スタッドレスは何年使える?年数の目安とプラットホーム・ゴムの硬さ・保管を、JATMAとタイヤメーカーの資料で確認【2026年11月】

※この記事で紹介している動画は、2026年12月1日(火)19:00に公開予定です。公開までは、記事の中の動画は再生できません。公開後に再生できるようになります。

歌いながら話す動画『スタッドレスは何年使える?年数の目安とプラットホーム・ゴムの硬さ・保管を、JATMAとタイヤメーカーの資料で確認【2026年11月】』の解説記事です。動画で話した年数・プラットホーム・ゴムの硬さ・保管の出どころを、日本自動車タイヤ協会(JATMA)の2ページ、タイヤメーカー6社(ブリヂストン・ヨコハマ・ダンロップ・トーヨー・グッドイヤー・ミシュラン)の公式ページ、JAFのQ&A、国土交通省の告示で確かめ直して並べています。

この記事は、スタッドレスの『年数の数字は、資料ごとに何を指しているか』と『溝・ゴム・保管の確認の順番』に絞っています。タイヤの製造年週の読み方の詳しい解説・プラットホームと都道府県の規則の詳しい表は、サイト内の別の記事で扱っているので、リンクで補います。特定の銘柄は取り上げず、どれが良い・悪いとは言いません。資料に書かれていたこと、書かれていなかったことだけを並べます。

📋 この記事の要点

✔ JATMAは、使用開始後5年以上で点検、製造後10年で交換を「おすすめ」している。10年は「あくまで目安」で使用期限ではなく、5年・10年はメーカー・販売会社・販売店の品質保証期間でもない、と書いている。乗用車用・小形トラック用・トラック及びバス用タイヤ全般の案内で、スタッドレス専用ではない。車両メーカーが取扱説明書(オーナーズマニュアル)等に点検・交換時期を書いている場合は、その内容も確認する(JATMA「安全に乗るために」)。

✔ 読んだメーカー6社のページに、『この年数で使えなくなる』という書き方は見当たらなかった。5年・10年(使用開始後5年の点検・製造後10年の交換)は、6社とも『おすすめ』『推奨』『目安』などの形で書いていた(ブリヂストン・ヨコハマ・グッドイヤー・トーヨーはスタッドレスや寿命のページに、ダンロップは『タイヤの点検について』のページにJATMAと同文の『お奨め致します』、ミシュランは『タイヤの寿命はどれくらい?』のページに10年の交換は『推奨しています』と書く。保管試験の3年間・2シーズンは別の話)。ブリヂストンは「タイヤの寿命は以下に該当する年数が基準です」(同じページに「あくまで目安」)、トーヨーは「買い替えサイクルは3〜4年が目安といわれていますが」、グッドイヤーは「寿命はよく3年といわれていますが」(使い方・環境で変わるとも書く)と書く。JAFは別々のページに「3シーズンから5シーズン」「3〜4年程度が一般的な交換の目安」を書き、製造年週のページは、製造後10年が経過したタイヤについて「多くのタイヤメーカーが交換を推奨しています」と書き、まとめでは、製造後10年を超えたタイヤは目立った外観の変化がなくても「使用を控えましょう」と書く(JATMAのような、使用期限ではないという断り書きは、この箇所に見当たらなかった)。読んだ範囲では、5年の数え始めも、ブリヂストンの『タイヤの寿命』ページだけが『製造から』と書いている。

✔ 冬用タイヤの使用限度は、新品の溝の50%(プラットホームが露出するまで)。JATMAは、積雪路及び凍結路を走る場合の注意として「50%未満のタイヤは冬用タイヤとしては使用しないでください」と書く(プラットホームが設けられているタイヤの場合は露出で判断)。告示の第89条には溝1.6mm以上とあるが、50%の数字は見当たらなかった。

✔ 溝が残っていても、ゴムが硬くなると効きは落ちる、とブリヂストンは書く。硬さは硬度計のある店で測れる。数字の目安(30〜55・60超)が書いてあったのはトーヨータイヤの記事だけで、出どころの記載はなかった。ひび割れはJATMAが2段階で整理している。

✔ 保管は、直射日光・雨や水・油類・熱源・電気火花の出る装置を避け、融雪剤や水分を落として乾かす。ホイール付きの空気圧は5社とも半分前後に下げると書く(書き方は1/2程度・半分ぐらい・半分程度など)が、ホイールなしの置き方は書き方が分かれる。付ける前は、ひび割れ・劣化・残り溝を点検し、空気圧を戻す。

▶ YouTubeで見る(YouTube「くるまのかーぎーくん」)

1. 動画の内容(要約)

動画は、聞き役の『かーぎーくん』と解説役のかけ合いです。冒頭と章の頭、まとめで歌い、本文はリズムに乗せた会話です。歌の歌詞には数字や条件を入れず(『スタッドレス いつまで使えるの?』『溝もゴムも年も』『見て確かめよう』など)、数字と条件は語りと画面の表で確認します。

