225/50R18と、同じ資料に書かれています。

📊 ミラーを含む幅(参考値。各社のFAQ)
| 車 | 全幅 | ミラー閉(格納) | ミラー開 | 資料 |
|---|---|---|---|---|
| ホンダ ヴェゼル | 1,790mm | 1,790mm | 2,050mm | ホンダ よくあるご質問(カタログ記載値以外の寸法) |
| トヨタ ヤリスクロス | 1,765mm | 全幅内に納まる | 約2,030mm(ドア全開時の最大幅は約3,490mm) | トヨタ FAQ(ドアミラー格納時・全開時、ドア全開時の最大幅) |
| (参考)ホンダ フィット | 1,695mm | 1,815mm | 1,965mm | ホンダ フィットFAQ |
| (確認できず)トヨタ RAV4(現行) | 1,855〜1,880mm | (確認できず) | (確認できず) | 下の注記を参照 |
ヤリスクロスのFAQは、「ドアミラーを格納した状態の最大幅は、車両全幅である約1,765mm内に納まります。ドアミラーを全開した状態の最大幅が約2,030mm、ドアを全開時の最大幅は約3,490mmです。」と書いています(このFAQの公開日は、取得したページでは確認できませんでした。数値は参考値と明記されています)。ヴェゼルは、テールゲートを全開にしたときの全高も、e:HEV Xで2,120mm・e:HEV Zで2,130mm・G 2,120mmと案内しています(参考値)。
RAV4について:トヨタのFAQ「【RAV4】ドアミラー格納時・全開時、ドア全開時の最大幅を教えて。」(toyota.jp/faq/show/8747.html)には、格納した状態の最大幅が約1,925mm、全開した状態が約2,150mm、ドアを全開時の最大幅が約3,620mmと書かれています(2025年8月11日の保存版で確認:Internet Archive)。ただし、このページは今回の確認(2026年10月25日)では開けず、FAQの一覧に転送されました。どの世代のRAV4の数字かも書かれていないため、現行RAV4(2026年9月版の諸元表の車)の数字としては扱っていません。マツダ・スバルは、今回見た諸元表・ページには見つかりませんでした。
📜 道路運送車両の保安基準 第6条(最小回転半径)
「自動車の最小回転半径は、最外側のわだちについて十二メートル以下でなければならない。」(e-Gov法令検索 、2026年10月20日施行の版で確認)。諸元表の最小回転半径が5メートル台でも、この条文の上限は12メートルです。両者の測る位置の細かい定義までは、今回は確認していません。
2-4. 確認できなかったこと
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 「この3点が大事」「SUVで困った人が多い」ことを示す公的統計 | 確認できなかった(動画・記事とも、困った人の多さは示していない) |
| 現行RAV4のミラーを開いた幅 | トヨタFAQ(8747)に約1,925mm/約2,150mmの記載はあるが、今回はページが開けず(2025年8月の保存版で確認)、世代の明記もないため、現行の数字としては扱わない |
| マツダ・スバルのミラーを開いた幅 | 今回見た諸元表・ページには見つからなかった(販売店で確認) |
| VDA方式の、箱を詰めて数える・200×100×50mm=1Lという説明 | スバルは「ドイツの自動車工業会による測定方式」とだけ説明。箱の説明は自動車メディア・辞書の解説=二次情報 |
| ヴェゼルe:HEV RS・Zの現在の荷室容量 | FAQ表(2025年10月)はe:HEV RS・X・G、2026年10月22日更新の諸元表にはRSの列がなく、Zの列はFAQ表にない。RSの335Lは現在の販売状況を確認していない |
| ヴェゼルe:HEV Zなど個別グレードの荷室容量 | ホンダFAQの表(e:HEV X・RS・G)の範囲外で、確認できなかった |
| 機械式・立体駐車場の制限値 | 施設ごとに異なるため数字は出していない(管理会社に確認) |
3. 違った観点から整理する
3-1. 差の計算:公式の数字どうしを引き算・割り算する
ここからは、公式の数字をもとにした筆者の計算です(四捨五入)。差の「理由」までは、資料に書かれていないため断定しません。
📊 荷室:同じ車の数字の差(L)
| 比べる数字 | 計算 | 差 |
|---|---|---|
| RAV4 HV 上段:天井まで と 黒い部分まで | 705 − 481 | 224 L |
