トヨタ GRヤリス完全ガイド【2026年10月版】|価格・グレード・装備・諸元・安全装備

トヨタ「GRヤリス」は、GAZOO Racing(GR)が手がける、1.6L 3気筒ターボ(最高出力224kW=304PS)とスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」を組み合わせたコンパクトスポーツです。トヨタの公式ニュースリリースによると、2020年の発売以降も改良が続けられ、2024年4月8日には8速AT「GR-DAT」を追加した進化型が発売、2026年4月6日には「26式」と呼ぶ一部改良モデルが発売されました。トヨタ公式サイトの価格表(2026年3月現在)には、「RZ“High performance” + Aero performance package」「RZ“High performance”」「RZ」「RC + Aero performance package」「RC」の5グレードが、GR-DAT(8AT)と6MTで載っています(2026/10/07確認)。この記事では、トヨタの公式サイト・ニュースリリース・諸元表・装備表で確認できた内容だけを使い、価格、グレードの違い、パワートレイン、安全装備、沿革、税金の見方をまとめます。

📌 この記事について
2026/10/07時点のメーカー公式情報をもとに、現行の内容で全面的に作り直しました。以前の版は2024年当時の情報と、公式情報で確認できない記述(利用者の感想・実燃費・維持費や下取り額の具体額など)を含んでいたため、公式で裏付けの取れた内容だけを載せています。価格や装備は変更されることがあるため、購入前に必ず最新の公式情報と販売店の見積りで確認してください。

GRヤリスのグレードと価格

2026年3月13日のトヨタの公式ニュースリリース(26式GRヤリス)と、公式の「グレード別主な標準装備比較表」(2026年3月現在)に載っているメーカー希望小売価格(消費税込み)です。ガソリン車・4人乗り・4WDで、トランスミッションはGR-DAT(8速AT)と6MTから選べます。

グレード GR-DAT(8AT・4WD) 6MT(4WD)
RZ“High performance” + Aero performance package 5,882,200円 5,532,200円
RZ“High performance” 5,387,200円 5,037,200円
RZ 4,887,200円 4,537,200円
RC + Aero performance package(モータースポーツ参戦用車両) 4,462,200円 4,112,200円
RC(モータースポーツ参戦用車両) 3,967,200円 3,617,200円

※北海道地区は寒冷地仕様を含むため価格が異なり、沖縄地区も価格が異なります(公式の注記)。価格にはオプション・取付費・税金(消費税を除く)・保険料・登録料などの諸費用は含まれず、リサイクル料金は別途必要です。「RC」「RC + Aero performance package」はモータースポーツ参戦を前提とした車両で、他のグレードに装備されている一部の機能は設定されていません(公式の注記)。メーカーオプション(パッケージ、ボディカラーなど)の価格は、この記事では網羅していません。公式サイトで確認してください。

進化型GRヤリスの発売時(2024年3月21日の公式リリース)と、2026年3月の価格を比べると、次のとおりです。

グレード 2024年3月発表時 2026年3月(現行) 差額
RZ(6MT) 4,480,000円 4,537,200円 +57,200円
RZ(8AT) 4,830,000円 4,887,200円 +57,200円
RZ“High performance”(6MT) 4,980,000円 5,037,200円 +57,200円
RZ“High performance”(8AT) 5,330,000円 5,387,200円 +57,200円

※差額は上の2つの公式リリース・表の価格の比較です。途中の価格改定の経緯は確認していません。

グレードの違い(公式の装備比較表から)