スタッドレスは何年使える? 年数の目安・プラットホーム・ゴムの硬さ・保管の4つのポイント
図:動画で確かめること(自作の図)
章 開始 内容 使った資料
イントロ 00:00 歌のフックと、今日の4つのポイント。読んだ資料(JATMA・メーカー6社・JAF)と確認日 (下の出典)
1. 年数の目安 00:38 JATMAの5年(点検)・10年(交換)と、目安であること。製造年週の読み方。5年の数え始めの違い。新品の保管試験。JAFとグッドイヤーの年数。『この年数で使えなくなる』の書き方は見当たらなかったこと JATMA、各社のページ、JAF
2. プラットホーム 02:48 新品の溝の50%で現れる突起。JATMAの、50%未満のタイヤは冬用として使用しないでください、という注意。見る場所(矢印の先・4か所)。告示の溝1.6mmと、50%の数字が告示にないこと。県の規則(10県) JATMA、ブリヂストン、ダンロップ、トーヨー、国交省 告示第89条
3. ゴムの硬さ 04:24 溝があってもゴムが硬いと効きが落ちる、という記載。使っていなくても劣化する、という記載。硬度計。数字の目安は1社の記事だけ。ひび割れのサイン ブリヂストン、JATMA、トーヨー、ダンロップ
4. 保管 05:40 避ける場所。洗って乾かす。ホイール付きの空気圧と置き方(書き方の違い)。付ける前の点検 JATMA、各社、JAF
まとめ 06:41 4つの確認と、締めの歌 (上記)
動画では、各社の試験の細かい条件・県の名前・JAFのページごとの表示日・硬度計の数字の注意書き・保管の置き方の一覧は、画面の表で見せて、語りでは読み上げていません。次の章の表で確認できます。

2. 動画で触れきれなかった補足

2-1. JATMAの原文:5年・10年と、目安であること

JATMAの「安全に乗るために」の4.「長期経過タイヤの点検・交換について」(乗用車用タイヤ、小形トラック用タイヤ、トラック及びバス用タイヤ)の文言を、そのまま引用します。この案内は、乗用車用・小形トラック用・トラック及びバス用のタイヤ全般向けで、スタッドレス専用ではありません。

📜 JATMA「安全に乗るために」4.長期経過タイヤの点検・交換について(原文の一部)

「使用開始後 5年以上経過したタイヤについては、継続使用に適しているかどうか、すみやかにタイヤ販売店等での点検を受けられることをお奨め致します。」「外観上使用可能のように見えたとしても(溝深さが法律に規定されている値まですり減っていない場合も)製造後 10年(注)経過したタイヤ(含むスペアタイヤ)は新しいタイヤに交換されることをお奨め致します。」

📜 同ページの注(原文の一部)

「ここに記載した10年という年数は、あくまで目安であって、そのタイヤの実際の使用期限(すなわち、継続使用に適していないこと、または安全上の問題があるかもしれないことを示す時期)を示すものではありません。」「10年を経過していないタイヤであっても、上記の環境条件等によっては交換する必要がある場合があることにご注意下さい。」「この10年という年数及びタイヤ販売店等による点検のお奨め時期である使用開始後5年という年数は、いずれも各タイヤメーカー・販売会社・販売店による品質保証期間・期限を示すものでもありません」

同じページには「車両メーカーがその車の特性からタイヤの点検や交換時期をオーナーズマニュアル等に記載している場合もありますので、その記載内容についてもご確認下さい。」ともあります。車の取扱説明書の記載は、この記事では確認していません。

2-2. 製造年週の読み方(JATMA)

製造番号の桁数 読み方(JATMAの例) 例の読み取り
2000年以降は下4桁 最初の2桁が週、最後の2桁が年 1220 = 2020年の第12週(12週目)
1999年以前は下3桁 最初の2桁が週、最後の1桁が年 159 = 1999年の第15週(15週目)

DOTの文字との関係、週の数え方で日付までは断定できない理由、10年になる時期の計算例は、サイト内のタイヤ側面の「2324」の読み方と、10年で交換の根拠で扱っています。

2-3. 「5年」はいつから?:資料で数え始めが分かれている

資料 点検の「5年」の書き方 確認したページ
JATMA 使用開始後5年以上経過したタイヤ 安全に乗るために
ヨコハマ 使用開始後5年以上経過したタイヤ(JATMAと同じ文言・注記つき) 安全にご使用いただくために / 耐久性・耐用年数について
グッドイヤー 使用開始後5年でのプロによる点検 タイヤの寿命(長期使用の目安)
トーヨー 使用開始から5年以上経過した場合は点検(JATMAの推奨として紹介) ON THE ROAD(寿命の見極め方・低温時のゴム硬化)
ブリヂストン(スタッドレスのページ) 使用開始から5年経過したとき(点検を推奨するタイミング) スタッドレスタイヤの寿命は何年?
ダンロップ 使用開始後5年以上経過したタイヤ(JATMAと同文。「お奨め致します」。10年の「(注)」の印はあるが、注の本文はこのページに見当たらなかった) タイヤの点検について
ミシュラン 使用開始から5年が経過したら、年に1回はタイヤ専門店で点検を受けましょう タイヤの寿命はどれくらい? 知っておきたい交換時期
ブリヂストン(タイヤ全般のページ) 製造から5年を過ぎたタイヤについては、一度タイヤ専門店で点検を受けるのがおすすめ タイヤの寿命は何年?

