タイヤ空気圧警告灯(TPMS)が点灯・点滅したら?原因と正しい対処法

走行中にメーターの「タイヤ空気圧警告灯」(黄色い、断面に「!」が入ったタイヤの形のランプ)が点灯すると、不安になる方が多いと思います。この警告灯は、TPMS(タイヤ空気圧監視システム)が異常を検知したときの表示です。この記事では、JAF(日本自動車連盟)の解説を中心に、点灯の主な原因、点灯したときの対処、空気圧の点検方法、TPMSに関する日本・米国の公的な動きを整理します。

📋 この記事の要点

✔ JAFは、警告灯が点灯する原因として「空気圧不足」「外径の異なるタイヤの装着による回転差」「パンクの可能性」を挙げている

✔ 点灯したときは、状況に合わせた応急対応または点検が必要。安全を確認したうえで、JAFなどに連絡する

✔ JAFは、空気圧の点検を少なくとも1か月に1回程度、冷えた状態で行うよう案内している

✔ 指定空気圧は、運転席ドアの開口部の表示や取扱説明書で確認できる(前後で異なる場合がある)

✔ 米国では、TPMSが新しい軽車両に義務づけられている(NHTSA、2007年9月1日までに全対象車が適合)

1. タイヤ空気圧警告灯とTPMS

TPMS(Tire Pressure Monitoring System)は、タイヤの空気圧の低下を運転者に知らせる装置です。警告灯が点灯したら、タイヤの空気圧やタイヤの状態に何らかの異常がある可能性があります。

📊 TPMSに関する公的な情報

項目 内容 出典
警告灯の意味 タイヤの空気圧の低下などを知らせる警告灯 JAF
米国の制度 TREAD法に基づき、FMVSS No.138が、乗用車・軽トラック・バスなど(車両総重量10,000ポンド以下)にTPMSを義務づける。1本以上のタイヤが、指定空気圧より25%以上低下したことを検知できる装置。2007年9月1日から、対象の全車が適合 NHTSA
日本の動き 国土交通省は、2017年2月9日公布・施行の省令等の改正で、タイヤ空気圧警報装置に関する国連規則(第141号)を新たに採用。既存の第64号の要件から変更はない、と説明 国土交通省

📌 補足

日本でTPMSの装着を一律に義務づける規定は、この記事では確認できていません。車種によって、標準装備の場合、オプションの場合、装備されていない場合があります。取扱説明書で確認してください。

2. 警告灯が点灯したときの主な原因

JAFの「タイヤ空気圧警告灯が点灯・点滅している場合」の解説では、原因を次の3つに整理しています。

📊 警告灯が点灯する主な原因(JAF)

原因 JAFの説明 確認・対処の方向
空気圧不足 いずれかのタイヤで空気圧が不足している 空気圧を測定し、指定の空気圧まで補充する
外径の異なるタイヤの装着 外径の異なるタイヤを装着したことで、回転差が生じ、警告灯が点灯する タイヤのサイズ・種類がそろっているか確認。整備工場に相談
パンク パンクの可能性がある タイヤの外観を確認し、異物や損傷があれば、ロードサービスなどに連絡

⚠️ 注意

JAFは、状況に合わせた応急対応または点検が必要であり、必ず自身の安全を確認したうえで、JAFを呼ぶよう案内しています。タイヤの損傷が疑われるときは、走行を続けないでください。

3. 点灯したときの対処手順

🧭 警告灯が点灯したときの手順

1

安全な場所に停車する

走行中に点灯したら、周囲の安全を確認し、安全に停車できる場所を選んで停車します。

2

タイヤの外観を確認する

4本のタイヤの、明らかな空気の抜け、異物(釘など)の刺さり、損傷がないかを見ます。

3

空気圧を測定する

ガソリンスタンドやカー用品店の空気充塡機などで測定します。JAFは、走行直後のタイヤは温まって空気圧が高めに出る場合があるため、冷えた状態での測定を勧めています。

