任意保険の等級制度とは?仕組みと事故時の等級ダウンを解説

任意保険(自動車保険)の保険料は、「等級」と呼ばれる仕組みによって割引・割増が決まります。等級制度の基本と、事故の種類による等級への影響を、表で整理しました。

📋 この記事の要点

✔ 等級制度(ノンフリート等級制度)は、1〜20等級の20段階

✔ 数字が大きいほど割引率が高く、無事故が1年続くと翌年は1等級上がる

✔ 保険金を受ける事故は、原則1事故につき3等級ダウンし、翌年から3年間は「事故あり係数」が適用される

✔ 盗難・台風など防ぎにくい事故は「1等級ダウン事故」、人身傷害保険のみの利用などは「ノーカウント事故」

✔ 新規契約は6等級スタート。条件を満たす2台目は7等級から始められる場合がある

1. 等級制度(ノンフリート等級制度)とは

任意保険の等級制度は、事故歴に応じて保険料の割引・割増を決める仕組みで、1〜20等級の20段階に区分されています。等級の数字が大きいほど割引率が高く、無事故の状態が1年間続くと、翌年は1等級上がります。最高等級の20等級では、無事故の場合の割引率がおよそ63%にもなります。

2. 事故の種類と、等級への影響

📊 事故の種類と等級への影響

事故の種類 等級への影響 主な例
3等級ダウン事故 1事故につき3等級下がる。翌年から3年間は「事故あり係数」が適用される 保険金の支払いを受ける、多くの事故
1等級ダウン事故 翌年の等級は1つだけ下がる 盗難・台風・落書き・飛来物との衝突など、運転者が注意しても防ぎにくい事故
ノーカウント事故 等級が下がらない 人身傷害保険や搭乗者傷害保険のみを使った場合など

📌 補足

20等級で事故ありの割引率は、無事故の場合の63%に対して51%程度に下がります。

3. 新規契約とセカンドカー割引

📊 新規契約の等級

ケース スタートの等級
初めて任意保険に加入する 6等級
すでに自動車保険に加入している人が、2台目を購入(セカンドカー割引の条件を満たす) 7等級からスタートできる場合がある

🧭 保険を使うか迷ったときの流れ

1

事故が起きたら、状況を整理する

事故の種類が、何ダウンに当たるかを確認します。

2

保険会社に、等級への影響を確認する

翌年以降の保険料への影響も聞きます。

3

修理費と、保険料の増加分を比べて、保険を使うか決める

小さな事故では、自己負担が有利な場合もあります。

4. チェックリスト

📝 確認したいこと

☑️ 今の等級と、事故あり係数の有無を確認した

☑️ 事故の種類が、何ダウン(1/3/ノーカウント)に当たるか確認した

☑️ 2台目を持つ予定があれば、セカンドカー割引を確認した

☑️ 割引率・制度の詳細は、契約中の保険会社の公式情報で確認した

5. よくある質問

Q. 等級は、保険会社を変えても引き継げますか?

A. 基本的に引き継げます。手続きや必要書類は、保険会社に確認してください。

Q. 事故を起こしたら、必ず3等級下がりますか?

A. 保険金の支払いを受ける事故は原則3等級ダウンですが、1等級ダウン事故・ノーカウント事故など、扱いが異なる場合があります。

Q. もっと詳しく知りたいです。

A. 当サイトの自動車保険の記事「自動車保険の等級とは」で、さらに詳しく解説しています。

まとめ

任意保険の等級は、無事故を続けるほど保険料が安くなる仕組みです。事故の種類によって等級ダウンの幅が異なるため、小さな事故で保険を使うべきか、自己負担で対応すべきか迷った際は、等級への影響も含めて保険会社に確認することをおすすめします。

本記事は2026年9月時点の情報に基づきます。割引率や制度の詳細は保険会社によって異なる場合があるため、契約中の保険会社の公式情報でご確認ください。

アイキャッチ画像: 「Aichi-Toyota-Anjo-Shaken-center」by HQA02330(Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0)

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