「N-BOXのNって、何の頭文字?」「ノートという名前は、あのノート?」「カプチーノは飲み物の名前?」。毎日見かける車の名前でも、由来をきちんと説明できる方は多くないのではないでしょうか。
この記事では、日産自動車の公式FAQ、Honda公式サイトのQ&Aと「Nヒストリー」、スズキ公式サイトの「車名の由来」とSUZUKI DIGITAL LIBRARYをもとに、ノート・N-BOX・カプチーノの車名の由来を整理します。YouTubeのショート動画「N-BOXのNに込められた4つの言葉は?ノート・カプチーノの車名由来」の内容を、公式の記載で確認し直し、動画では触れられなかった詳しい情報を加えました。
📋 この記事の要点
✔ N-BOX(Honda公式Q&A): 「N」はNEW・NEXT・NIPPON・NORIMONOの頭文字で、Nシリーズ共通のネーミングワード。あわせて、Hondaの本格的量産四輪モデル「N360」(1967年3月発売)の「N」にこめた想いも受け継いだ
✔ ノート(日産公式FAQ): 「NOTE(音符)」と「NOTE(ノート)」の2つの意味。毎日をリズミカルに楽しくする、そんな毎日を記録しておく。発売年月は2005年1月と記載
✔ カプチーノ(スズキ公式): イタリア語で「シナモン入りエスプレッソコーヒー」。小さなカップの飲物と、この小さなオープンカーのイメージを重ねた(1991年、2座席の軽オープンスポーツカー)
✔ N360の「N」の説明は、Hondaの別ページ「Nヒストリー」では「Norimono(のりもの)」のN。資料ごとに書き方が違うので、この記事では資料ごとに分けて整理する
✔ 確認日: 2026年10月。公式の記載を引用して整理し、公式にない由来は推測で補っていない
🎬 動画で見る(ショート)
この記事の元になった、かーぎーくんのショート動画です。動画では触れられなかった詳しい内容や条文・公式情報は、このあと記事で確認できます。
▶ YouTubeで見る(YouTube「くるまのかーぎーくん」)

1. ホンダ N-BOX:Nは「NEW・NEXT・NIPPON・NORIMONO」

N-BOXは、Hondaの軽自動車「Nシリーズ」の1台です。HondaのNシリーズのページには、「2011年12月発売から」のNシリーズとして、N-BOX、N-BOX+、N-ONE、N-WGN、N-BOX SLASH、N-VAN、N-BOX JOY、N-VAN e:、N-ONE e:が挙げられています(国内累計販売台数の注記より)。どの車名にも「N」が付いていますが、この「N」の意味を説明しているのが、Honda公式サイトのQ&A「N-BOXの名前の由来を教えて」です。
📜 Honda公式サイト Q&A「N-BOXの名前の由来を教えて」(引用。注記記号は省略)
新たな軽シリーズを提案するにあたり、もう一度原点に立ち返りHondaの本格的量産四輪モデル「N360」の「N」にこめた新時代を築く四輪車という想いを受け継ぎました。また、これからの新しい次の日本の乗り物を創るという強い想いを、NEW、NEXT、NIPPON、NORIMONOの頭文字から「N」を共通のネーミングワードとし、Hondaの軽ブランド復権を強く意志表明しました。
📊 Honda公式Q&Aの記載の整理
| 項目 | Honda公式Q&Aの記載 |
|---|---|
| 「N」の言葉 | NEW、NEXT、NIPPON、NORIMONOの頭文字。「N」を共通のネーミングワードとした |
| 込めた想い | これからの新しい次の日本の乗り物を創るという強い想い |
| 受け継いだもの | Hondaの本格的量産四輪モデル「N360」の「N」にこめた、新時代を築く四輪車という想い |
| 意志表明 | Hondaの軽ブランド復権 |
| N360の発売日 | 1967年3月 |
| N360の累計販売台数 | 651,454台(1967年から1974年まで) |
動画で紹介した「Nには4つの言葉が込められている」「N360のNを受け継いでいる」は、この公式Q&Aの記載のとおりです。なお、公式Q&Aの主語は「N-BOX」の名前ですが、4つの言葉の頭文字を「共通のネーミングワード」とした、と書かれています。N-BOX単独の意味というより、Nシリーズ全体に通じる考え方と読めます。
N360とはどんな車だったか(Honda公式)
Hondaの「Nの原点 N360」のページによると、N360はHondaからはじめての軽乗用車で、小さくて丸い見た目から「Nっころ」の愛称で親しまれました。当時は軽自動車といえば室内が狭いのがあたりまえでしたが、「大人4人がラクに座れる空間を先につくってしまおう」と、客室から設計をスタートしたと説明されています。「Nヒストリー」のページには、1967年の発売後、3年連続で軽の国内販売のトップを走ったとあります。
また、Nヒストリーによると、2011年に登場したN-BOXはNシリーズの先陣を切った車で、2012年にはN360のデザインを現代に蘇らせた「N-ONE」も登場しました。
資料によって「N」の説明が違う点
ここで注意したいのは、Honda公式の資料でも、「N」の説明の書き方がページによって違うことです。
| 資料 | Nについての記載 |
|---|---|
| Q&A「N-BOXの名前の由来を教えて」 | NEW、NEXT、NIPPON、NORIMONOの頭文字から「N」を共通のネーミングワードとした。N360の「N」にこめた想いも受け継いだ |
| 「Nヒストリー」の「「N」ってなんだ?」 | N360の「N」は、「Norimono(のりもの)」のN。単なる機械ではなく、「人が乗るためのもの」という意味が込められている |
Q&Aは、N360の「N」が4つの言葉のどれにあたるかまでは書いていません。一方、Nヒストリーは、N360の「N」を「Norimono」のNと説明しています。この記事では、2つの記載を同じ説明として混ぜず、それぞれの資料の言葉として紹介しています。
2. 日産 ノート:音符と、記録するノート

