この記事では、アウディ ジャパン公式サイト(Technology Portal・認定中古車の保証)と、国土交通省令の自動車点検基準(e-Gov法令検索)で確認できた内容だけを整理します(確認日: 2026年9月25日)。ブランドの優劣、価格、交換の距離は、公式に確認できなかったため、載せていません。
📋 この記事の要点
✔ アウディ公式サイトによると、アウディはモデルごとに、前後のサスペンション形式を使い分けている。フロントは、A1・A3などのコンパクトモデルがマクファーソンストラット式、A4など多くのモデルが5リンク式
✔ アウディ公式サイトには、電子制御で減衰力を変える仕組みが複数紹介されている(アウディ マグネティックライド、アダプティブエアサスペンション、ダンピングコントロールサスペンションなど)。設定の有無はモデル・グレードで異なる
✔ 国の点検基準(別表第6)では、ショック・アブソーバの「油漏れ及び損傷」と、緩衝装置の取付部・連結部の「緩み、がた及び損傷」が、2年ごとの点検項目
✔ Audi認定中古車の保証では、サスペンションのうち、ショックアブソーバーとブッシュ類は保証の対象外。購入時に、保証書で確認が必要
✔ 交換距離・価格・推奨ブランド・DIY手順は、公式で確認できなかったため削除。交換の要否は、点検の結果で判断する
1. アウディのサスペンション:形式は、モデルごとに使い分けられる
アウディ ジャパンの公式サイトの技術解説(Technology Portal)は、アウディが、ボディサイズやエンジンの搭載方法に応じて、最適な前後サスペンションの形式を用意していると説明しています。「ストラット」は、多くの場合、サスペンションの形式(マクファーソンストラット式)を指し、この形式では、ショックアブソーバーがサスペンションの構造の一部になっています。
📊 アウディのサスペンション形式(アウディ ジャパン公式サイトの記載)
| 位置 | 形式 | 公式サイトに記載のあるモデルの例 |
|---|---|---|
| フロント | マクファーソンストラット式(スペース効率が高い) | A1、A3などのコンパクトモデル |
| フロント | 5リンクサスペンション | A4など、多くのモデル |
| リヤ | トーションビーム式 | A1(S1を除く) |
| リヤ | 4リンク式 | A3、TT |
| リヤ | 5リンク式 | A4、Q7 |
| リヤ | トラペゾイダルリンク式 | A6、A7など |
📌 補足
上の表は、公式サイトの記載をまとめたもので、モデルの世代やグレードで異なる場合があります。自分の車の形式は、取扱説明書・主要諸元表・正規ディーラーで確認してください。
2. 電子制御のサスペンション:公式サイトで紹介されている仕組み
アウディ公式サイトは、減衰力(ショックアブソーバーの効きの強さ)や車高を、電子制御で変える仕組みを、いくつか紹介しています。どの仕組みが、どのモデル・グレードに設定されているかは、公式サイトの記載からは確認できないため、正規ディーラーで確認してください。
📊 アウディの電子制御サスペンションと関連システム(アウディ ジャパン公式サイト)
| 名称 | 公式サイトの説明(要約) |
|---|---|
| アウディ マグネティックライド | 走行状況に合わせてダンパーの減衰力を制御する。微細な磁粉を含むオイルが、ショックアブソーバーのピストンの中を移動し、ピストン内のコイルに電圧が加わると、発生した磁場で粒子が瞬時に再結成し、減衰力が変わる |
| アダプティブエアサスペンション | エアスプリングとショックアブソーバーを組み合わせ、車高と減衰力特性を電子制御する。悪路で車高を上げたり、速度が120km/hを超えると車高を20mm下げて空力を向上させたりすることも可能 |
| ダイナミックライドコントロール(DRC) | 車体の対角線位置にあるショックアブソーバーを、油圧回路でつなぎ、ピッチングとローリングをコントロールする |
| ダンピングコントロールサスペンション | 路面やドライビング状況に合わせて減衰力をコントロールする電子制御サスペンション。センサーの情報を処理し、電子磁力制御バルブを備えたショックアブソーバーの減衰力を、4輪それぞれ別個に制御する。制御プログラムは、アウディ ドライブセレクトで変更できる |
| アウディ ドライブセレクト | 走行シーンや好みに合わせて、乗り味を変えるシステム。「オート」「コンフォート」「ダイナミック」「インディビジュアル」などのモードがあり、エンジンやギアチェンジの特性、パワーステアリングのアシスト量、サスペンションの減衰力などが変わる |
💡 ポイント
電子制御サスペンションの車は、ショックアブソーバー本体や、制御の部品が、通常のタイプと異なります。交換の見積もりや、部品の適合は、自分の車の仕様を正確に伝えて、正規ディーラーや専門の整備工場に確認しましょう。
3. 保証と点検:何が対象で、何が対象外か
