📋 この記事でわかること
- スマートインターチェンジとは
- 一般のETCゲートとの違い
- 「道の駅接続型」という新しい形も登場
- 利用する前に確認しておきたいこと
- まとめ
スマートインターチェンジとは
「スマートインターチェンジ」という言葉を、高速道路の案内看板などで見かけたことがある方もいるのではないでしょうか。これは、高速道路の既存施設から一般道に出入りできるよう設置された、ETC専用の簡易型インターチェンジです。
日本の高速道路は、インターチェンジの間隔が欧米諸国に比べて長く、高速道路の恩恵を十分に享受できない市町村が多数存在していました。この課題を解消するために生まれたのがスマートインターチェンジで、道路法第48条の5または高速自動車国道法第11条の規定に基づいて許可を受けた道路として整備されています。サービスエリアやパーキングエリアに設けられた「SA・PA接続型」と、高速道路本線やバスストップに直接アクセスする「本線直結型」の2種類があります。簡易型ETCゲートによる無人料金所として運用されるため、従来の料金所よりも低コストで導入・管理でき、高速道路の有効活用や利便性向上、地域活性化を目的に全国で導入が進められています。
一般のETCゲートとの違い
スマートインターチェンジを利用できるのは、ETC車載器を搭載した車両のみです。現金やクレジットカードといった支払い方法には対応していないため、利用前にETCカードが車載器にきちんと挿入されているか確認しておきましょう。
通行方法にも注意が必要です。一般のETCゲートとは異なり、スマートインターチェンジではノンストップ通行ができません。必ず開閉バーの手前でいったん停止し、停止中にETCの通信が行われたあとにバーが開く仕組みです。看板や路面表示をよく確認しながら、安全に通行しましょう。もし開閉バーが開かない場合は、ゲートに設置されたインターホンで係員を呼び出し、指示に従ってください。
「道の駅接続型」という新しい形も登場
スマートインターチェンジの整備は、SA・PA接続型と本線直結型という従来の2分類にとどまらず、近年は「道の駅接続型」という新しい形も登場しています。例えば宮城県白石市では、東北自動車道の白石ICと国見IC(福島県)の間隔が23.5kmと全国平均(約10km)より大幅に長かったことを背景に、両ICのほぼ中間地点にスマートICを新設し、そこに道の駅を直結させる大規模な整備が進められています。単なる高速道路の出入口としてだけでなく、地域の防災拠点や賑わい創出の拠点も兼ねる「新時代の道の駅」として計画されており、今後も同様の道の駅連携型スマートICが各地で検討されていく可能性があります。
利用する前に確認しておきたいこと
スマートインターチェンジの中には、通行可能な車種や時間帯に制限が設けられている箇所もあります。またSA・PA接続型では、出入りの際に施設全体は利用できず、ガソリンスタンドのみ利用可能というケースもあります。事前にインターネットなどで利用条件を確認しておくと安心です。
スマートインターチェンジが閉鎖されている場合、一般料金所のような有人対応はできないため、近隣のインターチェンジを利用する必要があります。また、スマートインターチェンジでは利用証明書の発行ができないため、必要な場合はインターネットのETC利用照会サービスを活用しましょう。
まとめ
スマートインターチェンジは、ETC車載器搭載車限定の簡易型インターチェンジとして全国で普及が進んでいます。現金非対応・ノンストップ通行不可という一般ゲートとの違いを理解し、利用前に通行条件を確認しておけば、地域の利便性向上に役立つこの仕組みを安心して活用できます。
参考: JAF「クルマ何でも質問箱」スマートインターチェンジとは?(出典: 国土交通省「スマートインターチェンジの整備」、NEXCO東日本「ドラぷら」)
アイキャッチ画像: Kan-etsu Expressway Miyoshi Smart Interchange by Yasu, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons(埼玉県三芳町で撮影)
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