| RAV4 HV 下段:天井まで と 黒い部分まで | 749 − 514 | 235 L |
| ヤリスクロス 2WD:下段 と 上段 | 351 − 284 | 67 L |
| フォレスター:ガソリン と ストロングハイブリッド(どちらもサブトランク含む) | 512 − 484 | 28 L |
📊 燃費:4WD(E-Four)とFF(2WD)、ハッチバックとの差(km/L)
| 比べる数字 | 数字(基準→比較) | 差 | 基準に対する割合 |
|---|---|---|---|
| ヤリスクロス HV X:E-Four と 2WD | 30.8 → 28.6 | -2.2 | -7.1% |
| ヴェゼル e:HEV X:4WD と FF | 26.0 → 21.5 | -4.5 | -17.3% |
| CX-30 2.5L:4WD と 2WD | 15.5 → 14.5 | -1.0 | -6.5% |
| ヤリスクロス X と ヤリス X(HV・2WD) | 36.0 → 30.8 | -5.2 | -14.4% |
| ヴェゼル e:HEV X と フィット e:HEV X(FF) | 29.1 → 26.0 | -3.1 | -10.7% |
比べた4車は、いずれも排気量が1.5リットルクラスのハイブリッドです(諸元表の総排気量はヤリス・ヤリスクロス1.490L、フィット・ヴェゼル1.496L。ホンダのエンジン型式はフィットとヴェゼルで異なります)。
ヤリスクロスとヤリス、ヴェゼルとフィットの差は、車重(ヤリス1,050kg・ヤリスクロス1,160kg、フィット1,190kg・ヴェゼル1,350kg)や全高(1,495mm・1,590mm、1,515mm・1,580mm)も違うため、形(SUVかどうか)だけの差とは言えません。
📊 1年に10,000km走ると仮定したときの燃料の量(計算。実際の燃費とは異なる)
| 車・グレード | WLTC燃費 | 燃料の量(計算) |
|---|---|---|
| ヤリスクロス HV X 2WD | 30.8 km/L | 10,000 ÷ 30.8 ≒ 325 L |
| ヤリスクロス HV X E-Four | 28.6 km/L | 10,000 ÷ 28.6 ≒ 350 L |
| ヴェゼル e:HEV X FF | 26.0 km/L | 10,000 ÷ 26.0 ≒ 385 L |
| ヴェゼル e:HEV X 4WD | 21.5 km/L | 10,000 ÷ 21.5 ≒ 465 L |
| CX-30 2.5L 2WD | 15.5 km/L | 10,000 ÷ 15.5 ≒ 645 L |
| CX-30 2.5L 4WD | 14.5 km/L | 10,000 ÷ 14.5 ≒ 690 L |
燃料の価格は日々変わるため、ここでは量(リットル)だけを示しました。実際の燃費は、使う環境や運転の仕方で変わります。
📊 取り回し:幅の差(mm)
| 比べる数字 | 計算 | 差 |
|---|---|---|
| SUV5車種の全幅:最小と最大(ヤリスクロス と RAV4 Adventure・GR SPORT) | 1,880 − 1,765 | 115 mm |
| ヴェゼル:ミラー開 と 全幅 | 2,050 − 1,790 | 260 mm |
| ヤリスクロス:ミラー開 と 全幅 | 2,030 − 1,765 | 265 mm |
| (仮の例)幅2,500mmの区画に、ミラーを開いた幅2,050mmの車を入れる | (2,500 − 2,050) ÷ 2 | 左右に各225mm |
最後の行は、区画の幅を2,500mmと仮定した計算例で、実際の駐車場の幅ではありません。自宅や利用する駐車場の幅を測って、同じ計算をしてみてください。
3-2. 使い方別:先に見る数字
| 使い方の例 | 先に見る数字(公式の資料のどこか) | 理由(公式の記載の範囲) |
|---|---|---|
| ベビーカー・スーツケースをよく積む | 荷室の寸法(高さ・幅・奥行き)と、五人乗りの数字の測定位置。実車に積んでみる | トヨタのFAQは、お荷物によっては搭載できない場合があり、実車で確認するよう案内。天井までの数字は視界の確保に注意と注記 |
| キャンプ・アウトドアの荷物が多い | 床下(サブトランク・アンダーボックス・デッキ下)を含む数字か。後席を倒したときの数字 | CX-30は「サブトランクを含む」、ヴェゼルは「アンダーボックス含む」、トヨタは床下を別の欄に分けて表示 |
