エコカー減税2017年4月1日変更≪一覧表≫ 減税基準が厳しくなる

エコカー減税

ここでは2017年4月にスタートするエコカー減税の新基準を一覧表にしてまとめています。
これから新車の購入を検討している方は、参考にしていただければと思います。

エコカー減税は2017年4月こう変わる!

燃費数値が同じなら減税率が下がり、納める税額が増えます。

エコカー減税は2015年度/2020年度燃費基準の達成度合いに応じて、主に購入時に収める税金を減税する制度です。
このエコカー減税が、2017年4月1日と5月1日に改定されます。

燃費数値が同じであれば2017年4月以降は減税率が下がり、納める税額の増える車種が多くなりますので、税額の変化に注意しましょう。

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エコカー減税2017はどのように変わる?

 クルマを購入する時は、多くの方がエコカー減税を気にされてると思います。2015年度/2020年度燃費基準の達成度合いに応じて、購入時に納める自動車取得税、購入時と、初回車検時に車種によって納める自動車重量税を減税する制度です。
購入の翌年度に納める自動車税と、軽自動車税を減税するグリーン化特例もあります。

減税率は複数の段階に分けられて、燃費基準の達成度合いが高い車種は、非課税免税になって税金が全額カットされます。
一例をあげると、車両本体価格が200万円前後のクルマが減税対象外の車種を購入する場合、購入時に納める自動車取得税と同重量税の合計額が8〜9万円に達する計算になるため、購入車はエコカー減税車を選ぶでしょう。

そのため、今では売れ筋車種の多くが減税対象に入り、車両の商品開発する時もメーカーはエコカー減税の達成が条件になっているようです。
また、燃費数値の良くない高排気量の減税車もありますが、エンジンの排気量が2000cc以下の車種でエコカー減税の対象車であれば、燃費数値が全般的に優れています。

購入時の税額に加えて、買った後の燃料代を抑えられることもあります、これがエコカー減税車人気の理由ではないでしょうか。
このエコカー減税と自動車税のグリーン化特例が改正されると。2017年4月1日には自動車取得税と自動車税5月1日には自動車重量税の減税率が切り替わります。

エコカー減税2017の対象車の傾向

 全般的な傾向としては、減税率が下がって納める税額が増えるので注意したいものです。
もともとエコカー減税や自動車税のグリーン化特例は、環境/燃費数値の優れたクルマを普及させる目的で、期間を定めて実施してきました。

そのために燃費の向上によってエコカー減税の該当車が増えると、減税のハードルを高める仕組みです。
エコカー減税を実施する一方で、初度登録から13年以上を経過した車両は、自動車税/軽自動車税と自動車重量税が高額になります。
資源などの見方からでは、古い車両を廃棄して新車を買うことがエコとはいえないかもしれませんが、今の自動車税制は、新車に優しく、古い車両に冷たい制度になっているのが実情です。

エコカー減税2017の損得勘定はどうなのか

 今の燃費基準は、車両重量と燃費数値のバランスで決まります。
車両重量の軽い車種は、該当する燃費基準値が高く、逆に重い車種は、燃費基準値も下がります。ボディの重いクルマは燃費消費量が増えるから、燃費基準値も緩くなるわけでしょう。

この燃費基準は年度に応じて更新され、今のエコカー減税は2015年度基準と2020年度基準を併用するものです。後者は新基準だから、同じ車両重量であれば、前者よりも優れた燃費数値が求められます

新しいエコカー減税の概要は、下の表に示した通りです。
燃費基準の達成度合いが高まるに連れて減税率も増えてきます。非課税や免税ならば、購入時に自動車取得税と重量税を納める必要はありません。
さらに従来制度では、自動車重量税が免税の車種は、初度登録から3年を経て最初の車検を受ける時も、自動車重量税が免税になります。
このエコカー減税が、自動車取得税は2017年4月1日、自動車重量税は同年5月1日の登録(軽自動車は届け出)から改定されます。