日産のノートについては、日産公式サイトのFAQ「車名の由来を教えて。」に、国内販売車の一覧表として載っています。表は五十音順で、車名・発売年月・意味と由来が並んでいます。ノートの欄は次のとおりです。
📜 日産公式FAQ「車名の由来を教えて。」ノートの欄(表の内容を引用)
発売年月: 2005年1月/意味・由来: 毎日をリズミカルに楽しくする「NOTE(音符)」とそんな毎日を記録しておく「NOTE(ノート)」の2つの意味があります。
📊 日産公式FAQの「ノート」の記載の整理
| 意味 | 日産公式FAQの記載 |
|---|---|
| NOTE(音符) | 毎日をリズミカルに楽しくする |
| NOTE(ノート) | そんな毎日を記録しておく |
| 発売年月 | 2005年1月(FAQの表の記載) |
動画でも紹介したとおり、1つの車名に2つの意味が重ねられています。どちらも、スペルは「NOTE」です。
なお、この日産公式FAQのページには、公開日が2014年6月9日、更新日が2026年8月31日と表示されています(2026年10月に確認)。FAQの表に載っているのは、発売年月(2005年1月)と、上の意味・由来の説明です。どの世代のノートにも同じ説明が当てはまるかどうかは、FAQには書かれていません。
3. スズキ カプチーノ:小さなカップの飲物と小さなオープンカー