| 市街地の短い移動が中心 | WLTCの市街地モードの欄。2WD/4WD・タイヤの欄 | ヤリスクロスXのハイブリッドは市街地31.9、ガソリンは14.5。モードで違う |
| 高速道路をよく走る | WLTCの高速道路モードの欄 | ヤリスクロスXは、ハイブリッド28.7、ガソリン21.4(高速道路モード) |
| 雪道・悪路で4WDを選ぶ | 4WD(E-Four)の欄の数字と、2WDの数字の差 | 今回見た3例は、いずれも4WDの数字が2WD(FF)より低かった |
| 狭い道・古い駐車場・立体駐車場 | 全幅・全高・最小回転半径・ミラーを開いた幅・テールゲートを開いた高さ | ミラーを開いた幅は全幅より260mm前後広い。立体・機械式の制限は施設ごとに違う(管理会社に確認) |
3-3. よくある思い込みを検証する
| 思い込み | 公式の資料で確認できたこと | 判定 |
|---|---|---|
| 荷室は、リットルの数字が大きい方が必ずたくさん積める | リットルは測る状態・高さ・床下の扱いで変わる(RAV4は同じ車で481〜749L、フォレスターはHV 484L・ガソリン512L)。トヨタは積めるかどうかは実車で確認と案内 | 数字だけで比べず、条件と実車で確認 |
| カタログ燃費は、車ごとに1つの数字 | ヤリスクロスのハイブリッド2WDは26.8〜30.8km/L。Uグレードは18インチのタイヤで30.2が27.8 | グレード・駆動方式・タイヤの欄を見る |
| 実際の燃費はカタログどおりになる | メーカーの注記は、使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)で異なると書いている | 目安として使う |
| SUVは、ハッチバックより燃費が悪いと決まっている | 今回の2組(ヤリス/ヤリスクロス、フィット/ヴェゼル)では低かった。ただし車重・全高も違い、形だけの差とは言えない | 今回の範囲では低かったが、断定はしない |
| ミラーを閉じれば、全幅の中に納まる | ヴェゼルは閉じた幅=全幅、ヤリスクロスは全幅内に納まると案内。ホンダのフィットFAQは、ミラー閉時1,815mm(全幅1,695mm) | 車による。ミラーを含む幅も確認 |
| 全幅の数字は、ミラーを開いた幅 | ヴェゼルは全幅1,790mm・ミラー開2,050mm、ヤリスクロスは全幅1,765mm・ミラー開約2,030mm | 別の数字。ミラーを開いた幅も確認 |
| 最小回転半径は、車種で1つ | ヴェゼルは e:HEV X・Gが5.3m、e:HEV Zが5.5m(タイヤは16インチと18インチ) | グレードの欄を見る |
4. よくある質問
5. あわせて読みたい・まとめ・出典
あわせて読みたい
📖 SUV中古車ガイド|主要モデル紹介・選び方まとめ(SUVの主なモデルの紹介)
📖 ホンダ ヴェゼル中古車完全ガイド|世代別の選び方・弱点・維持費まとめ(ヴェゼルの世代別の違い)
📖 トヨタ ヤリスクロス中古車完全ガイド|選び方・弱点・維持費まとめ(ヤリスクロスの選び方)
まとめ

荷室は、状態・測った高さ・床下の有無を注記で確認し、自分の荷物を実車に積んでみる。燃費は、自分のグレード・駆動方式・タイヤの欄を見て、よく走る場所のモードを見る。取り回しは、全幅・最小回転半径・ミラーを開いた幅を、自宅の駐車場といつもの道で試す。数字はグレードや時期で変わるため、買う前に販売店や公式ページで最新を確認してください。
免責・出典(確認日 2026年10月25日)
・トヨタ ヤリス クロス 主要諸元表(PDF、2026年8月版)
・トヨタ FAQ【RAV4】ラゲージルーム(トランク)の容量・寸法
・トヨタ FAQ【ヤリス クロス】ラゲージルーム(トランク)の容量・寸法
・トヨタ FAQ【ヤリス クロス】ドアミラー格納時・全開時、ドア全開時の最大幅
・ホンダ ヴェゼル よくあるご質問【カタログ記載値以外の寸法】
・ホンダ フィット よくあるご質問【カタログ記載値以外の寸法】
・マツダ CX-30 主要諸元(PDF、2026年7月現在)
・スバル フォレスター 諸元・スペック(ボディ・荷室サイズ)
・トヨタ FAQ【RAV4】ドアミラー格納時・全開時、ドア全開時の最大幅(現在は開けず。2025年8月の保存版)
図はすべて自作のイラスト・図で、AI生成画像は使っていません。音声はVOICEVOX(四国めたん・玄野武宏)です。


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