ルーフを2液ウレタンで塗るときの数字を、工程順に並べました。レタンPG80の白は、ベース100・硬化剤10・シンナー50〜70、プラサフ(エコフィラー2)は可使時間30分以内です。
この記事は、軽バン(スズキ エブリイ)のルーフを、自分で2液ウレタン塗料とスプレーガンで塗り直す人が、工程ごとに「何をするか」「資料にどんな数字があるか」「資料に書かれていないこと」を確かめながら進めるための整理です。関西ペイントの製品説明書・冊子・塗装仕様書、アネスト岩田のスプレーガンの仕様表・取扱説明書・総合カタログ、スズキの公式ページ、横浜市の危険物の案内から、数字と原文を引きました。資料はプロ向けの補修塗料のものが中心で、仕上がりを保証するものではありません。資料にない数字は書かず、「確認できなかった」と書いています。当サイトはDIYを勧めても止めてもいません。商品の順位・おすすめ・価格も書いていません。缶スプレーとの違いや業者の料金は、別の記事に書いています。
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📋 先に結論:この記事で分かること
✔ 工程の順番は、旧塗膜とサビの処理、鉄板が出たところのプライマー、凹みのパテ、プラサフ、研磨と脱脂、足付け、PG80の上塗り、の順です。それぞれに、資料の数字があります(下の「全体の流れ」の表)。
✔ レタンPG80の混合は、製品説明書が「ベース / 硬化剤 = 10 / 1」、シンナーはエナメル色(白などのソリッド)が50〜70%です。混ぜたあとに使える時間(使用時限)は8時間(23℃)です(建築用のページに載っている製品説明書の数字)。
✔ プラサフ(エコフィラー2)は、ベース100・硬化剤20・シンナー10〜20で、可使時間は30分以内(20℃)と短い表記です。数字はプラサフの製品ごとに違います。
✔ 鉄板が出たところは、プラサフの前に下塗り(プライマー)を塗るよう、冊子の注が書いています(パテについても、ECOパテ3のページに同じ注があります)。ノンクロムプライマーは、常温でプラサフを重ねるなら20℃で3時間以上の乾燥です(溶剤系上塗りの場合のみ)。
✔ スプレーガンW-77は、型式でノズル口径が1.2〜2.5mm、空気使用量が180〜430L/minと大きく異なります。13Lのタンクが0.7MPaまで溜まっていると仮定すると、タンクだけで吹ける時間は、当サイトの計算で6〜16秒ほどです。取扱説明書の使用温度範囲は5℃〜40℃です。
✔ シンナーは、季節でなく気温で選ぶ表です。ルーフ・ボンネット程度の塗装では、速乾形が3〜10℃、標準形が7〜17℃と書かれています(範囲は重なります)。11月の気温での、プライマーとプラサフの乾燥時間は、確認した資料にありません。
✔ 硬化剤はイソシアネート系です。メーカーの資料は、換気、保護具、火気とスパークの排除、呼吸器が敏感な人を作業に従事させないこと、吸入に関する表示がある場合の「有機ガス用防毒マスク、又は、送気マスク」の着用などを書いています。
📑 目次
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この記事で使う言葉
初めて塗る人のために、記事に出てくる言葉の意味を先に書きます。一般的な意味の説明で、メーカーの資料に定義があるものは、そう書いています。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| プラサフ | 上塗りの前に塗る、下地用の塗料。資料の語は「2液ウレタン系プラサフ」。 |
| 足付け | 塗料を付きやすくするため、古い塗装の表面を研磨材で傷付けること。資料は「塗装部全体の足付け」と書いています。 |
| フェザーエッジ | 古い塗装と、削って出た面との段差を、なだらかにすること。資料は「フェザーエッジを出す。」とだけ書いています。 |
| 指触乾燥 | 触っても塗料が指に付かない程度に乾いた状態。 |
| 可使時間・使用時限・ポットライフ | 硬化剤を混ぜてから、塗れる状態でいられる時間。資料によって呼び方が違います(PG80の製品説明書は使用時限、冊子81ページのエコフィラー2は可使時間、COODEはポットライフ)。 |
| 強制乾燥 | 加熱して乾かすこと。資料の60℃の数字は、この強制乾燥の設備の数字です。 |
| 捨て塗り | 最初に薄く吹くこと。資料は「①捨て塗り」を「薄く均一に塗装する。」と書いています。 |
| ブロック塗装 | 資料の語。ボカシ塗装と対になる塗り方で、定義は資料に書かれていません。 |
| 淡彩系・濃彩系 | 資料の語(プラサフの研磨の番手で使われます)。ハイブリッドエコの注(冊子11ページ)には「淡彩塗色(白、黄、シルバーなど)」とありますが、プラサフ研磨の「淡彩系塗色」(冊子12ページ)が同じ区分かは、資料に明記がありません。 |
| タッククロス | 資料の語。「ゴミの拭き取り」に使う、と書かれています。 |
全体の流れ:工程と、資料にある数字
下の表は、この記事の各節の数字を、工程の順に並べたものです。特記のない数字は20℃のものです。資料の数字は参考値で、条件で変わります(冊子の乾燥表にも「諸条件で乾燥は変わります。上記はあくまで参考値です。」とあります)。
| 節 | 工程 | 資料にある数字 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 工程1 | ガンとコンプレッサーの準備、試し吹き | ガン入口0.25〜0.39MPa、粘度カップ(NK-2)で15〜23秒、距離200〜250mm。ガンの使用温度範囲5〜40℃ | W-77取扱説明書 |
| 工程2 | 旧塗膜の処理 | チョーキング・ワレ・フクレは研ぎ落とす | 冊子82ページ |
| 工程2 | サビ・油の除去、フェザーエッジ | 番手・工具の記載は確認できない | 冊子94〜104ページのパテの注 |
| 工程3 | プライマー(鉄板が出たところ) | ベース100・硬化剤50・シンナー0〜20。2.5回、20〜35μm。乾燥5分(強制は60℃で10分。加熱の注意は工程3の節と安全の節)。プラサフを常温で重ねるなら20℃で3時間以上(溶剤系上塗りの場合のみ) | 冊子107ページ・4ページ |
| 工程3 | パテ(凹みがある場合) | ベース100・硬化剤1〜3(標準2%)など。下の表の製品は可使時間5〜7分以内(冊子94〜104ページ全体では3.5〜10分以内)、研磨可能20〜50分以上(標準形の数字) | 冊子94〜104ページ |
| 工程4 | プラサフ | ベース100・硬化剤20・シンナー10〜20。膜厚50〜70μm。可使時間30分以内、指触乾燥5分、研磨可能1時間、上塗可能1時間 | 冊子81ページ |
| 工程4 | プラサフの研磨と脱脂 | 最終ペーパーは淡彩系でP600以上。脱脂はエコクリーナーまたはシリコンオフ | 冊子12・82ページ |
| 工程5 | 旧塗膜の足付け、脱脂、エアブロー | SUウオッシュコンパウンド/スコッチブライトP1000〜1500相当(ソリッド塗色)。エコクリーナー、タッククロス、エアブローでよく乾燥 | ハイブリッドエコ塗装仕様書 |
| 工程5と6の間 | 養生(マスキング)、外す部品 | 資料に記載なし(「今回、確認できなかったこと」) | (なし) |