この表の資料は、10年はいずれも『製造後(製造から)』です(ダンロップ・ミシュランも同じ)。5年だけが、使用開始から数える資料と、製造から数える資料に分かれます。使い始めた日が分からないときは、製造年週(2-2)から数えた年数が手がかりになりますが、どちらで数えるかは、販売店で確認するのが確実です。

2-4. 新品の保管試験:各社の書き方

各社のページには、「適正に保管された新品のスタッドレス」について、製造から時間がたっても氷上の性能が変わらなかった、という試験の記載があります。使っているタイヤの寿命の話ではなく、買う前の在庫の話です。書き方は次のように分かれていました。

会社(ページ) 書き方
ブリヂストン(カタログ2026-2027 P29-34) 適正に保管すれば製造から2シーズンは同等性能を保ちます(タイヤ公正取引協議会 共催試験)。年製別の氷上制動距離の図は、基準年製100・その1年前製100・その2年前製99
ブリヂストン(スタッドレスなんでもQ&A) 適正に保管された新品のスタッドレスタイヤは、2シーズン、もしくは3シーズンは同等の性能を保つことが確認されています。試験時期は2018年12月〜2019年11月、検証に用いたタイヤは18年・17年・16年製
トーヨー(ON THE ROAD) 製造から2シーズン経過したタイヤでも、氷上での制動性能は新品と同等であることが確認されています
ミシュラン(公式サイトの記事) 製造から2シーズンが経過したものでも当年に製造したタイヤと同等の性能を保つことが確認されています
ダンロップ(スタッドレスタイヤの基礎知識Q&A) 3年間は同等の性能を保つことがタイヤ公正取引協議会で確認されています
ヨコハマ(よくあるご質問) 3年間は氷上制動性能を保つことが試験で確認されています。条件はiG20の2008年製と2005年製を比べた、2008年6月13日のテスト(新横浜スケートセンター・ABS制動20km/h・205/55R16)

同じブリヂストンでも、Q&Aのページは「2シーズン、もしくは3シーズン」、カタログは「2シーズン」と書いています(2026年10月27日に確認)。JAFのQ&Aは「新品タイヤは保管環境が適切であれば、製造から3年程度は性能の低下がほとんど生じないとされています」と書いています。

確認できなかったこと:タイヤ公正取引協議会自身の試験報告の原文(各社のページ・カタログの記載だけ確認)。ダンロップのQ&A内の「タイヤ公正取引協議会発信の内容」は画像で、中身は確認していません。

2-5. 使っているタイヤの年数:ページごとの書き方

資料(確認日の表示) 年数の書き方 同じページの条件
JAF Q&A「スタッドレスタイヤの使用限度と正しい保管方法とは?」(2025年07月現在の表示) 「スタッドレスタイヤは一般的には3シーズンから5シーズンは使用できるといわれています」 「ただし、使用環境によって摩耗や劣化の具合が変わります」
JAF Q&A「タイヤの製造年月日(製造年週)の見方は?」(2026年07月現在の表示) 「夏タイヤは使用開始から4〜5年、冬タイヤ(スタッドレス)は3〜4年程度が一般的な交換の目安です」 「タイヤの寿命は、使い方や保管方法によって大きく変わります」
グッドイヤー「タイヤの寿命(長期使用の目安)」 「スタッドレスタイヤの寿命はよく3年といわれていますが」 環境条件・保管状況・使用方法(荷重・速度・空気圧)などによって左右され、上手な使い方をしていればもっと長く、条件の悪い使用を続ければ短くなる
トーヨー ON THE ROAD(寿命の見極め方) 「一般的にスタッドレスタイヤの買い替えサイクルは3〜4年が目安といわれていますが」 「使用年数にかかわらずスタッドレスタイヤの摩耗状態は性能に直結する」
ブリヂストン(スタッドレスの寿命のページ) 「タイヤの寿命は以下に該当する年数が基準です」(使用開始から5年経過=点検を推奨するタイミング、製造から10年経過=交換を推奨するタイミング)。まとめでは「使用開始から5年が点検、製造後10年が交換の目安」 「この5年・10年という数字はあくまで目安であり」、「タイヤの状態によっても前後します」。プラットホームの出現・コードに達するひび割れやキズ・偏摩耗・ピンチカットは、年数に関係なく交換が必要

