アウディの車検 法定費用・流れ・確認ポイント

アウディの車検を考えるとき、まず知っておきたいのは、費用のうち法定費用(検査手数料・自動車重量税・自賠責保険料)は、国や保険の料率で決まるもので、整備費用とは分けて考えるということです。この記事では、国土交通省、損害保険料率算出機構、アウディ ジャパン公式サイトで確認できた内容だけを整理します(確認日: 2026年9月25日)。整備費用は、依頼先・車の状態で異なり、公式に確認できる相場がないため、金額を載せていません。

📋 この記事の要点

✔ 自家用乗用車の車検証の有効期間は、初回が3年、その後は2年(道路運送車両法第61条)。継続検査は、有効期間の切れる2か月前から受けられる(国土交通省)。アウディ公式サイトも、2025年4月から車検満了日の2か月前から入庫可能と案内

✔ 検査手数料は、指定整備工場の保安基準適合証を使う継続検査(窓口申請)で2,100円、検査場に持ち込む場合は普通自動車2,600円、小型自動車2,500円(2026年4月1日現在の国土交通省の一覧)

✔ 自動車重量税は、車両重量・経過年数・エコカー減税などで変わる。2026年5月1日からの税額表では、2年の自家用乗用車で、1.5t超〜2.0t以下が、当分の間税率32,800円、本則税率20,000円

✔ 自賠責保険料(自家用乗用自動車・24か月・離島以外)は、2026年10月31日以前に保険期間が始まる契約が17,650円、11月1日以降が18,560円(損害保険料率算出機構)

✔ 輸入車は、令和7年(2025年)10月1日から車検にOBD検査(電子装置の検査)が加わった。対象は、令和4年10月1日以降のフルモデルチェンジ車(国土交通省)

1. 車検の基本:有効期間・受けられる時期・アウディの車検の内容

車検(継続検査)は、安全確保や公害防止の面から定められた国の保安基準に、その時点で適合しているかを検査するものです。アウディ ジャパンの公式サイトも、検査に合格したからといって、次回の検査までの安全が保証されているものではないと説明しています。

📊 車検の基本と、アウディの案内

項目 内容 根拠
車検証の有効期間 自家用乗用自動車は、新規に交付する車検証が3年。継続検査後は2年 道路運送車両法 第61条(e-Gov法令検索)
継続検査を受けられる時期 有効期間の切れる2か月前から 国土交通省。アウディ公式サイトも、2025年4月から車検満了日の2か月前から車検入庫が可能と案内
定期点検 自家用乗用車は、1年ごと(12か月点検)。2年ごと(24か月点検)の点検には、1年ごとの点検に加えて実施する項目がある 道路運送車両法 第48条、自動車点検基準 別表第6
アウディの車検・点検 車検(継続検査)、法定2年点検、アウディ指定点検、純正部品での定期・消耗部品の交換、認定資格を持つテクニシャンと専用テスターによる点検・整備 アウディ ジャパン公式サイト

📌 補足

アウディの公式サイトによると、アウディ指定点検は、納車から3年未満のオーナーには無料で実施できると案内されています。対象の条件や範囲は、正規ディーラーで確認してください。

2. 法定費用の内訳:検査手数料・自動車重量税・自賠責保険料

車検で必要な費用のうち、国や保険の制度で決まる法定費用は、国土交通省・損害保険料率算出機構の公表資料で確認できます。まず、3つの費用のうち、検査手数料と自賠責保険料を整理します。

📊 検査手数料(令和8年4月1日現在、国土交通省「登録・検査手数料一覧表」)

申請の種類(継続検査・窓口申請) 普通自動車 小型自動車(二輪を除く) 内訳(国+機構)
指定整備工場の「保安基準適合証」を提出 2,100円 2,100円 国1,700円+機構400円
検査場に車を持ち込む(持込検査) 2,600円 2,500円 普通:国600円+機構2,000円 / 小型:国600円+機構1,900円
OSS申請で「保安基準適合証」を提出 1,850円 1,850円 国1,450円+機構400円

※表は横にスクロールできます

📊 自賠責保険料(損害保険料率算出機構の基準料率表)