| 工程6 | PG80を混ぜる | ベース100・硬化剤10・シンナー50〜70。使用時限8時間(23℃。建築用ページの製品説明書の数字) | 冊子20ページ・製品説明書 |
| 工程6 | PG80を塗る | 次に吹くまでの待ちは、資料で数字が違う(5分・20分・3時間。工程6の節)。標準所要量0.15kg/㎡/回(建築用ページ) | 製品説明書ほか |
| 工程7 | 乾かす | 指触乾燥5分、屋外放置可能12時間、完全硬化48時間(20℃) | 冊子19ページ |
| 工程7 | 片付け | 圧力を抜く。シンナーで洗い、ガンを液に浸さない。2液塗料を吹いたあとは素早く入念に洗う | W-77取扱説明書 |
塗る前の待ち時間だけを、20℃の数字で足してみます(当サイトの計算)。プライマーの乾燥3時間以上と、プラサフの研磨可能までの1時間で、4時間以上です。パテの待ち、研磨、足付け、脱脂、マスキング、塗料を混ぜる時間は含みません。11月の屋外や冷えたガレージでの、プライマーとプラサフの乾燥時間は、確認した資料にありません。
最初に:作業場所・気温・安全
W-77の取扱説明書の冒頭には、「この取扱説明書で扱われている機器は、塗装業務用途の商品です。他の用途には使用しないでください。」「正しい取扱指導を受けられ、機械の操作方法を理解された方以外の人は、使用しないでください。」とあります。この記事は、DIYを勧めても止めてもいませんが、メーカーのこの記述は事実として載せます。
スプレーガンW-77の取扱説明書は、重要仕様に使用温度範囲を5℃〜40℃と書き、最高使用圧力は0.68MPaです。また、「吹き付け作業は、塗装ブース等を使用し、換気の良いところで使用してください。」「健康安全上耳栓の着用をお奨めします。」とあります(騒音値は82.1dB(A)、ガンの後方1mでの測定値)。
シンナーは、気温で種類を選びます。冊子18ページのレタンPGシンナーの一覧は、種類ごとに使う気温を決めています。ルーフ・ボンネット程度の塗装は、冊子19ページの図で「全塗装またはルーフ・ボンネット程度」の区分にあたります(一覧の「全塗装」の欄の数字です)。
| シンナーの種類 | 全塗装 | 部分補修 |
|---|---|---|
| 超速乾形 | (記載なし) | 2〜10℃ |
| 速乾形 | 3〜10℃ | 5〜15℃ |
| 標準形 | 7〜17℃ | 12〜25℃ |
| 遅乾形 | 15〜25℃ | 22〜32℃ |
| 超遅乾形 | 23〜32℃ | 30〜40℃ |
| 超々遅乾形 | (記載なし) | 30〜40℃ |
表の範囲は重なっていて、たとえば7〜10℃は速乾形と標準形の両方に入ります。表は適用範囲(℃)と書くだけで、気温・塗装場所・被塗物のどの温度かは、資料に書かれていません。冊子19ページの図は、全塗装またはルーフ・ボンネット程度の区分に超遅乾形と超々遅乾形の帯もあり、18ページの一覧とは範囲が少し違います。作業する時間帯の気温で、表を引きます。冊子19ページの乾燥表は10℃までで、それより低い数字はありません。PG80を塗れる気温の下限と湿度の上限は、確認した資料にありません。低温領域向けには、硬化剤にも速乾形(レタンPG80 硬化剤速乾形)があり、冊子18ページは「低温領域での乾燥性に優れた速乾タイプ」と書いています。
安全の記述は、次のとおりです。製品説明書は、レタンPG80のベースと硬化剤を、どちらも「第2種有機溶剤等」「第4類 第1石油類(非水溶性)」と分類しています。硬化剤の成分による区分は「イソシアネート」で、労安法上の表示有害物は、ベースが「トルエン」、硬化剤が「トルエン」「酢酸エチル」です。
関西ペイントのレタンPGハイブリッドエコ塗装仕様書の安全衛生のページ(塗装仕様書29ページ)は、「ご使用上の注意事項」(製品の危険性の説明)、設備上の注意事項、製品取扱上の注意事項(安全衛生他)に分かれています。PG80本体のSDS(安全データシート)は確認できていないため、以下はこのハイブリッドエコの仕様書の記述です(PG80の製品説明書も、硬化剤の成分をイソシアネートと分類し、「SDS(安全データーシート)を参照して下さい。」と書いています。産業用の資料は「詳細な安全情報はSDSをご請求下さい。」です)。作業の前に、購入先かメーカーにSDSを請求して読むのが確実です。
ページの冒頭(「ご使用上の注意事項」)には、製品の危険性がこう書かれています。
- 「引火性の液体である。」「有機溶剤中毒の恐れがある。」「健康に有害な物質を含んでいる。」
- 「本品は、人体に有害なイソシアネート系の硬化剤を使用しています。」「この中には不純物として毒性の強い低分子イソシアネートが微量含まれています。」(スプレーミストの吸入で、軽症は不快感・頭痛・セキ、重症は「ぜんそく状の気管支ケイレンを伴う発作を起こす」とあります。皮膚には「赤くはれるなどの炎症」)
- 「一度中毒したり炎症を起こしたりすると敏感になり再発しやすくなる傾向がありますから注意してください。」
- 「気管支炎になりやすいなど呼吸器系が敏感な人や、既往症のある人、皮膚カブレを起こしやすい人、アレルギー体質の人には、作業には従事させないでください。」
製品取扱上の注意事項(安全衛生他)には、次のように書かれています。製品そのものの注意ですが、設備を求める文(局所排気装置、防爆型の機器)も含まれています。
- 「取り扱い作業中・乾燥中ともに換気のよい場所で使用し、粉じん・ヒューム・ガス・ミスト・蒸気・スプレーを吸入しないこと。」
- 「必要な保護具(帽子・保護めがね・マスク・手袋等)を着用し、身体に付着しないようにすること。」
- 「吸入に関する危険有害性情報の表示がある場合、有機ガス用防毒マスク、又は、送気マスクを着用すること。又、取り扱い作業場所には局所排気装置を設けること。」
- 「皮膚接触に関する危険有害性情報の表示がある場合、頭巾・えり巻きタオル・長袖の作業着・前掛を着用すること。」
- 「火気を避けること。静電気放電に対する予防処置を講ずること。」「火災を発生しない工具・防爆型の電気機器・換気装置・照明機器等を使用すること。」「裸火又は高温の白熱体に噴霧しないこと。」
- 「指定材料以外のものとは混合(多液品の混合・希釈等)しないこと。」「取り扱い後は、洗顔、手洗い、うがい、及び、鼻孔洗浄を十分行うこと。」
- 目に入った場合は「直ちに、多量の水で洗うとともに医師の診察を受けること。」、吸入した場合は「空気の清浄な場所で安静にし、必要に応じて医師の診察を受けること。」
- 「本品の付いた布類や本品のかす等は水に浸して処分すること。」(予防策の最後の行)。廃棄の項は、「関連法規を厳守の上、産業廃棄物として処分すること。」
- 保管は、「指定容器を使用し、完全にふたをして湿気のない場所に保管すること。」「直射日光、雨ざらしを避け、貯蔵条件に基づき保管すること。」「子供の手の届かない場所に保管すること。」
- 皮膚に付着した場合は「直ちに拭き取り、石けん水で洗い落とし、痛みや外傷等がある場合は、医師の診察を受けること。」、飲み込んだ場合は「直ちに医師に連絡すること。無理に吐かせないこと。」
- 漏れた場合は「砂、布類(ウエス)等で吸い取り、拭き取ること。」、火災時は「炭酸ガス、泡、又は、粉末消火器を用いること。」