読んだメーカー6社のページ(ブリヂストン・ヨコハマ・ダンロップ・トーヨー・グッドイヤー・ミシュラン)に、『この年数で使えなくなる』という書き方は見当たりませんでした。5年・10年(使用開始後5年の点検・製造後10年の交換)は、6社とも書いていました。ブリヂストン・ヨコハマ・グッドイヤー・トーヨーはスタッドレスや寿命のページに『おすすめ』『目安』など(ヨコハマはJATMAと同じ文言)、ダンロップは『タイヤの点検について』のページにJATMAと同文の「お奨め致します」、ミシュランは『タイヤの寿命はどれくらい?』のページに「製造から10年が経過し、一度も交換されていない場合は、外観上使用可能のように見えたとしても安全のため新しいタイヤへの交換を推奨しています」と書いています(ミシュランの5年は「使用開始から5年が経過したら、年に1回はタイヤ専門店で点検を受けましょう」)。ただし、反対方向の書き方もあります。ブリヂストンは「タイヤの寿命は以下に該当する年数が基準です」と書き(同じページに「この5年・10年という数字はあくまで目安であり」)、グッドイヤーは「タイヤには長期経過によって迎える使用寿命があります」と書きます(同じページに、10年は目安で使用期限ではない旨の注記)。トーヨーは「買い替えサイクルは3〜4年が目安といわれていますが」と書きます。JAFの製造年週のページは、10年の小節で「製造から10年が経過したタイヤは、溝の摩耗やひび割れなど外観上の異常が見当たらなくても、多くのタイヤメーカーが交換を推奨しています」と書き、まとめでは「製造後10年を超えたタイヤは、目立った外観の変化がない場合でも使用を控えましょう」と書きます。同じページの節の見出しは「製造年月日から判断するタイヤの交換時期の目安」で、「目安」の語は使われていますが、JATMAのような、使用期限ではないという断り書きは、この箇所に見当たりませんでした(別の箇所に、保管環境が適切な新品は製造から3年程度は性能の低下がほとんど生じないとされる、との記載)。ダンロップのスタッドレスの基礎知識Q&A・保管・安全の3ページとミシュランのスタッドレスの記事には、5年・10年の記載は見つかりませんでした(上の2ページに書かれています。ミシュランのスタッドレスの記事は「使用を始めてから数年経ったら継続使用が可能かタイヤ販売店で見てもらうと良いでしょう」)。JAFの二つのページは、年数の書き方が違います(3シーズンから5シーズン/3〜4年程度)。

2-6. プラットホーム:各社の書き方と、見る場所

📜 JATMA「冬道走行とタイヤ」3.冬用タイヤ及びタイヤチェーンの使用上の注意点(原文)

「積雪路及び凍結路走行の場合は、冬用タイヤの 残り溝深さが新品時の50%以上 あることを確認してください。(接地部にプラットホームが設けられているタイヤの場合は、これが露出しているか否かで判断して下さい。)溝深さが50%未満のタイヤは冬用タイヤとしては使用しないでください。」

ヨコハマの「安全にご使用いただくために」の警告は、同じ文言です。名前の書き方は資料で違います。

書き方 資料
プラットホーム JATMA・ブリヂストン(スタッドレスなんでもQ&A・スタッドレスの寿命のページ・カタログ)・ヨコハマ・トーヨー
プラットフォーム ダンロップ・ミシュラン・ブリヂストンの『タイヤの寿命は何年?』ページ(「50%の摩耗は、スタッドレスタイヤにある『プラットフォーム』で判断できます」)・国土交通省の細目告示(「サイピング、プラットフォーム及びウエア・インジケータの部分を除く」。第89条は用語を定義していません)
資料 見る場所・露出の扱い
ブリヂストン(スタッドレスなんでもQ&A) 「溝の深さを点検するプラットホームは、タイヤサイド部の4カ所に表示された矢印(↑)が示すトレッド(接地)面の溝内にあります。」
ブリヂストン(カタログ2026-2027 P29-34) 「プラットホームはタイヤサイド部の4ヶ所(90度間隔)に表示された矢印」(「90度間隔」を書くのは、読んだ中ではこのカタログだけ)
ダンロップ(基礎知識Q&A) 「(プラットフォームは全4カ所の内、1カ所でも露出したらスタッドレスタイヤとして使用できません。)」
ミシュラン(公式サイトの記事) 「プラットフォームの場所は4カ所以上あるため、複数あるプラットフォームの位置をすべて確認しておくと安心です」(4か所とは限らない書き方)
JAF Q&A 「⇧印にあるプラットホームが出たら、冬タイヤとしては使用できない。」(矢印の書き方は、ブリヂストン・トーヨー・ミシュランは「↑」、JAF Q&Aは「⇧」。JATMAのページ本文には矢印の記号は出てきません)
ヨコハマ(摩耗管理) 「溝深さ50%の高さで設置されている『プラットホーム』が露出すると、そのタイヤは冬用タイヤとしての使用限度まで摩耗していることを意味します。」
溝の断面の模式図。新品、新品の溝の50%に減った状態、残り溝1.6mmの状態で、プラットホームとスリップサインの現れ方を並べた図
図:プラットホーム(新品の溝の50%)とスリップサイン(告示の1.6mm)(自作の模式図。形・高さ・位置はタイヤで違う)

溝の残りの確かめ方として、ブリヂストンは「100円玉を溝に差し込んで『1』の字が見えたら、残り溝が半分以下になったことの目安」と書き、「簡易的な確認手法なので、詳しくはお近くのタイヤ販売店等にご相談ください」と添えています(カタログには「タイヤサイズによって、溝の深さは多少異なります」の注記)。JAFのQ&A(faq-c031)は、「一般的に新品時の溝の深さ(約10mm)から50%摩耗し、溝の深さが約5mmになった時点が交換の目安」と書いています。新品の溝の深さはタイヤで違うため、5mmは例です。

2-7. 告示・県の規則との関係

📜 道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第89条第4項第2号(国土交通省掲載【2025.1.10】・原文の一部)