公式のグレード別主な標準装備比較表(PDF)(2026年3月現在)の記載を整理しました。「●」で標準装備と示されているものです。

項目 RZ“High performance” + Aero performance package RZ“High performance” RZ RC(RC + Aero performance packageを含む)
タイヤ・ホイール 225/40R18 ブリヂストン POTENZA RACE×BBS製8J鍛造アルミ(メタルスターグロスブラック塗装) 同左 225/40R18 ダンロップ SP SPORT MAXX 050×ENKEI製8J鋳造アルミ(グロスブラック塗装) 205/45R17×ENKEI製7J鋳造アルミ(ブラック塗装)
ブレーキ 前:18インチ対向4ポット/後:16インチ対向2ポットのキャリパー(高μパッド)、スリット入りベンチレーテッドディスク。カラードキャリパー(レッド/GRロゴ付) 同左 前:18インチ対向4ポット/後:16インチ対向2ポット(高μパッド)、ベンチレーテッドディスク 前:16インチ対向4ポット/後:16インチ対向2ポット(高μパッド)、ベンチレーテッドディスク
空力・外装 フロントリップスポイラー、ダクト付アルミフード、フェンダーダクト、燃料タンクアンダーカバー、リヤバンパーダクト、可変式リヤウイング、サイドグリル・リヤロアバンパー(ピアノブラック塗装) アルミフード、リヤスポイラー(カラード)、サイドグリル・リヤロアバンパー(ピアノブラック塗装) アルミフード、リヤスポイラー(カラード)、サイドグリル・リヤロアバンパー(ブラック) アルミフード、リヤスポイラー(カラード)、サイドグリル・リヤロアバンパー(ブラック)。RC + Aero performance packageは、フロントリップスポイラー、ダクト付アルミフード、フェンダーダクト、可変式リヤウイングなど
ヘッドランプ・ワイパー 3灯式フルLEDヘッドランプ、雨滴感応式フロントオートワイパー 同左 同左 プロジェクター式ハロゲンヘッドランプ、間欠フロントワイパー
シート プレミアムスポーツシート(パーフォレーション付ブランノーブ+合成皮革) 同左 スポーツシート(ファブリック) スポーツシート(ファブリック)
空調・オーディオ 左右独立温度コントロールフルオートエアコン、ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)+4スピーカー 同左 同左 ヒーター(エアコンレス)、ディスプレイオーディオレス+2スピーカー

※上の表は、公式の比較表の文字情報を、当サイトが読みやすく整理したものです。細かい装備の有無やパッケージオプションは、公式の主要装備一覧表で確認してください。2026年3月の26式では、RZ“High performance” + Aero performance packageとRZ“High performance”の標準装着タイヤが「ブリヂストン POTENZA RACE」に変更されています(公式リリース)。

パワートレインと諸元・WLTC燃費

公式の主要諸元表(PDF)(2026年3月版)と、2026年3月13日のニュースリリースの諸元表です。

項目 内容
全長×全幅×全高×ホイールベース 3,995×1,805×1,455×2,560mm
乗車定員/最低地上高(社内測定値) 4名/130mm
エンジン G16E-GTS 直列3気筒インタークーラーターボ(総排気量1.618L):最高出力224kW(304PS)/6,500rpm、最大トルク400N・m(40.8kgf・m)/3,250〜4,600rpm。筒内直接+ポート燃料噴射(D-4ST)、使用燃料は無鉛プレミアムガソリン、燃料タンク50L
トランスミッション GR-DAT(GAZOO Racing Direct Automatic Transmission、8速AT)/iMT(6速マニュアル)
駆動方式 スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”(電子制御多板クラッチ式4WD、3モード選択式。公式リリース)
サスペンション 前:ストラット式/後:ダブルウィッシュボーン式(コイルスプリング)
車両重量 GR-DAT:RZ“High performance” + Aero 1,310kg、RZ“High performance”・RZ 1,300kg、RC + Aero 1,270kg、RC 1,260kg。6MT:同順に1,290kg、1,280kg、1,250kg、1,240kg(RCは公式の注記つき)
最小回転半径 RZ系5.3m、RC系6.0m(18インチパッケージ装着時は5.3m)

WLTCモード燃費(国土交通省審査値)は次のとおりです。

トランスミッション WLTC総合 市街地 郊外 高速道路
GR-DAT(8AT) 10.8km/L 7.1km/L 11.3km/L 13.3km/L
6MT 12.4km/L 9.3km/L 12.9km/L 14.1km/L

※燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境や運転方法によって実際の燃費は異なります。

安全装備

公式サイトの安全性能のページに、Toyota Safety Senseとして次の機能が載っています(グレード・トランスミッションで設定が異なる項目があり、作動には条件と限界があります)。

  • プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車[昼夜]・自動二輪車[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)。交差点の右折時・出会い頭の検知、緊急時操舵支援機能も記載
  • レーダークルーズコントロール:GR-DAT(8AT)は全車速追従機能付(停止保持機能なし)、6MTはブレーキ制御付。先々行車検知はGR-DAT(8AT)に標準装備
  • レーントレーシングアシスト、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム、ロードサインアシスト、発進遅れ告知機能
  • 駐車支援:パーキングサポートブレーキ(前後方静止物・後方接近車両)はRZ系のGR-DAT(8AT)車に標準装備。6MT車のRZ系やRCにはクリアランスソナー&バックソナー、リヤクロストラフィックアラートなどが記載(設定の組み合わせは公式サイトで確認)
  • ドライブスタートコントロール、低速時加速抑制機能:GR-DAT(8AT)車に標準装備

※公式サイトによると、GRヤリス(RC + Aero performance package GR-DAT[8AT]車とRC GR-DAT[8AT]車を除く)は「セーフティ・サポートカーS〈ワイド〉」と案内されています。安全運転を支援する装置は、あくまで運転を支援する機能です。

特別仕様車(2026年5月27日の公式リリース)

トヨタの公式ニュースリリースによると、GRヤリスの特別仕様車2車種が、国内各100台限定で、スマートフォンアプリ「GR app」の抽選応募(2026年5月27日〜6月9日)で受け付けられました。発売は2026年8月上旬の予定と記載されています。

車名 価格(税込) 台数 公式リリースに載っている特徴
GRヤリス MORIZO RR 9,000,000円 100台 ニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦で得た知見を反映。専用ショックアブソーバー・電動パワーステアリングのチューニング、4WDモードセレクト専用制御(MORIZOモード)、可変式カーボン製リヤウィング、カーボンエンジンフード、特別設定色「グラベルカーキ」、イエローキャリパー、GR-DAT(8AT)。車両重量1,310kg
GRヤリス Sébastien Ogier 9x World Champion Edition 8,450,000円 100台 WRC2025のドライバーズチャンピオン獲得を記念。Aero performance packageがベース、4WD制御「SEB.」モード、特別設定色「グラビティブラック」、ブルーキャリパー、本革巻き縦引きパーキングブレーキ、6MT。車両重量1,290kg

※抽選受付は終了しています。現在の販売状況・納車状況は確認していません。上の表は公式リリースの記載を要約したものです。

GRヤリスの沿革(トヨタの公式ニュースリリース)

年月日 内容(要約) 出典
2020年 初代GRヤリス(20式)発売(2024年・2026年のリリースの記述による。発売日・価格は今回確認していません)。 トヨタ公式リリース(2024年3月21日)
2024年4月8日 進化型GRヤリスを発売。8速AT「GR-DAT」を追加設定。コックピットを見直し(操作パネル・ディスプレイをドライバー側へ15度傾けて設置)。価格はRZ 4,480,000円(6MT)/4,830,000円(8AT)、“High performance” 4,980,000円/5,330,000円。 トヨタ公式リリース(2024年3月21日)
2026年4月6日 「26式GRヤリス」を発売(2026年3月13日発表)。新開発のGRステアリングを初採用、電動パワーステアリングの設定変更、RZ“High performance”系の標準タイヤをブリヂストン POTENZA RACEに変更(ショックアブソーバーの減衰力特性も最適化)、メーカーオプション仕様変更(縦引きパーキングブレーキ選択時もシートヒーター・ステアリングヒーターが装着)。 トヨタ公式リリース(2026年3月13日)
2026年5月27日 特別仕様車「MORIZO RR」「Sébastien Ogier 9x World Champion Edition」の抽選応募を開始(国内各100台)。 トヨタ公式リリース(2026年5月27日)

※上の表は、当サイトが確認できた公式情報に限っています。

税金・諸費用で公式に確認できること

維持費の総額は、保険料・走行距離・地域などで大きく変わるため、この記事では具体的な年間維持費は載せません。公的な情報で確認できる範囲は次のとおりです。公式サイトには、車両によっては自動車重量税などの軽減措置を受けられる場合があるとの案内があります。