- 「缶の取っ手を持って振ったり、取っ手をロープやフックで吊り下げたりしないこと。」「使用済みの容器は、火気、溶接、加熱を避けること。」
- 廃棄の項には、「(排水路、河川、下水、及び、土壌等の環境を汚染する場所へ廃棄しないこと。)」ともあります。
産業用のPG80の資料(資料No.42-002)の塗料性状には、引火点がベース7℃、硬化剤−1.1℃(ホワイト)とあります。引火点は、火を近づけたときに燃え出す蒸気が出始める温度の目安です。作業する日の気温と見比べてください。
マスクの文は、「吸入に関する危険有害性情報の表示がある場合」という条件つきです。PG80にその表示があるかは、PG80のSDSで確認が必要で、この記事では確認できていません。表示がなければマスクは要らない、とは書かれていません。同じ資料は、スプレーミストの吸入そのものを、上のとおり危険と書いています。
⚠️ 作業場の規則について
設備上の注意事項は、塗装ブースなど、作業場の設備を前提にした記述です。同じ資料に、「本品は、第2種有機溶剤を使用していますから「有機溶剤中毒予防規則」や「消防法」などによって、作業場の環境などを下記のようにととのえることが義務づけられています。」とあります。自宅の駐車場や車庫での個人の作業に、これらの規則がどうあてはまるかは、この記事では判断しません。ただし、ヒーターやスパークで引火する危険は、規則があてはまるかとは別の話で、作業場所が自宅でも同じです。設備上の注意事項には、次のものがあります。
- 「塗装作業中は作業場内の換気を十分行い、大気中の有機溶剤濃度が許容濃度以下になるようにしてください。」
- 「強制乾燥を行う場合は、溶剤の蒸気濃度が爆発限界(溶剤にもよるが容量比で1.1~7%)以下に保たれるように管理してください。」
- 「ジェットヒーターなどの直下加熱方式は、引火の危険が非常に大きいため、使わないでください。」
- 「その他、照明器具、モーター、スイッチなど、スパークの飛ぶおそれのある器具は、必ず防爆形を使ってください。」
- 「本品などのポリウレタン樹脂塗料では、塗装場周辺へのイソシアネートの飛散を防止するために上記のことが重要です。」(排気にミストが残らないよう、水洗やミスト除去の装置を付ける、という注意についての文です。同じ段落には「人家の密集地ではできるだけ水洗ブースを使うようにしてください。」ともあり、屋外で塗る場合は近隣への飛散の注意として読めます)
消防法の危険物の量は、横浜市の案内では、第1石油類(非水溶性)の指定数量が200Lで、「指定数量の5分の1以上指定数量未満の危険物(以下「少量危険物」といいます。)の貯蔵・取扱いをする場合は届出が必要」と書かれています(5分の1は40L)。0.9kg缶(冊子18ページの小分けの容量)ほどの量なら、届出の対象になる量(40L)とは大きな差があります。複数の危険物の計算は、「量÷指定数量」を種類ごとに足し、合計が5分の1(0.2)以上かを見る方式です(横浜市の計算例)。たとえばPG80のベース16kg缶は、比重1.16から約14Lで(当サイトの計算)、第1石油類・非水溶性の200Lに対して約0.07です。シンナーの区分は、缶の表示かSDSで確認します(横浜市のページでは、ラッカーシンナーが第1石油類、合成樹脂塗料用シンナーが第2石油類です)。保管の注意が不要という意味ではありません。横浜市のこのページにあるのは指定数量と5分の1の届出までで、それ未満(40L未満)の保管の扱いは書かれていません。実際の保管は、お住まいの地域の消防署の案内で確認します。
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資料に出てくる品目の、検索ページです。Amazonの検索結果と楽天市場の検索結果へのリンクで、並びは当サイトの順位・おすすめではありません。商品ページの表示は、この記事の数字と、必ず照らして見てください。エアコンプレッサーは、ガンの空気使用量と照らす必要があるため、品目としては挙げず、「工程1」の節に書きました。
| 品目 | この記事とのつながり | Amazon | 楽天市場 |
|---|---|---|---|
| 塗料(色記号つき) | 26Uは色記号です(「色と量」の節)。商品名にある色記号、PG80などの塗料名、ベースと硬化剤の量(セットかどうか)を、色の節と配合の数字と照らして見ます。26UがPG80で調色できるかは、この記事では確認できていません。 | Amazonで検索 | 楽天市場で検索 |
| シンナー | シンナーは種類(速乾形・標準形など)ごとに、使う気温が決まっています(上のシンナーの表)。作業する日の気温を先に確かめます。プラサフとプライマーの資料のシンナーは、別の名前です(工程4の節)。 | Amazonで検索 | 楽天市場で検索 |
| プラサフ | エコフィラー2は、可使時間が30分以内(20℃)と短い製品です。ほかのプラサフは数字が違うので、使う製品のページで確認します。ベースと硬化剤は別の製品コードです(冊子81ページ)。 | Amazonで検索 | 楽天市場で検索 |
| プライマー | 鉄板が出たところの注(冊子92ページ)に挙がっていた製品の一つです。調合と乾燥は、冊子107ページ・4ページの数字と照らします。 | Amazonで検索 | 楽天市場で検索 |
| パテ | 凹みを埋める場合の品目です。冊子94〜104ページのパテは、製品ごとに可使時間(3.5〜10分以内)が違い、硬化剤の比も1〜3、1.5〜3、2〜3があります。ラッカー系の旧塗膜には付けない、と注記があります。 | Amazonで検索 | 楽天市場で検索 |
| 脱脂剤(シリコンオフ) | プラサフを研いだあとの脱脂は、エコクリーナーまたはシリコンオフ(冊子82ページ)です。速乾形のシリコンオフは大面積の脱脂に向かない、と冊子72ページにあります。 | Amazonで検索 | 楽天市場で検索 |
| 耐水ペーパー | プラサフの最終研磨は、淡彩系でP600以上(冊子12ページ)です。 | Amazonで検索 | 楽天市場で検索 |
| 足付け材 | 旧塗膜の足付けは、SUウオッシュコンパウンド/スコッチブライトP1000〜1500相当(ソリッド塗色。ハイブリッドエコ塗装仕様書)と書かれています。 | Amazonで検索 | 楽天市場で検索 |
| スプレーガン | W-77は、型式で口径と空気使用量が違います(工程1の表)。表の型式名と照らして、手持ちのコンプレッサーの吐出空気量と見比べます。別メーカーの互換品の仕様は、この記事の表の対象外です。 | Amazonで検索 | 楽天市場で検索 |
| エアーフィルター | ガンの取扱説明書は、「エアードライヤやエアーフィルタを通したきれいな圧縮空気を使用してください。」と書いています。 | Amazonで検索 | 楽天市場で検索 |
| アース線入りホース | ガンの取扱説明書は、「スプレーガンにはアース線入りホースを使用する等、確実にアースを接続してください。」と書いています。 | Amazonで検索 | 楽天市場で検索 |
| 粘度カップ | ガンの取扱説明書の粘度の目安は、粘度カップ(NK-2)で15〜23秒です。PG80を薄めたあとの粘度は、補修用の冊子と製品説明書にありません。産業用の資料にIHSカップの数字はありますが、NK-2とは比べられません。 | Amazonで検索 | 楽天市場で検索 |
