事故やエンジントラブルなどで動かなくなってしまった「不動車」。廃車にしたくても、そもそも車が動かないため、通常の売却・廃車手続きとは勝手が違います。この記事では、不動車の処分方法と費用の考え方を整理します。
📋 この記事でわかること
- 不動車とは
- 主な処分先
- レッカー費用の考え方
- 賃貸の駐車場に放置し続けるとどうなるか
- 放置し続けるとどうなるか
動画でも解説しています。(YouTube「くるまのかーぎーくん」)
不動車とは
不動車とは、故障・事故・長期間の放置などが原因で、自力走行できなくなった車のことです。エンジンがかからない、車検が長期間切れて公道を走れない、事故で大破しているといったケースが該当します。通常の売却では、店舗まで自走して持ち込むか陸送を手配する必要がありますが、不動車の場合はそれ自体が難しいという特有の事情があります。
主な処分先
1. ディーラー
新車・中古車の購入時に下取りとして引き取ってもらう方法です。ただし不動車の場合、レッカー移動などの費用が別途発生することが多く、処分にかかる費用の目安として1万円〜8万円程度が挙げられることがあります。
2. 解体業者
車を直接解体する専門業者に依頼する方法です。金属くずとしての価値(スクラップ価値)がある場合は、多少の買取額が期待できることもあります。
3. 廃車買取業者
廃車専門の買取業者は、レッカーの手配から運搬、廃車手続きの代行まで一括して対応してくれることが多く、多くの業者でレッカー代を無料としています。不動車の処分先としては、費用負担を抑えやすい選択肢とされています。
レッカー費用の考え方
不動車を移動させるには、基本的にレッカー(積載車)による運搬が必要です。廃車買取業者に依頼する場合は、レッカー代を無料としているケースが多い一方、一般の中古車販売店やディーラーに依頼する場合は、レッカー代が別料金として請求されるのが一般的です。複数の処分先に問い合わせる際は、「レッカー代込みの総額でいくらになるか」を必ず確認することが重要です。
賃貸の駐車場に放置し続けるとどうなるか
不動車を月極駐車場や賃貸物件の駐車スペースにそのまま置き続けてしまうケースも見られますが、これは想像以上に厄介な問題を引き起こします。私有地の放置車両は道路交通法の対象外となり、警察は基本的に「民事不介入」の立場を取るため、土地の貸主・管理者が個別に対応せざるを得ません。貸主側も、無断で車をレッカー移動・処分することはできず(器物損壊や窃盗に問われるリスクがあるため)、所有者への内容証明郵便での移動要請など、煩雑な法的手続きを踏む必要があります。悪質な放置・不適正保管が疑われるケースでは、廃棄物処理法に基づき自治体が調査・行政指導を行い、最終的には措置命令や行政代執行に至ることもあります。「そのうち片付けよう」と先延ばしにすると、駐車場の賃料が発生し続けるだけでなく、貸主とのトラブルにも発展しかねないため、動かなくなった時点で速やかに処分を検討することが重要です。
放置し続けるとどうなるか
不動車を処分せずに放置していると、自動車税(種別割)の課税が継続する、車検が切れたまま保管場所を占有し続ける、車体の劣化がさらに進んで買取額が下がる、といったデメリットがあります。動かなくなった時点で早めに処分方法を検討することが、結果的に負担を抑えることにつながります。
不動車を売却する際の注意点
不動車であっても、部品としての価値やスクラップとしての価値が残っている場合、買取額がつくことがあります。1社だけの査定で決めず、不動車の買取実績がある複数の業者に見積もりを依頼し、レッカー代を含めた総額で比較することをおすすめします。
まとめ
不動車の処分は、ディーラー・解体業者・廃車買取業者のいずれかに依頼するのが一般的で、レッカー代を含めた総額で比較することが重要です。多くの廃車買取業者はレッカー代を無料としているため、費用を抑えたい場合はまずそうした業者に見積もりを依頼してみることをおすすめします。
出典・免責
本記事は、複数の廃車買取・車査定専門メディアの情報をもとに、一般的な処分方法と費用の考え方を整理したものです。実際の費用・買取額は車両の状態や業者によって大きく異なるため、正確な金額は複数業者からの見積もりでご確認ください。
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