自転車追い越し時の新ルール2026年版!側方間隔・減速義務と罰則を解説

2026年4月1日、道路交通法の改正により、自動車が自転車を追い越す際のルールが変わりました。今日9月1日時点ですでに施行から5か月が経っていますが、内容を正確に把握していないドライバーも少なくありません。この記事では、法律で定められていることと、あくまで目安・推奨にとどまることを区別しながら、正確な内容を整理します。

何が変わったのか:法律上の義務

改正道路交通法第18条により、自動車等が自転車の右側を追い抜く形で通過する際、自転車との間に十分な間隔がない場合は、その間隔に応じた安全な速度で進行しなければならないという義務が明記されました。

ポイントは、法律の条文自体には「何メートル以上空ける」という具体的な数値は書かれていないということです。法律が定めているのは「十分な間隔をとる」「間隔が不十分なら減速する」という原則であり、絶対的な数値基準ではありません。

「1.5m」はどこから来た数字か

ニュースやメディアでは「1.5m以上の間隔」という目安がよく紹介されますが、これは法律で定められた数値ではなく、あくまで推奨される目安です。十分な間隔が取れない状況では、その分だけ速度を落とす(徐行が一つの目安)ことが求められます。「何メートル空ければ安全か」を杓子定規に考えるより、「自転車がふらついても接触しない余裕があるか」を基準に判断するとよいでしょう。

違反した場合の罰則

対象 罰則 違反点数 反則金(普通車)
自動車側(間隔不十分での追い越し・減速義務違反) 3か月以下の拘禁刑または5万円以下の罰金 2点 7,000円

自転車側にも、追い越される際にできるだけ道路の左側端に寄って通行する義務が定められており、違反すると5万円以下の罰金(反則金5,000円)の対象になります。

あわせて始まった「自転車の青切符」制度

同じ2026年4月1日から、自転車の交通違反にも自動車と同様の交通反則通告制度(いわゆる青切符)が導入されています。これまで自転車の軽微な違反は口頭注意で済まされることも多くありましたが、信号無視や一時不停止などの違反に対して、反則金の納付が求められるようになりました。詳しくは自転車の青切符制度についてまとめた記事で解説しています。

ドライバーが実践すべきこと

  • 自転車を追い越す際、十分な間隔を空けられない道路状況(狭い道路、対向車がある場合など)では、無理に追い越さず後方で速度を落として待つ
  • 「法律で1.5mと決まっている」という誤解に基づいて機械的に間隔を測るのではなく、自転車の動きに余裕を持って対応できる間隔・速度を心がける
  • 自転車が車道の左端に寄っていない、ふらついているなど、予測しにくい動きをしている場合は、より慎重な間隔・速度を意識する

まとめ

2026年4月1日の改正で、自転車を追い越す際に「十分な間隔がなければ減速する」という義務が法律に明記されました。「1.5m」という数字は目安であって法定基準ではない、という点を正しく理解した上で、実際の道路状況に応じた安全な間隔・速度を心がけましょう。

出典・免責

本記事の内容は、以下の情報源(2026年9月1日確認時点)に基づいています。

罰則・反則金の金額は車種・状況により異なる場合があります。正確な情報は警察庁・都道府県警察の公式情報でご確認ください。

アイキャッチ画像: People cycling on chevron markings in Harajuku by 7q3kjfehb, CC BY-SA 4.0

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