2026年10月1日、首都高速道路の料金が改定されます。普通車の場合、1kmあたりの単価が約1割引き上げられる見込みです。首都高速道路株式会社の公式発表をもとに、改定内容を整理します。
📋 この記事でわかること
- 改定日
- 具体的な改定内容
- 中型車以上は経過措置あり
- 改定の背景
- ドライバーへの影響
動画でも解説しています。(YouTube「くるまのかーぎーくん」)
改定日
新料金の適用は、2026年10月1日(木)午前0時からです。
具体的な改定内容
普通車の場合、走行距離1kmあたりの料金は、現行の29.52円から32.472円へ引き上げられます(約1割の値上げ)。全体の平均改定率は8.1%とされています。
- 下限料金:普通車300円で維持
- 上限料金が適用される距離:55.0kmで維持
- 上限料金の金額:見直しが行われ、引き上げとなる
中型車以上は経過措置あり
中型車以上の車種については、2026年10月1日から2027年6月30日までの9か月間、特別措置として現行料金のまま据え置かれます。普通車とはタイミングが異なる点に注意が必要です。
改定の背景
首都高速道路株式会社は、改定の理由として、近年の急激な労務費・材料費の高騰により、道路の維持管理コストの上昇への対応が課題になっていることを挙げています。安全なサービス提供の継続と、道路の維持管理に携わる人材への適正な労務費確保のための財源確保が目的とされています。
ドライバーへの影響
対距離料金制の基本的な仕組み自体は維持されるため、走行距離が短いほど値上げの影響も相対的に小さくなります。日常的に首都高速を利用する方は、10月1日以降の通行料金が現状よりも上がることを見込んで、ETCマイレージなど各種割引制度の活用もあわせて検討するとよいでしょう。
車種別の改定額
今回の改定では、車種区分ごとに1kmあたりの単価がそれぞれ引き上げられます。中型車は現行の1kmあたり35.42円から38.966円へ、大型車は48.71円から53.578円へと改定される予定です。上限料金についても、普通車は最大2,130円に引き上げられる見通しで、これまでよりも長距離利用時の負担が大きくなる点には注意が必要です。ただし前述の通り、中型車以上には2027年6月30日までの経過措置期間が設けられているため、実際の適用時期は車種によってずれが生じます。
割引制度は継続・拡充される
値上げと同時に、既存の割引制度については継続・拡充される方針が示されています。物流事業者などが多く利用する「大口・多頻度割引」の割引率拡充措置は、2026年4月から2031年3月末までの5年間延長されることが決まっています。また、都心部への流入を対象とした「都心流入割引」や「都心流入・湾岸線誘導割引」についても、2031年3月末まで継続される見通しです。値上げの影響を少しでも抑えたいドライバーは、こうした既存の割引制度を活用できないか、あらためて確認しておく価値があるでしょう。
値上げの理由をもう少し詳しく
首都高速道路株式会社が挙げる値上げの背景には、労務費・材料費の高騰に加えて、開通から年数が経過した高架橋やトンネルといった構造物の老朽化対策、そして近年頻発する豪雨や地震など激甚化する災害への備えといった、複数の要因が重なっています。首都高速道路網の多くは高度経済成長期に整備されたものが多く、大規模な更新・修繕工事が今後も継続的に必要になる見通しであることが、今回の改定の背景として説明されています。
まとめ
首都高速道路は2026年10月1日から料金が改定され、普通車の1kmあたり単価は約1割引き上げられます。下限料金・上限距離の枠組みは維持されつつ、上限料金額は引き上げられます。中型車以上は9か月間の経過措置があります。
出典・免責
本記事の内容は、以下の情報源(2026年9月2日確認時点)に基づいています。
正確な料金・区分は車種・利用区間によって異なります。詳細は首都高速道路の公式サイトでご確認ください。
アイキャッチ画像: Shuto Expressway by Syced, パブリックドメイン(CC0)
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