JAFの出動理由No.1は「バッテリー上がり」!2025年度データで見る予防と対処法

出先で突然エンジンがかからなくなった——JAFのロードサービス出動理由で、圧倒的に多いのが「バッテリー上がり」です。JAF公式データをもとに、実際の出動理由ランキングと、今すぐできる予防策・対処法を紹介します。

📋 この記事でわかること

  • 出動理由の第1位は、圧倒的に「バッテリー上がり」
  • バッテリー上がりを防ぐには
  • もしバッテリーが上がってしまったら
  • JAF会員と任意保険のロードサービス、どちらを頼るべきか
  • ハイブリッド車・EVは「補機バッテリー」に注意

動画でも解説しています。(YouTube「くるまのかーぎーくん」)

出動理由の第1位は、圧倒的に「バッテリー上がり」

JAF公式サイトが公開している2025年度(2025年4月〜2026年3月累計)のロードサービス出動理由ランキング(四輪・二輪合計)は次の通りです。

順位 出動理由 件数 割合
1位 バッテリー上がり 997,116件 43.17%
2位 タイヤのパンク・バースト・空気圧不足 482,696件 20.90%
3位 落輪・落込 124,979件 5.41%

四輪車の一般道路上での出動に絞ると、1位が過放電バッテリー(35.73%)、2位がタイヤトラブル(20.55%)、3位が劣化・破損バッテリー(9.09%)となり、バッテリー関連とタイヤ関連の2つだけで全体の約69%を占めています。JAFはこの傾向について「ライトの消し忘れ等のドライバーのうっかりミス、メンテナンス不足などの人的要因が多い」と説明しています。

バッテリー上がりを防ぐには

  • ライト・室内灯の消し忘れがないか、駐車のたびに確認する
  • 短距離走行やアイドリングだけの使用が多い車は、バッテリーが十分に充電されないまま消耗しやすい
  • バッテリーには寿命があり、一般的に2〜5年程度で性能が低下していく。年数が経った車は点検時にバッテリーの状態も確認してもらう
  • 気温が低い季節はバッテリー性能が落ちやすく、上がりやすくなる傾向がある

もしバッテリーが上がってしまったら

ブースターケーブルを使って他の車から電気を分けてもらう「ジャンピングスタート」や、携帯型のジャンプスターターを使う方法があります。ただし、ケーブルの接続順序を誤ると発火やケガにつながる危険があるため、作業に不安がある場合は無理をせず、JAFや任意保険のロードサービス、加入している自動車保険のロードサービス特約などに連絡するのが安全です。

JAF会員と任意保険のロードサービス、どちらを頼るべきか

多くのドライバーは、JAFの会員サービスと、任意保険に付帯するロードサービスの両方を利用できる状態にあることが少なくありません。任意保険のロードサービスは、多くの場合バッテリー上がりやパンク程度のトラブルであれば無料で対応してもらえ、保険の等級にも影響しないのが一般的です。一方JAFは、保険とは別の会員制組織のため、加入している保険会社を問わず全国どこでも同じサービスを受けられる安心感があります。どちらか一方だけに加入していれば十分なケースがほとんどですが、両方に加入している場合は、まず身近で連絡先を把握している方に連絡し、対応できない場合にもう一方を頼るという使い分けでも問題ありません。

ハイブリッド車・EVは「補機バッテリー」に注意

ハイブリッド車や電気自動車だからバッテリー上がりとは無縁、と思われがちですが、実はこれらの車にも、駆動用の大容量バッテリーとは別に、ヘッドライトやオーディオ、各種制御システムを動かすための小型の「補機バッテリー」が搭載されています。この補機バッテリーは通常のガソリン車のバッテリーと同様の性質を持ち、ライトの消し忘れや長期間の未使用によって上がってしまうことがあります。ハイブリッド車・EVでバッテリー上がりが起きた場合、駆動用バッテリーの残量が十分にあっても、補機バッテリーが上がっているだけでエンジン(モーター)を起動できなくなるため、「充電は十分あるはずなのに動かない」という一見不可解な状況に陥ることがある点は覚えておきたいポイントです。

まとめ

JAFのロードサービス出動理由で最も多いのはバッテリー上がりであり、タイヤトラブルとあわせて全体の約7割を占めています。いずれも日頃のちょっとした確認で防げるケースが多いトラブルです。長距離ドライブの前や季節の変わり目には、ライトの消し忘れやバッテリーの状態を意識してチェックしておきましょう。

出典・免責

本記事の内容は、以下の情報源(2026年9月2日確認時点)に基づいています。

件数・割合は調査期間中の集計値であり、今後の統計更新により数値が変動する場合があります。バッテリーの状態や車両の不具合については、整備工場等での点検をおすすめします。

アイキャッチ画像: Battery boost Whitby, Ontario by Mobiletireservicegta, CC BY-SA 4.0

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