相続における借金(負債)の扱い

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「親に借金があったらどうしよう」――相続では、プラスの財産だけでなく、借金も引き継ぐのが原則です。ただし、負担を避ける方法も用意されています。借金の種類ごとの扱いと、選べる選択肢を整理しました。

📋 この記事の要点

✔ 借金などの負債も、相続の対象になる

✔ 借金は、法定相続分に応じて、各相続人に引き継がれるのが原則

✔ 連帯保証債務も、相続の対象になり得る

✔ 相続放棄・限定承認で、負債の負担を避けたり、限定したりできる

✔ 負債の調査は、期限内に行う必要がある

1. 相続の対象になる負債

📊 相続される負債

負債の種類 扱い
銀行・消費者金融からの借入 相続の対象
住宅ローン 団体信用生命保険が付いていれば、保険で完済される場合がある
連帯保証債務 相続の対象になり得る
未払いの税金・医療費など 相続の対象

⚠️ 注意

連帯保証債務は、通帳などに現れず、見落とされやすい負債です。督促状が届いて、はじめて分かることもあります。

2. 負債への対処法

📊 負債への対処法

選択肢 内容 向いているケース
単純承認 負債も、すべて引き継ぐ 負債が、少額であることが明らかな場合
相続放棄 負債も財産も、引き継がない 負債が、財産を大きく上回る場合
限定承認 財産の範囲内で、負債を引き継ぐ 負債の全体像が、不明な場合

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3. 負債を調べる方法

🧭 負債の調査手順

1

郵便物・通帳・契約書類を確認する

督促状・請求書・ローン契約書などを探します。

2

信用情報機関に開示請求する

借入の状況を確認します。

3

金融機関に照会する

残高証明書などで確認します。

💡 ポイント

調査に時間がかかる場合は、家庭裁判所に、相続放棄などの期間の伸長を申し立てることもできます。

4. よくある質問

Q. 借金の額が分からないうちに、財産を処分してもよいですか?

A. 処分すると、相続放棄ができなくなる可能性があります。判断がつくまで、手を付けないでください。

Q. 借金は、相続人全員で、均等に分けるのですか?

A. 法定相続分で、分割して負担するのが原則です。債権者との関係では、別の扱いになる場合があります。

Q. 借金があるかもしれない場合は、どうすれば?

A. 早めに調査し、3か月の期限を意識して、専門家に相談してください。

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まとめ

相続では、借金も引き継ぐのが原則ですが、相続放棄や限定承認で、負担を避けたり、限定したりできます。負債の調査を、期限内に行い、判断に迷うときは、専門家に相談しましょう。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の事案に対する法的助言ではありません。制度・金額・期限は改正等により変わることがあるため、最新の情報は公的機関や専門家にご確認ください(2026年9月時点)。

画像出典: Legal Dictionaries 撮影: Leonid Dzhepko, CC BY 3.0, Wikimedia Commons経由

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