項目 内容 出典
自動車税(種別割) 総排気量1.618Lは「1.5リットル超〜2リットル以下」の区分で、自家用乗用車・令和元年(2019年)10月1日以後の初回新規登録の標準税率は年額36,000円。 (グリーン化特例の適用を受けない標準税率) 東京都主税局
自動車税環境性能割 令和8年(2026年)3月31日をもって廃止(東京都主税局の案内)。 東京都主税局
自動車重量税・リサイクル料金・諸費用 車両重量・登録時期・グレードで変わるため、具体額はこの記事では載せません。見積書で確認してください。 —

自動車税は毎年4月1日時点の所有者に課税されます。税額の一覧は自動車税の税額表、車検費用の全体像は普通車の車検費用の記事で整理しています。

購入前チェック

  • 駆動方式は全グレードGR-FOUR(4WD)。GR-DAT(8AT)と6MTで価格差は350,000円(同じグレードどうしの公式価格の比較)。
  • タイヤ・ホイールで見ると、RZ“High performance”系がPOTENZA RACE×BBS鍛造、RZは鋳造アルミ、RCは17インチ。
  • RC系は競技参戦を前提とした車両。エアコン・ナビ(ディスプレイオーディオ)が付かない構成で、安全装備の設定も他と異なる。街乗り中心なら、RZ系が基本線。
  • 公式サイトには「工場出荷時期目処のご案内」のページがある。納期は販売店と公式の案内で確認する(この記事では確認できていません)。
  • 公式サイトの注意書きには、ブレーキ性能を高めたため鳴きやブレーキダストが出やすいこと、操縦安定性のため車高が低く下回りを干渉するおそれがあることが書かれている。
  • 中古車も候補にするならトヨタ GRヤリス中古車完全ガイドを参照。
  • 下取り車がある場合は、複数の査定を取って比較する(車売却の基本)。

値引き交渉の進め方はGRヤリス値引き記事にまとめています。値引き額や相場は店舗・時期で大きく変わるため、この記事では金額を示しません。

よくある質問

Q. GRヤリスは今も新車で買えますか?

トヨタ公式サイトにGRヤリスが掲載されており、公式の価格表(2026年3月現在)に5グレードが載っています。なお、公式サイトには「工場出荷時期目処のご案内」のページがあり、納期は販売店で確認する必要があります(2026年10月7日確認)。

Q. GRヤリスの出力はどのくらいですか?

公式の諸元表によると、1.6L 3気筒ターボで最高出力224kW(304PS)、最大トルク400N・m(40.8kgf・m)です。

Q. GRヤリスの燃費は?

公式のWLTCモード燃費は、GR-DAT(8AT)が10.8km/L、6MTが12.4km/Lです。使用環境や運転方法によって実際の燃費は異なります。

Q. 8ATと6MTで何が違いますか?

価格(8ATが350,000円高い)、WLTC燃費(6MTのほうが良い)、車両重量(8ATが20kg重い)、安全装備の設定(レーダークルーズコントロールは8ATが全車速追従機能付、6MTがブレーキ制御付)などが公式の資料で確認できます。

Q. 環境性能割はかかりますか?

東京都主税局の案内によると、自動車税環境性能割は2026年3月31日で廃止されています。自動車税(種別割)や自動車重量税は引き続きかかります。

Q. 自分の車がリコールの対象か調べるには?

車台番号を用意して、トヨタ公式のリコール情報で確認できます。国土交通省の「自動車のリコール・不具合情報」でも検索できます。

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出典と確認状況

この記事は、以下の公式情報等の記載(2026/10/07確認)にもとづいています。価格・グレード・装備は変更されることがあります。購入前に、最新情報を公式サイトと販売店でご確認ください。

この記事で確認できなかった点:メーカーオプション・パッケージの価格、各グレードの装備の細部(主要装備一覧表の全項目)、2020年の初代発売日と価格、特別仕様車の現在の販売・納車状況、新車の納期・受注状況、実燃費、年間維持費、自動車重量税の具体額、下取り相場、他社競合車との価格比較。これらは公式情報で裏付けが取れていないため、本文には載せていません。

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