滑り止めの溝について、「滑り止めのために施されている凹部(サイピング、プラットフォーム及びウエア・インジケータの部分を除く。)のいずれの部分においても1.6mm(二輪自動車及び側車付二輪自動車に備えるものにあっては、0.8mm)以上の深さを有すること。」

同じ第4項の第3号は「亀裂、コード層の露出等著しい破損のないものであること。」、第4号は「空気入ゴムタイヤの空気圧が適正であること。」です。保安基準の第9条第2項は、空気入ゴムタイヤの強度・滑り止めに係る性能等を告示で定める、という作りです(e-Gov・施行日2026年10月20日)。第89条に、50%の数字や製造からの年数の基準は、見当たりませんでした。トーヨータイヤも、スタッドレスの使用限度について「夏用タイヤのように道路運送車両の保安基準には定められていません」と書いています。

1.6mmは、夏タイヤ・スタッドレスの区別のない、空気入ゴムタイヤの基準です。ブリヂストンの『タイヤの寿命は何年?』ページも「スタッドレスタイヤの寿命も、夏タイヤと同じく、残り溝の深さ1.6mmになったタイミングが、法律で定められた寿命です。ただし、スタッドレスタイヤとして使用できる期間は、それよりも短いのが現実です。」と書き、「50%の摩耗を、スタッドレスタイヤの交換目安にとしています」と続けています。スタッドレスは、これに加えて、冬用としての使用限度(新品の溝の50%)がある、という整理になります。告示は『プラットフォーム』『ウエア・インジケータ』という言葉を定義していません(第89条の本文に定義の文は見当たりませんでした)。スタッドレスのプラットホームと告示のプラットフォームが同じものかどうかは、この記事では断定しません。

50%の数字は、都道府県の規則の抜粋に出てきます。JATMA「冬道走行とタイヤ」が載せている46都道府県の抜粋(2026年8月現在・沖縄県は載っていません)を当サイトで数えると、摩耗の条件が書かれているのは12県で、うち「50パーセント」の数字を書いているのは次の10県でした。

県 規則と条項(JATMAの表記) 摩耗の書き方
岩手県 道路交通法施行細則 第14条第6号 接地面の突起部が50パーセント以上摩耗していないものに限る
宮城県 道路交通規則 第14条第1号 接地面の突出部が50パーセント以上摩耗していないものに限る
秋田県 道路交通法施行細則 第11条第5号 同上(突出部)
山形県 道路交通規則 第15条第1号 同上(突出部)
福島県 道路交通規則 第11条第1号 接地面の突出部の摩耗が50パーセント以下のものに限る
石川県 道路交通法施行細則 第12条第1号 接地面の突出部が五十パーセント以上摩耗していないものに限る
福井県 道路交通法施行細則 第16条第2号 接地面の突出部が50パーセント以上摩耗していないものに限る
兵庫県 道路交通法施行細則 第9条第3号 同上(突出部)
鳥取県 道路交通法施行細則 第9条第22項第1号 同上(突出部)
広島県 道路交通法施行細則 第10条第2号 同上(突出部)

ほかに、奈良県は「接地面の突出部が摩耗していないものに限る」、島根県は「効果限界線以上に磨滅していないものに限る」と書いています。残りの34件の抜粋には、摩耗の条件の記載がありません。JATMAは同じページで、違反行為は反則金の適用となり、普通車は6千円(大型7千円・自動二輪6千円・原付5千円)と案内しています。県の条文の原文と、取締りでの実際の適用は、この記事では確認していません。走る県の規則は、その県の警察のページで確認してください。詳しい表は、サイト内のタイヤ横の小さな矢印と「溝50%」の根拠にあります。

2-8. ゴムの硬さ:各社・JATMAの記載と、硬度計

資料 書き方
ブリヂストン(スタッドレスなんでもQ&A) 「スタッドレスタイヤが滑りにくいのは、柔らかいゴムが路面に密着するからです。ですので、ゴムが硬くなったら溝があっても十分な効きは得られなくなります。」「硬度計のあるお店で簡単にチェックできますので、ぜひ点検してください。」「シーズン前には販売店でタイヤの硬度を確認してください」
JATMA(安全に乗るために) 「ゴムの特性が経時変化するのに伴い、タイヤの特性も変化します」。環境条件・保管条件・使用方法などに左右されるので点検が必要
トーヨー(ON THE ROAD) 「例えまったく走っていなくても、タイヤのゴムは経年変化によって劣化していきます。」
ダンロップ(保管の仕方) 「自動車に装着して使用していない場合でも、自然と劣化してしまいます。これはスタッドレスタイヤも同様です。」
グッドイヤー(タイヤの寿命) 「走行しなくても、直射日光、水、熱、油、オゾンなどの外的要因によっても劣化が進行します。」
ミシュラン(公式サイトの記事) 「ゴムは年数が経過すると、紫外線などの影響により硬く変化する性質があります。」「使用を始めてから数年経ったら継続使用が可能かタイヤ販売店で見てもらうと良いでしょう。」