2018年の同じ月日にも改定される予定がありますので、2年続けてエコカー減税の該当車種が変わるということになります。
ここでは2017年の改定をまとめています。

エコカー減税2017の特徴

 新しいエコカー減税の特徴は、減税率を変えるだけでなく、減税区分も細分化されることです。従来制度では、最も低い区分は2015年度燃費基準プラス5%達成車で、最上位は2020年度燃費基準プラス20%と、電気自動車などのクリーンエネルギー自動車の合計6つの区分があります。

これが2017年4/5月以降は、2015年度燃費基準プラス5%は減税対象外になり、最低基準は同燃費基準プラス10%。そして2020年度燃費基準プラス30/40/50%を新設します。クリーンエネルギー自動車を含めると8つの区分になります。

表からも分かるように、燃費基準の達成度合いが従来と同じであれば、2017年4/5月以降は該当する減税率が下がります。
とくに下がり方が大きいのは2020年度燃費基準プラス10%達成車で、自動車取得税の減税率は80%から40%に、同重量税は75%から50%に低下します。そのためその分だけ納める税額が増えるわけです。

また従来制度では2020年度燃費基準プラス20%以上であれば免税でしたが、新制度では30%以上に引き上げられ、最初に車検を受ける時に納める自動車重量税の免税はプラス40%以上です。

自動車税のグリーン化特例も変わり、従来は2015年度燃費基準プラス20%の達成でしたら、購入の翌年度に納める自動車税が50%減税されましたが、新税制では2020年度燃費基準プラス10%以上が求められます。

エコカー減税2017早見表

自動車取得税
現行>2017年4月1日~2018年4月1日>取得時非課税▲60%▲40%▲20%▲20%
現>2018年4月1日~2019年4月1日取得時非課税▲80%▲60%▲40%▲20%電気自動車等ー2020年度基準+40%達成+30%達成+20%達成~非課税+10%達成▲80%達成▲60%2015年度基準+10%達成▲40+5%達成▲20%

※電気自動車等とは:電気自動車、燃費電池車、プラグインハイブリッド車、天然カス自動車、クリーンディーゼル車を含みます。

自動車取得税の新しいエコカー減税は、2017年4月1日の登録から実施。現時点では2020年度燃費基準プラス20%を達成すれば非課税ですが、新減税ではプラス30%の達成が必要になります。

自動車重量税
現行、電気自動車、購入時、免税2020年度基準+50%達成+40%達成+30%達成+20%達成+10%達成▲75%達成▲50%2015年基準+10%達成+5%達成▲25%、達成本則、2017年5月1日~2018年4月30日購入時免税▲75%▲50%▲25%▲25%本則※初回車検免税2018年5月1日~2019年4月30日購入時免税、▲75%▲75%▲50%▲25%本則※初回車検免税

※ガソリン車への配慮、円滑な基準切り替えの観点から、経過措置として、ガソリン車(ハイブリッド、軽を除く。新車のみ)には本則税を適用。

自動車重量税のエコカー減税は、2017年5月1日に切り替わる。2015年度燃費基準プラス10%達成車は従来と同じ25%の減税だが、プラス5%達成車は減税対象外。全般的に減税率が下がり納税額が増えます。

自動車税のグリーン化特例2017早見表

自動車税
現行2年目
電気自動車等
2020年度基準+30%達成10%達成▲75%
2015年度燃費+20%▲50%
2017年4月1日~2019年3月31日
2年目ー▲75%▲50%ー

小型/普通車の自動車税は、購入の翌年度の税額を減税。17年4月1日以降の登録は減税率が下がります。

軽自動車税
現行ー2年目
電気自動車等~▲75%
2020年度基準ー+30%達成+20%達成▲50%
+10%達成、達成▲25%
現行、2017年4月1日~2019年3月31日ー2年目
▲75%▲50%▲25%ー

軽自動車税も購入の翌年度分が減税されます。2020年度基準達成は、4月以降は減税対象外になります。

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