カプチーノは、スズキ公式サイトの「四輪車について よくあるご質問」にある「スズキ四輪車 車名の由来」に、軽自動車の1台として載っています。表には、車名・スペル・言葉・由来が並んでいます。
📜 スズキ公式サイト「スズキ四輪車 車名の由来」カプチーノの欄(表の内容を引用)
車名: カプチーノ/スペル: CAPPUCCINO/言葉: イタリア語/由来: 「シナモン入りエスプレッソコーヒー」。小さなカップに入ったちょっとクセのあるお洒落な飲物と、この小さなオープンカーのイメージを重ねました。
動画の「飲み物のカプチーノが由来」「スズキの公式サイトでは、シナモン入りのエスプレッソコーヒーと説明されている」は、この記載のとおりです。ここでは、スズキ公式サイトの記載をそのまま引用しています。
カプチーノとはどんな車か(SUZUKI DIGITAL LIBRARYの記載)
スズキ公式の「SUZUKI DIGITAL LIBRARY」には、1991年のカプチーノが載っています。「思いのままに操縦する楽しさを追求するというコンセプトのもとに誕生した、2座席の軽オープンスポーツカー」という紹介です。
📊 カプチーノ(1991年)の公式データ(SUZUKI DIGITAL LIBRARY。代表するグレードの諸元値)
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| 発売年・ボディ | 1991年。2座席の軽オープンスポーツカー(キャッチフレーズは「オープンマインド2シーター」) |
| 車両型式 | E-EA11R |
| ルーフ | ハードトップ、Tバールーフ、タルガトップ、フルオープンの4通りに変更できる(スズキは「量産車では世界で初めて」と記載) |
| エンジン | F6A型 水冷4サイクル直列3気筒 縦置き、DOHC 12バルブ インタークーラーターボ、総排気量657cc、最高出力64PS/6,500rpm。駆動方式はFR |
| 寸法・重量 | 全長3,295mm×全幅1,395mm×全高1,185mm、ホイールベース2,060mm、車両重量700kg |
| 価格(当時) | 1,458,000円(消費税を含まず)より |
| 1995年の変更 | エンジンをオールアルミ製のK6A型とし、3速ATも設定 |
4. 3つの車名の「由来の書き方」を比べる
同じ「車名の由来」でも、3社の公式の説明は、書き方がそれぞれ違います。
📊 3つの車名の公式の説明(各社公式サイトの記載)
| 車名 | メーカー | 公式の説明の中心 | 発売(公式の記載) |
|---|---|---|---|
| ノート | 日産 | 1つの言葉の2つの意味(音符・ノート) | 2005年1月(FAQの表) |
| N-BOX | Honda | 4つの言葉の頭文字と、N360の「N」に込めた想い | Nシリーズは2011年12月発売から(Hondaのページの注記) |
| カプチーノ | スズキ | 飲物のイメージと、小さなオープンカーを重ねた | 1991年(SUZUKI DIGITAL LIBRARY) |
ノートは1つの言葉の2つの意味、N-BOXは歴史(N360)と4つの言葉、カプチーノは飲物と車の姿の重なり、というように、名前に込めた想いの伝え方が違います。どれもメーカーが自ら説明している範囲で、車名の由来を確かめることができます。
5. 公式サイトで車名の由来を確かめるには
今回の3社の公式ページは、次のとおりです。ほかの車の名前の由来も、同じ方法で調べられます。
| メーカー | ページ | 内容 |
|---|---|---|
| 日産 | 公式FAQ「車名の由来を教えて。」 | 国内販売車の車名・発売年月・意味と由来を五十音順で掲載。海外仕様車(コンセプトカー含む)、モーターショーのコンセプトカーの項目もある |
| Honda | Q&A「N-BOXの名前の由来を教えて」 | N-BOXの車種別のよくあるご質問に掲載 |
| スズキ | 「スズキ四輪車 車名の由来」 | 軽自動車・小型車の車名、スペル、言葉、由来を掲載 |
公式サイトの記載は、予告なく変更されることがあります。この記事の内容は2026年10月に確認したものです。気になる車名があれば、各社の公式ページで最新の説明を確認してください。
6. よくある質問
まとめ
3つの車名の由来を、メーカー公式の記載で整理しました。(1)N-BOXの「N」は、NEW・NEXT・NIPPON・NORIMONOの頭文字で、Nシリーズ共通のネーミングワードです。N360(1967年3月発売)の「N」にこめた想いも受け継いでいます(Honda公式Q&A)。N360の「N」はNヒストリーでは「Norimono」のNと説明されています。(2)ノートは、音符と記録するノートの2つの意味(日産公式FAQ)。(3)カプチーノは、イタリア語で「シナモン入りエスプレッソコーヒー」。小さなカップの飲物と小さなオープンカーを重ねた名前です(スズキ公式)。
車名の由来は、各社が公式サイトで説明していることがあります。気になる車名があれば、公式の説明を探してみてください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。各社公式サイトの記載は変更されることがあるため、最新の内容は各メーカーの公式情報でご確認ください(2026年10月時点)。
参考(各メーカー公式): 日産自動車 公式FAQ「車名の由来を教えて。」/Honda公式サイト Q&A「N-BOXの名前の由来を教えて」/Honda 軽自動車Nシリーズ/Honda Nヒストリー/Honda Nの原点 N360/スズキ「スズキ四輪車 車名の由来」/SUZUKI DIGITAL LIBRARY カプチーノ(1991)
図はすべて自作のイラストです(AI生成なし)。


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