YouTubeショート「レクサス RZ、補助金は130万円?F SPORTだけ104万円になる理由 購入ガイド」の内容を、レクサス公式サイト・次世代自動車振興センターの公表資料・トヨタ自動車のニュースリリースで確認し直し、動画では触れられなかった詳細を加えてまとめた記事です(確認日: 2026年10月17日)。
📋 この記事の要点
✔ RZ(2025年12月24日発売の新型)は3パッケージ。RZ350e version L=790万円、RZ500e version L=850万円、RZ550e F SPORT=950万円(消費税込)で、最大の差は160万円
✔ 国のCEV補助金の額は、RZ350e・RZ500eが130万円、RZ550e F SPORTが104万円。税抜の価格が840万円以上の車は補助額に0.8を乗じる決まりで、130万円×0.8=104万円。この額は、登録日が令和8年12月31日までと令和9年1月1日以降で同じ
✔ 受付は先着順(事務局への到着日順)。終了見込みは令和8年12月上旬〜12月下旬目処(10月9日にも同じ見込みを公表。前後する可能性あり)。最終期限は、登録が令和9年2月1日、申請書が2月12日(必着)で、予算に達すればその前日で終了
✔ 冬の注意:公式は、20インチは「タイヤチェーンを装着することはできません」、18インチは「リヤタイヤに装着できません」(取扱書は「前2輪に取り付ける」)と案内。RZ500eでも18インチを選ぶと記載が変わります
✔ 中古のRZは、型式(XEBM10・15=旧型、XEBM20・25=新型)で見分けられます。公式のリコール情報にRZが対象のものは4件(+サービスキャンペーン1件)。2026年6月の5833は、RZ350e・RZ500eの一部で走行不能のおそれ。中古車は国の補助金の対象外
🎬 動画で見る(ショート)
この記事の元になった、かーぎーくんのショート動画です。動画では触れられなかった詳しい内容や条文・公式情報は、このあと記事で確認できます。
▶ YouTubeで見る(YouTube「くるまのかーぎーくん」)
・動画の「グレードは3つ」は、レクサス公式サイトでは「全3パッケージ」と表記されています。この記事では「パッケージ」と書きます。
・動画で「500eと550eはタイヤチェーンを装着できない。350eもリヤタイヤには装着できない」と話した内容は、標準のホイール(RZ500e・RZ550eは20インチ、RZ350eは18インチ)の場合です。RZ500eでオプションの18インチを選ぶと、公式の装備一覧は「リヤタイヤに装着できません」に変わり、取扱説明書は「前2輪に取り付ける」と案内しています。反対に、RZ350eでオプションの20インチを選ぶと「装着することはできません」です(第3章)。
・動画の「500eは579キロ」は20インチ装着時の値で、18インチ装着時は629kmです。RZ350eの733kmは18インチ装着時で、20インチ装着時は648kmです(動画の「350eは18インチで733キロ」は正しい)。
・動画のローンの説明「銀行系は低金利、ディーラー系は高金利でも審査が早い」は、公的な出典を確認できなかったため、この記事では扱いません。借入先によって金利や条件は異なるため、複数の見積りを比べてください。900万円・5年・年2%と年8%の試算の差(約148万円)は、計算し直して合っています(FAQ)。
・補助金の額(130万円・104万円)、受付の終了見込み、自宅用充電器の無償提供、電池の保証、リコール4件の内容は、公式の資料で再確認でき、誤りはありませんでした。工場出荷の目処の案内は10月16日に更新されましたが、RZは引き続き「詳しくは販売店にお問い合わせください」です。
・動画の制作後(10月9日)に、次世代自動車振興センターが最終期限(登録は令和9年2月1日、申請書は2月12日必着)を公表しています。
📑 目次
1. 補助金はいくら?F SPORTだけ104万円の理由
3パッケージの価格と補助額

2025年12月24日に発売された新型RZは、レクサス公式サイトで「全3パッケージ」と案内されています。価格は、トヨタ自動車のニュースリリースと公式の価格表で一致しています(消費税10%込み。リサイクル料金(2025年12月時点で15,670円)・保険料・税金・登録料などの諸費用は別)。
📊 RZの価格と、国のCEV補助金額(登録日 令和8年4月1日以降)
| パッケージ(駆動・型式) | 価格(税込) | 価格(税抜) | 補助金額(別表) | 価格−補助金(単純計算) |
|---|---|---|---|---|
| RZ350e version L FWD・ZAA-XEBM20 |
790万円 | 7,181,818円 | 130万円 | 660万円 |
