ホンダ N-BOXの冷却水(クーラント)は、指定液・濃度・規定量がホンダの取扱説明書に定められています。この記事では、Hondaの公式Web版オーナーズマニュアル(2021年版・2024年版)、国土交通省、JAFの公開情報をもとに、N-BOXの冷却水の仕様、点検の方法、異常時の対処、確認できなかった項目を整理しました。
📋 この記事の要点
✔ 指定液は「Honda純正ウルトラeクーラント」、規定濃度50%、規定量2.81L(交換時、リザーブタンク0.31Lを含む)。2021年版・2024年版のオーナーズマニュアルの記載
✔ 冷却水の量の確認は日常点検の項目。エンジンが冷えているときに、リザーブタンクの液面を確認する
✔ オーバーヒートのとき、ラジエーターが熱いうちにキャップを外してはいけない。冷却水が噴き出し、重大な傷害を受けるおそれがある(Hondaの取扱説明書)
✔ 交換の時期(年数・走行距離)は、公開されている取扱説明書では確認できず、メンテナンスノートで確認する必要がある
1. N-BOXの冷却水の公式仕様
📊 N-BOXの冷却水の仕様
| 項目 | 内容(Honda オーナーズマニュアル) |
|---|---|
| 指定液 | Honda純正ウルトラeクーラント |
| 規定濃度 | 50% |
| 規定量 | 2.81L(交換時:リザーブタンク0.31Lを含む) |
| ターボ車 | 2021年版・2024年版とも、ターボ非装備車と同じ指定液・濃度・規定量が記載されている |
| 対象の取扱説明書 | 2021年版:N-BOX/N-BOX Custom、2024年版:N-BOX/N-BOX CUSTOM/N-BOX JOY |
📌 補足
Honda Accessの案内では、ウルトラeクーラントは、従来のラジエーター液に比べ長寿命のラジエーター液で、指定濃度に調製済みのため、希釈せずそのまま使用するとされています。他の年式・世代の仕様は、その年式の取扱説明書で確認してください。
📊 ボンネットを開けたときの主な点検項目
| エンジンルーム内の点検項目(2024年版) | 備考 |
|---|---|
| 冷却水リザーブタンク | 点検整備については「メンテナンスノート」を参照 |
| ラジエーターキャップ | 同上 |
| エンジンオイルレベルゲージ・注入口 | 同上 |
| バッテリー | 同上 |
| ブレーキフルードリザーブタンク | 同上 |
| ウィンドウォッシャー液注入口 | ※印なし(取扱説明書の「ウィンドウォッシャー液の補給」で案内) |
2. 日常点検のやり方
2024年版の取扱説明書は、道路運送車両法により、法定点検と日常点検が義務づけられていると案内しています。日常点検は、長距離走行前や洗車・給油時などに、お客様自身の判断で行う点検です。
🧭 リザーブタンクの液量確認
エンジンが冷えていることを確認する
走行直後は避けます。JAFは、ラジエーター本体内の冷却水の残量を点検する場合は、エンジンが十分に冷えた状態で行うよう案内しています。
ボンネットを開け、リザーブタンクを探す
取扱説明書の「エンジンルーム内のメンテナンス項目」に、冷却水リザーブタンクの位置が示されています。
液面を確認する
タンクの上限と下限の間に液面があるか確認します。国土交通省は、上限ラインまで入っていれば合格、下限に近いか少ない場合は上限まで補充としています。
不足しているときは指定液で補充する
補充する液は、指定液(ウルトラeクーラント)と濃度を確認します。極端に減っている場合は、漏れの可能性があるため、Honda販売店や整備工場で点検を受けます。
⚠️ キャップの開け閉めに注意
エンジンが熱いうちにラジエーターキャップを外さないでください。冷却水が噴き出し、重大な傷害を受けるおそれがあります(Hondaの取扱説明書)。液がこぼれたときは、すぐに拭き取ってください。
3. 交換時期について(確認できたことと、できなかったこと)
📊 交換時期に関する公式情報
| 項目 | 確認結果 |
|---|---|