硬度の数字は、トーヨータイヤのON THE ROADの記事(「低温時のゴム硬化とは?」)に、「タイヤ用には『A型』の硬度計を選びましょう。スタッドレスタイヤの適正硬度は目安として30〜55程度とされており、測定値が60を超えたら交換を検討すべきタイミングです。」とありました。この数字の出どころは記事に書かれていません。ブリヂストン・ヨコハマ・ダンロップ・グッドイヤー・ミシュランの読んだページには、硬度の数字は見当たりませんでした(ヨコハマの『スタッドレスタイヤの正しい点検方法』は取得時にメンテナンス表示で、読めていません)。1社の記事の目安として扱い、硬さの判断は硬度計のある販売店でしてもらうのが無難です。

2-9. ひび割れのサイン(JATMAの外観診断)

JATMAの区分 原文 書かれている対応
経時変化によるひび割れ 表面のひび割れですが成長し、亀裂がカーカスに至る場合があります。 点検の頻度を増やし、注意してお使いください
経時変化によりひび割れが成長した亀裂 亀裂がカーカスに至っている可能性があります。水分等の浸入によって、セパレーションが発生する恐れがあります。 早めの交換をおすすめします

ブリヂストンは、年数に関係なく速やかな交換が必要な状態として、プラットホームの出現・コードに達するひび割れやキズ・偏摩耗・ピンチカットの4つを挙げています(コードは「タイヤの骨格を形成し、タイヤの受ける荷重や衝撃、充てん空気圧に耐える役割を持つ重要な部分」と説明)。

2-10. 保管:各社の書き方

項目 書き方 資料
避ける場所 直射日光、雨及び水、油類、ストーブ類の熱源及び電気火花の出る装置に近い場所などを避ける JATMA・ヨコハマ(同じ文)、ブリヂストン(ほぼ同じ項目)
洗う・乾かす 融雪剤や水分を落としよく乾かして保管/融雪剤や泥、油脂などを水洗いして落とし、水気を残さないように拭き取る ダンロップ/JAF
場所 直射日光が当たらず温度変化の少ない通気性の良い場所(JAF)。カバーをつけたベランダ保管でも性能は保たれます(ダンロップ)。ベランダはカバーをかけっぱなしにすると湿気がたまるので、たまには陰干しを(ミシュラン) JAF・ダンロップ・ミシュラン
床に置くとき 床にゴムの薬品がにじみ出ることがあるので、厚手のダンボールなどを敷く ヨコハマ・ブリヂストン・トーヨー
付ける前 空気圧を下げて保管していたタイヤは再び装着する際に必ず元の空気圧に戻す(トーヨー)。保管していたタイヤは、ひび割れや劣化・残溝など点検を行ってから装着し、適切な空気圧で使う(ダンロップ)。長期に保管したタイヤは劣化が大きく進んで安全に走行できない場合がある(ダンロップ) トーヨー・ダンロップ
ブリヂストン・ヨコハマ・ダンロップ・トーヨー・ミシュランの、ホイール付きとホイールなしの置き方と空気圧の書き方を並べた表
図:保管の置き方と空気圧(読んだ公式ページの記載。自作の表)

ホイール付きのタイヤについては、ブリヂストン・ヨコハマ・ダンロップ・トーヨー・ミシュランの5社が、空気圧を半分前後に下げて保管する、と書いています(JAFも「指定の半分程度に下げておくことがベスト」)。置き方は『平置き』『平積み』『横積み』『重ねる』と書き方が分かれ、トーヨーは平積みを「タイヤを横に寝かせて積み上げる」と説明しています。ホイールなしのタイヤは、ヨコハマ・ダンロップ(原則として)・ミシュラン・JAFが「縦」「立てて」、トーヨーが「縦置きでも、平らな床での平積みでもOK」、ブリヂストンの寿命のコラムが「横置き」と書いていて、そろっていません(ブリヂストンの保管ページは、ホイール付きの平置きだけを書いています)。ブリヂストンの「横置き」がどちらの意味かは、原文に説明がなく確認できませんでした。買った店や車の取扱説明書の案内で確かめてください。

2-11. 確認できなかったこと

⚠ JATMAの『自動車用タイヤの選定、使用、整備基準 乗用車用タイヤ編』(2023年版)の原文(未取得のため、この記事では使っていません。冬用の使用限度を過ぎたタイヤを夏に使えるかどうかも扱っていません)。