保険期間の始期 自賠責保険の基準料率(自家用乗用自動車・24か月契約・離島以外の地域(沖縄県を除く))
2023年4月1日〜2026年10月31日 17,650円
2026年11月1日以降 18,560円

💡 ポイント

自賠責保険料の料率は、保険期間の始期が2026年11月1日以降かどうかで変わります。車検の日程が10月末と11月初めをまたぐ場合は、依頼先に、どちらの料率が適用されるか確認しておくと安心です。自賠責保険は、更新する車検証の有効期間を満足する証明書が必要です(国土交通省)。

3. 自動車重量税:車両重量と経過年数で決まる

自動車重量税は、車検証に記載された車両重量を0.5t単位で区切った区分と、経過年数、環境性能で決まります。国土交通省の2026年5月1日からの税額表で、自家用乗用車の継続検査(2年)の税額を整理しました。アウディの各車種の車両重量は、車検証で確認してください。

📊 自動車重量税(2026年5月1日からの税額表、自家用乗用車・継続検査2年)

車両重量の区分 本則税率(エコカー減税対象車と同程度の環境性能) 当分の間税率(13年未満) 13年経過 18年経過
0.5t以下 5,000円 8,200円 11,400円 12,600円
0.5t超〜1.0t以下 10,000円 16,400円 22,800円 25,200円
1.0t超〜1.5t以下 15,000円 24,600円 34,200円 37,800円
1.5t超〜2.0t以下 20,000円 32,800円 45,600円 50,400円
2.0t超〜2.5t以下 25,000円 41,000円 57,000円 63,000円
2.5t超〜3.0t以下 30,000円 49,200円 68,400円 75,600円

※表は横にスクロールできます

2026年5月1日から2028年4月30日までに乗用車(ガソリン車・LPG車・クリーンディーゼル車、ハイブリッド車を含む)の継続検査などを行う場合の税率の考え方は、国土交通省のフローチャートで示されています。令和2年度燃費基準を達成している(平成30年排出ガス規制50%低減以上)車のうち、2026年5月1日〜2028年4月30日の間に新車新規登録をし、令和12年度燃費基準125%を達成していて初回の継続検査である車は免税、令和12年度燃費基準80%以上は本則税率、80%未満は当分の間税率です。達成していない車は、当分の間税率(13年未満)、13年経過、18年経過の区分になります。

⚠️ 自分の車の税額は、照会サービスで確認してください

環境性能の該当は、車ごとに異なります。正確な税額は、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」や、依頼先の見積もりで確認してください。

4. 必要書類・OBD検査・当日までの流れ

📊 検査場で継続検査(車検)を受ける場合の必要書類(国土交通省)

必要書類 内容 備考(国土交通省)
申請書 OCR申請書専用3号様式 国土交通省のサイトで作成できる
自動車検査証(車検証) 現在の車検証
自動車検査票 運輸支局等の窓口で配布 指定整備工場(民間車検場)の場合は「保安基準適合証」
自動車損害賠償責任保険(共済)証明書 更新する車検証の有効期間を満足する証明書
手数料納付書・自動車重量税納付書 検査登録印紙・重量税印紙を貼付(キャッシュレスの場合はその旨を記載)
納税証明書 原則不要 納付の情報が反映されていないなど、確認できない場合は、証明書の提示が必要

📌 補足

指定整備工場(民間車検場)や、正規ディーラーに依頼する場合は、必要書類を依頼先に確認してください。依頼先が必要とする場合があるため、案内に従ってください。

📊 OBD検査(国土交通省「OBD検査とは?(ユーザー向け)」)

項目 国土交通省の案内
OBD検査とは 車の自己診断機能(車載式故障診断装置)を使い、電子制御装置の故障の有無を調べる検査。検査用スキャンツールを、運転席下部などのデータリンクコネクタに接続する
開始時期 令和6年10月1日(輸入車は令和7年10月1日)から、車検に追加された
対象となる車 令和3年10月1日(輸入車は令和4年10月1日)以降のフルモデルチェンジ車。車検証に「OBD検査対象」と記載される。型式指定の日から2年かつ初回登録から10か月が経過するまでは、対象外
車検前の準備 データリンクコネクタに接続した機器(ドライブレコーダー等)を、あらかじめ外す
不合格の場合 修理をしなければ、車検に通らない。地方運輸局長などの認証を受けた整備工場で修理する