| 電子スケール | 配合の比が重量比と確認できた場合に、配合例のグラム数を量るための品目です。配合例の合計(カップの重さを含む)に足りる最大秤量かも、商品ページで確かめます。 | Amazonで検索 | 楽天市場で検索 |
| 防毒マスク | メーカーの資料の語は「有機ガス用防毒マスク、又は、送気マスク」です。この記事は、どのマスクで足りるかを判断していません。資料にあるのは、吸入に関する表示がある場合は有機ガス用防毒マスクまたは送気マスク、という語だけです。このリンクは防毒マスクの検索結果で、送気マスクは含みません。ガスを吸着する吸収缶だけで、スプレーミストを防げるかは、資料に書かれていません。ミストを防ぐフィルターが要るかは、マスクの説明書で確認します。商品ページの表示は、PG80のSDSの内容と照らして見ます。 | Amazonで検索 | 楽天市場で検索 |
資料に出てくるが、検索リンクを置いていない品目もあります。プラサフ・プライマー用のレタンPGエコシンナー、ノンクロムプライマーの硬化剤(ベース100に対して50)、ガンの洗浄に使うシンナー、タッククロス(ゴミの拭き取り)とウエス、エアブローの用具、耳栓(取扱説明書が着用をすすめています)、スコッチブライト(足付け)、消火器(火災時に「炭酸ガス、泡、又は、粉末消火器」とあります)です。耐水ペーパーのリンクの検索語は800番ですが、資料の番手はプラサフの最終研磨でP600以上(淡彩系)などで、番手は検索結果で選びます。
保護めがね・手袋・長袖の作業着・帽子は、メーカーの資料に品目として書かれています(「必要な保護具(帽子・保護めがね・マスク・手袋等)」「頭巾・えり巻きタオル・長袖の作業着・前掛」)。どの製品を選ぶかは、この記事では判断していません。
色と量:26Uと、塗料の必要量
エブリイのホワイトは、スズキの公式ページ(エブリイ 価格・オンライン見積り)に「ホワイト(26U)」と表記されています。整備資料(エブリイ電気自動車のサービスマニュアル)の車体色一覧には、車体色が「スペリアホワイト」、色記号が「26U」、塗料メーカーが「関西ペイント」と並んでいます。つまり、26Uは色記号で、スペリアホワイトという名前は、整備資料側に出てくる呼び方です。スズキの同じ公式ページには、ホワイト(26U)のほかに「パールホワイト」の塗装車の設定もあります。26Uがソリッドかパール系かは、確認した資料に書かれていません。この記事のソリッド(1コート)の数字を使えるかは、自分の車の色で確認が必要です。自分の車の色記号の確認方法は、確認した資料にありません。なお、このサービスマニュアルは電気自動車(GD-DA52V改)のもので、ガソリン車のDA64VやDA17Vの資料は確認できていません。
塗料の量は、製品説明書の塗装条件に、「標準所要量(kg/㎡/回)」が、エナメル色・メタリック色・クリヤーのいずれも0.15と書かれています。注は「標準所要量は、個々の条件によって異なります。」「標準所要量は、塗装作業に必要な使用量の数値です。」の2行だけで、原液なのか、硬化剤とシンナーを混ぜたあとの量なのかは書かれていません。この製品説明書は、適用素材が「鉄部、コンクリート、モルタル」の建築用のページに載っていて、特長には「自動車補修用塗料でメタリック、原色が豊富です。」とあります。ルーフの面積は確認できなかったため、メジャーで測った数字を入れます。計算は、面積×0.15kg×塗り回数です。塗り回数と膜厚は資料に書かれていないため、表の2回・3回は当サイトの仮定です。
| ルーフの面積(仮の数字) | 2回塗り | 3回塗り |
|---|---|---|
| 2㎡ | 0.60kg | 0.90kg |
| 3㎡ | 0.90kg | 1.35kg |
産業用の資料には、理論塗布量27g/㎡/10μm(塗装時のロスを含まない)と標準膜厚40〜50μmがあり、掛け合わせると108〜135g/㎡です(当サイトの計算)。3㎡なら約0.32〜0.41kgで、上の0.15kg/㎡/回×回数の計算とは基準が違います(どの量の塗料かは、資料に書かれていません)。0.15kg/㎡/回の基準が「混ぜたあとの量」なら、ベース換算は、1.35kgのうちベースの分(1.35×100÷(100+10+50〜70))で、約0.75〜0.84kg(重量比と仮定)です。「原液(ベースだけ)の量」なら1.35kgです。どちらなのか資料に書かれていないため、多めに見積もるか、小分けで買い足せるかを先に確かめます。
工程1:スプレーガンとコンプレッサーを準備する
スプレーガンW-77は、アネスト岩田の公式ページに14型式が並んでいます。数字は、型式ごとに大きく違います(重力式・吸上式・圧送式の別があり、下の表は重力式6型式と、圧送式のW-77-0を抜粋しています)。
| 型式 | 供給方式 | ノズル口径 | 吹付空気圧力 | 空気使用量 | 所要圧縮機 |
|---|---|---|---|---|---|
| W-77-1G | 重力式 | 1.5mm | 0.34MPa | 180L/min | 0.75〜1.5kW |
| W-77-11G | 重力式 | 1.5mm | 0.34MPa | 290L/min | 1.5〜2.2kW |
| W-77-12G | 重力式 | 1.5mm | 0.34MPa | 370L/min | 2.2〜3.7kW |
| W-77-2G | 重力式 | 2.0mm | 0.34MPa | 250L/min | 1.5〜2.2kW |
| W-77-21G | 重力式 | 2.0mm | 0.34MPa | 340L/min | 1.5〜2.2kW |
| W-77-3G | 重力式 | 2.5mm | 0.34MPa | 325L/min | 1.5〜2.2kW |
| W-77-0 | 圧送式 | 1.2mm | 0.34MPa | 430L/min | 2.2〜3.7kW |
公式の仕様表は、型式ごとの口径を並べているだけで、標準や推奨の口径は書いていません。W-77シリーズには1.2mm・1.5mm・2.0mm・2.5mmの型式があり、重力式だけでも1.5mmが3型式あります。W-77の名前を使った別メーカーの互換品の仕様は、この表の対象外です(口径や空気使用量が同じとは限りません)。
アネスト岩田の総合カタログは、コンプレッサーについてこう書いています。「コンプレッサは、0.75kW(1PS)当り約80L/minの空気量が得られます。お選びになったスプレーガンの空気使用量より、2~3割大きめのコンプレッサをご用意ください。」
プライマー(スプレー2.5回)、プラサフ、PG80のどれもスプレーで塗るので、ガンは工程3より前に準備して試し吹きをします。同じガンで続けて使う場合は、2液塗料を吹いたあとに洗う必要があります(取扱説明書は「特に二液塗料を御使用後は素早く入念に洗浄してください。」と書いています。洗い方は工程7)。洗浄に使うシンナーの種類は、取扱説明書に「シンナー」としか書かれておらず、確認できませんでした。