| RZ500e version L AWD・ZAA-XEBM25 |
850万円 | 7,727,273円 | 130万円 | 720万円 |
| RZ550e F SPORT AWD・ZAA-XEBM25 |
950万円 | 8,636,364円 | 104万円 | 846万円 |
補助金額は、次世代自動車振興センターの「補助対象車両一覧③ 令和8年4月1日以降の登録分」(令和8年10月13日現在)の別表1にある、銘柄ごとの交付額です。RZの行は、「令和8年4月1日〜12月31日の登録分」と「令和9年1月1日以降」の列が同額です。
F SPORTは補助金が少ない分、他の2つとの実質的な差が広がります。価格の差はRZ350eとの間で160万円、RZ500eとの間で100万円ですが、補助金を引いた単純計算では、それぞれ186万円・126万円になります(補助金は後から交付されるため、あくまで目安です)。
特別仕様車の「RZ600e F SPORT Performance」(2026年3月2日発売)も、別表では104万円です(税抜の定価10,909,091円)。レクサス公式サイトでは、生産台数分の受注受付は終了(一部販売店を除く)と案内されています。
なぜF SPORTだけ104万円?「0.8倍」の決まり

理由は、補助金の交付規程にあります。国のCEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金・令和7年度補正)の交付規程の別表1には、次の定めがあります。
📜 令和7年度補正CEV補助金 交付規程 別表1(条文の引用)
下表の①、②、③に該当する車両でメーカー希望小売価格(税抜き)が8,400千円以上の車両については、下表で算定した額又は別表2に定める補助上限額のいずれか低い額に、価格係数0.8を乗じた額を補助金交付額とする。
別表2の補助上限額は、令和8年4月1日以降の登録の「普通乗用自動車などの電気自動車」で1,300千円(130万円)です。RZ550e F SPORTの税抜の定価は8,636,364円で、8,400千円(税込に直すと924万円)を超えるため、130万円×0.8=104万円になります。別表の注記にも「メーカー希望小売価格(税抜)が840万円以上の車両については、0.8を乗じた補助額を記載している」と書かれており、別表の104万円と合います。
📊 同じ基準で並べた、RZの補助額(別表1の「定価(税抜)」と補助額)
| 銘柄(型式) | 定価(税抜) | 840万円以上? | 補助金額(別表) |
|---|---|---|---|
| RZ350e version L(ZAA-XEBM20) | 7,181,818円 | いいえ | 130万円 |
| RZ500e version L(ZAA-XEBM25) | 7,727,273円 | いいえ | 130万円 |
| RZ550e F SPORT(ZAA-XEBM25) | 8,636,364円 | はい | 104万円 |
| RZ600e F SPORT Performance(ZAA-XEBM25) | 10,909,091円 | はい | 104万円 |
| (参考)RZ450e version L(ZAA-XEBM15) | 8,000,000円 | いいえ | 130万円 |
| (参考)RZ450e First Edition(ZAA-XEBM15) | 8,545,455円 | はい | 104万円 |
旧型の「RZ450e First Edition」(2023年発売時940万円)も同じ基準で104万円、「RZ450e version L」(同880万円)は130万円です。つまり、F SPORTの補助金が少ないのは、RZだけの扱いではなく、価格の高い車に共通する決まりです。
交付規程は、価格の判定に使うものを「標準仕様の車両のメーカー希望小売価格(税抜き)」と書いています。別表1は銘柄(型式とグレード)ごとの額で、オプションの有無で額が変わるといった記載は、今回確認した資料にはありませんでした。
2. いつまで申請できる?終了見込み・最終期限・条件

| 項目 | 内容(出典はいずれも次世代自動車振興センター) |
|---|---|
| 受付の開始 | 令和8年3月31日(火)に申請受付を開始 |
| 終了見込み | 令和8年12月上旬〜12月下旬目処。令和8年9月4日に公表し、10月9日の更新でも同じ見込み。公式は「今後の申請状況により、前後する可能性があります」と書いている |
| 受付の順番と終了の日 | 申請書は事務局への到着日で先着順。予算額に達した場合は、予算額に達した日の前日(営業日)をもって受付終了 |