⚠ タイヤ公正取引協議会の試験報告の原文。トーヨーの硬度の数字の出どころ。硬度計の使い方・測定値の読み方。

⚠ ヨコハマの点検ページ、ミシュランのFAQ本体、車両メーカーの取扱説明書のタイヤの記載。

⚠ 都道府県規則の原文と取締りの適用。プラットホームがないタイヤの具体的な銘柄(JATMAは「設けられているタイヤの場合は」と条件つきで書いています)。

3. 違った観点から整理する

3-1. 年数の数字は、何から数えるかで分けて見る

資料ごとの年数の数字を、製造から数えるもの・使用開始から数えるもの・数え始めの記載がないものに分けて、0年から10年の軸に並べた図
図:年数の物差し(自作の図。数え始めが違う数字を同じ長さで比べるものではない)
数え始め 数字 資料
製造から 新品の保管試験: 2シーズン〜3年間(書き方は会社で違う) ブリヂストンのカタログ・トーヨー・ミシュラン(2シーズン)、ブリヂストンのQ&A(2シーズン、もしくは3シーズン)、ダンロップ・ヨコハマ(3年間)
製造から 交換のおすすめ: 10年 JATMA・ヨコハマ・グッドイヤー・ブリヂストン・トーヨー・ダンロップ・ミシュラン(ミシュランは「推奨」、ダンロップは「お奨め」と書く)
使用開始から 点検のおすすめ: 5年(ブリヂストンのタイヤ全般ページだけ「製造から5年」) JATMA・ヨコハマ・グッドイヤー・トーヨー・ブリヂストン・ダンロップ・ミシュラン
使用開始から(ページの文脈) 冬タイヤは3〜4年程度が一般的な交換の目安/3シーズンから5シーズンは使用できるといわれている(JAFの表現) JAF(2ページ)
数え始めの記載なし スタッドレスの寿命はよく3年といわれている/買い替えサイクルは3〜4年が目安といわれている グッドイヤー・トーヨー

「3年」「5年」「10年」は、同じ資料の中でも指すものが違います。新品を保管した試験の2シーズン・2または3シーズン・3年間は『使う前』の話、JATMAの5年は『使い始めてから』の点検、10年は『製造から』の交換のおすすめで、JAFやグッドイヤーの3年前後は『一般的にいわれる目安』です。JAFの2ページとグッドイヤーのページには、使い方や環境で変わることが書かれています(保管にも触れるのは、JAFの製造年週のページとグッドイヤー)。JAFの表示の「3シーズンから5シーズン」の起点は『使用開始』と読めますが、ページに起点の明記はありません(当サイトの読み)。

3-2. 場面別:資料に書かれていた確認点

場面 確認点(資料の記載) 出どころ
数シーズン使ってきたタイヤ 使用開始から5年以上なら販売店で点検。溝(プラットホーム)・ひび割れ・ゴムの硬さを確かめる。年数だけでは決めない(JATMA・ブリヂストン・トーヨー) JATMA・各社
新品・中古・ネットで買う サイドウォールの刻印で製造年週を確認する(JAF)。新品は保管環境が適切なら製造から3年程度は性能の低下がほとんど生じないとされている(JAF)。2シーズン・3年間の試験の記載もある(各社) JAF・各社
使わなかった年のタイヤ まったく走っていなくても、ゴムは経年変化で劣化する(トーヨー)。使用していなくても自然と劣化する(ダンロップ)。使うシーズンの前に、ひび割れ・劣化・残り溝を点検 トーヨー・ダンロップ
しまうとき・出すとき 洗って乾かす。直射日光・雨や水・油類・熱源・電気火花の出る装置を避ける。空気圧を下げて保管したら元に戻す JATMA・各社・JAF

3-3. よく聞く説の検証表

よく聞く説 確認できたこと 根拠
スタッドレスは3年で寿命 期限としては見当たらなかった。JAFは「3〜4年程度が一般的な交換の目安」『3シーズンから5シーズン』、グッドイヤーは「寿命はよく3年といわれていますが」と書き、JAFの2ページとグッドイヤーは使い方・環境で変わるとしている。ブリヂストンは「年数が基準です」、トーヨーは「3〜4年が目安といわれていますが」と書く JAF・グッドイヤー・ブリヂストン・トーヨー
溝があれば、まだ使える 冬用としては新品の溝の50%(プラットホーム)まで。溝があっても、ゴムが硬くなると十分な効きは得られない、と書く資料がある JATMA・ブリヂストン
走っていないから、劣化していない まったく走っていなくても、ゴムは劣化する、と書く資料がある トーヨー・ダンロップ・グッドイヤー
10年を過ぎたら使えない/10年以内なら安心 JATMAは、10年は目安で使用期限ではない、10年を過ぎても適している場合も、10年未満でも交換が必要な場合もある、と書く。一方、JAFの製造年週のページは、10年の箇所で「多くのタイヤメーカーが交換を推奨しています」、まとめで「使用を控えましょう」と書く(節の見出しには「交換時期の目安」とあるが、JATMAのような、使用期限ではないという断り書きは、この箇所に見当たらなかった) JATMA(注)・JAF
50%を超えたら違反 告示の第89条には50%の数字は見当たらない。JATMA掲載の抜粋では10県の規則が50パーセントの数字を書いている。取締りでの適用は確認できなかった 細目告示・JATMA
プラットホームはどのタイヤにもある JATMAは「プラットホームが設けられているタイヤの場合は」と条件つきで書く JATMA
保管の置き方は、どのメーカーも同じ ホイール付きの空気圧は5社とも半分前後(書き方は会社で違う)で一致。ホイールなしの置き方は、立てる・平積みでも可・横置き、と分かれる 各社

3-4. 確認の順番(当サイトの整理)

資料に書かれていた確認項目を、年数→溝→ゴム→保管の順に並べ替えたものです。判定の基準ではなく、確認の順番の例です。

確認の順番の例。製造年週、使用開始から5年、プラットホーム、ひび割れ・傷、ゴムの硬さの5つを順に並べた図
図:確認の順番(当サイトの整理。各項目の出どころはJATMA・各社)