総合カタログの式で、ガンの空気使用量から必要な出力を計算すると、上の表の所要圧縮機より大きくなる型式があります(当サイトの計算)。W-77-1Gの180L/minは、180÷80×0.75で約1.7kW、2〜3割大きめで約2.0〜2.2kWです。W-77-2Gの250L/minは約2.3kW、2〜3割大きめで約2.8〜3.0kWです。表の所要圧縮機は、それぞれ0.75〜1.5kWと1.5〜2.2kWです。2つの資料の数字の食い違いの理由は、資料に書かれていません。大きいほうの数字を目安にし、コンプレッサーの吐出空気量(L/min)で比べます。
13Lのタンクだけで吹ける時間の計算です(13Lは例で、手持ちの機種のタンク容量に置き換えて、タンク容量(L)×(タンク圧力−0.34)MPa÷0.1MPaで計算できます。当サイトの計算。タンクが0.7MPaまで溜まっていて、ガンが必要とする0.34MPaまで下がる間にタンクから出る空気だけを数え、コンプレッサーが同時に送る分は含めません)。13L×(0.70−0.34)MPa÷0.1MPa=約47Lです。W-77の空気使用量180L/minなら約16秒、430L/minなら約6.5秒です。実際はコンプレッサーの吐出分が加わるので、これより長く吹けます。小型機の吐出空気量は、機種の取扱説明書で確認します。タンクの圧力(仮定の0.7MPa)は、ガンの最高使用圧力0.68MPaより高い数字です。ガン入口の圧力(0.25〜0.39MPa)をどの器具でどう設定するかは、確認した資料に書かれていません。
W-77の取扱説明書は、接続と準備を次のように書いています。
- 「エアードライヤやエアーフィルタを通したきれいな圧縮空気を使用してください。」(汚れていると塗装不良を起こす、とあります)
- 「購入後初めてご使用の場合は、塗料通路内部の防錆油を取り除くため、シンナーを吹いて内部の洗浄を行ってください。」
- 「スプレーガンにはアース線入りホースを使用する等、確実にアースを接続してください。」(アースが不十分だと、静電気のスパークによる火災・爆発の危険がある、とあります)
- 塗料容器に塗料を入れ、塗料の試し吹きを行い、空気量、塗料噴出量、パタン幅を調節します。
調節の目安は、取扱説明書の調節方法に書かれています。吹付空気圧力は「概略0.25~0.39MPa の範囲に設定します。」(仕様表の注で、引金を引き空気を流した時のスプレーガン入口部の圧力)、塗料粘度は「粘度カップ(NK-2)で15~23秒程度が適当です。」、吹付距離は「200~250mm の範囲でできるだけ近づけて塗装してください。」です。PG80を薄めたあとの粘度の数字は、補修用の冊子と製品説明書にありません。産業用のPG80の資料には、希釈粘度12〜16秒(IHSカップ。エアスプレー)とありますが、NK-2との換算は資料になく、比べられません。
パターン(吹き付けの形)の不具合は、取扱説明書に原因と対策の表があります。
| パターン | 原因(原文の趣旨) | 対策(原文) |
|---|---|---|
| 中くびれ | 塗料粘度が低すぎる。塗料噴出量が多すぎる。 | 「塗料原液を追加し、粘度を高目に調節してください。」「塗料調節ツマミを絞り噴出量を少なくしてください。」 |
| 中高 | 塗料粘度が高すぎる。塗料噴出量が少なすぎる。 | 「うすめ液を追加し粘度を低目に調節してください。」「塗料調節ツマミを左に回し噴出量を多くしてください。」 |
| 三日月 | キャップ先端の角穴に塗料などの固形物が詰まり、両側の空気の強さが違う。 | 「角孔の固形物を除去してください。」(付属の掃除用ブラシを使い、金属類は使わない) |
| 息切れ | ニードル弁パッキンセットからのエア吸込みなど。 | 「ニードル弁パッキンセットの締め増しを行ってください。」など |
このパターン不良の表は、塗料一般についての記述です。2液塗料に、塗料原液やうすめ液を足してよいかは書かれていません。配合比(ベース100・硬化剤10)やシンナーの範囲(50〜70)を崩さないか、塗装仕様書29ページの「指定材料以外のものとは混合(多液品の混合・希釈等)しないこと。」と合わせて、確認が必要です。
参考として、関西ペイントのレタンPGハイブリッドエコ塗装仕様書の補足(「★スプレーガン条件(KIWAMI-1-13KP6の場合)」)には、ブロック塗装のカラーベース(Lバインダー)で(表の見出しは「カラーベース」「パールベース」で、ソリッドとは書かれていません)、吐出量(開き回転数)が2.5〜3、手元のエア圧力が0.2〜0.25MPa、ガン距離が15〜25cm、パターン幅・エア量は全開、と表で書かれています。これはハイブリッドエコ用の条件で、KIWAMI-1-13KP6はW-77とは別のガンです。0.2〜0.25MPaは手元の圧力、W-77の0.34MPaはアネスト岩田の仕様表の吹付空気圧力で、別の機種の別の条件です。PG80のガン条件は、確認した資料にありませんでした。
工程2:旧塗膜とサビを処理する
古い塗装がチョーキング(粉をふく)やワレ、フクレを起こしているルーフでは、冊子82ページ(エコフィラー2のページ)の注意が参考になります。「旧塗膜にチョーキング、ワレ、フクレなどが発生している場合は、研ぎ落としてから塗装してください。」
サビの除去は、パテの注(冊子94〜104ページ)に、「サビ・油の除去。」「フェザーエッジを出す。」とあります。サビを落とす番手や工具、フェザーエッジ(古い塗装と削った面の段差をなだらかにすること)の広さは、確認した資料に書かれていません。
ノンクロムプライマーの「適合旧塗膜」は、ウレタン塗膜・焼付塗膜・電着塗膜と書かれています(冊子107ページ)。ルーフの古い塗装がどの種類かを見分ける方法は、確認した資料にありません。パテの注には、「ラッカー系の旧塗膜には付けないこと。」とあります。
工程3:鉄板が出たところはプライマー、凹みにはパテ
サビを削って鉄板が出た部分については、冊子92ページ(プラサフの性能の表。列名は「HBエコフィラー2」など)の注に、こう書かれています。「アルミ合金・鋼板・防錆鋼板上に塗装の際は、防錆力・付着性向上の為メタラクトH-5、ノンクロムプライマー、またはEVワイピングプライマーを塗装してください。」つまり、鉄板が出たところにプラサフを直接吹く手順は、この注と合いません。パテについては、ECOパテ3のページ(冊子94〜96ページ)の注に、「露出した素地にパテを塗布する場合は、ノンクロムプライマーまたはEVワイピングプライマーを塗布してください。」とあります。NEOX・LUC・SUのパテのページ(冊子97〜104ページ)には、同じ注はありません。
ノンクロムプライマーの仕様は、冊子107ページにあります。ベース100に対して、硬化剤50、シンナー(レタンPGエコシンナー)0〜20です。塗装回数はスプレーで2.5回、膜厚は20〜35μm、乾燥条件は5分/20℃(強制乾燥なら10分/60℃)です。注意は、「厚塗りにならないように注意する。」「指触乾燥以上の乾燥をさせる。」「プラサフは2液ウレタンプラサフを塗装する。」などです。適合旧塗膜の下には、「※素材、旧塗膜の状態により付着性が劣る場合がありますので、事前にご確認ください。」とあります。プライマーの可使時間の数字は、確認した資料にありません。
| プライマーの上に重ねるもの | 乾燥の数字 |
|---|---|