| 最終期限(10月9日公表) | 補助対象となる初度登録(届出)は令和9年2月1日まで、交付申請書の受付は令和9年2月12日まで(必着)。ただし、これより前に予算に達すれば、その時点で終了 |
| 予算規模 | FAQ(10月16日改訂)に「約1,100億円」とある |
| 予算が尽きたあと | FAQには「現時点では決定している事項はありません」とある(別の予算が成立すれば、経済産業省とセンターのホームページで知らせるという記載) |
| 申請の流れ | 車両の登録後に、代金の全額の支払いを完了したうえで申請(オンラインが基本)→審査→交付決定→指定口座に振込。納車前でも、登録と支払いが済んでいれば申請できる(FAQ) |
| 申請書の提出期限(令和8年5月1日以降の登録) | 登録日までに支払いが済んでいれば、登録日の翌月の前日まで(例:5月8日の登録なら6月7日。消印有効)。登録日までに支払いが済んでいない場合は、登録日の翌々月末(例:7月31日)(応募要領) |
📊 対象の条件(応募要領・交付規程)
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 対象の車 | 新車新規登録(届出)の自家用の車。中古車・事業用車両は対象外。メーカーの新車保証がついていない車両も対象外 |
| 他の補助金との関係 | 国の他の補助金とは重複して申請できない。地方公共団体の補助金制度とは重複して申請できる(各自治体の制度は、センターの自治体支援制度一覧から確認) |
| 保有の義務 | 補助金を受けた車は、処分制限期間(RZは別表で自家用4年)は原則として保有する義務がある。期間内に処分するときは、事前にセンターの承認と補助金の返納の手続きが必要 |
| 名義 | 申請者・車両の所有者・車検証の使用者が一致していることが要件(所有権留保付きの購入など、例外あり) |
3. パッケージの違いと、冬の注意(タイヤチェーン)
📊 3パッケージの主な違い(レクサス公式の主要諸元表・トヨタのニュースリリース)
| 項目 | RZ550e F SPORT | RZ500e version L | RZ350e version L |
|---|---|---|---|
| 駆動方式 | 4輪駆動(AWD) | 4輪駆動(AWD) | 前輪駆動(FWD) |
| システム最高出力 | 300kW(407.8PS) | 250kW(339.9PS) | 165kW(224.3PS) |
| 0-100km/h加速 | 4.4秒 | 5.3秒 | 7.5秒 |
| 一充電走行距離(WLTCモード) | 582km(20インチ) | 579km(20インチ) 629km(18インチ) |
733km(18インチ) 648km(20インチ) |
| 交流電力量消費率(WLTCモード) | 144Wh/km | 147Wh/km(20インチ) 135Wh/km(18インチ) |
120Wh/km(18インチ) 132Wh/km(20インチ) |
| 総電力量 | 76.96kWh | 74.69kWh | 74.69kWh |
| 標準のホイール | 20インチ(F SPORT専用) | 20インチ | 18インチ |
| ステアリング | 異形ステアリング(ステアバイワイヤ) | 通常のステアリング | 通常のステアリング |
RZ550e F SPORTには、レクサス初のステアバイワイヤシステムが設定されています。公式サイトは、タイヤとステアリングが機械的に結合する従来のシステムとは異なり、電気信号によってタイヤの動きを制御し、ステアリングギヤ比を自由に設定できるため、中立位置から左右約200°の範囲でステアリング操作ができると説明しています。公式の主要装備一覧には、ステアバイワイヤ搭載車は「プロアクティブドライビングアシスト」の車線内走行時常時操舵支援が非設定、という注記もあります。
寒冷地仕様(LEDリヤフォグランプ・ヘッドランプクリーナー・ウインドシールドデアイサー等)は、公式の主要装備一覧で、3パッケージとも標準装備です。
タイヤチェーン:ホイールの種類で公式の記載が変わる

レクサス公式サイトの価格・パッケージのページは、RZ550e・RZ500eに「タイヤチェーンを装着することはできません」、RZ350eに「リヤタイヤにタイヤチェーンを装着することはできません」と書いています。これはページで表示されている標準のホイールの記載です。公式の主要装備一覧と価格表を見ると、注記はホイールの種類ごとに付いています。
| ホイール | 公式の注記 | 該当するパッケージ |
|---|---|---|
| 18インチ(前後235/60R18) | リヤタイヤにタイヤチェーンを装着することはできません | RZ350e(標準) |