途中で迷ったら、販売店・整備工場での点検を受けてください(JATMAは、使用開始後5年以上で販売店などでの点検をおすすめしています)。

4. よくある質問

Q. スタッドレスは何年使えますか?

A. 読んだ資料に、期限として書かれた年数は見当たりませんでした。JAFは「3シーズンから5シーズン」「3〜4年程度が一般的な交換の目安」、グッドイヤーは「寿命はよく3年といわれていますが」と書き、JAFの2ページとグッドイヤーは使い方や環境で変わるとしています。ブリヂストンは「年数が基準です」(同じページに「あくまで目安」)、トーヨーは「3〜4年が目安といわれていますが」と書きます。JAFの製造年週のページは、製造後10年を超えたタイヤは目立った外観の変化がなくても「使用を控えましょう」と書いています。JATMAは、使用開始後5年以上で点検、製造後10年で交換をおすすめしています(目安であり、使用期限ではありません)。

Q. 「5年」と「10年」は、どこから数えますか?

A. この記事の表の資料では、10年はいずれも製造からです。5年は、JATMA・ヨコハマ・グッドイヤー・トーヨー・ブリヂストンのスタッドレスのページ・ダンロップ・ミシュランが使用開始から、ブリヂストンのタイヤ全般のページが製造から、と書いています(2-3の表)。販売店で確かめるのが確実です。

Q. プラットホームが出ていたら、どうなりますか?

A. JATMAは、積雪路及び凍結路を走る場合に、冬用タイヤの残り溝が新品時の50%未満のタイヤは、冬用タイヤとしては使用しないでください、と書いています(プラットホームが設けられているタイヤの場合は露出で判断)。ダンロップは、4カ所のうち1カ所でも露出したら使用できない、と書いています。見る場所は、側面の矢印の先、溝の中です(ブリヂストンは4カ所、ミシュランは4カ所以上と書いています)。

Q. ゴムの硬さの数字の目安はありますか?

A. トーヨータイヤの記事に、A型の硬度計で適正硬度は目安として30〜55程度、60を超えたら交換を検討、とありました。出どころは書かれておらず、ほかの読んだページには数字がありません。硬さは、硬度計のある販売店で点検してもらうのが無難です(ブリヂストン)。

Q. 買ったスタッドレスの製造年が少し古いのですが、大丈夫ですか?

A. 各社のページには、適正に保管された新品について、2シーズン、2または3シーズン、3年間は同等の性能を保つことが試験で確認された、という書き方があります。JAFも、保管環境が適切なら製造から3年程度は性能の低下がほとんど生じないとされている、と書いています。ただし、これは保管がよい新品の話で、保管状態や個別のタイヤの判断は、販売店でしてもらってください。

Q. 保管中の空気圧は?

A. ホイール付きのタイヤは、ブリヂストン・ヨコハマ・ダンロップ・トーヨー・ミシュランの5社が、半分前後に下げる、と書いています。トーヨーは、付けるときに必ず元の空気圧に戻す、と書いています。ホイールなしの置き方は書き方が分かれるので、買った店の案内で確認してください。

5. あわせて読みたい・まとめ・出典

あわせて読みたい(サイト内の記事):

▶ タイヤ側面の「2324」の読み方と、10年で交換の根拠|DOT・3桁4桁の違いも一次情報で解説(製造年週の読み方と、5年・10年の目安の詳しい解説)

▶ タイヤ横の小さな矢印は何の目印?スタッドレス「溝50%」の根拠をJATMA・公式資料と都道府県の規則で確認(プラットホームの矢印の見分け方と、県の規則の詳しい表)

▶ スタッドレスは雪が降ってから履き替えると遅い?平年の初雪日・3℃・増し締め50〜100km・保管の空気圧を出典で確認(履き替えの時期と、保管の空気圧の記事)

まとめ

スタッドレスの「何年」は、(1)JATMAの使用開始後5年以上で点検・製造後10年で交換のおすすめは目安で、使用期限ではない、(2)読んだメーカー6社のページに『この年数で使えなくなる』という書き方は見当たらず(5年・10年の点検・交換は6社とも『おすすめ』『推奨』『目安』などの形で書く。ブリヂストンは『年数が基準です』とも書く。保管試験の3年間・2シーズンは別の話)、JAFやグッドイヤーの『3年前後』は『一般的にいわれる目安』で、数え始めも資料で違う、(3)冬用としての使用限度は新品の溝の50%(プラットホームが設けられているタイヤの場合は露出で判断)で、告示の1.6mmとは別、(4)溝が残っていてもゴムが硬くなると効きは落ちる、と書く資料があり、硬度は硬度計のある販売店で点検できる、(5)保管は、日光・水・油・熱源を避け、よく乾かし、付ける前に点検、という順に確かめるのが、資料に書かれていたことの整理です。迷ったら、販売店・整備工場での点検を受けてください。

確認日・免責・出典

確認日は2026年10月27日です。各ページは同日に取得して確認しました(JAFのQ&Aは、ページ上の表示が「2025年07月現在」「2026年07月現在」「2026年08月現在」と分かれています)。この記事は一般的な情報で、個別のタイヤの使用可否や交換時期を判断するものではありません。年数・条文・各社のページは更新されることがあるため、最新はJATMA・各社の公式ページ・販売店で確認してください。年数の数字をまとめた図、確認の順番の図、1.6mmとの高さの比の例、県の数え上げは、当サイトの整理・計算です。

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