| プラサフ(常温で乾燥する場合。冊子4ページ・107ページ) | 60℃で30分以上、または20℃で3時間以上(溶剤系上塗りの場合のみ) |
| パテ(冊子107ページ) | 「10分×60℃以上の乾燥をさせる。」(常温の数字は書かれていません) |
| フェザーエッジなどパテの薄い部分(冊子107ページ) | 20分×60℃以上(常温の数字は書かれていません) |
| プラサフの研磨でプライマーを研ぎ出してしまった場合(冊子107ページ) | 20分×60℃以上(常温の数字は書かれていません) |
表の60℃は、強制乾燥の設備の数字です。冷えた作業場で、家庭用のヒーター・ヒートガン・ドライヤー・投光器などで代用してよいかは、資料にありません。資料は、強制乾燥について「ジェットヒーターなどの直下加熱方式は、引火の危険が非常に大きいため、使わないでください。」と書いています。別に、製品取扱上の注意として「裸火又は高温の白熱体に噴霧しないこと。」ともあります(安全の節)。
パテを使う場合の数字は、冊子94〜104ページにあります。製品ごとに違い、代表的なものは次のとおりです(硬化剤は、ベース100に対して1〜3、標準2%。ECOパテ3は2〜3、NEOXカーボンファイバーパテ60は1.5〜3)。NEOX・LUC・SUのパテは速乾形・遅乾形もあり、表は標準形の数字です(速乾形・遅乾形の数字は、確認した資料にありません)。
| パテ | 膜厚(資料の表記) | 可使時間(20℃) | 研磨可能時間(20℃) |
|---|---|---|---|
| NEOX 中間パテ120 | 10mm以内 | 5分以内 | 20分以上 |
| NEOX ポリパテ180 | 2mm以内 | 5分以内 | 20分以上 |
| NEOX 鈑金パテ80 | 20mm以内 | 5分以内 | 20分以上 |
| LUC鈑金パテ | 20mm以内 | 6分以内 | 20分以上 |
| SUパテ | 5mm以内 | 7分以内 | 20分以上 |
| ECOパテ3 鈑金 | 20mm以内 | 6分以内 | 50分以上 |
- 「凹部には2 〜3回に分けて付ける。」「多湿時は鉄板部を温めて付ける。」
- 「硬化剤を入れすぎると、不具合が生じます。」「硬化剤を計量する際は、よくもみほぐしてから使用してください。」
- 「硬化剤は、直射日光が当たる場所に放置しないこと。(保管は冷暗所を推奨)」「硬化剤の保管温度は必ず守ってください。(自然発火の危険性)」
膜厚の列は、資料では「膜厚」とだけ書かれていて、「1回の」とは書かれていません。注に「凹部には2 〜3回に分けて付ける。」とあるため、2〜3回に分けて付けた合計の上限、と読むのが自然です(LUC鈑金パテのページには「最大20mmまでの厚盛りが可能」とあります)。表は代表的な製品で、ほかにECOパテ3の中間・ポリ、NEOXカーボンファイバーパテ60(硬化剤1.5〜3、可使時間3.5分以内)、LUCの中間パテ・ポリパテ(可使時間5〜10分以内)があります。可使時間が数分と短いので、パテは一度に混ぜる量を少なくする必要があります。1回の量の目安と、硬化剤の保管温度の数字は、資料に書かれていません(缶やSDSで確認します)。
工程4:プラサフを塗って研ぐ
プラサフの種類は、冊子12ページが「2液ウレタン系プラサフ」を推奨しています。プラサフの色は、エコフィラー2が「ホワイトベース色(明度:N-9.0)」「ベース色(明度:N-6.5)」「ダークグレーベース色(明度:N-4.0)」の3種類で、「上塗の明度に対応したベースの使用により塗装回数削減が可能」と書かれています。
エコフィラー2(プラサフ仕様)の数字は、冊子81ページにあります。ベース100、硬化剤20、シンナー10〜20、膜厚50〜70μm、可使時間30分以内(20℃)、指触乾燥5分、研磨可能1時間、上塗可能は1時間(20℃)または20分(60℃)です。
シンナーの名前に注意が要ります。PG80の上塗り用は「レタンPGシンナー」(冊子18ページ)で、プラサフ(エコフィラー2、冊子81ページ)とノンクロムプライマー(冊子107ページ)の資料の語は「レタンPGエコ シンナー」です(エコフィラー2は、HSシンナーやレタンPGハイブリッド シンナーも使用可と書かれています)。使う製品のページで確認します。
プラサフの数字は、製品ごとに違います。プラスチック仕様の一覧(冊子4ページ)でも、EV EQプラサフは硬化剤の比が15、COODEフィラー2とCOODE W/Wプライマー2は使う硬化剤で10または20と、製品や硬化剤で違います。COODE W/Wプライマー2は、製品名にプライマーとありますが、冊子ではプラサフの区分に載っている2液の製品で、冊子80ページの樹脂パーツ通常仕様の表で、ポットライフが10℃・20℃・30℃の順に120分・60分・30分です。必ず、使う製品のページで確認します。
配合の計算の例です(当サイトの計算。重量比と仮定していて、容量比なら変わります)。
| 塗料 | ベース | 硬化剤 | シンナー(幅) | 根拠 |
|---|---|---|---|---|
| エコフィラー2(プラサフ仕様) | 300g | 60g(100:20) | 30〜60g(10〜20%) | 冊子81ページ |
| ノンクロムプライマー | 200g | 100g(100:50) | 0〜40g(0〜20%) | 冊子107ページ |
プラサフ側(冊子82ページ)の注意は、「反応性が高いため、硬化剤を配合し良く攪拌した後、すぐに塗装してください。」「高温多湿時に厚塗りすると発泡することがありますので、一度に厚塗りするのは避けてください。」です。
研磨の番手は、冊子12ページが「プラサフの研磨の最終ペーパー番手は、淡彩系塗色はP600以上、濃彩系塗色はP800以上のものを使用してください。」と書いています。ハイブリッドエコ塗装仕様書のソリッド塗色の工程でも、「プラサフ部:P600~P800のペーパー」と書かれています。研磨後の脱脂は、冊子82ページが「研磨後の脱脂はエコクリーナーまたはシリコンオフを使用してください。ラッカーシンナー、ウレタンシンナーでは、乾燥条件により溶解する事があります。」と書いています。
工程5:足付けと脱脂
足付けの番手は、レタンPGハイブリッドエコ塗装仕様書の2コートソリッド塗色(ブロック)の工程で、旧塗膜の足付けが「SUウオッシュコンパウンド/スコッチブライトP1000~1500相当」と書かれています(同じ工程は1液仕様と2液仕様の両方にあり、文は同じです。2コートメタリック・パールの1液仕様の工程では、旧塗膜の足付けが「P600~P800以上のペーパーまたはSUウォッシュコンパウンド/スコッチブライトP600~P1500」で、2液仕様では「SUウオッシュコンパウンド/スコッチブライトP1000~1500相当」です。PG80は2液なので2液仕様を見ます。この仕様書はハイブリッドエコ用で、PG80単独の足付け番手は確認できていません)。同じ工程には、「塗装部全体の足付け」と書かれています。
脱脂は、冊子72ページが使い方をこう書いています。「シリコンオフを被塗物に塗布し、シリコンオフの上に浮き上がったワックス成分や汚れを乾いたウエスで拭き取ることによって脱脂効果を発揮します。」続けて、「溶解力が強すぎるもので脱脂を行うと塗膜を侵しやすくなります。」とあり、速乾形のシリコンオフは大面積の脱脂には向かない、と書かれています。ハイブリッドエコ塗装仕様書の同じ工程には、「エコクリーナー・・・汚れの除去」「タッククロス・・・ゴミの拭き取り」「エアブローでよく乾燥させること」とあります。