| 18インチ(前235/60R18・後255/55R18) | リヤタイヤにタイヤチェーンを装着することはできません | RZ500e(オプション。価格表で−11万円) |
| 20インチ(前235/50R20・後255/45R20) | タイヤチェーンを装着することはできません | RZ500e(標準)・RZ350e(オプション。価格表で+11万6,600円) |
| 20インチ(ダークプレミアムメタリック塗装) | タイヤチェーンを装着することはできません | RZ500e(オプション+1万1,000円)・RZ350e(オプション+11万1,100円) |
| 20インチ F SPORT(エアロホイールカバー付) | タイヤチェーンを装着することはできません | RZ550e(標準。このホイールのみ) |
取扱説明書(RZ600e/RZ550e/RZ500e/RZ350e、2025年12月〜の版)の「寒冷時の運転」は、タイヤチェーンについて次のように案内しています。
| 項目 | 取扱説明書の案内(要約) |
|---|---|
| 取り付ける場所 | 前2輪にタイヤチェーンを使用する |
| 20インチ | 「20インチには、タイヤとボデーの隙間が狭いため、タイヤチェーンを装着できません」 |
| 18インチ装着車 | レクサス純正のタイヤチェーンの使用をすすめる。純正品以外には、車体にあたって走行のさまたげとなるものもあるため、市販品を使うときは車体に干渉しないか事前に確認する。取り付け後0.5〜1.0km走行したら締め直す |
| 装着中の運転 | チェーンに定められた制限速度か30km/hの低い方をこえない。路面の凹凸や穴を避ける。急加速・急ハンドル・急ブレーキ、シフト操作による急な回生ブレーキを避ける。カーブの手前で十分に減速する。LTA(レーントレーシングアシスト)とLDA(レーンディパーチャーアラート)は使用しない |
| タイヤ空気圧の表示 | チェーンを装着すると、タイヤ空気圧バルブ/送信機が正しく作動しないおそれがある |
| 冬用タイヤ | 4輪とも指定サイズで同一銘柄の冬用タイヤを使用する(4輪とも装着する) |
国土交通省の「チェーン規制について」によると、チェーン規制は大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような異例の降雪のときに行われます。規制中は、スタッドレスタイヤを着けていても、タイヤチェーンをしていない自動車は通れません。4WDも対象で、チェーンは駆動輪に着けることが基本とされています。自動車用品店などで売られている製品なら、金属タイプ・ウレタン&ゴムタイプ・布製カバータイプのいずれも可で、スプレー式は不可です。
寒冷時の駐車については、取扱説明書がパーキングブレーキのオートモードをOFFにすること、ブレーキホールドとAdvanced Park(リモート機能付)の使用を控えること、パーキングブレーキをかけずにシフトポジションをPにして輪止めをすることを案内しています(ブレーキ装置が凍結して解除できなくなるおそれがあるため)。
なお、一充電走行距離は、公式の注記のとおり、使用環境(気象・渋滞等)や運転方法(エアコン使用等)で大きく変わります。公式はRZに、駆動用電池を温める「バッテリープレコンディショニング機能」と「電池急速昇温システム」(低外気温下の急速充電時間を短縮)を搭載したと説明しています。
4. 納期・自宅充電・電池の保証
納期:公式の「工場出荷目処」
レクサス公式の「工場出荷時期目処のご案内」(2026年10月16日更新)で、RZ500e・RZ350e、RZ550eはいずれも「詳しくは販売店にお問い合わせください」と書かれています。ES350hの「2.0ヶ月」やRX350hの「4.0ヶ月」のように月数が書かれている車種もありますが、RZには数字がありません。公式は「上記目処はメーカーの工場出荷目処」で、実際の納車までには販売店への輸送や納車準備に時間がかかること、納車時期は販売店の状況でも変わることを注記しています。
自宅用の充電器が無償
公式サイトによると、2025年12月24日発売開始のRZ以降の新車オーナーには、レクサス6kW充電器(ケーブル長5m)・デマンドコントローラーと、設置基本工事が無償で提供されます。条件として、次の点が書かれています。
| 項目 | 公式の記載(要約) |
|---|---|
| ケーブルの長さ | 10mも選べるが、追加費用が発生する |
| 無償の設置基本工事 | 壁面穴あけ加工と、分電盤から充電器の設置位置まで10m以内の配線 |
| 工事の申込み | トヨタホームへの申込みが必要。その他の工事会社は指定できない |