🧭 アウディの車検の流れ(アウディ ジャパン公式サイトを元に整理)

1

車検証で有効期間の満了日を確認する

満了日の2か月前から受けられます。アウディの公式サイトも、2か月前から入庫可能と案内しています。

2

アウディ正規ディーラーに、予約を入れる

公式サイトのサービス入庫予約から申し込みます。点検時に、車検証を用意します。

3

来店して、要望や気になる点を伝える

作業の内容と日数を、相談します。

4

事前の見積もりを、法定費用と整備費用に分けて確認する

アウディの公式サイトによると、入庫の有無にかかわらず、事前に見積もりが提示されます。

5

継続整備・完成検査を受ける

追加の整備が必要な場合は、事前に相談のうえで実施されます。

6

検査結果の説明を受ける

点検整備記録簿と交換部品をもとに、作業内容と料金の説明が行われます。今後の部品交換の時期についても、助言があります。

📝 車検前に、自分でできる確認(日常点検の項目)

☑️ ブレーキ:ペダルの踏みしろとききの具合、ブレーキ液の量、駐車ブレーキの引きしろ

☑️ タイヤ:空気圧、亀裂・損傷、異状な摩耗、溝の深さ

☑️ バッテリー:液量(点検できるタイプの場合)

☑️ 原動機:冷却水の量、エンジンオイルの量、かかり具合と異音

☑️ 灯火装置・方向指示器:点灯・点滅の具合、汚れ・損傷

☑️ ウインド・ウォッシャの液量とワイパーの払拭状態

☑️ ドライブレコーダー等の機器を、データリンクコネクタから外す準備(OBD検査対象車の場合)

5. よくある質問

Q. アウディの車検は、いくらかかりますか?

A. 法定費用(検査手数料・自動車重量税・自賠責保険料)は、この記事の表のとおり、車両重量・経過年数・保険期間などで決まります。たとえば、1.5t超〜2.0t以下・13年未満・当分の間税率の場合、2026年10月末までに自賠責の始期がある24か月契約で52,550円が目安です。整備費用は、依頼先・車の状態で異なり、公式に確認できる相場がないため、見積もりで内訳を確認してください。

Q. 車検は、いつから受けられますか?

A. 国土交通省によると、継続検査(車検)は、有効期間の切れる2か月前から受けられます。アウディの公式サイトも、2025年4月から、車検満了日の2か月前から車検入庫が可能と案内しています。

Q. 正規ディーラーの車検と、一般の整備工場の車検の違いは?

A. アウディの公式サイトによると、正規ディーラーの車検では、国が定めた検査に加えて、アウディ指定点検、純正部品による部品交換、認定資格を持つテクニシャンと専用テスターによる点検・整備が行われます。一般の整備工場の内容や費用は、依頼先ごとに異なるため、見積もりで比較してください。

Q. OBD検査は、どのアウディも対象ですか?

A. 対象は、令和4年10月1日(輸入車)以降のフルモデルチェンジ車で、車検証に「OBD検査対象」と記載されます。自分の車が対象かは、車検証で確認してください。

Q. 車検の見積もりが高いと感じたら、どうすればよいですか?

A. 見積もりを、法定費用と整備費用に分けて、内訳の説明を受けましょう。必要な整備と、任意の整備を区別し、不明な点は質問します。複数の依頼先で見積もりを取ることも、一つの方法です。

まとめ

アウディの車検は、法定費用(検査手数料・自動車重量税・自賠責保険料)と、整備費用に分けて考えると、見積もりを読みやすくなります。法定費用は、国土交通省・損害保険料率算出機構の公表資料で確認でき、自賠責保険料(24か月)は、2026年11月1日以降に始期がある契約から18,560円に改定されます。輸入車は2025年10月1日から、OBD検査が加わりました。整備費用は、正規ディーラーに、内訳つきの見積もりを出してもらって確認しましょう。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。制度・料金・基準・製品仕様は変更されることがあるため、最新の内容は、公的機関・メーカー・各公式サイトでご確認ください(2026年10月時点)。

アイキャッチ画像: 2023 Audi A4 B9 Avant Allroad by Acgskup, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons

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