工程6:PG80を混ぜて塗る
製品説明書(建築用のページに載っているレタンPG80)には、「ベース / 硬化剤 = 10 / 1」と書かれています。自動車補修用の冊子(ミニハンドブック第14版)の塗装仕様概要(冊子20ページ)は、ソリッドカラー仕様を、ベース100・硬化剤10・レタンPGシンナー50〜70と示しています。産業用の資料の注意書きには、「開缶後は均一に攪拌してからご使用下さい。」とあります。
| 塗装の種類 | ベース | 硬化剤 | レタンPGシンナー | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| ソリッドカラー(白など) | 100 | 10 | 50〜70 | ミニハンドブック20ページ。製品説明書の「エナメル色」も50〜70% |
| 2コートメタリック・パール(カラーベース) | 100 | 10 | 100〜120 | ミニハンドブック20ページ。製品説明書の「メタリック色」も100〜120% |
これらの数字が重量比か容量比かは、色ベースの表には書かれていません。製品説明書の荷姿は、ベース16kgと硬化剤1.6kgのセットで、10:1がkgで組まれていますが、重量比とは明記されていません(同じ冊子のクリヤー仕様の別の表は、「※【 】内の数値はベースに対しての混合比率(重量比)」と書いています)。クリヤーは、冊子20ページの表がクリヤーの種類ごとに違い(シンナーは0〜10から35〜40まで)、製品説明書の希釈率は5〜20%です。混ぜ方の順序や、混ぜてから何分置くか、という記載は、確認した資料にありませんでした。
計算の例です(当サイトの計算。ベース400gを一度に混ぜる場合。重量比と仮定していて、容量比なら変わります)。
| 塗料 | ベース | 硬化剤 | シンナー(幅) | 根拠 |
|---|---|---|---|---|
| PG80 ソリッド | 400g | 40g | 200〜280g(50〜70%) | ミニハンドブック20ページ |
| PG80 メタリック・パールのカラーベース | 400g | 40g | 400〜480g(100〜120%) | 同上 |
この製品説明書の荷姿は、ベース16kg・硬化剤1.6kgとkg表記で、塗料比重は1.16(白)と書かれています。目盛り付きのカップで容量を量るときは、比重の分だけ数字が変わるので、重量比か容量比かを確かめてから混ぜます。
製品説明書の注意事項には、次の3つが書かれています(ほかに、SDSを参照するよう書かれています)。「硬化剤は湿気を吸いやすいため、密封して湿気の少ないところに保管して下さい。」「シンナーは専用シンナーを用いて下さい。」「一度に厚く塗ると発泡することがあります。」
塗り方は、ハイブリッドエコ塗装仕様書の2コートソリッド塗色(ブロック)の工程に、「①捨て塗り」は「薄く均一に塗装する。」、「②色決め~仕上げ塗り」は「ツヤがでるように、隠蔽するまで均一に塗装する。」「塗り重ねは指触乾燥を待ってから行う。」とあります。ガンの動かし方は、図1で「パターン巾の1/3ずつ移動させる(2/3重ね)」です。これはハイブリッドエコ用の工程で、PG80のソリッド(1コート)の仕様は冊子20ページに、ベース・硬化剤・シンナーだけが書かれています。
硬化剤は、冊子18ページに、標準、速乾形(レタンPG80 硬化剤速乾形)、ハイレベル硬化剤(381-008)の3種類があります。ハイレベル硬化剤を組み合わせる調合は、冊子22ページに「ベース 100:20 硬化剤」とあり、標準の10:1とは比が違います(ハイレベル硬化剤はクリヤーには使えません)。硬化剤の種類を取り違えると、配合の比も乾燥時間も変わるので、商品名の硬化剤の種類を確かめます。
同じレタンPG80でも、資料によって数字が違います。産業用の資料(資料No.42-002)には、エアスプレーの希釈率40〜60%、希釈粘度12〜16秒(IHSカップ)、標準膜厚40〜50μm、20℃の指触乾燥20分、塗装間隔は最短3時間・最長7日(20℃)、使用期限8時間とあります(用途は電気機器・鉄道車両・建設機械などです。希釈シンナーは「カンペ工業用ウレタンシンナー」で、補修用の冊子と製品説明書の「レタンPGシンナー」とは資料上の名称が別で、同じ製品かどうかは資料から分かりません)。この記事は、自動車補修用の冊子(希釈率50〜70%)と、建築用のページに載っている製品説明書(塗装間隔は最短20分・最長7日、23℃)の数字を使っています。どの数字がルーフの塗装に最も合うかは、資料から判断できません。2回目を吹くまでの待ちは、次の3通りの数字があります。ハイブリッドエコ塗装仕様書は「塗り重ねは指触乾燥を待ってから行う。」(PG80の乾燥表の指触乾燥は20℃で5分)、建築用ページの製品説明書は標準塗装間隔の最短20分(23℃)、産業用の資料は最短3時間(20℃)です。迷う場合は、購入先かメーカーに確認します。
PG80の塗装間隔は、製品説明書の標準塗装間隔(23℃)で、最短が20分、最長が7日です。使用時限(混合後に使える時間)は8時間です(これらは、適用素材が鉄部・コンクリート・モルタルの建築用のページに載っている製品説明書の数字です)。クリヤーを重ねるかどうかは、冊子20ページに、「ソリッド色の色ぎめの後、クリヤーで仕上げ塗りをすると、ツヤ、肉持ち感などの仕上がりは更に向上します。但し色が変化する場合があるので、色合わせの時に確認してください。」「赤系濃色の場合はクリヤー仕上げをしてください。」とあります。
工程7:乾かす・片付ける
冊子のPG80のカラーベースの乾燥表(冊子19ページ、参考値)は、温度ごとに次の数字です(括弧内は、硬化剤速乾形を使った場合)。原本の表は画像のため、数字は転記したものです。
| 項目 | 10℃ | 20℃ | 30℃ |
|---|---|---|---|
| 指触乾燥 | 10分(8分) | 5分(4分) | 3分(2分) |
| テープ貼り可能 | 24時間(20時間) | 16時間(12時間) | 6時間(5時間) |
| コンパウンド磨き可能 | 6時間(5時間) | 3時間 | 2時間 |
| 屋外放置可能 | 20時間 | 12時間 | 8時間 |
| ガソリンOK | 36時間 | 24時間 | 20時間 |
| 完全硬化 | 72時間 | 48時間 | 40時間 |
📊 温度ごとの乾燥時間(PG80カラーベース、参考値)
関西ペイント ミニハンドブック第14版 冊子19ページの表を、標準の硬化剤の数字で並べたものです(原本の表は画像のため、転記した数字)。
完全硬化まで(時間)
屋外放置可能になるまで(時間)
📌 確認できなかった点
マスキングテープを剥がす時期や、乾燥中のホコリ・虫・雨の対策は、確認した資料に書かれていません。塗り終えたあとの夜露(結露)を扱った記述も、関西ペイントの資料にありません。白化については、「ノンブラ」という添加剤の説明(冊子65ページ)に「白化防止や高温時の肌荒れ防止に」とあり、プラサフの注(冊子82ページ)には高温多湿時の発泡の注意があります。