| デマンドコントローラー | 自宅全体の電力使用量に応じて充電器の出力を調整し、電気の基本料金の上昇幅を抑える機器 |
| 環境による追加工事 | 環境や条件によって専用の配線工事が必要になる場合がある(充電時間の注記) |
📊 公式サイトの充電時間(目安)
| 充電の種類 | 充電時間の目安(公式) | 条件(公式の注記) |
|---|---|---|
| 普通充電 200V/3kW | 満充電まで約23時間 | 駆動用電池温度約25℃で、満充電量の約10%から満充電まで |
| 普通充電 200V/6kW | 満充電まで約13時間 | 同上 |
| 急速充電 50kW | 80%充電まで約60分 | 駆動用電池温度約25℃で、満充電量の約10%から約80%まで |
| 急速充電 90kW | 80%充電まで約40分 | 同上 |
| 急速充電 150kW | 80%充電まで約28分 | 同上 |
公式は、充電時間は目安で、バッテリーの残量や外気温、充電器の仕様などで変わり、特に夏季・冬季は変化する場合があると注記しています。急速充電は80%以上では、容量低下を防ぐため充電量を抑制しているとも書かれています。
電池の保証:10年20万km・容量70%
レクサス公式の「BEVライフサポート」は、バッテリーに不具合が発生した場合は10年20万kmまで無償で修理、新車時と比べて容量が70%未満になった場合は無償で交換を保証すると案内しています。注記には、この期間は「メーカー保証の8年16万km・容量70%と、BEVバッテリーサポートプラスの2年4万kmの合計」であること、車両のメーカー保証は従来どおり5年10万kmであることが書かれています。
5. 中古車を見るときのポイント:型式・リコール
RZの中古車は、年式によって3つの世代に分かれます。車検証の「型式」で見分けられます。
| 型式 | 名称(駆動) | 発売 | 主な違い |
|---|---|---|---|
| ZAA-XEBM15 | RZ450e(AWD) | 2023年3月30日 | 最初の500台は特別仕様車「First Edition」。当時の価格はversion L 880万円・First Edition 940万円。航続距離はWLTCモード494km(20インチ) |
| ZAA-XEBM10 | RZ300e(FWD) | 2023年11月30日 | 前輪駆動を追加。航続距離はWLTCモード599km(18インチ)。当時の価格820万円 |
| ZAA-XEBM20 | RZ350e(FWD) | 2025年12月24日 | BEVシステムを全面刷新した新型。733km(18インチ) |
| ZAA-XEBM25 | RZ500e・RZ550e(AWD) | 2025年12月24日 | 新型。550e F SPORTにステアバイワイヤ。特別仕様車RZ600e F SPORT Performanceも同じ型式(2026年3月2日発売) |
レクサス公式の「リコール等情報」には、RZが対象のリコールが4件、サービスキャンペーンが1件掲載されています(2026年10月17日に確認)。対象は、型式・車台番号の範囲・製作期間で限られます。
📊 RZが対象のリコール・サービスキャンペーン(レクサス公式の記載の要約)
| 届出番号 | 届出日 | 内容(公式の記載の要約) | RZの対象(型式・製作期間・台数) |
|---|---|---|---|
| 5497 (リコール) |
2024年6月14日 | パノラミックビューまたはバックガイドモニターのカメラ。カメラケース接合面の防水性が確保できず、雨水等が浸入して映像が映らなくなるおそれ。カメラの製造番号を点検し、該当すれば良品と交換 | RZ450e:令和5年6月15日〜7月21日製作・19台(他車種と共通の届出) |
| 5711 (リコール) |
2025年9月4日 | エアコンの制御プログラム。特定の故障診断コードを検出するとヒータを停止する過度なフェールセーフ制御を行い、デフロスタの性能が低下して前面ガラスの曇りや霜がとれにくくなるおそれ | RZ450e:令和5年2月1日〜令和7年6月5日製作・1,848台/RZ300e:令和5年11月1日〜令和7年6月11日製作・389台 |
| 5731 (リコール) |
2025年10月30日 | パノラミックビューモニターの制御プログラム。始動直後に後退すると、映像のずれや一時停止・映らなくなることがあり、保安基準に適合しないおそれ | RZ300e:令和5年11月1日〜令和7年4月8日製作・368台/RZ450e:令和5年2月1日〜令和7年4月9日製作・1,839台(他車種と共通の届出) |
| 5833 (リコール) |
