サスペンションからの「コトコト」「ギシギシ」「ゴトゴト」といった異音は、ショックアブソーバーやスプリング、ブッシュ(ゴム部品)の劣化など、複数の原因が考えられます。JAFの情報をもとに、異音の種類ごとの考えられる原因と、対応の進め方を整理しました。
📋 この記事の要点
✔ サスペンションは、ショックアブソーバー・スプリング・スタビライザーなどの部品で構成される
✔ 段差通過時の「コトコト」「カタカタ」音は、ブッシュの劣化やリンク部品のガタつきが原因であることが多い(JAF)
✔ ショックアブソーバーの取付部やアーム付け根のゴムブッシュのよじれが原因の場合、増し締めで解消することもある(JAF)
✔ 異音を放置すると、他の部品への負担が増え、操縦安定性の低下につながるおそれがある
✔ 修理費用は部品や車種、整備工場によって幅があるため、点検時に見積もりを確認する
📑 目次
1. サスペンションのしくみと主な部品
サスペンションは、走行中に路面から受ける衝撃を吸収し、車体を安定させる役割を持つ装置です。主に次のような部品で構成されています。
📊 サスペンションの主な構成部品
| 部品 | 役割 |
|---|---|
| ショックアブソーバー | 路面からの衝撃(振動)を吸収し、車体の揺れを抑える |
| スプリング | 車体を支え、路面の凹凸による衝撃をやわらげる |
| スタビライザー | 旋回時などの車体の横揺れ(ロール)を抑える |
| ブッシュ(ゴム部品) | 各部品の接続部に使われ、金属同士が直接接触するのを防ぎ、振動を吸収する |
2. 異音の種類から考えられる原因
JAFの情報によれば、段差を通過したときの「コトコト」「カタカタ」といった軽い打撃音は、サスペンションを構成する部品、特にブッシュの劣化やリンク部品のガタつきが原因であることが多いとされています。
📊 異音の種類と考えられる原因
| 異音の種類 | 考えられる原因 |
|---|---|
| コトコト・カタカタ(段差通過時) | ブッシュの劣化、リンク部品のガタつき(JAF) |
| ギシギシ(車体の動きに伴う) | スプリングやゴムブッシュ部分の摩擦 |
| ゴトゴト(金属的な音) | ショックアブソーバーやボールジョイントなど、金属部品のガタつき |
JAFの解説では、ショックアブソーバーの下側取付部やアーム付け根のゴムブッシュのよじれが原因で異音が出ている場合、サスペンション各部の取付ボルトを車重がかかった状態で一度緩め、車体を軽くゆすってから締め直すことで解消することがあるとされています。ただし、これは症状によって異なるため、原因の特定と作業は整備士に相談することをおすすめします。
3. 異音を放置するリスク
異音は、部品のどこかに異常があることを示すサインです。放置すると、他の部品への負担が増え、操縦安定性や乗り心地に影響するおそれがあります。
- ブッシュの摩耗が進み、金属部品同士が直接接触するようになる
- サスペンション全体のバランスが崩れ、他の部品にも負担がかかる
- 操縦安定性が低下し、特にカーブや悪路で不安定になることがある
⚠️ 注意
異音の原因や程度は個体ごとに異なります。「この音なら大丈夫」と自己判断せず、気になる異音が続く場合は整備工場での点検を受けてください。
4. DIYでできる点検と、プロに任せるべき整備
📊 DIYでできる範囲
| できること | 内容 |
|---|---|
| 目視での点検 | ブッシュのひび割れ・劣化、ショックアブソーバーからのオイル漏れがないかを見る |
| タイヤの空気圧確認 | 空気圧が適切でないと、サスペンションに余分な負荷がかかることがある |
| 異音の記録 | 音の種類、発生する状況(段差・旋回時など)、速度などを記録しておくと、整備士への相談がスムーズになる |
ショックアブソーバーやスタビライザーリンクの交換など、ジャッキアップや専用工具が必要な作業は、整備工場での点検・修理が基本です。
5. 異音に気づいたときの対応の進め方
🧭 異音に気づいたときの進め方
音の発生源・種類を確認する
どのタイヤ付近から、どんな音がするかを確認します。
発生する状況を記録する
段差通過時、旋回時、低速時など、音が出る状況をメモしておきます。
整備工場に相談する
自分で原因を特定できない場合や、対処法がわからない場合は、早めに整備工場に相談します。
📝 点検を依頼する前のチェックリスト
☑️ どのタイヤ付近から音がするか確認した
☑️ 音の種類(コトコト・ギシギシ・ゴトゴトなど)を確認した
☑️ どんな状況で音が出るか(段差・旋回・低速時など)を記録した
☑️ タイヤの空気圧を確認した
6. よくある質問
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まとめ
サスペンションからの異音は、ブッシュの劣化やリンク部品のガタつきなど、複数の原因が考えられます。音の種類や発生状況を記録しておくと、整備工場への相談がスムーズになります。放置すると他の部品への負担や操縦安定性の低下につながるおそれがあるため、気になる異音が続く場合は早めに点検を受けましょう。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。制度・料金・基準・製品仕様は変更されることがあるため、最新の内容は、公的機関・メーカー・各公式サイトでご確認ください(2026年10月時点)。
アイキャッチ画像: MacPherson Strut by Liftarn, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons


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