ガンの後片付けは、取扱説明書が次のように書いています。
- 「洗浄、分解、保守作業をする前及び作業中断時には必ず塗料と空気の圧力を逃がしてください。」(圧力を逃がす方法は、ガンへの圧縮空気、塗料、シンナー等の供給を停止し、引金を軽く引くことです)
- 残った塗料を他の容器に移した後、塗料通路及び空気キャップセットの洗浄を行います。塗料通路の洗浄は少量のシンナーを吹き付けて行います。
- 「特に二液塗料を御使用後は素早く入念に洗浄してください。」
- 「スプレーガン全体をシンナー等の液中に浸さないでください。」(長時間浸すと部品の損傷の原因になる、とあります)
余った混合済みの塗料の処分について、具体的な方法は書かれていません。塗装仕様書29ページに、「本品の付いた布類や本品のかす等は水に浸して処分すること。」「関連法規を厳守の上、産業廃棄物として処分すること。」「排水路、河川、下水、及び、土壌等の環境を汚染する場所へ廃棄しないこと。」とあります。
参考:AIの回答と公式資料の突き合わせ
ある汎用AIチャットで、軽バンのルーフ塗装の手順・量・配合を1回相談した回答(2026年11月)にあった数字と、公式資料を並べた表です。AIの回答の原文は、この記事には載せていません。
| 項目 | AIの回答にあった数字・説明 | 公式資料 | 判定 |
|---|---|---|---|
| PG80 白のシンナー | 80〜100%(原液400gにシンナー320〜400g) | ソリッド50〜70%(冊子20ページ・製品説明書) | 範囲より多い |
| プラサフのシンナー | 20〜30%(プラサフの製品名は不明) | 10〜20%(エコフィラー2のプラサフ仕様。冊子81ページ) | エコフィラー2なら上限を超える。製品が違えば範囲も違う |
| プラサフの可使時間 | 白と同じように、使う分だけを直前に混ぜる | 30分以内(20℃)。PG80の使用時限は8時間(23℃) | 考え方は合う。エコフィラー2は短い部類(同じ冊子には、可使時間が1時間以内・3時間以内のプラサフもある) |
| 鉄板が出た部分 | プラサフを直接吹く手順 | プライマーを塗る旨の注(冊子92ページ) | 工程が抜けている |
| サビ落としの番手 | #80〜#120で落とし、#180〜#240でなじませる | パテの注に「サビ・油の除去。」「フェザーエッジを出す。」とだけあり、番手の記載は確認できない | 判定できない |
| 足付けの番手(旧塗膜) | #400〜#600(手順により#600〜#800) | SUウオッシュコンパウンド/スコッチブライトP1000〜1500相当(ソリッド塗色。ハイブリッドエコ塗装仕様書)。プラサフ部はP600〜P800 | 旧塗膜は番手の基準が違う可能性がある(資料はスコッチブライト相当の表記)。プラサフ部のP600〜P800とは重なる |
| プラサフ研磨の番手 | #800 | P600以上(淡彩系)、P800以上(濃彩系) | 範囲内 |
| 脱脂 | 洗浄用ラッカーシンナーは、鉄板部分の脱脂に代用できる | プラサフを研磨したあとの脱脂は、エコクリーナーまたはシリコンオフ。ラッカーシンナー・ウレタンシンナーは溶解することがある(冊子82ページ)。鉄板の素地の脱脂手順の指示は確認できない(冊子72ページに、静電気除去効果の無いシリコンオフは鋼板部の脱脂専用、との記述はある) | プラサフ研磨後は、資料が溶解のおそれを書いている。素地は手順の指示なし |
| クリヤーの要否 | ソリッドはクリヤー不要 | ソリッドカラー仕様はベース・硬化剤・シンナーのみ。クリヤー仕上げでツヤ・肉持ち感は向上するが色が変化する場合あり。赤系濃色はクリヤー仕上げをするよう注記あり(冊子20ページ) | 合う(1コート仕様は資料にある) |
| 冬のシンナー | 11月は速乾(冬用) | 気温で選ぶ。速乾形3〜10℃、標準形7〜17℃(全塗装) | 気温による |
| 夜露 | 塗り終えたあとの夜露で塗装が曇る | 確認した関西ペイントの資料に、結露・夜露の記述なし | 資料では確認できない |
| 1日で完成 | 午前8時から午後4時までの一日の工程 | プライマー3時間・プラサフ研磨1時間など(20℃) | 待ち時間の合算が書かれていない |
| W-77のノズル口径 | 2.0〜2.5mmが標準 | 1.2・1.5・2.0・2.5mmの型式がある(標準の記載はない) | 標準の記載は確認できない |
| ルーフの塗料量 | 原液1.0〜1.2kg(約3㎡・3回塗り) | 0.15kg/㎡/回(3㎡・3回で1.35kg)。基準の量は資料に書かれていない | 混ぜたあとの量と読めばAIの数字を下回り、原液(ベースだけ)と読めば上回るため、判定できない |
今回、確認できなかったこと
- PG80本体のSDS(安全データシート)の内容。安全の記述は、ハイブリッドエコ塗装仕様書の記述です。
- PG80単独の、ガン条件(口径・圧力・吐出量)と、足付けの番手。確認できたのは、ハイブリッドエコ塗装仕様書(KIWAMI-1-13KP6の場合)の数字です。
- PG80の色ベースの調合が、重量比か容量比か。混ぜる順序と、混ぜてから置く時間。
- 産業用の資料のシンナー(カンペ工業用ウレタンシンナー)と、レタンPGシンナーの違い。産業用・建築用・自動車補修用の資料で数字が違うPG80の、希釈率・塗装間隔・乾燥のうち、ルーフの塗装にどれが最も合うか。
- 11月の気温(10℃前後)での、ノンクロムプライマー・プラサフ・パテの乾燥時間。
- サビを落とす番手と工具、フェザーエッジの広さ、ルーフの古い塗装の種類の見分け方。
- マスキングの資材と方法、テープを剥がす時期、塗料のこし網の要否、乾燥中の養生。
- ルーフ(エブリイ)の面積。ガソリン車のDA64V・DA17Vの、整備資料での車体色の名称。自分の車の色記号の確認方法。
- 塗り回数と膜厚(表の2回・3回は当サイトの仮定です)。PG80を塗れる気温の下限と湿度の上限。パテ硬化剤の保管温度の数字。
- 防毒マスクの吸収缶の種類、ミストを防ぐフィルター、面体の密着の確認、研磨・パテ作業(粉じん)の保護具。ルーフ上面を塗るときの足場・脚立。
- PG80のSDSの入手と内容(製品説明書は参照するよう書き、産業用の資料は請求するよう書いています)。
- W-77の名前で売られている互換ガンの、実際の口径と空気使用量。小型コンプレッサーの機種ごとの吐出空気量(機種の取扱説明書で確認する数字)。
- 個人が自宅で塗装する場合の、有機溶剤中毒予防規則や自治体の条例のあてはまり方。
出典(確認日: 2026年11月7日)
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アイキャッチ画像: “Suzuki Every DA17V PA AGS White 01.jpg” by Ethan Llamas (Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0。縮小のみ。この記事で取り上げた塗料・工具とは関係のない、エブリイの写真です)

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