2026年6月18日 | 駆動用バッテリコンピュータの制御プログラム。特定の条件下でバッテリ制御状態を正しく認識できず異常と誤判定し、警告灯が点灯するとともにシステムが停止し、走行不能となるおそれ | RZ350e:令和7年11月10日〜令和8年1月14日製作・54台/RZ500e:令和7年10月8日〜令和8年1月14日製作・48台 |
| (サービスキャンペーン) | 2025年9月5日 | エアコン用の電動コンプレッサが、作動時に想定以上に内部圧力が上昇して内部の部品が破損し、エアコンの性能が低下するおそれ。プログラムの修正と点検(損傷品は新品に交換) | RZ450e・RZ300e(5711と同じ車台番号の範囲・製作期間。台数の記載なし) |
どのリコールも、対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれると公式が注記しています。車検証の車台番号を、トヨタの「リコール等情報対象車両検索」や販売店で確認してください。5833については、公式が運転時のお願いとして、EVシステム異常警告灯が点灯しREADYインジケータが消灯して走行できなくなった場合は、ハザードランプで後続車に合図し、安全な場所に停止してP(パーキング)にしてパワースイッチをOFFにすること、その後はブレーキペダルを踏んでパワースイッチをONにすれば再始動して走行を再開できるが、速やかに販売店へ連絡することを案内しています。
・中古車でレクサスのバッテリー保証(10年20万km)を引き継げる条件と起算点(今回確認した公式ページには記載がありませんでした。認定中古車の保証も含め、販売店で書面確認を)
・中古のRZは、前述のとおり国のCEV補助金の対象外です(応募要領に「中古車及び事業用車両は対象外」とあります)
・中古車の価格・値引き(店舗や時期で大きく違うため、この記事では断定しません)
6. よくある質問
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まとめ
レクサスRZの国のCEV補助金は、RZ350e・RZ500eが130万円、RZ550e F SPORTが104万円です。F SPORTが少ないのは、税抜の定価が840万円以上の車は補助額に0.8を乗じる交付規程の決まり(130万円×0.8)によるもので、旧型のRZ450e First Editionなど、価格の高い車に共通します。受付は先着順で、終了見込みは令和8年12月上旬〜12月下旬目処(最終期限は、登録が令和9年2月1日、申請書が2月12日必着)。納期は公式が「販売店に問い合わせ」としているため、登録・申請が間に合うかを契約前に確認しましょう。
冬の運転では、ホイールのインチ数でタイヤチェーンの扱いが変わる点に注意が必要です(20インチは装着できない、18インチは前2輪に取り付ける)。中古車は、型式で世代を見分け、リコール4件の対象かどうかを車台番号で確認します。補助金の額・受付の状況は変わることがあるため、最新の内容は次世代自動車振興センターと販売店で確認してください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。価格・仕様・補助金の額と受付状況・リコール等の情報は変更されることがあります。最新の内容や個別の判断は、レクサス公式サイト、販売店、次世代自動車振興センター、国土交通省などの公式情報でご確認ください(確認日: 2026年10月17日)。値引き額・中古車の価格は断定していません。補助金の「価格−補助金」は筆者の単純計算で、実際の支払額を示すものではありません。
参考(一次情報・公的機関): レクサス公式 RZ/価格・パッケージ/F SPORT/充電・給電・航続距離/価格表(PDF)/主要装備一覧表(PDF)/主要諸元表(PDF)/取扱説明書 寒くなる前の準備/BEVライフサポート/工場出荷時期目処のご案内/リコール等情報(5497・5711・5731・5833・2025年キャンペーン)/リコール等情報対象車両検索/トヨタ自動車ニュースリリース 2025年12月24日(RZ新型)/同日(RZ600e)/2023年11月30日(RZ300e)/2023年3月30日(RZ450e)/次世代自動車振興センター CEV補助金(車両)のご案内/補助対象車両一覧③(PDF)/交付規程(PDF)/応募要領(PDF)/よくある質問(PDF)/申請受付終了見込み時期について(10月9日)/登録(届出)期間と受付期間の最終期限について(10月9日)/地方自治体の支援制度/国土交通省 チェーン規制について
図はすべて自作のイラストです(AI生成なし)。実際の車両とは形・色が異なります。


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