「電気自動車(EV)は水に濡れると感電するのでは」という不安の声を耳にすることがあります。実際のところどうなのか、公表されている情報をもとに整理します。
📋 この記事でわかること
- バッテリーは密閉・防水設計が基本
- 衝突・浸水時は自動的に電気を遮断する仕組み
- 実際に行われている耐水試験の例
- それでも「冠水路を走ってよい」わけではない
- 浸水後は必ず点検を
バッテリーは密閉・防水設計が基本
市販されているEVの駆動用バッテリーは、水たまりの走行などを前提に設計されており、バッテリーケースは密閉構造になっているとされています。モーターやインバーターなど主要な電気機器についても、防水処理が施されているのが一般的です。
衝突・浸水時は自動的に電気を遮断する仕組み
多くのEVでは、事故を検知するとバッテリーと車体側の回路を自動的に切り離す安全機構が備わっているとされ、乗員やレスキュー隊員が感電するリスクは低く抑えられているといわれています。
実際に行われている耐水試験の例
過去には、量産EVが試験路で一定の水深(70cm程度)の水路を走行する試験を行い、感電などに対する安全性を確認した事例が報告されています。メーカー各社は、こうした試験を経たうえで市販車として販売しています。
それでも「冠水路を走ってよい」わけではない
EVのバッテリー自体が一定の防水性能を持っているとしても、これは「冠水路を積極的に走行してよい」ことを意味するものではありません。ガソリン車と同様、冠水路の走行はエンジン(モーター)への浸水や車体の浮き上がりなど、電気系統以外のリスクも伴います。EVかどうかにかかわらず、冠水路には近づかない・進入しないことが基本方針である点は変わりません。
浸水後は必ず点検を
万が一、冠水路を走行してしまった、あるいは車両保管中に浸水した場合は、感電のリスクがゼロとは言い切れないため、むやみに車内に入ったり自分で点検したりせず、メーカーや販売店に連絡して専門的な点検を受けるようにしましょう。
まとめ
EVのバッテリーは水たまり程度であれば耐えられるよう設計され、事故時には電気を遮断する仕組みも備えていますが、「冠水路を走ってよい」ということではありません。浸水の疑いがある場合は、必ず専門家による点検を受けましょう。
出典: EVsmart Park「電気自動車の事故や水没、感電するの?」ほか公開情報をもとに整理
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