アウディの認定中古車の保証では、サスペンションは「フロントサスペンション、リアサスペンション(ショックアブソーバー、ブッシュ類を除く)」が対象で、ショックアブソーバーとブッシュ類は、対象から外されています。また、消耗部品と油脂類も対象外です。中古車の購入前に、何が保証されて、何が自己負担かを、保証書で確認しましょう。
📊 点検基準と、保証の扱い
| 点検の時期 | 点検箇所 | 点検の内容 | 根拠 |
|---|---|---|---|
| 2年ごと(1年ごとの点検に加えて実施) | 緩衝装置:取付部及び連結部 | 緩み、がた及び損傷 | 自動車点検基準 別表第6(e-Gov法令検索) |
| 2年ごと | 緩衝装置:ショック・アブソーバ | 油漏れ及び損傷 | 同上 |
| 1年ごと | 走行装置:ホイール | タイヤの状態、ホイール・ナット及びホイール・ボルトの緩み(※1あり) | 同上 |
| — | 保証(Audi認定中古車) | ショックアブソーバー・ブッシュ類は保証の対象外 | アウディ ジャパン公式サイト |
※表は横にスクロールできます
📌 補足
初回の車検が3年の場合、2年目の点検は「1年ごと」の欄、3年目の点検は「2年ごと」の欄の基準で行うと、注記に定められています。点検基準にあるのは、油漏れ・損傷などの「状態」の点検で、交換の距離を定めた項目ではありません。
4. 点検を依頼するときの流れと、確認ポイント
📊 気づいたことと、その対応
| 気づいたこと | 考え方 | 取るべき行動 |
|---|---|---|
| 乗り心地の変化・揺れが収まりにくい | 症状だけでは、ショックアブソーバーが原因とは決められない(タイヤ・ほかの足まわりの部品でも起きる) | 状況をメモして、整備工場・正規ディーラーで診断を受ける |
| 走行中の足まわりからの異音 | 取付部の緩み・がたなど、複数の原因が考えられる。国の点検基準にも、取付部の「緩み、がた及び損傷」が載っている | 早めに点検を依頼する |
| ショックアブソーバー周辺の油のしみ | 国の点検基準に、「油漏れ及び損傷」が点検項目として載っている | 整備工場で、漏れの有無を確認してもらう |
| ハンドルのふらつき・タイヤの偏った摩耗 | 足まわり以外の原因(アライメントなど)もあり得る | タイヤの点検とあわせて診断を受ける |
🧭 点検を依頼するときの流れ
気になる症状と、走行状況をメモする
いつ・どんな路面や速度で、どんな症状が出るかを記録します。
自分の車の仕様を確認する
電子制御サスペンション(マグネティックライド、エアサスペンション、ダンピングコントロールなど)の有無を、取扱説明書・正規ディーラーで確認します。
整備工場・正規ディーラーで点検を受ける
油漏れ、損傷、取付部のがたなどを点検してもらいます。
見積もりの内訳を確認する
部品代・工賃・アライメント調整などの内訳と、交換が必要な理由の説明を受けます。
交換後の状態を確認する
異音・ふらつきがないか、ハンドルがまっすぐかを確認します。気になる点は、その場で伝えます。
📝 ショックアブソーバー・サスペンションのチェックリスト
☑️ 走行中に、足まわりからの異音がない
☑️ 段差を越えたあとの揺れが、以前より収まりにくいということがない
☑️ ショックアブソーバー周辺に、油のしみがない
☑️ タイヤの摩耗が、片側や一部に偏っていない
☑️ 電子制御サスペンションの有無と、警告灯・メッセージの表示を確認した
☑️ 整備記録簿で、前回の足まわりの点検の内容を確認した
☑️ 中古車の場合、保証書でショックアブソーバー・ブッシュ類が対象外であることを確認した
5. よくある質問
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まとめ
アウディは、モデルごとに前後のサスペンション形式を使い分けており、公式サイトには、マグネティックライドやダンピングコントロールなどの電子制御の仕組みも紹介されています。国の点検基準では、ショック・アブソーバの油漏れ・損傷と、緩衝装置の取付部・連結部の緩み・がた・損傷が、2年ごとの点検項目です。Audi認定中古車の保証では、ショックアブソーバーとブッシュ類は対象外です。症状が出たら、状態を診断してもらい、見積もりの内訳を確認しましょう。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。制度・料金・基準・製品仕様は変更されることがあるため、最新の内容は、公的機関・メーカー・各公式サイトでご確認ください(2026年10月時点)。
アイキャッチ画像: Audi A4 B9 sedans by Alexander Migl, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons


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