| 冷却水の交換時期(年数・走行距離) | 公開されているWeb版の取扱説明書(2021年版・2024年版)では確認できなかった。「点検整備の詳細はメンテナンスノートを参照」との記載 |
| 確認先 | 車載のメンテナンスノート(点検整備記録簿)、または、Honda販売店 |
| 点検の種類 | 2024年版では、定期点検は12か月および24か月ごとに実施する点検で、法律で定められているものと、Hondaが指定するものがある |
| 異常の目安 | Hondaは、普段と違う点(音、におい、ブレーキフルードの不足、地面に油のあとが残っているなど)に気づいたら、販売店で点検を受けるよう案内 |
⚠️ 「2年または4万km」は確認できませんでした
インターネット上には個人の整備記録などもありますが、公式資料ではなく、年式・仕様で異なる可能性があるため採用していません。必ずご自身の車のメンテナンスノートで確認してください。
📝 交換時期を確認するチェックリスト
☑️ 車載のメンテナンスノートで、冷却水の欄を確認した
☑️ 年式・型式(世代)を確認し、該当年式の取扱説明書を用意した
☑️ 前回の点検・交換時期を、記録簿・整備明細で確認した
☑️ 指定液(ウルトラeクーラント)と濃度50%で対応してもらえるか、見積もり時に確認した
☑️ 車検・法定点検のタイミングで、冷却水の状態を確認してもらった
4. オーバーヒートのときの対処(Hondaの取扱説明書より)
2024年版の取扱説明書は、次のような場合はオーバーヒートだと案内しています。
📊 オーバーヒートの症状
| オーバーヒートの状態 | 内容 |
|---|---|
| エンジンの力が急に落ちる | オーバーヒートの兆候の一つ |
| メッセージの表示 | マルチインフォメーションディスプレイに「エンジン冷却水高温 安全な場所に停車し運転を停止してください」と表示される |
| 蒸気 | エンジンルームから蒸気が立ちのぼっている |
🧭 オーバーヒート時の流れ
ただちに安全な場所に停める
パーキングブレーキをかけ、シフトレバーをPに入れます。
電源を切り、非常点滅表示灯を点滅させる
すべてのアクセサリーの電源を切ります。
ボンネットの開け方を判断する
蒸気が出ていない場合はエンジンをかけたまま、出ている場合はエンジンを停止し、蒸気が出なくなってから開けます。蒸気や熱湯に触れると重大な傷害を受けるおそれがあります。
冷却ファンの作動を確認する
作動していない場合は、すぐにエンジンを停止します。
エンジンが冷えてから点検する
冷却水量やホースなどからの水漏れを確認します。冷却水が不足していたら、ラジエーターとリザーブタンクに補給します。冷却水がない場合は、応急的に水を補給します。
メッセージが消えなければ販売店へ
十分に冷えてからエンジンを始動し、メッセージが消えれば運転を再開できます。消えないときは、Honda販売店に修理を依頼します。
⚠️ 冷却水が漏れている場合
冷却水が漏れている場合は、Honda販売店に修理を依頼してください。メッセージが表示された状態で運転を続けると、エンジンを著しく損傷するおそれがあります(Hondaの取扱説明書)。
5. よくある質問
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まとめ
N-BOXの冷却水は、Honda純正ウルトラeクーラント、濃度50%、規定量2.81L(リザーブタンク0.31Lを含む)と取扱説明書に記載されています。日常点検ではエンジンが冷えているときにリザーブタンクの液面を確認します。交換時期はメンテナンスノートで確認し、オーバーヒートのメッセージが出たときは、安全な場所に停めて、取扱説明書に従って対処しましょう。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。制度・料金・基準・製品仕様は変更されることがあるため、最新の内容は、公的機関・メーカー・各公式サイトでご確認ください(2026年10月時点)。


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