4

指定空気圧に補充する

指定空気圧は、運転席ドアの開口部の表示や取扱説明書で確認します(前後で値が異なる場合がある)。

5

警告灯が消えるか確認する

補充しても消えない場合や、何度も再点灯する場合は、点検を受けます。

6

パンクや損傷が疑われるときは、ロードサービスへ

JAFなどのロードサービス、または任意保険のロードサービスに連絡します。

💡 ポイント

リセットの方法(警告灯を消す操作)は、車種・メーカーごとに異なります。取扱説明書のTPMSの項目を確認するか、販売店・整備工場に相談してください。

4. 空気圧の点検と、日常の予防

TPMSは異常を知らせる補助的な装置です。日ごろの点検の代わりにはなりません。JAFの「タイヤの空気圧点検と充填方法」では、次の点が示されています。

📊 タイヤの空気圧点検のポイント(JAF)

点検のポイント JAFの案内
点検の頻度 正常なタイヤでも内部の空気は自然に抜けるため、少なくとも1か月に1回くらいは点検する
指定空気圧の確認場所 運転席ドアの開口部の表示や、取扱説明書。前後輪で値が異なる場合がある
測定するタイミング 走行直後など、タイヤが温まった状態では空気圧が高めに表示されることがある。冷えた状態で測定する
空気の充填 セルフ式ガソリンスタンドなどにある空気充塡機を使える。店員に点検を依頼できる場合もある
応急用のスペアタイヤ 普通のタイヤの約2倍の圧力が指定されている。トランク内のスペアタイヤも定期的に点検する

📝 空気圧警告灯の予防チェックリスト

☑️ 月に1回程度、冷えた状態で4本すべての空気圧を測った

☑️ 指定空気圧(運転席ドアの開口部の表示・取扱説明書)を確認した

☑️ タイヤの外観(異物・亀裂・偏摩耗)を見た

☑️ スペアタイヤ(応急用)の空気圧を確認した

☑️ タイヤ交換・ホイール交換の際は、TPMSの対応を店に確認した

☑️ リセット方法を取扱説明書で確認した

📌 補足

冬用タイヤへの交換や、ホイールの付け替えのときは、TPMSの対応(センサーの有無など)が車種や装着状況で異なります。交換を依頼するときに、TPMSについても店に確認しておくと安心です。

5. 情報源

📌 補足

上記は2026年9月25日に確認した内容です。

6. よくある質問

Q. タイヤ空気圧警告灯が点灯する原因は?

A. JAFは、空気圧の不足、外径の異なるタイヤの装着による回転差、パンクの可能性を挙げています。

Q. 走行中に点灯したら、どうすればよいですか?

A. 周囲の安全を確認して安全な場所に停車し、4本のタイヤの外観と空気圧を確認します。損傷や異物があれば、JAFなどのロードサービスに連絡します。JAFは、自身の安全を確認したうえで対応するよう案内しています。

Q. 空気を入れても警告灯が消えません。

A. リセットの操作が必要な車種があります。取扱説明書を確認し、消えない場合や再点灯する場合は、販売店・整備工場で点検を受けましょう。

Q. 空気圧はどのくらいの頻度で点検すべきですか?

A. JAFは、少なくとも1か月に1回くらいは点検するよう案内しています。冷えた状態で、指定空気圧(運転席ドアの開口部の表示や取扱説明書)に合わせて測定しましょう。

まとめ

タイヤ空気圧警告灯が点灯したら、JAFは、空気圧の不足、外径の異なるタイヤの装着による回転差、パンクの可能性を挙げています。安全な場所に停車し、タイヤの外観と空気圧を確認し、必要に応じてロードサービスに連絡しましょう。TPMSは補助的な装置なので、少なくとも月に1回の空気圧点検を、冷えた状態で行うことが大切です。リセット方法は車種ごとに異なるため、取扱説明書で確認してください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。警告灯の表示やリセット方法は、車種・メーカーによって異なります。詳細はお乗りの車の取扱説明書、または販売店・整備工場でご確認ください。異常があるときは、自己判断で走行を続けず、安全を優先してください(2026年9月25日確認)。

コメント

タイトルとURLをコピーしました